稀神サグメ


「私はサグメ。言葉で世界の行く末を変える存在です」

『東方Project』の登場キャラクター。「きしん-」。初出は『東方紺珠伝』における4面ボスとしての登場。
種族は神霊で、月の都の賢者の一人。
二つ名は「舌禍をもたらす女神」。舌禍(ぜっか)とは言葉により受ける災いのこと。
「口に出すと事態を逆転させる程度の能力」により、事象について当事者に語るだけでこれからの事態を逆転させてしまう。
ただし、「言った事と反対の事が起こる」のではなく「言及した事柄が逆転する」という能力であり、逆転の内容をサグメが制御することは不可能である。
更に言うと言及した事に逆転の可能性が無いものはサグメの力でも逆転させることはできず、
現状・過程が逆転するだけでそこから先の結果がどうなるかは不確定であるなど、効果は強力ではあるがすこぶる使い勝手の悪い能力になっている。
自身にも制御出来ない世界を変える力ということもあり、とても無口
専用BGMは「逆転するホイールオブフォーチュン」。

一番の外見的特徴は右側だけ生えた白い翼
瞳は赤で、髪は結い上げた銀髪のセミショート。
文様が刻まれた白のジャケット、裾が矢印型になった紫色のスカートを着用している。


MUGENにおける稀神サグメ

minoo氏による手描きドットのものと、その改変版が存在する。

+ minoo氏製作
  • minoo氏製作
2017年1月5日公開。
「迂闊に喋れない」→「言葉は不要」→「拳で語る」と解釈した結果、肘打ちにストレートにアッパーと肉弾戦を仕掛ける。それでいいのか賢者。
その影響か、氏のキャラ恒例のワンボタン特殊行動は無敵移動のサイドステップ。素の機動力も高い。
一方で片翼から羽を飛ばしたり、同氏の綿月豊姫同様に月の都の兵器を使用したりする。

超必殺技としてオリジナルの都市伝説も搭載しており、題材は「あぎょうさん」。
都市伝説というよりは言葉遊びの学校の怪談で、調べてみると何故サグメに採用したかも頷けるだろう。
外見は漫画『地獄先生ぬ~べ~』に登場した同名の妖怪そのもの。
性能としては攻撃を受けると反撃し、その際に召還した事実を「うそ」にしてしまう(消費したパワーゲージが戻ってくる)というもの。

パワーゲージ最大かつ瀕死状態で地上にいると、特殊能力「私の負けです」が自動で発動。
敗戦濃厚な試合を逆転するべく、無慈悲な即死級ダメージの画面全体に及ぶ砲撃が敵を襲う。
総じて、能力の再現への拘り故に思い切った性能が見え隠れする、個性的なキャラクターである。
デフォルトAIは搭載されていないが、Air氏製作のAIパッチが存在し、hamer氏によって代理公開されている。

+ ルナ氏製作 天探女(アメノサグメ)
  • ルナ氏製作 天探女(アメノサグメ)
minoo氏のサグメの改変。
演出面や使用技は改変元と変わらず、主な変更点は多数のconfigの追加。
霊撃使用をonにすれば近距離での攻めをシャットアウトし、ダメージキャンセルを設定すれば永久持ちや高火力のキャラに倒されにくくなる、といった具合。
ゲジマユや攻撃中無敵、喰らい中無敵等は言わずもがな。
改変元の時点で壁バウンド誘発、カウンター型の設置といった厄介な飛び道具は備えており、また前述の「私の負けです」の発動機会も増えている。
Air氏のものを改変したデフォルトAIが搭載されている。


「……そうでは無い
 まだ確定してないから何も話す訳にはいかないのよ!」

出場大会

出演ストーリー



最終更新:2020年03月14日 17:38
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