大航海時代シリーズ攻略wiki

交易

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交易とは

交易は、大航海時代2の三大要素の一つである。
その名の通り、港で商品を購入し、別の港で売却することで利益を得る行為のこと。
ただし、このゲームでは、いくら交易を繰り返しても交易名声は上がらない。(交易名声の上げ方については、名声勅命に詳しい。)
補給港以外のすべての港には、交易所があり、商品の「購入」と「売却」の他、「商業投資」と「相場・物価」の確認を行うことができる。

交易のすすめ

冒険、海賊と魅力的な要素が数ある中、交易は地味な作業である。しかし資金がなければ冒険の準備はできないし、強力な戦艦だって購入できない。
各主人公はスタート時にある程度の元手は用意されるが、それだけでクリアまで漕ぎ着くのは難しい。シナリオを進めていく上でいつか資金不足に悩まされることになる。
海賊しながら拿捕船を売れば良い主人公はともかく、冒険者も十分な支度を整えるためにある程度の交易が必要(特にジョアン)。
メインが交易のアルは言うまでもない。

大半のキャラクターはクリアするだけなら序盤にちょっと小銭を稼ぐ程度で済む。だが、資金はいくらあっても困ることはないし、欲しい船や道具を見つけた時・トラブルが発生した時も心強い味方になる。
なによりも、交易を楽しんでこその「大航海時代」である。
投資やら相場やら最初は面倒かも知れないが、効率の良い交易で資金がどんどん貯まっていく気持ちよさを是非味わってもらいたい。

交易の基本

当たり前だが、安く買って、高く売ることである。

商品の価格

売値
その商品を購入するときの1樽あたりの価格のこと。
売値の基本相場、物価、交易税などを総合して決まる。商品購入時に確認できる。相場・物価情報からも確認できる。
買値
その商品を売却するときの1樽あたりの価格のこと。
買値の基本相場と物価から決まる。商品売却時に確認できる。相場・物価情報からも確認できる。
相場・物価
交易所で確認できる。各商品カテゴリごとの物価、港の物価、さらに商品ごとの売値と買値が閲覧できる。

相場と物価について

商品の価格(売値と買値)は、商品の基本相場と、港ごとの各カテゴリの物価によって決まる。
(基本相場)×(物価)=(価格)
小数点以下は切捨てになる。
買値はこれで決定するが、売値にはさらに交易税が上乗せされる。
(交易税がかかる場合は、売値の20%が上乗せされる。こちらも小数点以下は切捨て。)
基本相場
各商品カテゴリの物価が100%の状態での価格。
通常は各交易エリアごとに決まっているが、特産品については、港ごとに決まっている。
交易エリア・港ごとの交易品の種類や売値の基本相場については商品エリア解説に、交易品ごとの買値の基本相場については交易品解説に詳しい。
買値の基本相場は売値の半額以下であることが多いが、中にはそうではない商品も存在する。
特産品の買値の基本相場は、必ず売値の基本相場の半額となっている。
物価
各港の、各商品カテゴリごとに割り振られ、常に変動する。
最低値は50%で、最高値は150%まで。
最初から100%というわけではなく、ゲーム開始時に95~104%の間でランダムで決定する。
また、全ての商品カテゴリの物価を平均したものが、その港の物価となり、造船所での船舶の売買のときに影響する。

例えば、アテネの美術品の売値の基本相場は金貨310枚で、これをイスタンブールで売却するときの買値の基本相場は金貨400枚。
  • アテネの奢侈品の物価が100%なら交易税込で金貨372枚で買えるが、物価が105%なら金貨390枚かかる。
  • イスタンブールの奢侈品の物価が100%なら金貨400枚で売れるが、物価が95%なら金貨380枚に下がる。

相場の変動

各商品カテゴリの物価は、1度の売買のたびに以下の条件に従って変動する。
  1. 全体の物価(売買した交易品と同一カテゴリを含む全てのカテゴリの物価)
    • (購入・売却した総額)÷1000上昇・下降する。(小数点以下は切捨て)
    • 3000枚以上の売買で最大の3%変動し、一度の売買ではそれ以上は変動しない。
    • 総額1000枚未満の売買では変動しない。
  2. 個別の物価(売買した交易品と同一カテゴリの物価)
    • 全体の物価の変動に加えて、(購入・売却した総額)÷(港の商業価値+500)上昇・下降する。(小数点以下は切捨て)
    • 個別の物価の追加変動幅は最大+10%(全体の物価と合わせて13%)で、一度の売買ではそれ以上は変動しない。
    • 商業価値が500以上の港なら、総額で金貨1000枚未満の売買では物価は変動しない。
  3. 単価の高い交易品を1度に大量に購入すると、オーバーフローを起こすことがある。
    • 総額が金貨65536枚ごとにカウンターがゼロに戻る模様。
    • なぜか売却のときにはオーバーフローが起きない。

リスボン(商業価値780)とマディラ(商業価値240)で交易品を売買する場合の比較
リスボン マディラ
売買の総額 全体物価
変動幅
個別物価 売買の総額 全体物価
変動幅
個別物価
追加分 変動幅 追加分 変動幅
1~999 0 +0 0 1~739 0 +0 0
1000~1279 1 +0 1 740~999 0 +1 1
1280~1999 1 +1 2 1000~1479 1 +1 2
2000~2559 2 +1 3 1480~1999 1 +2 3
2560~2999 2 +2 4 2000~2219 2 +2 4
3000~3839 3 +2 5 2220~2959 2 +3 5
3840~5119 3 +3 6 2960~2999 2 +4 6
5120~6399 3 +4 7 3000~3699 3 +4 7
6400~7679 3 +5 8 3700~4439 3 +5 8
7680~8959 3 +6 9 4440~5179 3 +6 9
8960~10239 3 +7 10 5180~5919 3 +7 10
10240~11519 3 +8 11 5920~6659 3 +8 11
11520~12799 3 +9 12 6660~7399 3 +9 12
12800~ 3 +10 13 7400~ 3 +10 13

上述の通り、1度の売買のたびに物価は変動するので、商品の購入価格は1度目よりも2度目の方が高いことが多い。
  • また、売却する場合も、大抵の場合は1度目よりも2度目の方が安い。
  • つまり、少しずつ数隻に分けて積むよりも、できるだけ1隻にまとめて1度に多く売買した方が効率的で手間も省ける。
  • 船団を組んだ場合、全ての船に満遍なく食糧や水・水夫を積む必要はないので、食糧&水を積む船と交易品のみ積む船とを役割を分けること。
  • 意図的に相場を操作したい場合は、港の商業価値にもよるが、金貨3000~3500枚程度の売買を繰り返すのが最も費用対効果が高い。

物価は船舶の売買にも影響するので、船舶を買うなら交易品を売った後、逆に売却するときは交易品を買った後の方が得。
  • 海賊をする場合は、意図的に相場を吊り上げて、拿捕船売却専用の港を作るテクニックもある。
  • 港の物価を吊り上げたい場合は、全体物価が上限の3%上がる金貨3000枚分ずつで購入するのが最も効率が良い。金貨3000枚×17回=金貨51000枚で、港の物価は51%上昇する。

交易税

  • 免税証を持たない場合では、商品の価格に交易税20%が上乗せされる。
    • 中立港でも中立港用の交易税20%がしっかりかかっている。
  • 各国の免税証を持っていると、その国の同盟港で交易税20%が免除される。
    • 各国の免税証は、その国の王様(総督)に謁見した時に申請できる。
      • 交付には基本的にお金が必要で、平民で金貨70000枚。爵位が上がるごとに安くなっていき、子爵(大藩主)以上ならタダでくれる。(名声勅命を参照)
      • 他国の免税証は自国よりも高い金額を要求され、公爵(大宰相)でも金貨20000枚払わされる。
      • アルは序盤のイベントで、自国(オスマン)の免税証を1回だけタダでもらえる。
    • 免税証は4月・10月になったときに無効になり消える。残り期限が3ヶ月未満のとき(7~9月と1~3月)に申請しようとすると、「すぐに無効になる」と警告してくれる。
    • 実は各国の免税証は特定の港の深夜2時台の闇アイテムでも手に入り、金貨10000枚で買える。
      • ポルトガル:サロニカ、イスパニア:ターナ、オスマン:トリポリ、イギリス:ダンツィヒ、イタリア:シラクサ、オランダ:アントワープで買える。
      • 上述の通り、他国の免税証は金貨20000枚以上かかるので、闇アイテムで手にれた方が安い。
        また、自国の免税証でも子爵(大藩主)以上になるまでは闇アイテムの方が安い。
    • 中立港の免税証は存在しないので、中立港は必ず交易税がかかる。
    • 自国の免税証でなければ実用性は低い。投資をして自国の同盟港にすれば、首都以外どこの港でも使える。主人公が無国籍だと投資しても中立港になるだけなので、なおさら使えない。

値引き交渉と爵位

商品を買う時には必ず値切るくせをつけた方がいい。(向こうの言い値にNoと答える)
主人公が交渉を覚えているか、「会計」をもつ航海士を主計長に任命しておけば、交渉に失敗した際に強引に値切ってくれる(ただし、金貨1枚以上は提示する必要がある)。航海士の技能については、航海士の項で確認できる。

  • 無爵位、もしくは自国同盟港以外での交易の場合
    • 交渉技能なし・主計長なしでも、売値の3%程度までなら値引きできる。ただし、商品が安すぎると値引きできない。
    • 交渉技能ありか、もしくは会計持ちの主計長がいる場合は、売値の5%ほどまで値引きが可能。
      基本的には強引に値引きしてくれるが、金貨1枚分しか値切れない場合は何も言わないので、手動でやる必要あり。(金貨1枚分値切ってもほぼ意味はないが。)
  • 爵位があって、自国同盟港で交易する場合
    • 交渉技能なし・主計長なしでもかなり値切れる。公爵(大宰相)なら25%まで値引きできる。
    • 基本的に、交渉決裂した場合に店側が提示する額よりもさらに値切れる。
      • ただし、そもそも交渉技能や主計長なしで交易することが間違い。
    • 交渉技能ありか、もしくは会計持ちの主計長がいる場合は、最下級の士爵(士族)でも10%値引きができ、爵位が上がるたびに値引き額が5%ずつ上昇する。公爵(大藩主)なら売値の50%まで値引きできる。
    • 爵位が高くなると、品物によっては、その場で売買を繰り返すだけで利益が出たりする。
      • 例えば、上述の通り、特産品の産地での買値は、基本的に売値(交易税除く)の半額だが、商品を購入すれば港の物価が上がるので、50%値引きで買えば、買った時より高く売れる。
        大量に買い占めてその場で売ればボロ儲け。(外道w)

※主計長候補
ジョアンとアルは最初から交渉技能持ちだし、ピエトロは初期仲間のカミーロが最初から会計持ち。エルネストはすぐにロンドンに行けば会計持ちのラウルを雇える。つまり、資金不足を心配しがちなキャラでもすぐに交易できるように設計されてる。
その他の主人公は交易の必要があまりないが、初期レベルの低いミランダは、レベルを上げないと会計持ちの航海士を雇えない。(交渉技能取得はさらにハードルが高い。)

基本情報

  • 港の特産品以外の商品は、交易エリアで決まる。
    • 交易エリアが同じなら、投資をして商業価値をあげると並ぶ交易品は、特産品を除いて全く同じになる。
      • 商業価値が上がった時に、どんな交易品が並ぶかは、実は相場・物価の情報を確認すればわかる。
        商業価値が足りなくてまだ売りに出ていない商品でも、売値が表示されている。
    • それぞれの港がどの交易エリアに属するかついては、商品エリア解説の項で確認できる。

  • 1隻の船には交易品5種類までしか積むことはできない。
    • 上述の通り、1隻の船に1種類の交易品を積んだ方が儲けが出やすいので、そもそも1隻の船に何種類も積む必要はない。
  • 主人公か主計長が会計技能を持っていれば、積み荷一覧で交易品を指定すると、どこで高く売れるのか教えてくれる(発見済みの港に限る)。
    • 外洋の港も指定されるので、ゲームが進むほどあてにならなくなっていく。
    • 特産品の産地を除けば、同じ交易エリアの港の買値の基本相場は同じ。例えばイタリア人主人公やオスマンを敵に回した主人公で、イスタンブールを指定された場合、同じイスラム圏の他の港で売ればよい。

交易船の準備

交易をするなら、船の大砲や余計な水夫スペースは削って、積荷を多く積める様にする事。海賊からは逃げる。中途半端な武装は意味が無い。交易向きの船については、船舶の項に詳しい。

2点間貿易

ゲーム内でも紹介されているように、特定の2つの港間で、特定の商品だけを扱って往復し続けることを2点間貿易という。
2点間貿易で利益を上げるポイントは、「同一カテゴリ」で、「港間距離が近い」こと。
  • ジョアン編のエンリコ神父が言うように、特産品を扱えば、近場で利益を上げやすいが、リスボン(岩塩)⇔セビリア(陶磁器)のように、カテゴリの異なる商品で2点間貿易を行うと、相場が崩れやすく、すぐに利益が出なくなってしまう。
    • そもそもセビリアの陶磁器は売値が高く、イベリア内で売却すると交易税だけで利益がなくなる。(値切ってようやく利益が出る。)
  • アテネ(美術品)⇔イスタンブール(絨毯)は、理想的な組み合わせの一つ。同じ「奢侈品」カテゴリなので、相場が崩れにくく、しかも港間距離が近い。他の2点間貿易向けの組み合わせは後述する。
    • 「1隻目の美術品を売った後、絨毯を買って1隻目に積む」ように1隻ごとに売買を繰り返せば、利益が出なくなることはほとんどない。
    • ただし、例えば絨毯を買値より安く売ってしまっても、その後、美術品をより安く購入できることにつながるため、結果的に利益が出る場合もある。
    • 基本相場が大きく異なる商品の組み合わせだと、あえて相場を崩した方が利益が出やすい。(損して得取る意図的な相場操作。)

特産品

交易エリアごとに決まっている共通品以外に、特産品を扱っている港が存在する。
特産品には以下の特徴がある。
  • 特産品の価格は交易エリアの基本相場に関係なく、港ごとに基本相場が決まっている。
    • 同じ交易エリアで特産品が同じ港(リスボンとバルセロナの岩塩など)があっても、基本相場が異なる場合の方が多い。
    • ほとんどの特産品の売値の基本相場は、同じ交易エリア内の買値の基本相場より安くなっており、近場で売れる。(例外もある。アムステルダムのガラス玉、マルセイユの香水など。)
  • 特産品のカテゴリの相場が140%以上になると、特産品が品切れになる。
    • 共通品はいくら相場が上がっても品切れにならない。
    • 特産品や、同じカテゴリの商品を何度も買い込むとしばしば起こる。カテゴリの異なる商品で2点間貿易をしていると起こりやすい。
    • 売り切れが起きたときは、商品を売却して相場を下げれば、再び並ぶようになる。(特産品と同一カテゴリの商品を売却するのが最も効率的。)
その港の特産品の有無、品目を手っ取り早く知りたければ、港にいる老人に話しかけるとよい。(各港に必ず1人うろついている)
特産品が存在する場合は、「この港では○○が特産品じゃよ」と教えてくれ、無い場合は「この港にはありふれた物しかないぞ」と言う。
また、商業価値が足りなくてまだ店頭に並んでいない段階でも特産品を教えてくれる。
交易所の相場一覧でも店に並ぶ前から確認できるので、両者の情報をうまく使って投資するかどうかの判断をするとよいだろう。

利鞘と利益率

利鞘は単純に(売却価格)-(購入価格)のことで、1樽あたりいくら儲かるか。
対して、利益率は(売却価格)÷(購入価格)のことで、元手が何倍になるか。
効率の良い交易を目指すなら、この両方を意識して交易ルートを選定する必要がある。
利鞘が大きくても、利益率が低い品だと、交易税や物価の変動で利益がふっとぶ場合もある。(アテネの美術品などが好例。)
逆に、利鞘が小さくても、利益率が大きい品であれば交易税で利益がなくなる心配もないし、多少の物価変動も影響しにくい。
当然、利鞘が大きくて利益率も大きいのが最良だが、無爵位で資金の少ない序盤にはそんな都合のいい商品は扱えないので、資金と積荷スペースなどと相談して考えないといけない。

序盤

スタート時の資金で交易をするなら、1樽の利鞘よりも、利益率を重視すべき。購入価格が安く数を買える交易品のほうが1回の交易での利益が大きい。(ただし、航海レベルが低いのに船の最大積載まで積んでしまうと船速が大きく低下するので注意。)
最初は同盟港にする資金も爵位も無いので、値切って利鞘を増やすことも難しい。

【実例:アルの場合】
使える資金が金貨4000枚だとする。
  • イスタンブール(絨毯)→アテネの場合
    • イスタンブールで奢侈品の物価が100%なら、交易税込で1樽あたり金貨252枚、値切っても金貨239枚。最大でも16樽しか買えない。
      これをアテネで1樽300枚で売れたとして、(300-239)×16=976枚の利益。
  • マディラ(砂糖)→リスボンの場合
    • マディラで食品の物価が100%なら、交易税込で1樽あたり金貨14枚。軽ガレーなら1隻あたり最大115樽積める(旗艦1隻なら食糧スペースの関係で、最大109樽)。
      これをリスボンで1樽45枚で売れたとすると、(45-14)×109=3379枚の利益。
      資金はまだあるので、さらに船があればもっと利益が出る。

アル考案の、アテネ(美術品)⇔イスタンブール(絨毯)の交易は、もっと資金がたまって、さらに爵位を得て利益率がよくなってから励んだ方が効率がいい。

中盤以降

中盤以降も交易をする必要があるのは、やり込み目的以外では交易商人のアルのみ。(サルヴァドルもはっきり言って不要。)
アルはシナリオの関係上、常に潤沢な資金が必要で、さらにラストに大金を稼がなければならないイベントがある。
しかし、このゲームはやり込んでなんぼという側面もある。クリアだけが目的なんて寂しすぎるぜ!

効率のいい交易

このゲームはシステム上、近場の2点間貿易が一番儲かる。
例えば、インド・アジア方面のの香辛料や茶を欧州に持ち帰って売るよりも、アテネ(美術品)⇔イスタンブール(絨毯)の方がはるかに効率が良い。
しかし、せっかく交易商人をやるのだから、世界を股にかけて交易をしたいもの。
イベントなどで遠出するときにはぜひとも交易品を持って行きたい。

免税証取得&同盟港化

利益率を上げるために、免税証を手に入れて交易税の20%をカットすることは必須。これだけで利益率が大きく変わる。
上述の通り、爵位が低いうちは免税証は高いので、闇アイテムで手に入れよう。
また、ある程度資金が貯まったら、交易で利用する港は全て自国同盟港にしてしまおう。

爵位を上げる

上述の通り、爵位を上げていくと、飛躍的に利益率が上がる。
爵位を得ると髭兄弟に狙われるというデメリットがあるが、アルはどうせシナリオ上、強制的に爵位を持つ必要があるので、できる限り爵位をあげて交易を有利にしたほうがいい。
上述の通り、自国同盟港であれば爵位に応じて商品を値引いてもらえるようになり、普通なら利益がでないような取引でも利益が出るようになる。

資金があるなら利益率よりも利鞘を重視

資金が潤沢になったら、利益率よりも利鞘を重視しよう。

【実例:ジーベックで交易する場合】
商船仕様のジーベックで10日分の水・食糧を積むとなると、交易品を積めるスペースは525樽分。
  • イスタンブール(絨毯)→アテネの場合
    • イスタンブールで奢侈品の物価が100%なら、交易税込で1樽あたり金貨252枚、値切って金貨239枚。525樽で金貨125475枚必要。
      これをアテネで1樽300枚で売れたとして、(300-239)×525=32025枚の利益。
    • 仮に公爵(大宰相)で免税証ありなら、必要な元手は半分以下でよく、金塊10個分以上の利益。
  • マディラ(砂糖)→リスボンの場合
    • マディラで食品の物価が100%なら、交易税込で1樽あたり金貨14枚。525樽で金貨7350枚必要。
      これをリスボンで1樽45枚で売れたとすると、(45-14)×525=16275枚の利益で絨毯の場合の半分。
    • 仮に公爵(大宰相)で免税証ありでも、効果は薄く、金塊2個分ちょっとの利益にしかならない。
      船を増やせばもっと差がついていく。

究極の交易

究極の交易品は金

西アフリカの金は基本相場が1樽あたり金貨700枚。トンブクトゥなら最初から買えるが、マディラに投資して商業価値が400を超えると、こちらでも買えるようになる。
自国同盟港化して、免税証あり、爵位が公爵(大宰相)だと、1樽あたり金貨350枚で買えるようになる。ヨーロッパの港で基本相場の売却価格が金貨1000枚なので1樽あたり金貨650枚の利鞘になる。ジーベックかキャラックに満載すれば、1隻約37万枚の利益になる。

金銀2点間貿易

  1. 北欧にあるリューベックに投資すると、銀が買えるようになる。
  2. この銀を10~20樽ずつ買い続けると、リューベックの貴金属の物価が150%まで上がる。
  3. この銀を持って今度はマディラで10~20樽ずつ売り続ければ、マディラの貴金属の物価が50%まで下がる。
  4. この状態で、免税証あり、爵位が公爵(大宰相)だと、金が1樽あたり金貨175枚で買える。
  5. これを貴金属物価150%になったリューベックで売れば、1樽あたり金貨1650枚の値が付き、とんでもない利益が得られる。
  6. シップや鉄甲船の艦隊でこれをやれば、あっという間に億万長者になる。

※ジェノヴァでもできるが、アルの場合はイタリアに封鎖されているため、リューベックの方がやりやすいし、金の基本相場も高い。また、長崎と東アフリカの港の組み合わせでもできる(後述)。ヴェラクルスやリオデジャネイロでも投資すれば金が出て、しかも安いが、ちょっと遠いので効率重視ならイマイチ。

オススメルート

何をどうすればいいのかわからない人、考えるのが面倒な人の参考のために、定番のルートを紹介。
交易を楽しみたい人は、商品エリア解説交易品解説を参考にして、自分なりにルートを探索しよう。

序盤の定番の2点間貿易

以下の組み合わせは港間距離が非常に近く、さらに同一カテゴリなので相場が崩れにくくて持続性がある。

リスボン(オリーブ油)⇔マディラ(砂糖)

免税証なしで、値切らなくても余裕で利益が出る。(逆に値切ってもあまり意味がない。)
マディラは軽ガレーが手に入れやすいのも魅力。
リスボン以外でも、イベリア・地中海・北アフリカの港ならどこでもできる。(リスボンが一番近い。)
なお、同一カテゴリであるもののマディラ側の物価が下がりやすく、じきに往復での儲けが少なくなる。
それでも十分すぎるほど儲かるので、気にせず続けるか別のルートへ移行するかはお好みで。
ジョアンは船を増やしながらこれだけやっていれば必要資金は貯まる。

コペンハーゲン(ガラス器)⇔ハンブルグ(染料)

木材も同じ商品カテゴリなので、オスロやリガと3点、4点間貿易もできる。
免税証なしでもそれなりに利益を出せるが、利益率はリスボン⇔マディラほどではない。
爵位を得れば利益が出しやすくなるが、それならアテネ(美術品)⇔イスタンブール(絨毯)の方が優秀。
航海士集めやアイテム購入で北欧に寄ったついでに1~2回やるのがよい。
同じ交易品の組み合わせはヴェネチア⇔ラグーザでも可能だが、その場合はラグーザに金貨15000枚ほど投資する必要がある。
ラグーザは序盤からオスマンに狙われやすく、オスマンの投資で染料が買えるようになっていれば遠慮なく利用させてもらおう。

アレキサンドリア(綿織物)⇔ナポリ(毛織物)

他と比べて少し距離が遠いのが欠点。
投資の必要がなく、元手の少ない序盤なら、アテネ(美術品)⇔イスタンブール(絨毯)よりも儲かる。
ある程度資金が貯まったら、アテネ(美術品)⇔イスタンブール(絨毯)に切り替えるとよい。

アテネ(美術品)⇔イスタンブール(絨毯)

アル・ヴェザス考案のルート。
ただし、イスタンブールはオスマン首都なので、イタリア人主人公や、オスマンに嫌われた人には向かない。
その場合の代替ルートとして、ベイルートに投資して絨毯を出し、アテネ(美術品)⇔ベイルート(絨毯)というパターンもある。
上述の通り、ある程度資金がたまってからでないと本領を発揮できない。また、爵位なしでは利益率自体はそれほどでもない。
逆に爵位が上がれば上がるほど利益率が膨れ上がり、終盤まで通用するようになる。

序盤のその他の定番ルート

アムステルダムor地中海(ガラス玉)→マディラ

抜群の利益率を誇る交易ルート。
船団を組んで取引量を増やせばさらに利益が上がる。
マディラの砂糖を持ち帰って2点間貿易も可能だが、港間の距離が遠く、売値が安すぎて購入時に物価が上がりにくく、買値が下がりやすいのが欠点。また、どれだけ値崩れしても利益が出なくなることはないが、そのうち売り切れ現象が起こるので注意。
マディラの砂糖はどこで売っても利益が出るので、近場のリスボンに持って行って、そこで岩塩に買い替えて他の港に持っていくといい。

北欧方面周回ルート

リスボン(岩塩)→ボルドー(ワイン)→アントワープ(毛織物)→ロンドン(羊毛)→リスボン

それぞれの商品の単価が安く、所持金が少ない最序盤にちょうどいい。
最初の1~2回なら、免税証なしでも十分に利益が出る。
北欧にいる航海士を勧誘するついでにどうぞ。

ループさせる場合は

リスボン(岩塩)→ボルドー(ワイン)→北欧港(穀類)→マディラ(砂糖)→リスボン

とするとすべての品目が食料カテゴリで回るため延々と繰り返せる。造船所で値切るための物価操作も容易。

北欧方面周回ルート(ロングバージョン)

リスボン(岩塩)→ボルドー(ワイン)→アントワープ(毛織物)→ハンブルグ(染料)→オスロ(木材)→コペンハーゲン(ガラス器)→リガ(木材)→コペンハーゲン(ガラス器)→オスロ(木材)→ハンブルグ(染料)→ロンドン(鉄鉱石)→リスボン

北欧方面周回ルートにコペンハーゲン(ガラス器)⇔ハンブルグ(染料)を組み込んでさらに拡張したバージョン。
リスボンで元手金貨4000~5000枚ほどでスタートして、一気に10倍程度に増やせる序盤の黄金ライン。
また、港間距離が全て3~5日以内に到達できるほど近いのも魅力。(食糧スペースが少なくて済む。)
ループしているのでどこから始めてもよいが、後半の交易品の単価はやや高いので、リスボンから始めるのがベスト。

ジョアン、ピエトロは開始直後にこれをやれば金塊4個以上は貯まる。(軽ガレー2隻なら金塊7個以上貯まるので、地図作成技能を取得してお釣りが出る。)

地中海周回ルート

リスボン(岩塩)→セビリア(陶磁器)→ジェノヴァ(銀)→ナポリ(毛織物)→アレキサンドリア(綿織物)→アテネ(美術品)→ヴェネチア(ガラス器)→地中海(ガラス玉)→マディラ(砂糖)→リスボン

地中海は北欧に比べると短距離で利益率が高い交易品は少ないので、物価変動の影響を受けやすいのが欠点。
地中海の航海士を勧誘するときのついでにオススメ。リスボン経由なので、北欧方面周回ルートとも組み合わせることが可能。

元手が十分にあるなら、アレキサンドリアの綿織物の代わりに銅鉱石にした方がもっと利益が上がる。
アテネ(美術品)⇔イスタンブール(絨毯)を組み込んでもいい。
ベイルートの絨毯、ラグーザの染料を投資で出せば、さらに拡張できる。
チュニスの鉄鉱石を出せばいい中継港になるが、序盤ではさすがに無理がある。

利益率は北欧方面周回ルートの方が上なので、先に北欧に行ってある程度元手を稼いでからこちらに来た方が効率が良いかも。

マディラ(砂糖)→カラカス(タバコ)→北欧orイスラム

交易通なら知っておきたいルート。
北欧方面周回ルートや地中海周回ルートに組み込むことも可能。
サンタ・クルスから真西→画面が切り替わったら南西へとうまく航路を取れば暴風雨に遭わずに新大陸に辿り着ける。
ただし、冒険者主人公の、地図作成技能習得のための資金稼ぎには不向き。
また、距離が長いので、食糧を多く積まねばならず、利益率の割に時間当たりの利益が小さくなりがち。
序盤に新大陸の航海士を勧誘したい時などのついでに行うのがよい。
暴風雨対策が十分なら、カラカスよりもハバナのほうがタバコが安く買える。
ついでにヴェラクルスに投資しておくと金が産出されるようになる。

中盤以降

中盤以降は、上述の通り、アテネ(美術品)⇔イスタンブール(絨毯)を使うか、金銀貿易が一番儲かる。
下記の交易ルートは、交易を楽しみたい人向け。

カイロ(美術品)⇔メッカ(麝香)

通好みのルート。
ジョアン編のマッサワイベントで、ピエトロを待つときの時間潰しにもちょうどいい。
アデンに投資をすると琥珀が買えるようになるので、それも組み合わせるともっと儲かる。

ユーラシア大陸反時計回り

アムステルダムor地中海(ガラス玉)→東アフリカ(染料)→メッカ(麝香)→インドで麝香を売る→マラッカ(胡椒)→ザイトン(生糸)→長崎(銀)→堺(美術品)→北欧
イベントのついでの交易にオススメ。用事を済ませたら途中で引き返してもよい。
メッカの麝香の代わりにバスラの香水でも代用できる。

ユーラシア大陸時計回り

コペンハーゲン(ガラス器)→堺(絹織物)→長崎(銀)→ザイトン(生糸)→マカオ(陶磁器)→インド(茶)→中近東(綿織物)→東アフリカ(金)→地中海
地図作成のついでにどうぞ。

鉄甲船新造のついでに

長崎(銀)⇔東アフリカ(金)

黄金ライン。日本で鉄甲船を新造する間にヒマならこの交易。
かなり距離があるが、安宅船などを使えばそれほど日数はかからない。
旋回が低い船だと、風向きが悪いときにかなり時間がかかってしまう。(そもそも時間つぶしが目的なところもあるが。)
相場操作をしなくても十分儲かるが、相場操作するとさらに儲かる。
一番日本に近いのはモガディシオだが、次に近いマリンディなら投資は不要。
長崎を終盤まで発見できない人は、それまで利用できないルート。

最も利鞘が大きいルート

リオデジャネイロ(金)⇔リューベック(銀)

リオデジャネイロは全港中一番金の基本相場が安いので、1樽あたりの利鞘が最大になる。
ただし、無寄港で到達するのに十分な食糧を積むと、金を積むスペースが減ってしまい、元も子もないので工夫は必要。
航海日数が長いので、経験値稼ぎにもなるのもいい。
しかし、効率重視なら、結局近場(マディラ⇔リューベックorジェノヴァ)の方が往復回数を増やせて儲かるのが悲しい。

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