アニメーションの概要

ノードパラメータのアニメーション化

TG4のほとんどのノードにはアニメーション化可能な多くのパラメータがあります。これらのパラメータにはアニメーションボタンがあります。アニメーションボタンをクリックすると、キーの設定や削除、アニメーションデータのインポートなどの操作を行うためのメニューが表示されます。

パラメータをアニメーション化するには、キーを設定する必要があります。ラメータのキーを設定するためにアニメーションボタンを使用します。新しいキーを作成する事で、現在のフレームに挿入されます。現在のフレームは、メインウィンドウ・タイムライン、アニメーションパネル、プロジェクト設定で設定する事が出来ます。ベクトル(方向性)やカラーパラメータなど、複数の座標を持つパラメータは、各座標を個別にアニメーション化する事が出来ます。アニメーションボタンは、その都度、すべての座標または個々の座標のキーを設定するためのオプションを備えています。
  • Set animation key:アニメーションキーを設定します。
  • Remove animation key:現在のフレームのキーを取り除きます。
  • Import animation key:サードパティなどで作成した外部ファイルをインポートします。主にシーケンスキーデータを取り扱います。
  • Delete animation:全フレームからこのパラメータのキーをすべて削除します。
  • Show in Animation Panel:アニメーションパネルで現在のフレームのキーを表示します。
  • >」:ノードパラメータによって、すべてであったり単体であったりを選択する事が出来ます。

テキストフィールドの色が黒から緑または青に変わるため、パラメータがいつアニメーション化されるかを知る事が出来ます。
  • テキストフィールドが緑色:パラメータはアニメーション化され、現在のフレームでキーが設定されている事を示します。
  • テキストフィールドが青色:パラメータはアニメーション化されていますが、対象となるフレームにキーが設定されていない事を示します。

パラメータがアニメーション化されると、アニメーションパネルでアニメーションを編集する事が出来ます。アニメーション化されたパラメータのみがアニメーションパネルに表示されるので、少なくとも1つのパラメータをパラメータに設定してから編集する必要があります。その後、アニメーションパネルを使用して、キーの挿入と削除やキーの位置と値の変更を行う事が出来ます。

アニメーション化されたパラメータを持つノードは、ネットワークビューで目印のアンコンが表示され差別化されます。ノードボックスの右側に「A」と書かれた緑色の円が描かれています。

アニメーションのプレビュー

メインウィンドウ・タイムラインアニメーションパネルのタイムラインの再生コントロールを使用して、アニメーションを再生する事が出来ます。アニメーションはすべて3Dプレビューで表示されます。これは同時に複数の視点からアニメーション再生を見る事が出来るのを意味します。メインウインドウ・タイムラインのスライダを使用するか、アニメーションパネルビューでフレームカーソルをドラッグしてアニメーションのスクラブ(フレームを順行、逆行)する事も出来ます。

デフォルトでは、TG4はリアルタイムで毎秒24フレームでアニメーションを再生しようとします。ただし、これを描画するのに時間がかかるフレームがあると、リアルタイム再生を維持しようと後続のフレームを省略する事を意味します。アニメーションの各フレームを表示したい場合は、メインウィンドウ・タイムラインまたはアニメーションパネルタイムラインの[Lock playback to frames(フレーム再生のロック)]ボタンを使用して、すべてのフレームを順番に表示させます。

アニメーションのレンダリング

Render』ノードの「Sequence/Output」タブのコントロールを使用して、アニメーションをレンダリングする事が出来ます。"Sequence first / last / step"パラメーターを使用すると、アニメーションのどの部分をレンダリングするかを設定する事が出来ます。[Render Sequence]ボタンで、アニメーションレンダリングを開始します。

または、TG4のコマンドラインインターフェイスを使用して、フレームをバッチレンダーするか、レンダーファーム全体でフレームをレンダーする事も出来ます。

最終更新:2020年04月28日 00:14