ヨクバ とは、【MOTHER3】のキャラクター。
ヨクバ |
||
![]() |
本名 |
ロクリア |
---|---|---|
種族 |
マジプシー | |
初登場 |
【MOTHER3】 |
行商人のような姿をした謎の人物。
タツマイリ村の住民たちを「シアワセ」にするため、様々な文明の機器を提供する。
【ブタマスク】達を率いるほどの立場を持っているようである。
「ヌヘヘヘヘ!」と笑い、バナナをことある毎に食べる。
その正体は【ポーキー・ミンチ】に協力した裏切り者のマジプシー・ロクリア。
本作の最重要キャラクターの一人。
実は1章から登場している。この時点では「なぞのおとこ」名義で、【ブッチ】?の【ブタ】を褒めている姿を確認できるのみ。
2章では【サルサ】を引き連れてタツマイリ村で【ダスター】と衝突するが、この時点でもやはり何者なのか不明。
ブッチはブタと引き換えに「カネ」を手に入れた事を自慢気に語っている。恐らくヨクバと取引したのだろう。
このカネを井戸に隠す秘密をダスターと共有しているのだが、後にカネが消えてしまい村の住民間に亀裂を起こす事となる。
3章でようやく本格的に登場する。ここではNPCとして仲間になる。
デスさばくにブタマスク達と共に降り立ち、サルサにオシオキマシーンを付け、恋ザルをサル質に取って脅しながらタツマイリへと向かう。
サルサに対して一方的にオシオキと嫌がらせを繰り返す悪役そのものとして描かれているが、その反面戦闘では非常に頼りになる存在で、戦闘能力皆無のサルサに代わってデスさばくのザコをバンバン倒してくれる。
サルサが状態異常にかかると戦闘中にオシオキマシーンを使って強引に状態異常を治すのだが、1ダメージしか受けない。演出に反して割と痛くないのかもしれない。
カマキュラちかどうでは【ポークビーン】の使い方を教えてくれる。
タツマイリに着いた後はYADOを拠点として胡散臭い演説を始め、「シアワセのハコ」というテレビのような機械をサルサに持たせ、希望者へと配らせる。
また、ブッチがカネを隠した様子をこっそりと覗き見しており、それを奪い取ってタツマイリ村に亀裂を走らせていた。ただのマッチポンプである。
どういう訳かオソヘじょうの秘密を知っているようでブタマスク達に探索を進めさせていたが、思うように進んでいないためサルサとともに自ら乗り込み、地下で【クマトラ】達が流れていく様子を確認してからYADOに帰還。
しかし、寝ている間にサルサがクマトラと【ウエス】?の手引で脱走。オシオキマシーンも壊されてしまう。
テリの森へと追い詰めるが、【リュカ】がドラゴを率いて現れ、逆にオシオキされてしまう。
この際にはやめてっ よしてっ おねがいっ!と突然オネエ口調のように変わっていた。
それから3年が経過した後の4章ではすっかりタツマイリ村に馴染んでおり、彼の演説によってタツマイリにはトカイの文明が根付いていた。
リュカが会話しても無視される。探索を進めるとウエスを強引にオールドマンズパラダイスに追い返そうともする。この時にリュカに対してジャマをするなと怒りを飛ばすが、これはリュカがヨクバの心を読んだのか、ヨクバからテレパシーを飛ばしたのかは不明。
5章では【コワモテブタマスク】戦後にイカヅチタワーで登場。潜入したリュカ達を見破っており、タワー上層へと逃げるリュカ達を追いかける。彼が来てからは下層に戻れなくなる。
【ジェネッタくん】を倒した後にはリュカ達に追い付き、イカヅチタワーを爆発させてリュカ達を一掃しようとするが、自分が捨てたバナナの皮を踏んで滑って転んで転落してしまった。
この時、かなり野太いボイスが流れる。
もちろん死体が確認できない落下は生存フラグなので7章で【ニューヨクバ】として復活し、【ツーヤク】?を引き連れて会話する。この時のヨクバは【キマイラ】と化してしまった模様。
8章ではニューポークシティの下水道で【ミラクルヨクバ】としてさらなるパワーアップを果たして再登場。
倒した後は「こんなことは あそび です。」「ポーキーさまの あそび と いえましょう。」と全てを見透かしたかのような発言を行い、そのまま爆散して下水道へと流れていった。
こうして正体が一切わからないまま彼は物語から姿を消すのだが、エンパイアポーキービルでプレイヤーは衝撃の事実を知る事になる。
ビルの道中には裏切り者のマジプシー・ロクリアのいえがあり、しかもそこには大量のバナナが転がり落ちている。更にベットにはヨクバの身に付けていた衣装が、ヒゲそりとくちべにの近くのソファーにはヨクバのラッパが置かれているのである。
「ヒゲそりとくちべに」は誰かの物はぼやかされているが、他のマジプシーのかたみと同じで、効果も自動カムバックとなっている。
隣の部屋にはロクリアに可愛がられていた【ネズミ】が滞在しており、
チュッチュチュ~。 (ロクリアさまは もう かえってこないみたい。 ぼく? ロクリアさまに かわいがられてた ネズミだよ。 ヌヘヘヘヘとか きもちのわるい わらいかたを するから みんなには かんじのわるい ひとだったかも しれないけど ぼくには とても やさしいひと だったんだ。 もう かえってこないのかなぁ。 さびしいよ。)
とボヤいている。
作中での描写はこれらのみで断言こそされていないが、ヨクバの正体はマジプシーのロクリアである事が否が応でも分かるようになっている。
なお、ほぼ日刊イトイ新聞のインタビューでは上記のネズミを糸井自らヨクバになついてたネズミと指しているため、ゲーム外では同一人物であると断言されている。(参照)
またこれは唐突というわけでも無く、これまでの章には以下の伏線が張られていた。
ただし、【リダ】はヨクバの正体に気付いておらず、リュカとロクリアは会ったことが無いと発言していた。また裏切り者のマジプシーの話題が出るのも、リダに秘密を聞いた時に初めて知るため、上記の伏線や違和感に気付いていてもかなり急に感じる内容ではある。
なお、マジプシーから寝返った理由は糸井自身も用意していないとのこと。(参照2)
基本的にリュカたちに対して挑発的で余裕のある態度を取っているポーキーは、ロクリアのいえのフロアに滞在している時だけは何故か苛つきを見せ、早く先に進むように急かし始める。
ポーキーもヨクバ(ロクリア)に対して何か思う所があったのだろうか。