エセル とは【ゼノブレイド3】のキャラクター。
エセル |
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性別 |
女 | |
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種族 |
人間 | |
声優 |
種﨑敦美 | |
初登場 |
【ゼノブレイド3】 |
ケヴェス軍に所属する軍務長の一人。
銀髪のロングヘアを靡かせて戦う二刀流の剣士
コロニー4の軍務長。
前作のホムラを思わせるような巨乳と、整った顔立ちから、作中でも容姿端麗と称される美人剣士。
軍務長就任からわずかな期間でコロニー4のランクを上から二番目にして事実上の最高ランク「白銀」まで押し上げた軍務長屈指の実力者で、メビウス?にも対抗できる強さを持つとされる。
所属はコロニー4でノア達とは別の所属だが、かつて幼かった頃のノア達をその卓越した剣の技で助けたことがあった。
白兵戦とは別に個人乗りの専用鉄巨神で戦うこともあり、その際も華麗な剣技を披露する。
ケヴェスのコロニーガンマ軍務長【カムナビ】?とライバル関係にあり、かつてコロニー同士の戦争が行われていた際、カムナビの鉄巨神が整備不良を起こしたことで勝利を収めるも、こんな形で決着をつけるのを嫌ってあえてい逃してしまい、それによりコロニーランクが最低の「土くれ」にまで落ちてしまった。
種族としては通常の【人間】、【ゼノブレイド】でいうところのホムスにあたる。
一見すると高貴でクールな近寄りがたい雰囲気を纏った容姿のようだが、実際には人当たりも柔らかで優しい部下想いの性格をしており、前述の経緯もあって部下には申し訳なく思っている一方、いつかはカムナビと決着をつけることを望んでいる。
当初は執政官である【メビウス・ケイ】?の命令と「瞳」を使った策によってノア達の前に立ちふさがるも、ケイが倒されたことと、火時計が破壊されたことでコロニーが戦いから解放される。
その後、一行に報いるためにヒーローとして同行してくれるものの、一時的な加入後にキャッスルから召喚命令が下り、早々と離脱する。
この短期間加入はヒーローのチュートリアルも兼ねられている。
ヒーローとしてのクラスは二刀流で戦うフラッシュフェンサーで、創作の二刀流ではやや珍しい、長剣と短剣の二本を持って戦う。
アーツは癖がなく使いやすいアタッカー単体物理攻撃が一通りそろっている他、スキルやチェインの性能も速攻で攻めることに特化した優秀なアタッカー。
しかし、何よりも大事なのがスキル「いつでもやれる」であり、戦闘開始時からタレントアーツのリキャストが溜まるようになる。
誰がどのクラスで使っていても使える優秀なスキルだが、特に相性がいいのが終盤に解禁されるノアのラッキーセブン。
本来はリキャストを貯めに貯めてようやく発動できる強力なパワーアップ要素を、開幕からからいきなり使えるようになるという反則染みた真似が可能となり、終盤のノアのテンプレアビリティとなっている。
チャレンジバトルの連打オート放置では、1人を星輝士、他を全員フラッシュフェンサーにするといった構築で稼ぎにも使われている。
その後、キャッスルに呼び出された彼女はウロボロスに加担した罪に問われ、コロニー4の殲滅を回避するために執政官であるメビウスのオーとピーの監視の下、ライバルのカムナビと共に搭乗者の生命力を燃やす代わりに強力な出力を得る鉄巨神に乗って、ノア達の前に改めて敵として立ちふさがる。
恩人であるノア達と不本意な戦いが続く中で、【メビウス・オー】?が瞳を通じてカムナビの力を引き出そうとすると、カムナビがなんと自分の瞳を潰してメビウスの支配から逃げ出して兵としての呪縛から解き放たれた際、それを見た彼女は「そうだ!これこそが自由!」と自らの死が眼前に迫っている中で、本当にやりたいことを見出し、ノア達ではなく目の前にいるカムナビと死(私)闘を繰り広げ、ノア達に「自分たちの願いと想いを見て命を繋いでいってほしい」とメッセージを伝えた後に、斬り合った末に同時に死亡する。
そのまま亡くなったかと思われたが、メビウス二人を撃破したノア一行はキャッスルへと向かい、その中で「ゆりかご」を発見するが、その中には先ほど死んだばかりのエセルが眠ってるのが発見される。
しかも、その外見はどう見ても1期生(10歳相当)であり、このことがきっかけでノア達は自分たち兵士が死んでも「ゆりかご」で記憶を失った状態で再生されて延々と戦わされていたことを知ることとなった。
そこからロストナンバーズの働きによって、ゆりかごごとシティーに運ばれ、幼い姿のまま覚醒。
完全に記憶を喪失しているが、同じく記憶を失いつつも急成長させられたまま復活したカムナビになつくようになる。
メインシナリオ上の出番はそれまでだが、カムナビ関連のイベントを進めることで再加入可能。
自分もメビウスと戦えるようになりたいと述べ、カムナビを急成長させたゆりかごを活用して10期生相当の姿になり、ようやく制約なしでヒーローとして活用できるようになる。
発売前から公開された、メインキャラクター達と同じ斎藤将嗣デザインの数少ないヒーロー枠キャラクターで、どのような活躍をするのか楽しみにしているユーザーも多かったのだが、
・コロニー4の皆から慕われる存在であり、一応ノア達に「命を繋ぐ」という後の道しるべになるメッセージを伝えてこそいるのだが、やってることを見ると、コロニー4を人質に取られた立場にありながらカムナビとの私闘を優先した挙句、所謂満足死。監視していたオーとピーも命令を聞かないことに憤怒したというよりも、急に同士討ちを始めたことに終始困惑する始末。
・再生体の1期生の彼女を発見したことで、アイオニオンの真実の一端を暴くきっかけになるのはいいのだが、大したイベントもないままにあっさりゆりかごで成長して元に戻る駆け足展開。
・少女形態にせよ、急成長した大人形態にせよ、どちらも彼女自身はカムナビ関連の話しかしないため、心優しい軍務長という設定が殆ど生かされておらず、生前にせよ、復活後にせよ、カムナビ大好きバトルジャンキーのような印象を受けてしまう
・その一方で彼女が籍を置いていたコロニー4のサブクエストは「エセルを心から尊敬しているが故に軍務長にならない決意を固めている副長のボレアリスの成長期」といった内容なのだが、復活後の彼女をコロニー4に連れて行っても、それに関して言及することは殆ど無く、ボレアリスに会わせても「なんだ幻か。あの人が生きてるわけないよな」等と言うだけに済ませる等、イベントらしいイベントすら用意されていない。その当のエセルはコロニー4の安否よりもカムナビとの戦いを優先してしまったのだが……
・メインシナリオに本格的に絡むヒーロー枠という意味では貴重な存在だが、上記のシナリオ運びからメインシナリオ中の加入期間が異様に短く、上記の通りヒーロークエストもごくわずかしか存在せず、記憶喪失になっているのでノア達との関係も非常に希薄なため、他のヒーローに比べて信頼関係を掘り下げる機会が非常に少ない。
・絡んでいるカムナビ自身もクエストも短く交友関係も狭い。
と言った諸々の理由のせいで、パッと見では人気が出る要素を盛り込んだキャラクターでありながら、劇中での出番が希薄なカムナビとの因縁に比重が置かれてしまったため、人によってはどうにも消化不良を覚えるもったいないキャラクターという印象を受けることも。特に「コロニー4を守るためにメビウスの下で戦っていたはずが、最終的にカムナビとの私闘を優先する」という展開については作中で誰も言及せず、プレイヤーによっては違和感を覚える要素となっている。