ベンディ


ホラーゲーム『Bendy and the Ink Machine』に登場するキャラクター。
アニメのゴールデンエイジである1930年代に、ジョーイ・ドリュー・スタジオで製作されていたカートゥーンアニメの主人公という設定で、
悪魔をモチーフとしたキャラクターである。

本来は作中世界の劇中劇の存在だったが、
アニメーター兼キャラクターデザイナーとしてスタジオで働いていたヘンリー・スタインが、
旧友でスタジオの代表だったジョーイ・ドリューから「見せたいものがあるスタジオに来てくれ」という手紙を受け取り、
30年ぶりに廃業して廃墟となっていたスタジオを訪れた所、元社員であったヘンリーも見たことがない巨大な機械「インクマシン」から、
ベンディそっくりなインクの怪物が現れて……。


+ ネタバレ&考察注意(続編『Bendy and the Dark Revival』内容も含む)
劇中の描写から『Bendy and the Ink Machine』の舞台は現実ではなく、
終われば巻き戻すビデオ作品のようなループする世界である事が示唆されていた。
そして『the Dark Revival』にてそれが「サイクル」と呼ばれるインクマシンによって作られた異次元と確定したのだった。

ジョーイ・ドリューは元々このインクマシンにより「生きたカートゥーン」、特にベンディを生むことに執着しており、
カートゥーン達と触れ合える「ベンディランド」と呼ばれるテーマパークの開発を夢見ていた。
しかし、生み出されたのは本能で動く失敗作ばかり(劇中に登場するベンディ型の怪物達「インクベンディ」がそれ)。
そこでドリューは理想のカートゥーンを作れないのは魂の有無が原因と考えて、雇った人間を材料にしてカートゥーンを作るまでに至った。
しかし、社員の謎の失踪は行政から怪しまれ、ベンディランド開発も頓挫しジョーイ・ドリュー・スタジオは破産。
どうもこの辺りからドリューの目的は「ベンディという作品を永遠に存続させたい」という願望に変わり、上記の「サイクル」を作るに至ったらしい。
1作目の主人公であるスタインも、実はインクで作られた「スタインのレプリカ」で、
家族と会社を天秤にかけて前者を選び退職したオリジナルのスタインへの八つ当たり目的で作られたらしい。

つまりインクマシンは時代を先取りし過ぎたインクを材料とする3Dプリンターみたいなものだが、
棺桶や魔法陣等の黒魔術じみた儀式の痕跡も残されており、単純な科学の産物ではなくオカルト的な代物であることも示唆されている。

劇中に登場する「インクベンディ」は魂を持たない失敗作達とされているが、ゲーム内ではどうも自我を有しているような描写も見られる。
これについては「ドリューの意思が反映されたのでは?」とユーザーからは考察されている。

ニコニコではDAGamesによるキャラソング「Build Our Machine」がMMDなどに用いられることで有名。
元々は非公式のファンソングであったが後に公式にて採用されている。


MUGENにおけるベンディ

BlackJudai氏の製作したキャラが公開中。
トゥーンアニメのように拳を巨大化させたり伸び縮みして攻撃する他、
インクを飛ばす飛び道具を使用する。
AIもデフォルトで搭載されている。
紹介動画(DLリンク有り)

出場大会

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最終更新:2025年06月19日 00:25
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