「負けると 不機嫌に なるからね……
ま あたしが 負けるわけ ないけど!」
任天堂の育成RPG『
ポケットモンスター ソード・シールド』の登場人物で、主人公のライバルポジションの1人。
「
マリー」ではないので注意。
この人の姉でもなければ
神座世界の黄昏の女神でもない。
本作の登場人物の名前はほぼ全員が植物に由来しており、彼女の場合は「
ローズマリー」という説が有力
(「
マリーゴールド」という説もあるが、ほとんどの海外版では「Rosemary」と表記されている)。
ガラル地方スパイクタウン出身で、主人公と同じくジムチャレンジャーに推薦された
ポケモントレーナー。
スパイクタウンは辺境の田舎であり、そのためか時折
博多弁のような方言が混じることがある
(シリーズ内では博多弁は
ホウエン地方の方言として使われることもあるが、
スパイクタウンは現実のUKの地図上ではウェールズ辺りに存在しているため、この場合はウェールズ
訛りの表現でもある)。
パンクファッションに身を包み、クールな試合運びから多くのファンを獲得しており、
特に彼女と同様パンクな装いに身を包んだ「エール団」はマリィの熱狂的なファン集団として知られている。
ただし、マリィ自身はその見た目や立ち振る舞いから受けるイメージに反して心優しく良識のある少女であり、
エール団の応援自体は受けつつも、その時に行き過ぎた過激な行動は快く思っていない。
相棒としているポケモンは『ソード・シールド』で初登場したモルペコで、幼少期に彼女の実兄から贈られたものだとか。
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ネタバレ注意 |
マリィはスパイクタウンのジムリーダー・ネズの実妹であり、
エール団はスパイクジムのジムトレーナーである。
ガラルは他の地方以上にリーグチャンピオンの座をかけたポケモンリーグがショービジネスとしての側面が強く、
ポケモンリーグのバトルをさながらスポーツの試合のように描いており(第1世代でも それに近い描写はあったが)、
チャンピオンやジムリーダーは現実で言うプロのスポーツ選手のように扱われている。
しかし、スパイクタウンはガラルのバトルで目玉となるダイマックス( 巨大化)に必要なパワースポットがないために、
観戦に訪れる客が少なく、 過疎化で廃れていくのが深刻化していた。
過去にリーグ委員長のローズからジムをパワースポットのある場所へと移設する提案をされた事もあるが、
ネズは愛郷心と「ダイマックスが好きではない」というトレーナーとしての矜持からこれを固辞、
やはりトレンドにそぐわないそのスタイルが仇となったのか、スパイクタウンが寂れていくのを止める事はできなかった。
ただしガラル地方ではポケモントレーナーの実力に対する明確な格付けが行われており、
その中でもネズの序列は8人のジムリーダー中2番目、ガラル屈指の強豪トレーナーとして評価されている。
また彼は歌手としても活動しており、ストーリー後半ではその歌唱力と人気で主人公を手助けしている。
つまりネズ個人の実力と人気は間違いなく本物でありそれは周囲も認める所なのだが、
それで補う事が出来ない程ガラル地方でのダイマックス、即ち興行的な 見栄えの重要度は大きいのである。
そこでジムトレーナー達は「マリィがポケモンリーグ新チャンピオンになれば町興しになる」と考えて、
エール団に扮してファンクラブの体裁をとりつつ、主人公を始めとする他のリーグ出場を目指すトレーナー達の妨害行為を行っていたのである。
ちなみに、マリィ自身やネズはエール団のメンバーがマリィの為に妨害行為をしていたのを中盤まで全く知らなかったが、
真摯にポケモンバトルを行っているマリィにとって彼らの行動は許されざるものであり、
スパイクタウンの入り口をエール団が塞いでいるのを目撃して事情を察した際は彼らに対して激怒している。
主人公とネズとのバトルを見届けた後は、ネズからジムリーダーの座を譲られるが彼女はこれを丁重に断り、
改めてチャンピオンを目指す事を表明し、チャンピオンになれるかどうかを確かめる為にネズにバトルを挑む。
その後はシュートシティのポケモンリーグで再会、セミファイナルトーナメントの初戦にて主人公と対決することとなる。
この際、彼女の服装はユニフォーム姿となっており、兄への思いや愛郷心もさる事ながら、
純粋にチャンピオンになりたいという気持ちを打ち明けると共に、主人公に本気の勝負を挑んでくる
(ユニフォームの背番号は「960」で、「黒」或いは「苦労」をかけていると思われる)。
また、その際の、
「あんたのチーム 気持ちよく おねんねさせちゃう!」
「チャンピオンに なるために! あんたをコロッと やっちゃうね!」
という台詞や仕草を前に彼女の虜となったファンも多い。
主人公がチャンピオンになった後は、ネズの後を受け継いでジムリーダーになった模様。
それに伴いコスチュームも新調したが、明らかに露出度が増している
ちなみに殿堂入り後、エンジンシティにあるスボミーインホテルの客室へ向かうと…?
歴代の悪の組織の中でもスケールが小さいように見えるエール団だが
モチーフはガラルのモデルとなったイングランドの社会問題の一種「フーリガン」とされている。
ストーリー終盤では巨大企業グループ「マクロコスモス」の引き起こした事態解決の為に主人公一行に協力、
そのマクロコスモスもとある事情で主人公と敵対するものの、本来は悪の組織とは言い難い集団である事もあり、
(前作に引き続き) 『ソード・シールド』には明確な「悪」の組織が存在しないと捉えられる事も
(伝説のポケモンを害そうとしたソッド・シルディ兄弟も、自分の先祖が伝説のポケモンとの功績を独占したのを知らず、
嘘の伝承を信じていたせいで騒動を起こしたのであり、 他者の迷惑を気にしないなど性格にかなり難はあるが本質的には悪人ではない)。
また、マリィと空腹状態のモルペコのキャラクターヴィジュアルが公開された当初は今回の悪の組織の構成員ではないかと囁かれていた。
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二次創作においてはユウリ(女主人公のデフォルトネーム)とのカップリング「ユウマリ」、
モルペコに
胸をダイマックスされる「盛るペコ」が有名。
前者については、DLCでマリィの服装と髪型に出来るようになる事からペアルックさせたファンアートも多く、
更には『ポケモンマスターズ』のあるイベントでは二人で海水浴を楽しんでいるという公式からの後押しも強い。
ちなみに、海外では「左耳にだけピアスを開けるのは同性愛者のサイン」というスラングがある事から、
あらぬ疑惑が浮上していた。
後者はマリィ以外のキャラを盛ったり(性別、種族を問わず)、
腹や
尻等も盛るペコ。
一応、男主人公であるマサル(デフォルトネーム)との甘酸っぱいノーマルカップリングなボーイミーツガールもそれなりに規模有りますよ?念のため
マリィのテーマ
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セミファイナルトーナメント戦
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『ポケマス』版
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「しぇからしか!!」
MUGENにおけるマリィ

藤山氏の製作した手描き
ドットのキャラが公開されている。初公開は2021年12月24日。
モルペコを常に引き連れており、
連携しながら戦うキャラ。
おいポケモンバトルしろよ
その場で電撃を放つ「でんきショック」、その場でジャンプする「ジャンプ」、
相手に突進する「でんこうせっか」、
超必殺技「オーラぐるま」の4種類の行動を指示可能。
モルペコに食らい判定はなく、発生保障があり牽制に最適。
さらに「でんきショック」は
発生が長く、ヒットすればコンボに繋げることも可能。
マリィ自身の技は原作における豪快なスイングを再現した「ボール投げ」の他、
回し蹴りやかかと落とし、
ブルー・マリーの「バーチカルアロー」など足技が多い。
火力はそれなりにあるがリーチは長くないため、モルペコによる牽制が
立ち回りにおける要となる。
AIは未搭載だが、2022年2月11日より戯けた暇人氏による外部AIが公開されている。
基本的に地上をうろつきながらモルペコや立ち強攻撃で牽制し、
チャンスでは飛び込みからの大ダメージコンボ、ピンチでは相打ち上等のでんきショックや投げで切り返す。
まともな切り返し手段や対空に乏しいが、堅いガードと大胆な暴れでチャンスを窺う、泥臭い戦術を採ってくる。
想定ランクは並上位~強下位との事。
出場大会
プレイヤー操作
最終更新:2022年12月03日 12:24