大航海時代3とは
「大航海時代3」は「探検ゲーム」である。プレイヤーは1480年から始まる大航海時代の歴史の中で航海者として、世界中を冒険し、遺跡や財宝などの「発見物」を発見し、歴史に名を刻むことが主な目的になる。
そのためには、歴史上、大きな発見をした人々(ライバル)に先んじて発見しなければならない。
他のシリーズ作品と比べて、自国の領土以外ではセーブができないので、難易度は高めである。
そのためには、歴史上、大きな発見をした人々(ライバル)に先んじて発見しなければならない。
他のシリーズ作品と比べて、自国の領土以外ではセーブができないので、難易度は高めである。
3の特徴
冒険の自由度の高さ
これに尽きる。冒険が主軸ではあるため、世界中を冒険し、遺跡や財宝などの「発見物」を発見することが主な目的となっている。そのため、本作の発見物の数はシリーズ中でも突出して多い。遺跡や宝物、動植物、厳しい条件をクリアすればなんとムー大陸まで発見することが出来る。
交易、海賊はおまけ程度の扱いになっているが、もちろん交易で財産を築くこともできる。胡椒を欧州に持って帰ることができれば大金持ちになれる。
交易、海賊はおまけ程度の扱いになっているが、もちろん交易で財産を築くこともできる。胡椒を欧州に持って帰ることができれば大金持ちになれる。
自ら世界を広げる喜び
3では他のシリーズ作品と違って、「喜望峰」も、「新大陸到達」も、「インド航路」も「世界周航」も、未だ達成されていない。
ライバルに先んじてこれらを達成するということは、自ら世界を広げるということである。
ライバルに先んじてこれらを達成するということは、自ら世界を広げるということである。
一応の目標として、「世界周航」を達成するとエンディングを迎える。(これにライバルが存在する)
もちろん、これが達成できなければゲームオーバーということはないし、達成してもゲームを続行することができる。
最終的には、ゲーム中の全発見物発見が目標になるだろう。
つまり、世界周航はあくまでも通過点である。
もちろん、これが達成できなければゲームオーバーということはないし、達成してもゲームを続行することができる。
最終的には、ゲーム中の全発見物発見が目標になるだろう。
つまり、世界周航はあくまでも通過点である。
プレイヤーキャラの「引退」が、本当のゲームの終わりだろう。
陸上移動可能
シリーズ中唯一、内陸部も海上と同じように自由に行動可能。シルクロードの横断も可能。
沿岸部だけでなく内陸部にも街があり、発見物もある。
陸上が移動可能なため、陸戦、都市攻略戦もできる。武力で世界征服を目指すこともできる。
沿岸部だけでなく内陸部にも街があり、発見物もある。
陸上が移動可能なため、陸戦、都市攻略戦もできる。武力で世界征服を目指すこともできる。
史実の再現性
世界の情勢も年代に応じて変化
1480~1540年代までのヨーロッパを中心とした重要なイベントなどが起こり、歴史上の人物も登場する。最初は無かった町などが時代が進むとともに発展していく、国王が代替わりするなど時間の経過を反映している。
そのため、1494年のトルデシリャス条約締結後はポルトガル王国・イスパニア王国相互の寄港が困難になる。
港や街の宿屋、酒場で人に話しかけると、タイムリーな情報を聞くことができる。
酒場ではインド到達、西回り航路の発見等を目論むライバルたち本人の話を聞くこともできる。
そのため、1494年のトルデシリャス条約締結後はポルトガル王国・イスパニア王国相互の寄港が困難になる。
港や街の宿屋、酒場で人に話しかけると、タイムリーな情報を聞くことができる。
酒場ではインド到達、西回り航路の発見等を目論むライバルたち本人の話を聞くこともできる。
ライバル
いくつかの発見物のには、ライバルが設定されている。所定の期日になっても、プレイヤが発見していない場合、ライバル(歴史上の本来の発見者)が発見、報告してしまう。そうなると、当該の発見物はもう新発見としての価値を失ってしまう。
高緯度地方には到達不能
冒険の自由度は高いものの、緯度が75度を超えると(北極、南極)即死亡(海上、陸上でも同じ)
この時代に、極地に近づくとこうなるのは当然であり、時代に正確といえる。
ただし、危険地帯の一歩手前までいかないと発見できないものもある。
この時代に、極地に近づくとこうなるのは当然であり、時代に正確といえる。
ただし、危険地帯の一歩手前までいかないと発見できないものもある。
結婚・後継者
3では、世界各地の酒場にいる酒場女と結婚し、プレイヤーの自宅に連れ帰ることができる。
子どもは男女それぞれ1人まで作ることができる。息子が18歳以上になると、後を継がせることもできる。
子どもは男女それぞれ1人まで作ることができる。息子が18歳以上になると、後を継がせることもできる。
まとめ
バグが多かったり、初期版では奴隷貿易という倫理的問題もあり、コーエーは黒歴史にしてしまっている感があるが、評価している人は評価しているし、はまれる人はハマる。
はっきりいって、一度プレイしただけでは、このゲームを遊びつくすことはできない。
繰り返しプレイして全ての発見物を見つけた時に、ようやくこのゲームの良さがわかるだろう。
はっきりいって、一度プレイしただけでは、このゲームを遊びつくすことはできない。
繰り返しプレイして全ての発見物を見つけた時に、ようやくこのゲームの良さがわかるだろう。
プレイの流れ
ゲームを始めると用意されている初心者用キャラクターをつかうか、自分でキャラクターを作るか選べる。
初めてのプレイでは初心者用キャラのラモンかエミリオでプレイするといいだろう。
初めてのプレイでは初心者用キャラのラモンかエミリオでプレイするといいだろう。
初期状態では、プレイヤーは自己所有の船を持っていない。冒険をするには、スポンサーと契約し、資金・船の援助を受ける必要がある。
3では、基本的に以下のサイクルで冒険を行う。
3では、基本的に以下のサイクルで冒険を行う。
- 図書館などで冒険のヒントを得る。
- ヒントをもとにスポンサーに「プレゼン」を行う。プレゼンの可否はスポンサーの好み、プレイヤーの弁論能力などが影響する。
- スポンサーから前金を貰う。またスポンサーから船を借り、各地で情報収集を行う(必須ではない)。
- 発見物を発見し、証拠品を取得する。
- スポンサーに報告し、証拠品を提出する。発見物の価値に応じて、スポンサーから受け取る報酬の額と名声上昇値が変化する。
最初は出資者にプレゼンしないと船も貸してもらえないが、金を貯め自分の船を買ったら、自由に航海できるようになる。
契約無しでも発見物を発見することは可能であるが、資金・船の援助を受けられない、報告時の名声上昇値が低い、マップ上に遺跡などの場所が表示されず、酒場で情報が得られないため、発見が難しくなるといったデメリットがある。一方、スポンサーに証拠品を提出する必要がないので証拠品を私物化できるという大きなメリットもある。証拠品の中には、強力な武具や船首像など、非常に有用なアイテムがある(中には普通に契約した時の10倍以上の値で売れる発見物もある)。またスポンサーと契約した場合でも、証拠品の贋物を渡すことで本物の証拠品を着服することができるものの、こちらの場合は失敗時に悪名上昇・長期投獄などのリスクを伴う。
なお、「西廻り航路(新大陸発見)」や「アフリカ南端」など、地理や航路に関する発見はスポンサーと契約しないと発見できない。
契約無しでも発見物を発見することは可能であるが、資金・船の援助を受けられない、報告時の名声上昇値が低い、マップ上に遺跡などの場所が表示されず、酒場で情報が得られないため、発見が難しくなるといったデメリットがある。一方、スポンサーに証拠品を提出する必要がないので証拠品を私物化できるという大きなメリットもある。証拠品の中には、強力な武具や船首像など、非常に有用なアイテムがある(中には普通に契約した時の10倍以上の値で売れる発見物もある)。またスポンサーと契約した場合でも、証拠品の贋物を渡すことで本物の証拠品を着服することができるものの、こちらの場合は失敗時に悪名上昇・長期投獄などのリスクを伴う。
なお、「西廻り航路(新大陸発見)」や「アフリカ南端」など、地理や航路に関する発見はスポンサーと契約しないと発見できない。
定番攻略サイト
Windows7での動かし方
※ 以下は、「大航海時代Ⅲfor Windows95(Windows98対応版)」で確認した。
インストール
CD-ROMを入れて実行しようとすると、「このアプリケーションはWindows95専用です。」というエラーメッセージが出てセットアップができないので、以下の要領で互換モードを利用する。
- 「スタート」→「コンピュータ」をクリック。
- ドライブの大航海時代Ⅲのアイコンを右クリックして「開く」を選択。
- その中にあるSETUP.EXEを右クリックして「プロパティ」を選択。
- 「互換性」タブをクリックし、「互換モードでこのプログラムを実行する」にチェックしてリストから「Windows95」を選択。その下の設定は、「256色で実行する」にチェックを入れる。
- SETUP.EXEをダブルクリックして実行すれば、インストール完了。
ゲーム起動
- 「スタート」→「すべてのプログラム」→「KOEI」の「大航海時代Ⅲ for Windows95」を右クリックして、「プロパティ」を選択
- 「ショートカット」タブの「ファイルの場所を開く」をクリックして、インストールフォルダを開く。
- 同フォルダ内のCDS95.EXEを右クリックして「プロパティ」を選択。
- 互換性タブをクリックし、「互換モードでこのプログラムを実行する」にチェックしてリストから「Windows95」を選択。その下の設定は、「256色で実行する」にチェックを入れる。
- CDS95.EXEのショートカットを作成してデスクトップに置き、これをダブルクリックすれば、ゲームを起動できる。
- なお、上記1.の「大航海時代Ⅲ for Windows95」について上記4.の作業をして起動アイコンを作ってもいいのだが、その場合、「画面の解像度」を「モードの一覧」から選択して変更する(詳しくは下記サイト参照)という手間を経た上でないと正常に起動しないので(この問題は、定番シリーズ版では発生しない)、上記5.の要領で起動アイコンを作るのがいいと思う。
BGMの鳴らし方
以上で起動できるのだが、このままではBGMが鳴らない。そこで、他のコーエー製品(チンギスハーン4や大航海時代Ⅳなど比較的新しいもの)から「KOEICDA.DLL」(ファイルバージョンが1.2.0.2のもの)をコピーし、大航海時代Ⅲのインストールフォルダに上書きコピーする。これでBGMが鳴るようになる。ただし、BGMはループせず一周で終わってしまう。それでも、鳴らないより遥かにマシである。
定番シリーズの場合
基本的には、上記したところと同じだが、対応OSが、Windows98/Me/2000なので、互換モードのチェックでは、これらのOSを選択することになる。
参照サイト
BGMがループしない問題とその解決
イントロ
Windows7では、互換性をwindows95に指定してもBGMがうまくループしない場合がある(個人的な経験では、XPではそのようなことはなかった)。症状としては、ループせずに一周で終わってしまい、次のトラックの冒頭の2秒ぐらいを鳴らして沈黙してしまう(厳密には、トラックの頭も2秒ぐらい切れている)。
マテリアルズ
バリューパックの大航海時代3、Windows7(64bit)。
メソッド
ここでは解決方法の一つを提示する。
1. iTuneなりを使い、通常の音楽用CDの要領でROMからBGM用ファイルを29種類リッピングし、wavで保存する。念のため、ファイル名はアルファベットと数字の組み合わせにしておく。
2. _inmm.dllをダウンロードし、マニュアルどおりに設定する(配布元URL: https://cryo.jp/_inmm/)
3. waveの波形編集アプリ(適当なもの)を準備する。
4. 抽出された29のwavファイルについて以下の作業を行う。
(1)トラック2の最後数秒を見ると、ブランクのあとにトラック3の冒頭数秒が含まれていることがわかる。この部分をカットし、ファイルをセーブする
(2)トラック3の冒頭に、トラック2からカットしてきた波形をペーストする。0秒地点にペーストすれば、継ぎ目なくスムーズにつながるので特に心配は要らない。終わりの数秒にトラック4の冒頭がまた含まれているのでカットする。ファイルをセーブ。
(3)上の作業をトラック29まで繰り返す。
1. iTuneなりを使い、通常の音楽用CDの要領でROMからBGM用ファイルを29種類リッピングし、wavで保存する。念のため、ファイル名はアルファベットと数字の組み合わせにしておく。
2. _inmm.dllをダウンロードし、マニュアルどおりに設定する(配布元URL: https://cryo.jp/_inmm/)
3. waveの波形編集アプリ(適当なもの)を準備する。
4. 抽出された29のwavファイルについて以下の作業を行う。
(1)トラック2の最後数秒を見ると、ブランクのあとにトラック3の冒頭数秒が含まれていることがわかる。この部分をカットし、ファイルをセーブする
(2)トラック3の冒頭に、トラック2からカットしてきた波形をペーストする。0秒地点にペーストすれば、継ぎ目なくスムーズにつながるので特に心配は要らない。終わりの数秒にトラック4の冒頭がまた含まれているのでカットする。ファイルをセーブ。
(3)上の作業をトラック29まで繰り返す。
リザルト
BGMがちゃんとループして鳴るようになる。次のトラックの冒頭が誤って鳴ることもなくなる。
まとめ
所要時間は、アプリの収集から作業完了まで全体で約1時間程度。難易度はそれほど高くなく、そこそこのリテラシーがあれはOK。というか、大航海時代3をやっていれば、このぐらいの冒険はゲームの一部みたいなもの。BGMの不具合に不満をいだくユーザーは是非チャレンジしてほしい。美麗なBGMが何よりの報酬となるだろう。