『東方Project』シリーズの第11弾『東方地霊殿』に登場するキャラクター。
その名の通り、同作の一面にのみ登場する雑魚敵の岩。
意志を持っているのかは不明である。石だけに
ステージタイトルが出た直後と、中ボスの
キスメを倒した直後の2回出現。
ステージ中央に陣取る大きな岩と、全体に散らばりながら飛んでくる小さな岩のセットで登場する。
小さな岩は攻撃を1回当てれば倒せるが、大きな岩は耐久力がそこそこあり、
倒すと複数の小さな岩に分裂する(難易度ルナティックでは撃ち返し弾もばらまく)という特性を持つ。
厄介なのは、ここに妖精の集団やひまわり妖精といった他の雑魚敵が同時に攻撃を仕掛けてくるという点。
特に2回目はひまわり妖精→岩→ひまわり妖精→妖精と続けて出現するため、
倒すのに手間取ると岩の隙間から多数の敵による弾幕を浴びせられる羽目になる。
落ち着いて1体ずつ撃破すればそこまで難しくはないが、初心者は片方に気を取られてもう片方にやられるなんてことも。
地霊殿は歴代作品の中でも難易度が高いことで有名だが、この岩も地味ながら難易度増加に貢献していると言えるだろう。
なお、前述したとおり一面以外のステージには出現しない、地味ながらレアな敵である。
見ての通り非常にマイナーな存在で、東方Project人気投票でも投票対象になったことがない(あくまでも「人妖」が対象なので仕方ないが)。
それでもファンアートや動画が少ないながらも存在しており、さらに
ニコニコ大百科にも単独項目が存在する
など、
地味ながら愛されている事が窺える。
MUGENにおける地霊殿一面道中の岩
ツキノア氏によるキャラが2021年の正月に公開された。
何故作った……と言いたい所だが、ブログや紹介動画などを見る限りそう言われるのも想定内のようだ。
グラフィックは先述した動画「岩と恋しよっ」を製作したじくも氏によるフリー素材の一枚絵(ページ冒頭にあるイラスト)を使用している。
readmeに「狂ランクを主戦場とする所謂格ゲーしてないキャラ」とある通り狂クラス全般に対応したキャラで、
岩らしくデカい・硬い・力が強いの三拍子揃ったキャラとなっている。
ジャンプや
通常技でないと動けないという岩らしい(?)特徴も持つが、
その通常技では体当たり、サマーソルト、地面を揺らして小さな岩を落とすなど、見た目に反してアグレッシブな動きを見せる。
超必殺技は9種類あり、
禊の他、『東方Project』に登場した様々な岩・石を召喚する(これも「岩と恋しよっ」が元ネタ)。
この岩や石がメジャー所からマイナー所まで幅広く揃っており、『東方Project』における岩・石のオールスターと言っても過言ではない。
- 要石
- 『求聞口授』で神奈子が座ってる岩
- 萃香がスペカで投げる岩
- 『茨歌仙』17話に登場した魚石
- 『三月精』4話(松倉ねむ氏が作画を務めた方)でスターサファイアが拾った鳥居が刻まれた隕石
- 『儚月抄』中巻冒頭で豊姫が地上に落とした石
- 『鈴奈庵』41話で小間使いが大旦那を殴った石
- 『文花帖』(書籍版)でフランが爆破した隕石
いずれも超必殺技だけあって威力は高く、最後の2つは普通のキャラであれば
即死する。
カラーによる性能差は7種類存在しており、一番弱い2~3Pは耐性が無く一部の超必殺が使えないが、
上位カラーほど技の無敵追加、ダメージフィルター、超必解禁などが追加される。
さらにOption.stから攻撃力補正、ゲージ上昇率、
AIの常時起動を設定可能。
なお、氏の製作したキャラクターに共通する規約として、
「多数のplaysndを使用しているため、mugen.cfgのWavChannelsを60以上にする事」
「WinMUGEN専用の記述を使用しているためWinMUGENでのみ使用可能」
という条件が設けられている。
余談だが、このキャラの紹介動画は
2021年に初めて投稿されたニコニコMUGEN動画である。
さらにこの次に投稿されたのが、
いわタイプのポケモン
ラムパルド(名無しのぽろろ氏による改変版)のキャラ紹介動画という、
岩に纏わるキャラの動画が連続で投稿されるという奇跡が起こっている。
出場大会
最終更新:2022年12月02日 16:36