イフリート

※該当項目が幾つか存在します。
  1. 『Romancing SaGa』に登場するイフリート
  2. テイルズオブシリーズ』に登場するイフリート

+ 原典におけるイフリート
中東周辺地域の伝承にある精霊(正確には悪霊)の一種。
所謂「ランプの魔人」でお馴染みの「煙の精霊・ジン」の親戚のようなもので、
明確に人を害する悪霊として伝えられている。
絶大な魔力を有する炎の魔人(正確には炎属性に限らない)で、女性のイフリート(呼び方は「イフリータ」)もいるという。

『千夜一夜物語(アラビアンナイト)』にも登場し、
よく封印されていた瓶などを開けた人間を脅したり襲ったりしようとするのだが、
どうもオツムが弱いらしく、相手の舌先三寸に騙されてあっさり封印されるパターンが多い。
『千夜一夜物語』を原作としたディズニー映画『アラジン』のジーニーはイフリートだが、伝承に近いのはジーニー化した悪役ジャファーの方。


1.イフリート(RS)


i、   , -‐( Lー、ノ)
L+‐'´__,. ;`┗ ┛!\ l;
`/ ノ ヽ  `'''''^〈L. V j
| /   | ヽ._人/  ヽ, l
(u)    |ヽ ,炎|     ! |
ヾ  /{´ `,y `'''ー-{uj
  / / 丿 `'ー-ァ /
/ /ト-ソ   |i,f´/
( く  ( /!    L_予
 )ノ / 〈
   (rviv!

「──この世のすべての炎を操るモンスター。
 知能は下級神並で、未開の土地では
 いまだに信仰の対象となっている」

1991年発売のRPG、『Romancing SaGa』に登場するボスモンスター。
同作のラスボスにあたる破壊と憎悪の神サルーインの手先で、ミルザブールの領主テオドールに成りすまして暗躍していた。

同作でも最強クラスの鬼畜ボス。
高確率で毎ターン放ってくる火属性全体攻撃術法「火の鳥」の威力が凄まじく、パーティ全体に500~600程度のダメージを与えてくる
(使用率は直前の戦った敵の編成レベルが関係する。例えば編成レベル17以上という終盤の場合は133/256しかない)。
遭遇時のパーティのレベルを考えればほぼ間違いなく全滅する威力であり、味方キャラのHP上限は999のため、どんなに育てたとしても2発で終わる計算となる。
直前に戦う「レッドドラゴン(大)」と比べるとHPはそれほどでもないのだが、防御性能もかなり高い。
「火の鳥が来る前に」と、短期決戦を挑んだとしても1ターンで殺し切るには相応の実力が必要になるため、完全に手詰まりになる事も。
他にも、弱い術法「ファイアボール」、カウンター術法の「セルフバーニング」などを使ってくる。

恐ろしい事に、この凶悪な性能そのままにザコ敵として普通に出現したりする
他のザコ敵と一緒に登場したり、二体で出現する時もあるので、ボスとして戦う時よりも始末に負えない。
「ダンジョンに一歩入ったらイフリートにあったでござる」なんてのは日常茶飯事。
エンカウントしたが最後、対策無しでは開幕火の鳥で即ゲームオーバー。
ありのまま今起こったことを話すぜ…「俺はザコ敵にあったと思ったら1ターンで全滅した」な、何を言ってるのかわからねーと思うが(ry
こいつ×2(+フルフル)なんかと遭遇した日にゃ、もう絶望とかいうレベルじゃない。

一応対策方法はいくつか存在するのだが、そのどれもが「予備知識無しに気付けるプレイヤーいねぇだろ!」という類のものばかりであり、
初見プレイヤーの多くがなす術もなく業火に包まれた。
おまけになんかバグる。トラウマモンスターの多い同作の中でも最凶の存在である。

+ この凶悪な下級神に対する対抗策
  • 先制を取って即死技を叩き込む
「幻夢剣」「一文字斬り」「大文字斬」「十文字斬」「全滅斬」「必殺衝」「一文字突き」「皆死ね矢」などで殺られる前に殺る。
即死技が無ければ風術「アイスジャベリン」がクリティカル(即死)するのを祈るという手もある。
……が、今まさに身を以てその威力を思い知らされている火の術法や、誰もが憧れるであろう光の術法と比べてマイナーな存在である風の術法を習得し、
尚且つその初級術であるアイスジャベリンに即死の追加効果がある事に気付けるプレイヤーが何人いるのか甚だ疑問である。
また風術「ブラッドフローズ」なら確実にクリティカル(即死)、水術「あぶらじごく」なら確実に麻痺させる事も出来るが、
当時イフリートに使ったプレイヤーは皆無であろう。

  • 火属性攻撃をシャットアウトする「アクアマリン」「火神防御輪」を装備する。
    または火術「エレメンタル」で火属性耐性を持つ火の精霊エレメンタルを召喚する
カウンター技の「セルフバーニング」以外を無効化出来るので、それにさえ気を付ければ良い。
なおこのボス戦ではイフリートは毎ターン最大HPの1/16ずつ地相ダメージを受ける。
耐性さえあればイフリートが勝手にダメージを受けていく様子を眺めているだけでも勝ててしまうのだ。
……のだが、アクアマリンと火神防御輪は「~を取ってきてくれ」と依頼される所謂「おつかいアイテム」であり、
依頼主に渡さずにガメるなり、裏ワザで増やすなどの特殊なプレイをしない限り、この時点で所持しているプレイヤーはいないと思われる。
エレメントの術法を購入しているプレイヤーも少数派であろう。

  • 「呪われた靴」のバグを利用する
『ロマサガ1』には「回復技を使用すると以後弱点属性のダメージが1になる」というバグが存在する。
全属性が弱点となる呪われた靴を利用する事により、やはりセルフバーニング以外を無効化出来る。
呪われた靴はおつかいアイテムではないので、アクアマリンと火神防御輪に比べれば所持している可能性が高いが、
このバグの存在に気付いているプレイヤーが(ry

  • セーブはこまめに
基本中の基本であるがそれだけに効果的。
しかし、街中で行われるイベント戦直前にセーブしてしまうと下記の通りシナリオ上詰む恐れがある。

  • 逃げる。とにかく逃げる。全滅しなければまだ続ける事が出来る
実はイベント戦も回避出来るが、決戦の舞台である街中から一歩でも外に出ると街を見捨てた事になり、自動的にイベント失敗となってしまう。
街中にイフリート以外の敵は出現しないため、同マップ上でレベルアップする事も不可能。
どうしても勝てないプレイヤーは泣く泣く見捨てる事になるが、
貴重なアイテムが手に入らないだけでなく主要人物が以後登場しなくなる(恐らく殺害される)など、非常に後味が悪い結果になる。

ちなみに、リメイク版の『ミンストレルソング』にも登場する。
常時セルフバーニングなどさらに凶悪になった印象。
ただ、初見プレイヤーには壁ボスに成り得るが、シリーズのファンならあっさり対処法を見付けたりもする。
雑魚としても登場するが、登場確率はとても低い。ただし強さはボス版以上。


MUGENにおけるイフリート(RS)

MUGENでは漆黒氏が原作のスプライトを使用して製作したキャラが存在する。
readmeに「なんで雑魚ででてくるんだコイツ」と書かれており、漆黒氏も原作で相当苦しんだものと思われる。

狂キャラ(漆黒氏曰く産業廃棄物)として名を馳せており、原作同様、ラウンド開始直後にしっかり「火の鳥」をお見舞いしてくれる。
攻撃力も凄まじく、大抵のキャラならば一発食らっただけで即死する。
避けようにも攻撃範囲が異常に広く、ガード不能の「焼き尽くす」なども使用するのでこれまた難しい。
「アクアマリン」も「火神防御輪」もないMUGENでは彼の猛攻を防ぐ事は不可能。
正に原作再現。並キャラはただ黙って死すのみである。
参考動画

AIレベルの設定が可能で、数値を弄る事によって行動や体力自動回復の有無、回復のスピードなどを変更出来る。
また、Projectile化の項目にあるVarの値を0~1以外の値にすると、イフリートの攻撃が一切当たらなくなる。
どうやらHitdefもProjectileも発生していないらしい。
これにより、こちらは炎の中でも平然と戦う事が出来るようになる。

projctile化したLV6(更新により追加)のイフリートは論外キャラの代表格とも言われ、並大抵の攻撃では死なない。
それでも特殊な攻撃で倒せるが、倒すとMUGEN本体を落とす(倒せずにバグる事もある)。
これにより、ランクは現実クラスまで昇華したと言える。

+ そんなLV6の天敵
MUGENを落とさずに倒せる(正確にはイフリートが自殺する)相手が存在する。
その正体を見破り、イフリートと対戦させればいい。
ちなみにLV6以外の場合は大幅に弱体化する仕様となっている。
そのキャラは漆黒氏の(自称)嫁である。誰なのかはこのページのどこかに書いてある。

しかしMUGENのインフレは止まる事を知らず、
今では天敵以外にもMUGENを落さず即死させる事も出来るキャラ(ADSなどの混線バグの精度が高いキャラ)が複数存在するようだ。

なお、このイフリートとは別キャラとして、同氏により強化改変されたブラックイフリート(通称「黒イフ」)というキャラも存在する。


出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
削除済み

出演ストーリー




2.イフリート(TO)


「我が灼熱の魔手によりて灰燼と化せぇ!」

『テイルズオブ』シリーズに登場する精霊の1体で火を司る。
シリーズによって姿は変わるが下半身が細く(または下半身そのものが無く)ランプの魔人のような姿をしている事が多い。
「イフリート」なのでイスラムの精霊が元ネタと思われるが、「ウンディーネ(水)」「シルフ(風)」「ノーム(地)」と共に四大精霊として登場する事が多く、
本来の火を司る精霊「サラマンダー」が元ネタとも取れる。
名前と見た目はイフリート、立ち位置はサラマンダーと言った所か。

MUGEN入りしているのは『なりダン』、つまりは『テイルズオブエターニア』基準のイフリート。CVは稲田徹氏。
インフェリア三大晶霊に属し、ウンディーネ、シルフと共にレムに統括される存在。
下半身は無く、頭部からは後ろに向けて角が二本生えている。性格としては豪快で荒っぽい。
対になるセレスティア大晶霊のセルシウスが好きなようだが、セルシウスからは邪険に扱われてるかわいそうな子。
声が同じなシンフォニアの精霊はかっこいいのにね

『エターニア』では、巨体から繰り出すリーチの長い攻撃で画面端に押し込み、術でまとめて攻撃するという戦法を取ってくる。
足元(?)に攻撃判定のある炎が出てているためにダッシュで通り抜ける事が出来ず、飛び越えようとしても巨体が邪魔で無理なので、
イフリートの攻撃でふっ飛ばされたくらいでしか後ろに回る事が出来ない。宙に浮いており打点が低い攻撃が通用せず切り返しの手段も限られてくる。
更に難易度が上がると「エクスプロージョン・ノヴァ」等の強力な術を使用してくる強敵。
+ しかし…
  • フィートシールド(火属性30%軽減)+インフェリマント(火属性40%軽減)+フレアマント(火属性30%軽減)=火属性100%軽減

  • キッチンミトン(火属性30%軽減)+インフェリマント(火属性40%軽減)+フレアマント(火属性30%軽減)=火属性100%軽減

  • インフェリマント(火属性40%軽減)+フレアマント(火属性30%軽減)=火属性70%軽減

……以上のようにインフェリマントを手に入れるため少し頑張るくらいで、後は道中で普通に手に入るアイテムで対策完了。


MUGENにおけるイフリート(TO)

Noctis氏により『なりきりダンジョン』ドットのものが製作されている。
原作では巨大なキャラだったがMUGENだと普通のサイズ(むしろ浮いている事を考慮すると小さい方)。
ハイパーアーマーで投げが決まらず、常に浮いており下段が通用しない。
しゃがむ事もジャンプする事も出来ないが、これは原作再現。
また、原作と違い足元に攻撃判定は無いので押し込まれる心配はしなくていい。
攻撃面ではハイパーアーマーで押していくキャラ。
術が豊富でしかもアーマーにより詠唱を中断されないのでガンガン唱えていける。
ただし攻撃力が低く、硬いわけでもないのでダメージレースになると圧倒的に不利。
AIもデフォルトで搭載されている。

また、同氏は専用ステージ「Efreet's Gorge」もBGM付きで公開している。
参考動画


出場大会

  • 「[大会] [イフリート(TO)]」をタグに含むページは1つもありません。


+ 何故最後までスクロールしたし
MUGENにおけるイフリート(RS)の正体は「と同じ世界に行きたい」と渇望するあまり自らをMUGENキャラと化した挙句、
超融合まで果たした漆黒氏本n……ん?誰か来たようだ。


最終更新:2025年03月10日 23:27
添付ファイル