エレカマキリ


RPGアクションゲーム『KINGDOM HEARTS 3D〈Dream Drop Distance〉』に登場するボスキャラクター。
「ドリームイーター」と呼ばれる魔物の内、夢を食らい悪夢を植え付けて増殖する「ナイトメア」の1種。

リク編における「ザ・グリッド」にて登場する大型ナイトメアで、
一度リクの乗るライトサイクルにより撃退されるが、その後クルーの支配下に置かれ、一行に立ちはだかった
(かなり無理矢理操作されているらしく、この時の動きはぎこちない)。

+ 「ザ・グリッド」について
ディズニー映画『トロン:レガシー』のワールド。
『KHII』ではレイディアント・ガーデンで運用されているデータのワールドとして、
過去作に相当する映画『トロン』をモチーフにした「スペース・パラノイド」が登場したが、
ゼムナスが語った所によれば、エンコム社のプログラムのコピーデータを手に入れた賢者アンセムが、
自分達で使用するべく改造し「スペース・パラノイド」が生まれたとの事で、
「ザ・グリッド」こそが『トロン』や「スペース・パラノイド」の起源らしい。

『KH3D』時点で「ザ・グリッド」の世界が完全に復活せずに眠りについたままなので、
設定通りならエンコム社はレイディアント・ガーデン以外のワールドにあるはずだが、
いかにしてデータのコピーを賢者アンセムが入手したのかは不明
(スクルージなど『KH1』以前から世界を渡っていた者が少なからずいたようなので、恐らくその伝手で入手したと思われる)。

+ 「ドリームイーター」について
眠りに閉ざされた世界に存在する魔物。
夢を喰らい悪夢を植え付ける「ナイトメア」と、悪夢のみを喰らう善良なる「スピリット」が存在し、
スピリットは味方として一緒に戦う事ができるが、ナイトメアは敵として対立する。
このため、敵キャラも自パーティのスピリットと同等の能力を備えており、
雑魚キャラでも場合によっては油断できない攻撃をしてくる。

作中に登場するドリームイーターは、ボス敵を除く全ての種類を仲間にする事が可能で、
プレイヤーの好みにより能力の拡張やカスタマイズの自由度が高く、
同作はシリーズの中でもとりわけ育成要素が楽しめる事で知られる。
+ 更なるネタバレ
時系列的に遥か太古になる『χ』において、ロストマスターの1人であるマスター・オブ・マスターにより、
人工的に作られた使い魔である「チリシィ」達が登場しているのだが、
背中にはスピリットのマークがあり、夢を見せる能力を備えていたり、
使用者の心が闇に染まってしまうと、紐付けられたチリシィも闇に染まり、
スピリットからナイトメアに変化してしまうという性質があるなど、
ドリームイーターに非常に酷似した特性を備えており、関連があることが示唆されていた。
そして『Uχ』の最終話にて、データ世界のデイブレイクタウンが闇に飲まれ、そこにいたダンデライオンのプレイヤー達の心も眠りについた際に、
プレイヤーの心とチリシィが一つになるスピリットの姿に変化しているのが描写されており、
ドリームイーターは上記のダンデライオンのチリシィが変質・野生化したものと思われる。


原作中の性能

劇中では二度戦う機会がある。
初戦はシューティング形式となっており、幸い難易度はそこまで高くは無いものの、
回復ができないため苦手なプレイヤーにとっては少々厄介。
なるべく攻撃を食らわないように心掛けたい。

二戦目はソラ編のリンズラーと並んで同作の序盤最難関として名高い
まず、飛び道具の円盤攻撃は高威力の上に連続ヒットするので、
自分が避けても地上にいるドリームイーター達が大打撃を受けかねない。
なるべく空中に浮かぶドリームイーターを採用したい所。
ステージ外周を高速で駆る攻撃は更にダメージが大きく、攻撃の予兆も少ないため、
フリーフローアクションにばかり依存していると思わぬ大打撃を受けてしまう。
そして一定ダメージを与えるごとにリアリティシフト:コードブレイクを行わないと、
クルーによりエレカマキリのHPを回復されてしまうのも厄介。
発動までの猶予はさほど厳しくは無いが、こちらもフリーフローアクションにばかり頼っていると、
発動後に復帰するまでの隙が祟って回復されてしまう危険性が高い。



MUGENにおけるエレカマキリ

テラ大地氏の製作したキャラが公開中。
「きりもみタックル」や「ホイールタックル」などの突進技により距離を詰めやすく、ガード不能技を持つため接近戦が得意だが、
「ディスクショット」や「スリープボム」などの飛び道具も備え、遠距離戦もこなせる。
ゲージ技は近接技の「電撃連打」と飛び道具の「ディスクスプラッシュ」。
AIもデフォルトで搭載されている。
紹介動画

出場大会



最終更新:2023年05月31日 12:17
添付ファイル