リムル=テンペスト


お前が「飢餓者」なら 俺は「捕食者」だ

 お前の罪も お前の同胞の罪も 俺が喰ってやるよ

小説投稿サイト『小説家になろう』に連載され後に商業出版されたライトノベル作品、『転生したらスライムだった件』の主人公。
FF6』の青魔導師の孫娘でも『TOD2』のキャラでもないし、『聖戦士ダンバイン』のヒロインの一人でもない
アニメ版での声優は 岡咲美保 女史。
『魔王と竜の建国譚』ボイス

前世は三上悟(CV: 寺島拓篤 )という大手ゼネコン勤務の中年男性だったが、後輩を通り魔から庇った際に背中を刺されて死亡し、
何の因果か剣と魔法のファンタジー風の異世界でスライムとして転生してしまう。
さらに偶然にも転生先の洞窟に封印されていた暴風竜ヴェルドラと意気投合。
彼と封印を解く契約をした事から身の丈に合わぬほどの魔力を得ることになり、
その大きすぎる力故に、気が付けばあれよあれよという間に洞窟のあったジュラ大森林の魔物達を統べる王に担ぎ上げられ、
否応なく近隣の国家間の軋轢に巻き込まれていく。
目の前の事態に対処してるうちにどんどん話が大きくなってバトルのインフレもガンガン進んでいくのは大体のなろう小説のスタンダードである

本来の姿は饅頭のような形状をしたスライム(トップ画像左上)であるが、
劇中で魔王レオンによって日本から召喚された女性「シズ(井沢静江)」と出会い、諸事情で余命幾許も無くなった彼女の願いを受け、
捕食吸収する形で介錯したことでユニークスキルの「取り込んだ対象を再現出来る」という効果により、
シズをやや幼くした愛くるしい少女寄りの人間態(トップ画像右下)に変身できるようになった
(なお、その気になれば男性や大人の女性的な姿にも変えられる。
 声も可変であるようで、アニメでは「サトル」の偽名を名乗って男の姿になった際の声を転生前の悟と同じ寺島氏が演じている)。
また、彼女がその身に余る魔力を制御するため着けていた仮面も形見として受け継いでおり、
人間態の際には大抵トレードマークのように身に着けている。

スライムなので性別は無い(人間態も無性であるという言及あり)が、元々の転生前が男だったこともあり、
一人称が「俺」だったり、女性に見惚れたり、綺麗なお姉さんが一杯のお店で接待されて喜ぶ
その一方で普段が中性的な見た目から、スピンオフ『転スラ日記』ではバニーやらスク水やら着せ替え人形のように扱われる事も…。
とはいえ、性別無しであるおかげでよくある「ハーレムパーティー」のような女だらけ人事になることがなく、
男も女もけものも悪魔もドラゴンも分け隔てなく身内として遇するリムルの国の懐の深さに繋がっているのかもしれない。
まあ、それでも仲良しで可愛いヒロインは沢山いるけどな!みんな好きだもんな、しょうがないな!
また、遺言がPCデータの処分だったり、エルフ観が'80'~90年代風だったりと結構なオタク趣味だった模様。

最初期から習得済みのユニークスキル『大賢者(ガブリエル)』とは度々打てば響くような脳内ナレーション漫才をしており、
時として『大賢者』に最適な戦術を取ってもらう為肉体のコントロールごと任せるなど良き相棒関係となっている。

元がゼネコン勤務だったため建設や都市計画の知識に明るく、作中ではゴブリン達が暮らしていた原始的村落を近辺でも指折りの都市国家に成長させている。
インタビューなどによれば作者自身も元土木業界関係者であり、国の開発や発展の描写にはその時代の経験も活かされているとのこと。
あと、雪国で暮らした経験はなく積もった雪にダイブして凍りかけた

+ 『転スラ』作品概要
『転生したらスライムだった件』は異世界転生モノの一種である異種族転生のジャンルに入る作品である。
同じくネット小説『オーバーロード』を転機にメジャーとなった部類であり、作者も多大な影響を受けたことを明かしているが、
その中でもとりわけ高い評価を受けている作品であり、関連書籍を含めた累計発行部数はアニメ放送前の段階でもライトノベルシリーズ最多の600万部、
アニメ第2期放送中の2021年3月時点で2400万部を突破している。
これがどのくらいの偉業かというと、「なろう」の先輩格であり先に商業化した『魔法科高校の劣等生』を凌ぎ、
ラノベ界のレジェンドである『涼宮ハルヒシリーズ』、『スレイヤーズ』に匹敵する売上であり、
「なろう」出身の作品の中でもトップクラスの出世作である。

異種族転生の作品は『オーバーロード』のように主人公が最強種族となるのが異世界ブーム初期のメジャーであったが、
リムルは作中世界では最弱のスライムから始まりと言っても、最初からチートスキル2つと伝説龍が居た訳だが
「捕食者」スキルにより段階的に進化して成り上がっていく痛快さに加えて、
『ログ・ホライズン』から始まったジャンルである「異世界内政」を異種族の立場から執り行うのも見所の一つであった。
また「俺tueeeeee!!!」等と揶揄されるように、何かと主人公一強で後は単なる太鼓持ちになりがちななろう界隈の中でも、
主人公が適度に苦戦しつつも勝つべき所ではスカッと快勝、脇役達もそれぞれの得意分野でちゃんと活躍してみせるなど、
物語のアップダウンや役割分担の匙加減が絶妙であった事も人気の秘訣であろう。
ただ、節目節目の派手な戦闘はともかく、中盤は外交などで会議ばっかりしているため、
その辺りのアニメ化の際に動きの無い話がやたら多くなるという、思わぬ欠点が露呈してしまったりも

また、当時流行したキャラステータス表示はキャラの成長の分かりやすい指標ではあったものの、
物語が進めば進むほどデータ量が肥大化して無駄に場所を取るだけになる悪弊を抱えていたのだが、
スキルを定期的にばっさり統廃合して「積み上げる楽しさはそのままに、見やすく分かりやすく」
という方針を打ち出した面でもエポックメイキングであったと言える。
つまり本作中でスキル統廃合を主導した「大賢者」は最高の相棒にして神スキル


MUGENにおけるリムル=テンペスト

+ Mugen n5氏製作
  • Mugen n5氏製作
JUS』風ドットで作られたMUGEN1,0以降専用のちびキャラ
剣を用いた通常攻撃のおかげでちびキャラにしてはリーチがそれなりに長い。
遠近共に立ち回りが優秀であり、特に連続ヒットする飛び道具設置技は、
相手を長時間仰け反らせるので起点を作りやすい。
体力が3分の1以下の時のみ発動できる超必殺技も搭載されている。
DLは下記の動画から

+ mysh_2002氏製作
  • mysh_2002氏製作
こちらも『JUS風』ドットで作られたMUGEN1,0以降専用のちびキャラ。
バランスの取れた人型モード、判定が小さく機動力に長けるスライムモード、
火力に秀でた暴食者モードの三形態を使い分けながら戦うキャラとなっている。
AIはデフォルトで搭載されている。
DLは下記の動画から

+ SoulFire氏製作
  • SoulFire氏製作
3番目に製作された『JUS風』ドットのちびキャラで、やはりMUGEN1,0以降専用。
外見や技は魔王化準拠となっており、時間停止技なども使用する。
超必殺技では全画面攻撃を放つ。
AIはデフォルトで搭載されている。
DLは下記の動画から

出場大会



最終更新:2024年12月07日 00:00
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