大航海時代シリーズ攻略wiki

大航海時代シリーズの歴史

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大航海時代シリーズとは

  1. お家再興のために大海原に乗り出した没落貴族が王女との逆タマをめざす。
  2. プレイヤーが海賊やら探検家やら商人などで自由に生きる。外伝も同様。
  3. プレイヤーが歴史上の人物と世界探検でガチンコ勝負。
  4. プレイヤーがぼろっちい帆船で大航海に臨み貿易で裸一貫から成金へと這い上がる。
ゲームの開始年代は、Iは1502年、IIは1522年、外伝は1525年、IIIは1480年、IVは未設定だが1600年代(17世紀以降)、Vも同じく未設定だがロッコが健在なことからIVよりは前と思われる。

大航海時代

1990年発売
プレイ可能機=Windows,FC,SFC,MD,携帯アプリ
SFC版のみ名称が「スーパー大航海時代」となっている
便宜上『大航海時代I(ワン)』『初代』と呼ぶ。
交易と海戦が軸で冒険要素はあまりないが、この作品ですでに基本システムは完成している。
相場が宿屋でしか見られない、水夫が酒場でしか編成できない等システムは不便。
強制イベントは王様からの勅命(断っても可)と最終イベントのみ。
ストーリー性は薄いがその分自由気ままに航海ができる。地中海から一歩も出ずにクリアも可能。
携帯アプリ版ではリスボンの酒場にいた航海士2人(海賊と交易商)のシナリオが追加されている。

入手方法

現在でも発売されているのはWindows復刻版とアプリ版。復刻版はSteamとDMMにて有料配信されている。アプリ版は機種によっては月額制の場合もあるので注意。
また、GAMECITY内「クラシックゲーム」でブラウザゲームとして有料配信されている。2020/9/9を以てサービス終了してしまった
CS版の場合、特に変更点などは無いのでもし入手してプレイする場合は処理速度が早くメモリ持ちも良いMD版がオススメ。

大航海時代II

1993年発売
プレイ可能機種=Windows,SFC,MD,PS,SS,携帯アプリ,Wii(バーチャルコンソール。SFC版),Switch(バーチャルスーパーファミコン。SFC版)
Iの続編。Iのシステムをベースに、集落での発見物発見、世界地図作成の冒険要素と6人の主人公によるストーリー性が加わり、ゲームとして完成した。
ただし、ストーリー性を高めたためにスポンサーが固定されていたり、イベント後しか発見できない港などやや自由度は落ちている。
胡椒を欧州に持って帰ってもあまり儲からない交易のバランスの悪さ、船舶のマストの固定、水夫の配置編成の手間等を除けば、この作品がシリーズ中最も高評価と思われる。

入手方法

PC版(PC98復刻版)はSteam配信版がもっとも入手しやすい。OS上の問題もほぼない。なお、WIN(95対応)仕様版は現行のOSでは起動しない。
コンシューマ版には、PS版とバーチャルコンソール(SFC版)がある。バーチャルコンソール版が入手容易だったが現在はバーチャルコンソール自体が配信停止となっている。
2025年3月現在Switch上でニンテンドーオンライン特典のバーチャルスーパーファミコンにて配信開始された。
2018年現在、PS版はゲームアーカイブスに収録されていないので、PS1~3があればアマゾンなどで購入することになる。
アプリ版はやはり月額制でシナリオ選択に制約があるのが難点。

大航海時代外伝

1997年発売
プレイ可能機種=Windows,PS,SS
IIのシステムを流用した外伝作品で、IIの3年後が舞台となっている。IIとまとめて扱われることも多い。
ユーザビリティが向上しており、IIよりもプレイしやすくなっている。
主人公が2人に減った分、イベントが濃くなったが、お使いゲーぽくなった部分もある。
この作品のみ家庭用ゲーム機版が先に発売され、後にWindows版IIのシステム流用で新規グラフィックが追加されたPC版が発売された。
また、ロッコは未登場のためオフラインシリーズの皆勤賞を逃した。

入手方法

PC版はやはり生産終了しており入手には手間がかかる。
一般的にはPS版が一番入手しやすく、プレイもしやすいと思われる。

大航海時代III

1996年発売
プレイ可能機種=Windowsのみ
一言で表すなら異色ゲー。
シリーズ中で最も史実に忠実な作品。冒険プレイに特化しており、発見物に関する伝説にも忠実でファンタジー色も強い。
他のライバルに先駆けて世界一周を達成するのが一応の目標。
とにかく冒険の自由度が高い。シリーズ中唯一陸路で移動可能で都市制圧戦もでき、シルクロードの横断や北米大陸横断も可能。
この点でIIを超えた神ゲー扱いする人も多い反面、システム的にライトユーザーを突き放しており、Windows95への移行期だったせいかバグが多いため、評価は割れがち。
また、諸事情でシリーズ中唯一コンシュマー機に移植されていない。

入手方法

おそらく入手は最も困難。見つけるのが大変でプレミアがついて価格が高いこともザラ。
現行OSでは起動することすら困難であったが、有志の開発したツールにより起動・プレイが容易になった。
詳しくはツール・改造の頁を参照のこと。
なお、現在入手するなら廉価版(定番シリーズ)がおすすめ。
初期版ではKOEICDA.DLLのバージョンが古いため、現行のPCでプレイしようとするとBGMが鳴らなかったりフリーズが発生したりする(コーエー製の別のゲームから新しいバージョンのKOEICDA.DLLを持ってくる必要がある)。
また、対応しているツールやパッチの種類も廉価版の方が多い。

大航海時代IV

「Win通常版」

1999年発売
前作までは1500年前後だった舞台が1600年前後になり、交易や海戦など交易商人たちの縄張り争いが軸のゲームになった。目標は7つの海域を制圧し覇者の証を集めること。
IIIの反省からか、ライトユーザーを取り込むべく、グラフィックやユーザビリティ、シナリオなどに重点が置かれ、舞台も史実を元にしてはいるがパラレルワールド的側面が強くなった。前作までとは完全に別物のゲームになっており、交易・ストーリーゲームとしては良作。
しかし、ある程度世界の開拓が進んだ時代が舞台であり、大航海時代作品の肝である未知の世界への冒険の要素が皆無になっているため、大航海時代らしくないと残念がるファンも多い。
時代の変化のため前作までのキャラは登場しないが、子孫や主人公達にちなんだアイテムや伝説が登場する。
ロッコも「伝説の航海士」として肖像画で登場する。

「PS版」

ラファエルに彼女ができる。アイテムを2つ揃えないと覇者の証の地図を入手できなくなった。
アイテムの情報を得ないとアイテムのある場所に行っても入手できなくなった。

「WinPK版」

PS版仕様に変更+新主人公3人追加。IVの完成版。

「NDS、PSP版」

PS版ベースの移植。追加要素はあるが、あくまでPSベースなのでPK版の追加主人公もおらずボリュームには劣る。

「携帯アプリ版」

商品説明に「7人の主人公が」とあるのでPK版ベースの模様。黄金航路等のNDS、PSP版の追加要素もあり。

「スマホアプリ版」

対応機種:iOS /Android
NDS版の一部機能を除いてスマホに完全移植。PK版の追加要素はなし。

「HD Version」

対応機種:Steam/Nintendo Switch
『⼤航海時代Ⅳ PORTO ESTADO with パワーアップキット』と携帯ゲーム機向け移植版『⼤航海時代Ⅳ ROTA NOVA』の追加要素を収録。
HDリマスターで新たに蘇る『Ⅳ』の完全版!
30周年記念版には「大航海時代 30周年記念 サウンドトラック全曲集 10枚組CDセット」が同梱されたが、お値段は通常版+1万円。

入手方法

Nintendo SwitchかWindowsPCがあるなら、「WinPK版」に「NDS、PSP版」の追加要素を収録した『Ⅳ』の完全版となる「HD Version」。迷わずこれ一択。
PK版の追加要素はないが、スマホアプリ版も配信されている。PS、NDS、PSP版も比較的見つけやすく入手難易度は低め。
WinPK版はソースネクスト製の廉価版が市場に出回っていた頃は入手もしやすかったが、2014年時点では販売も終了しており、コーエー謹製ともども再びプレ値がついている。ソースネクスト版ならWin7までは動く。

大航海時代V

2014年3月18日サービス開始
シリーズの世界観を用いたブラウザゲーム。
2013年12月18日にシリーズ最新作として発表され、翌2014年3月18日よりGAMECITY内で正式サービスが開始したものの、不具合を理由としてオープンベータテストに差し戻し、26日より再度正式サービス開始。
目的地を指定するだけのオート航海になっていたり、行動力による制限、課金などがあったりとブラウザゲーらしい作り。
一方で、海図の変更により地域の地形を変えることが出来たり、船を1日だけレンタル出来るなど新たなシステムも搭載されている。
前作までのキャラクターは航海士カードという形で登場する。たまに海賊として登場することもある。
2021年3月31日にてサービス終了。

大航海時代VI

5年ぶりのナンバリングを冠したソーシャルゲーム。
iOS/Android版を2019年7月22日に発表。
「交易」「海戦」「探検」の3つの活動を軸として己の名声を高めていく。
9月26日より日本、台湾、香港、マカオで正式サービス開始。
公式サイト
  • ジャンル
 海洋冒険シミュレーションRPG
  • プレイ料金
 基本プレイ無料(アイテム課金)
  • 対応機種
 iOS : iOS 9.0以上 (iPhone 6s以降)
 Android : Android 5.0以上、メモリ(RAM)2GB以上の端末
 ※一部機種を除く
Vと共に2021年3月31日にてサービス終了。

大航海時代 Origin

大航海時代シリーズ30周年記念作品
『II』の世界を舞台にしている。
【公式】:https://uwoglobal.line.games/ja_JP
【公式Twitter】:https://twitter.com/UWO_JP

2023年3月7日サービス開始
○対応機種:iOS /Android/Steam
○開発:株式会社コーエーテクモゲームス/LINE Games 株式会社

番外

大航海時代 名もなきコロンブスたち

月刊DaGama(1996~1997年刊行)で行われていた読者参加ゲーム(プレイバイメール式)。
プレイヤーは航海者の1人として、冒険・海賊退治などに参加し、成功すると「冒険名声カード」が獲得できた。
1480年からのスタート、インド航路発見が新大陸発見より先だったなど、「大航海時代3」の影響が強い。

大航海時代Online

2005年正式サービス開始
シリーズの世界観を用いたMMORPG。初期の国産MMORPGとしては商業的に成功したといえる。

100万人の大航海時代

2012年4月サービス開始
シリーズの世界観を用いたソーシャルゲーム。2012年4月~2013年7月まで、モバゲーで運営されていた。
III以上の黒歴史。課金ゲーで金儲けしたかったらしい。

フェレロ家の歴史

曽祖父
有力貴族であったが、航海王子エンリケの命によりプレステ・ジョアンの国を探すために西アフリカへ航海中嵐にあい死亡。
当主、有能な家臣の多くを失いフェレロ家の爵位も剥奪されどん底に落ちる。(1418年~1460年頃 アルコベーカ大公家文書 年代は史実より推測)

祖父「?」
詳細不明、待遇から察するに能力が劣っていたと推測される。本来の生家であるアルコベーカ大公家を剥奪、別の悪意ある親族に継承されてる時点でお察しください。

父「ファブリス・フェレロ」
1500年1月3日、ガマのインド発見に続く名誉を得るため香辛料を買い付けにインドへの航海に赴く。7月、無事インドに到着、香辛料の買い付けにも成功し帰還。12月13日、ボジャドール南沖にて嵐に遭遇、船尾にある船室にいた時に波が直撃し船尾もろとも海へ飲み込まれる。(PC版Iのロッコの証言より)

商船隊をもつ交易商兼冒険者達のスポンサーとなり名誉回復のための力を蓄える。かつてフェレロ家に使えていた航海士の息子のラモン=デ=マルシアスのスポンサーとなりインド航路の発見を依頼する。インド航路発見後、没落したフェレロ家を再興する為インドへ向かうが、帰還中にイスラム艦隊の攻撃を受けヴェルデ沖で遭難。(1499年9月以降、IIIのラモンシナリオより)

死亡したとされていたが、南米にて生存が確認され、フェレロ家へ戻る。(1525年頃?、IIのピエトロシナリオより)
わしらは貧しい商人だ、と名乗っていたが、そこそこ貴族らしい待遇を得られるだけの、実力を取り戻せたといえる。
IIIでは商人と貴族は区別されていてファブリスの待遇は「貴族」
次の爵位を得られる勅命の最中で驕っている暇がなかったと考えるのが妥当か。
「胡椒を20たる買ってこい。」「はい」
その途中で嵐にあった?

本人「レオン・フェレロ」
1499年、父ファブリスと共に航海の準備に取り掛かる、父にリスボンに残るよう言われて詰め寄るがロッコに自分の未熟さを指摘されて謝罪し残ることに決める。
1500年1月3日以降、ポルトガル国内において父の残した交易商の切り盛りをする。
翌年、交易地にてロッコと再会、疲労と飢えで3日3晩眠り続けた後、目を覚ましたロッコから父の訃報を知る。
1502年2月15日、交易地からリスボンに帰還。父の葬儀後ロッコから渡された父の遺言状の言葉に奮起、父の意思を告ぐことを決意。(IのOP、航海日誌より)。21日、インド航海の準備を行うも資金、人材共に残されておらずロッコに地中海で力を蓄えることが先だと促され当面の航海計画を練るべく町へと繰り出す。(Iのゲーム開始時)

父の訃報を聞き、父を襲ったイスラム艦隊を倒すためキャラベル1隻で出航、西アフリカのザンジバル近海で交戦するも返り討ちにあい、駆けつけたラモン=デ=マルシアスに救助される。その後、自力でリスボンに寄港し提督として活動。(1499年9月以降、IIIのラモンシナリオより)

その後、名声を高めつつ数々の勅命をこなし次々と爵位を得ていく。
冒険家としても活動し、マゼラン海峡にて新種のペンギンを発見し「レオンペンギン」と命名したり、(ゲーム中では必ずしも行く必要はないが)ジパングにも到達している。(大航海時代IIより)

最終的には公爵となり、クリス王女を海賊艦隊(ゲーム中では他国戦艦隊の場合あり)から救い出した功績でポルトガルの国王となる。(1505年頃? Iのエンディングより、年代はIIのジョアンの年齢と開始年月より推測)
マヌエル国王に世継ぎが生まれたため、国王の座を降り宰相兼海軍大臣となる。(IIのジョアンシナリオのセリフより。世継ぎ云々はIとIIの矛盾からの推測)

ミランダ=ヴェルテから、イスパニアのコンキスタドール討伐のための兵士派遣を要請されるが外交問題のために拒否、なおも新大陸に向かうミランダの心意気にうたれフェレロ家に伝わる「妖精の鎧」を託す(1525年以降、外伝のミランダシナリオ)

子「ジョアン・フェレロ」
父の命によりプレステ・ジョアンの国探索に向かう。(1522年、IIのジョアンシナリオ)
アル=ヴェザスからプレステ・ジョアンの情報を得てマッサワへ向かう。オスマンのマッサワ襲撃隊と交戦後ピエトロが見つけてきた聖者の杖を王に渡しマッサワはアクスムに改名、兄の敵として狙われていたカタリーナと和解。
父の敵であり、秘密結社プレステアを率いポルトガルに対して反逆を企てているマルティネス侯爵を倒す。父のあとを継ぐべくリスボンで暮らすが再び自らの意思で航海に出る。(1522年から半年以降 IIのジョアンシナリオ)
新大陸にアルジェ海賊が集結してることから、第2のプレステアになることを懸念しカタリーナ=エランツォと共に新大陸のプレステア基地跡へ向かう。(1525年以降 外伝のサルヴァドルシナリオ)

フェレロ家の考察

祖父の代からレオンの若い頃までフェレロ家は無爵位のはず。(もちろん)生活に困らないくらいの蓄えはあるかもしれないが、IIIのように邸宅でスポンサーをやっている余裕はあるのかどうか?
  • 商船隊を率いて名声回復の機会を窺っていたようで、PC版Iでもその旨が触れられており、IIIでも商船隊を率い自らも提督として活動していることを思わせるセリフがある。「(交易品の買い付けを依頼して)~私が直接行っても良いのだが息子のレオンが熱を出してしまってね…そばにいてやりたいんだ。」byファブリス
  • IIIでスポンサー情報にて貴族と表記されているにもかかわらず、レオンが無爵位なのはファブリスが勲爵士程度(子孫に継承権なし)の貴族だったからだと思われる(ラモンシナリオにおいて「我々のような下級貴族では満足な援助は得られないであろう」とのセリフ有)。IIIでのギルドの親父のセリフや、Iのハンドブックの国王や酒場娘のカルロータの台詞からもそれなりに有名だったようである。

アルコベーカ大公家文書

今をさること80年前、わが曽祖父は
名高き航海王エンリケ王子の命を受け、
ポルトガル国王ジョアンI世より授かった
大艦隊を率い、伝説のキリスト教王
「プレステ・ジョアン」の国を探すため、
西アフリカ探検へと赴いた。
しかし、曽祖父の率いた艦隊は、
途中暴風雨に遭い、わずか1隻を残し
海のもくずと消え果てた。
提督たる我が曽祖父も、乗艦もろとも、
海中深く沈み、帰らぬ人となってしまった
当主と有能な家臣の多くを瞬時に失った
わが一族は、領地のことごとくを没収され、
この機に乗じた悪しき同輩の陰謀により、
爵位をも剥奪されたという。
加えてわが一族は、
かっての栄華を妬む
世間のこころない者から
格好の非難・嘲笑の的とされ、
急速に没落への道をたどっていくことに
なるのである。

アルコベーカ大公家文書

Iのレオンの解説(コンシューマ版)

私の名はレオン。
私の一族は、ポルトガルの由緒正しい貴族だったが、今ではすっかり没落して、ここリスボンの町で細々と貿易商を営んでいる。
我がポルトガルは、この100年の間、幾多の冒険によって、次々と新航路を開拓し、富を蓄えてきた。
その中で、我が一族のみが繁栄から取り残されてしまった。
クリス王女…
私は、パレードの喧騒の中、その美しい姿を見て以来、すっかり、心を奪われていた。
だが、王女はいずれイスパニアより婿を迎えるのだという。
現在の私には、ポルトガルの王位継承者の王女に、想いを伝える術すらないのだ。
私の相棒、老航海士*1
1年前、私の父は彼をはじめ屈強の水夫と共に、一族再興の夢を抱いて、遠くインドへと旅立った。
しかし、財宝を満載し祖国へ帰る途中、猛烈な暴風雨が、父の船を飲み込んだのである。
父の死に途方にくれる私に、一行でただ1人生き残った老航海士が、涙ながらに、父の最後に残した言葉を伝えた。
「夢を追え、希望を捨てるな」
父の無念を晴らすべく、私は航海の準備にかかった。
わずかな資金で水夫を集め、中古船「ヘルメス」号を買った。
老航海士の助けがあるものの、しばらくは近海の交易で稼ぐしかないだろう。
しかし、我々の前途には、7つの海が広がっているのだ。
その先には、アフリカが、インドが、そして遥かな新天地アメリカが待っている。
希望を胸に、老航海士と私はリスボンの街中へとくりだした…。

PC版では父の船を修理し、残っていたわずかな財宝(胡椒と水晶)を元手に航海を始めることになっているが、
コンシューマ版ではなぜかヘルメス号を購入したことになっている。
このため、なぜヘルメス号に胡椒と水晶が積んであるのか不明。
また父の遺言も、残された紙切れに書かれていたものではなくロッコから直接伝えられたことになっている。

妖精の鎧

大航海時代外伝のミランダ編で入手可能。レオンのセリフでは「フェレロ家に伝わる秘宝」だそうだが突っ込みどころが多い。
  • プレステアと戦っていた息子のジョアンに渡すべきなのに、なぜ、あまり面識のないミランダに託したのか。フラムベルクを渡している場合ではない。
  • 落ちぶれたフェレロ一族が守り抜いた秘宝なのだろうが、その秘宝の鎧を先祖やファブリスはなぜ持ってかなかったのであろうか。もしものときのためにレオンに託した可能性は高い(海戦勝利時にレオンは鎧を着ていたため)が、その場合、ミランダではサイズが合わない。
  • ミランダの決意に打たれ、外交上直接介入できないために渡したのであろうが、IIの時点で「新大陸を調査するイスパニアの無敵艦隊襲撃」の嫌疑がかかっているのに同じく「新大陸にいるイスパニアのコンキスタドール」と敵対するイタリア人達(しかも1人は自分がスポンサー)に明らかに目立つ形(秘宝なのだからフェレロ家の物と一目瞭然のはず)で援助したらフェレロ一族は爵位剥奪どころじゃすまないはずで、フェレロ家がIVに未登場しないのはもしかして……
    • 実はこの頃、史実のイスパニア本国でもコンキスタドールの振る舞いが非人道的であると取り沙汰されていた。実はイスパニアにとっては「性質の悪いチンピラの成り行きなんぞ外交カードにもならんがな」程度の認識だったのかもしれない。

太閤立志伝シリーズでの客演出演

太閤立志伝

  • レオンフェレロ(I主人公。ほぼそのまま。SFC、MD版ではジョアンに似た顔に差し替え)
  • ミゲルスーザ(Iの航海士のミゲル。顔はPC版の物)

太閤立志伝II

  • ジョアンフェレロ(II主人公。容姿は年代相当の中年に変更)
  • ベルナルドゴメス(II航海士)

太閤立志伝IV

  • エンリコ(IIのジョアンの仲間航海士。外見大幅に変化)
  • ミランダ(外伝主人公。外見大幅に変化)
  • (あたらし)武将(たけまさ)(太閤IVのオリジナルキャラクター。母親のセシーリアが異国生まれ。IVのセシリアとキョータローの子を思わせる)

太閤立志伝V

  • ラファエル(IV主人公。そのまま)
  • リル(IV主人公。そのまま)

大航海時代のキャラクターのモデル

フェレロ家の曽祖父
おそらく、エンリケ王子の従士Gil Eanes(ジル・エアネス)(生没年不詳)。当時、悪魔の岬と呼ばれ恐れられていたボジャドール岬を突破するよう王子に命じられ、一度は引き返したが、叱責されて奮起し見事突破する。
カタリーナ・エランツォ
Catalina de Erauso(カタリナ・デ・エラウソ)(1592-1650)がモデルか。
PC版『大航海時代II』ハンドブックにも彼女の略歴は書かれている。
イスパニアの富裕な船主の子として産まれるが、父の後妻に押し込められた修道院から脱走後、男装して兄のいる軍に入ったが決闘で兄を殺してしまい脱走。
その後、海賊船の航海士となり、船長の死後は自らが船長となって指揮を取った。彼女は決してイスパニアの船は襲わなかったという。
後にイスパニア政府に捕らえられ死刑を宣告されるが、イスパニアを守る海賊であったことが判明し逆に多額の礼金とアンダルシアの土地を与えられたという。

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注釈

*1 ロッコのこと。Iでは老航海士としか呼ばれない