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UUT-4 | |||||
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UUT-4は、深海潜水原子力潜水艦や高性能水上艦を撃沈するために設計された潜水艦用の重魚雷である。 | ||||
概要 | |||||
種別 | 低抵抗通常爆弾 | ||||
開発 | 海軍水上戦センター | ||||
運用開始 | |||||
運用状況 | 現役 | ||||
性能諸元 | |||||
全長 | 5710m | ||||
直径 | 531mm | ||||
弾頭 | トリトナール爆薬 | ||||
重量 | 250kg |
53式127mm単装速射砲 ZM53 127mm/54-Caliber Gun |
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![]() はっかい型ミサイル巡洋艦の後部甲板に搭載されたZM53 mod2。 |
53式127mm単装速射砲(ZM53)は、54口径長の長砲身を採用しつつ、装填・給弾機構を自動化した省力砲として開発された艦砲である。本砲のシステムは、露天甲板上の砲塔部と、その直下の上部揚弾薬機、管制盤を備えた換装室、さらにその下の下部揚弾薬機と、2基の円筒型弾倉を備えた弾火薬供給所から構成される。操作要員は16名で、砲塔内に4名、換装室に2名、弾火薬供給所に10名(給弾手4名、給弾手1名が2組)が配置される。システムの簡素化を図った最終発達型であるmod 2では、砲員は12名(砲塔内2名、換装室1名、弾火薬供給所9名)に削減された。 本砲システムの最大の特長は、毎分40発という高い発射速度であるが、これを実現するのが、揚弾薬作業の機械化である。揚弾薬機構は左右2組が設置されており、交互に装填することで、発射速度を倍増させるとともに、片方が故障しても、他の1組によって毎分20発の射撃を継続できるよう配慮された。 mod 0のような初期型においては、砲塔天蓋上前部の左右両側に砲塔操縦士の照準用として半球型ドームが設置されていた。左側が対水上射撃用、右側が対空射撃用で、艦の射撃照準用方位盤が故障した場合の砲側照準用のものであった。ただし、mod 1以降の後期型では右側のドームが廃止され、メクラ蓋で覆っているもの、あるいは完全に廃止しているものもある。 搭載艦一覧 ・はっかい型ミサイル巡洋艦 CG-42 はっかいからCG-46 あんぺいじまでの前期型のみ。 |
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概要 | |||||
種別 | 艦砲 | ||||
開発 | 六菱重工業 | ||||
運用開始 | 1953年 | ||||
運用状況 | 退役 | ||||
性能諸元 | |||||
口径 | 54x127mm | ||||
発射速度 | 40発/分 | ||||
要員数 | 16人(mod 0/mod1)/12人(mod 2) | ||||
最大射程 | 23km | ||||
68式127mm単装砲 ZM68 127mm/54-Caliber Gun |
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![]() しらゆき型駆逐艦のZM68 mod2。防楯がステルス性に配慮された形状になっている。 ![]() いなづま型中型直接教育艦のZM68 mod3 SMAT。教育用に省力化された。 |
68式127mm単装砲(ZM68)は、54口径127mm砲または62口径127mm砲を軽量の単装砲塔と組み合わせた両用砲である。前任のZM53 127mm単装速射砲は艦隊の主力対空砲として期待されたために高発射速度を追求したのに対し、1960年代の時点では、既に対空兵器の主力は艦対空ミサイルに移行しつつあったことから、本砲では対空射撃は副次的な任務としてあまり重視されず、むしろ対水上・対地艦砲射撃が主体とされた。これに伴い、ZM53では2組が設置されていた揚弾薬機構は1基のみとされており、発射速度は毎分20発、即応弾も20発と、いずれも半減した。また最大仰角も、ZM53では85度であったのに対し、本砲では65度とされている。 mod0が原型で、54口径127mm砲を搭載する。mod1は信管調定装置を機械式から電子式に変更したほか、誘導砲弾の使用にも対応。mod2はmod1の海外輸出用バージョンだが、瑞州軍でも使用される。mod3では62口径長127砲を採用したバージョンで、多くの場合、防楯もステルス性に配慮した形状のものに更新されている。ただし既存の砲との相互運用性も重視されており、図面の85パーセントはそのままで、システムの90パーセントが共用化されている。 搭載艦一覧 ・とくさ型ミサイル巡洋艦(mod0~1) ・すじぐも型ミサイル駆逐艦(mod2ステルス防盾型) ・しらゆき型ミサイル駆逐艦(mod2ステルス防盾型) ・いなづま型駆逐艦(mod3) ・はれぎり型ミサイル駆逐艦(mod3) |
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概要 | |||||
種別 | 艦砲 | ||||
開発 | 六菱重工業 | ||||
運用開始 | 1968年 | ||||
運用状況 | 現役 | ||||
性能諸元 | |||||
口径 | 54x127mm/62x127mm | ||||
発射速度 | 16-20発/分 | ||||
要員数 | 6人 | ||||
最大射程 | 37km | ||||
72式127mm単装速射砲 ZM72 127mm/54-Caliber Gun |
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![]() おいかぜ型ミサイル駆逐艦に搭載されたZM72 mod1。 |
72式127mm単装速射砲(ZM72)は、高発射速度と軽量化を両立し、優れた性能を有する艦載砲システム。この砲は先行して開発されていたZM62 76mm単装速射砲のスケールアップ・モデルにあたる。露天甲板上の砲塔部と、その直下の即応弾マガジン・ドラム、さらにその下の下部揚弾ホイストおよび管制室より構成される。砲塔は完全防水構造の強化プラスチック製シールドを備えており、ZM68と同様、砲塔内は無人化されている。ただし下部揚弾ホイストへの給弾は人力であり、各ホイストあたり少なくとも2名の給弾手が必要であり、最大発射速度で発砲する場合、8名が配置される。 搭載艦一覧 ・はっかい型ミサイル巡洋艦 CG-47 かさぎ以降の後期型のみ。 ・しきなみ型ミサイル駆逐艦 ・おいかぜ型ミサイル駆逐艦 |
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概要 | |||||
種別 | 艦砲(速射砲) | ||||
開発 | 六菱重工業 | ||||
運用開始 | 1972年 | ||||
運用状況 | 現役 | ||||
性能諸元 | |||||
口径 | 54x127mm | ||||
発射速度 | 45発/分 | ||||
要員数 | 2-8人 | ||||
最大射程 | 23km (通常砲弾) | ||||
86式25mm機関砲 ZM86 Machine Gun System |
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![]() ミサイル駆逐艦に搭載されたZM86 mod2。 |
86式25mm機関砲(ZM86)は、様々な水上の脅威、特に小型で高速な水上艦艇から軍艦を守るために設計された艦載兵器システムである。ZM80チェーンガンを砲塔に搭載したもので、バリエーションによって手動または遠隔操作のどちらかを選択できる。 派生型一覧 ・mod0 初期型。量産はされていない。手動操作。 ・mod1 最初の量産型。手動操作。 ・mod2 遠隔操作機能を付与したもの。砲塔右側に電子光学/赤外線(EO/IR)照準器およびレーザー距離計を増設している。 ・mod3 インターフェースとコントロール・コンソールにさらに改良が加えられ、監視システムがシステムから独立して動くことが可能となった。また、オプションで同軸7.62mmチェーンガンを使用することもできる。 |
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概要 | |||||
種別 | 艦載機関砲 | ||||
開発 | 増村段松 | ||||
運用開始 | 1986年 | ||||
運用状況 | 現役 | ||||
性能諸元 | |||||
口径 | 25x137mm | ||||
発射速度 | 175発/分 | ||||
要員数 | 0-1人 | ||||
最大射程 | 6.8km |
78式近接防御火器システム ZM78 Close-In Weapon System |
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![]() しらゆき型ミサイル駆逐艦に搭載されたZM78 Block2。光学照準装置を装備している。 ![]() はれぎり型ミサイル駆逐艦に搭載されたZM78 Block3。 |
78式近接防御火器システム(ZM78 CIWS-I/-III)は、20mm多銃身機銃と小型の捕捉・追尾レーダーを組み合わせて、対艦ミサイルのような小型高速の目標を全自動で迎撃できるようにしたシステム。CIWSとはClose In Weapon System(近接防御火器システム)の略である。本システムは150ミリ厚のプラットフォーム上に架されるが、甲板下に配置しなければならない部分はない。5.5平方メートルの甲板と射界があれば、艦のシステムからは操作用電源と冷却水の供給を受けるだけで作動できる。他のシステムとのインターフェースが少なく、本システムだけで独立した兵器システムとして運用可能であり、全備重量も比較的軽量であることから、大型艦艇から小型艦艇に至るまで搭載できる。 本システムの特徴は、他戦闘システムから独立して目標の捜索・探知・追尾・攻撃および攻撃効果の判定、再攻撃または他の目標捜索へ移行という一連の対空戦闘を自動で完結するものである。機銃部上部には白く塗られた円筒形のドームが配置されており、上側には捜索レーダー、下側には追尾レーダーのアンテナが設置されている。 ブロック2では、レドームの右側に光学照準装置が追加された。これらの捜索・追尾レーダーにより探知した目標の現在位置と、高速で発射される弾丸群位置の双方を追尾して両者の差を検出、修正量を算出して、継続的な閉ループ制御による修正射撃を行い、命中を得る。目標の撃破を確認すると射撃を終了し、捜索レーダーの捉えた次の目標に対応する。 ブロック3(CIWS-III)は機関砲用のマウントを、ZM87から流用・改造した11連装ミサイル発射機に取り替えたものであり、近接防空ミサイルを発射可能である。 搭載艦一覧 ・こしの型原子力航空母艦 従来のZM78 CIWS-Iにかえて、多数目標への同時対処能力と高速飛翔ミサイルへの対処能力向上を目的に、ZM87 CIWS-IIの搭載を始めている。 ・たんば型輸送揚陸船渠艦(ブロック2・3) ・はっかい型ミサイル巡洋艦 ・とくさ型ミサイル巡洋艦 ・きりさめ型駆逐艦(ブロック0) ・おいかぜ型ミサイル駆逐艦(ブロック1) ・すじぐも型ミサイル駆逐艦(ブロック1・2) ・しらゆき型ミサイル駆逐艦(ブロック2) ・いなづま型駆逐艦(ブロック2) ・はれぎり型ミサイル駆逐艦(ブロック3) |
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概要 | |||||
種別 | 近接防御火器システム | ||||
開発 | ジェネラル・テクノロジーズ | ||||
運用開始 | 1978年 | ||||
運用状況 | 現役 | ||||
性能諸元 | |||||
砲弾 |
艦船用:徹甲弾、外皮付タングステン弾 地上配備型:高性能爆薬弾、曳光弾 |
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口径 | 20x102mm | ||||
銃砲身 | 6本 | ||||
有効射程 | 1.49km | ||||
87式近接防御火器システム ZM87 Close-In Weapon System |
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![]() こしの型航空母艦に搭載されたZM87 21連装ミサイルランチャー。 |
87式近接防御火器システム(ZM87 CIWS-II)は、短射程で応答時間が速く、撃ちっ放し能力を備えた(すなわち艦上の誘導システムを必要としない)対艦ミサイル防御用ミサイルシステム。CIWS-IIの名が示す通り、近接防御火器システムとしてCIWS-Iの後継として開発されたが、置換配備ではなく並行して運用されている。揚陸艦や航空母艦などの大型艦船に搭載されつつある新開発の戦闘システムである艦艇自衛システムに連接されて、その主要な防空火力として期待されている。 搭載艦一覧 ・こしの型原子力航空母艦 従来のZM78 CIWS-Iにかえて、多数目標への同時対処能力と高速飛翔ミサイルへの対処能力向上を目的に、ZM87 CIWS-IIIの搭載を始めている。 |
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概要 | |||||
種別 | 近接防御火器システム | ||||
開発 | ジェネラル・テクノロジーズ | ||||
運用開始 | 1978年 | ||||
運用状況 | 現役 | ||||
性能諸元 | |||||
使用ミサイル | |||||
弾頭 | |||||
誘導方式 |
パッシブ・レーダー・ホーミング +赤外線誘導/+赤外線画像誘導 |
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最大射程 | 15km(Block2) |
56式短魚雷発射管 ZM56 Surface Vessel Torpedo Tubes |
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![]() しらゆき型ミサイル駆逐艦に搭載された、ZM56 SVTT。 |
56式短魚雷発射管(ZM56 SVTT)は、瑞州国防海軍が使用している魚雷発射装置。ZM56は1960年の導入以来、国防海軍水上艦艇の標準的な対潜魚雷発射システムとして使用されている。 ほとんどのバージョンは3連装で、目標に向くように回転させたり訓練したりすることができる。ZM56は324mm魚雷のほとんどを発射可能であり、他の魚雷を使用するために改造することもできる。発射管は遠隔操作で発射されるように設計されているが、ほとんど全ての発射管には手動発射制御装置がバックアップとして装備されており、発射管操作の全ての側面が遠隔操作で制御されている。発射は各射発射管の後部フラスコ内の圧縮空気によって行われる。魚雷は撃ち放し能力を持つため、発射後に発射母体が誘導のために照準を持続させたり、他の手段により標的に誘導照準を行ったりする必要がない。 搭載艦一覧 ・きりさめ型駆逐艦 ・おいかぜ型ミサイル駆逐艦 ・すじぐも型ミサイル駆逐艦 ・しらゆき型ミサイル駆逐艦 ・いなづま型駆逐艦 ・はれぎり型ミサイル駆逐艦 |
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概要 | |||||
種別 | 魚雷発射装置 | ||||
運用開始 | 1956年 | ||||
運用状況 | 現役 | ||||
61式誘導弾発射装置 ZM61 Guided Missile Launching System |
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![]() きりさめ型駆逐艦に搭載されたZM61 GMLS。 |
61式誘導弾発射装置(ZM61 GMLS)は、瑞州国防海軍が運用していた対潜ミサイル専用の発射装置。8連装の箱型発射機であり、これは上下一体1組の発射筒4組を組み合わせた形状である。4組の発射筒は、それぞれが独立して仰角を取ることが可能。 搭載艦一覧 ・きりさめ型駆逐艦 |
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概要 | |||||
種別 | ミサイル発射装置 | ||||
運用開始 | 1961年 | ||||
運用状況 | 現役 | ||||
72式誘導弾発射装置 ZM72 Guided Missile Launching System |
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![]() こしの型航空母艦に搭載されたZM72 GMLS。 |
72式誘導弾発射装置(ZM72 GMLS)は、瑞州国防海軍が運用するミサイル発射装置。個艦防空ミサイル専用の箱型8連装ミサイルランチャーであり、格納状態のミサイルの動翼が折り畳み式に改良されたことから、以前のランチャーよりキャニスターが小型化されているのが特徴である。現在新造される水上戦闘艦では、ミサイルをより耐候性や即応性に優れた垂直発射装置(VLS)に搭載することが一般的であるが、比較的構造が単純であることから現在でも使用され続けている。 搭載艦一覧 ・こしの型原子力航空母艦 ・きりさめ型駆逐艦 |
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概要 | |||||
種別 | ミサイル発射装置 | ||||
運用開始 | 1972年 | ||||
運用状況 | 現役 | ||||
73式誘導弾発射装置 ZM73 Guided Missile Launching System |
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![]() はっかい型ミサイル巡洋艦に搭載された、ZM73 mod 2。 |
73式誘導弾発射装置(ZM73 GMLS)は、瑞州国防海軍の使用していたミサイル発射装置。従来のZM60 GMLSを大きく上回る即応性・速射能力を備えた、新世代のミサイル発射装置として開発された。 発射機は連装で、主としてRIM-6などの中距離艦対空ミサイルを発射するために用いられる。対潜ミサイルの発射にも対応する。 弾庫内収容数による分類として、24発を収容するmod 0(改修型はmod 3)、44発を収容するmod 1(改修型はmod 4、mod 5)、64発を収容するmod 2がある。 搭載艦一覧 ・はっかい型ミサイル巡洋艦&brCG-42 はっかいからCG-46 あんぺいじまでの前期型のみがmod 2を2基搭載。後期型ではZM86 VLSに換装された。 |
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概要 | |||||
種別 | ミサイル発射装置 | ||||
運用開始 | 1973年 | ||||
運用状況 | 退役 | ||||
77式円筒型誘導弾発射装置 ZM77 Canister-type Missile Launching System |
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![]() いなづま型ミサイル駆逐艦に搭載された、4連装と3連装状態のZM77。 |
77式円筒型誘導弾発射装置(ZM77 CMLS)は、瑞州国防海軍の使用している、RGM-1艦対艦ミサイル発射用のキャニスター型ミサイル発射装置(Canister-type Missile Launching System)。傾斜した4連装の発射装置は、その各々が格納庫であり、発射機も兼ねる構造となっている。なお各円筒ごとに取り外しが可能であるため、不要な場合は搭載数を減らす運用も可能。基本的に瑞州海軍のミサイル駆逐艦はZM77を2基、RGM-1の搭載数にして最大8発を搭載している。 搭載艦一覧 ・はっかい型ミサイル巡洋艦 ・きりさめ型駆逐艦 ・おいかぜ型ミサイル駆逐艦 ・すじぐも型ミサイル駆逐艦 ・しらゆき型ミサイル駆逐艦 ・いなづま型駆逐艦 ・はれぎり型ミサイル駆逐艦 |
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概要 | |||||
種別 | ミサイル発射装置 | ||||
運用開始 | 1977年 | ||||
運用状況 | 現役 | ||||
81式装甲化誘導弾発射装置 ZM81 Armoring Guided Missile Launching System |
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![]() はっかい型ミサイル巡洋艦に搭載された、保管状態のZM81 AGMLS。 ![]() はっかい型ミサイル巡洋艦に搭載された、発射状態のZM81 AGMLS。 |
81式装甲化誘導弾発射装置(ZM81 AGMLS)は、瑞州国防海軍の使用している巡航ミサイル発射機。VLS搭載以前の水上艦向け機材である。 それまでの国防海軍水上艦におけるミサイル発射システムとは適合しなかった新型巡航ミサイルのために、ミサイル庫および発射機の新規開発が開始された。この巡航ミサイルは比較的大型のミサイルであり、ミサイル庫兼発射機の設置場所としては甲板上が考えられた。しかし、非防御状態で設置することは防御力の低下を招くと考えられ、装甲で周囲を覆うこととした。これによりZM81 AGMLSが開発された。 ZM81は4連装発射機であり、発射筒を斜めに起こしてからミサイルを発射する。1980年代前半より水上艦への搭載が開始されたが、より柔軟性のあるZM86 VLSの実用化により取って代わられてしまった。 搭載艦一覧 ・はっかい型ミサイル巡洋艦 前期型・後期型ともに搭載。一時期は後期型で取り外すことも検討されたが、攻撃力確保の面から搭載が続けられた。 ・きりさめ型駆逐艦 一部の艦が改装後に装備。 |
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概要 | |||||
種別 | ミサイル発射装置 | ||||
運用開始 | 1981年 | ||||
運用状況 | 現役 | ||||
86式垂直発射装置 ZM86 Vertical Launching System |
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![]() いなずま型駆逐艦に搭載された、32セルのZM86 VLS。 ![]() しらゆき型ミサイル駆逐艦に搭載された、64セルのZM86 VLS。 |
86式垂直発射装置(ZM86 VLS)は、現在もっとも多く運用されている垂直発射装置である。艦対空ミサイル、巡航ミサイル、対潜ミサイルなど、幅広い種類のミサイルを運用することができる。 典型的なVLSとして、弾薬庫が発射機を兼ねているほか、ZM86固有の特徴として、複数種類のミサイルを同時に並行して収容し、任意のミサイルを迅速に発射できることから、複合的な脅威に対する優れた対応能力を有し、1秒に1発のミサイルを発射することができる。またミサイルあたりのコストは他の発射装置の半分程度であるほか、省力性にも優れる。 ミサイルの弾薬庫と発射機を兼ねるケース(ミサイル・セルと呼称)を最小単位としており、これを8セル集めたのが1モジュールとなる。このうち、前期型のZM86については、構成するモジュールのうち1つずつ、ミサイル・セル3つ分のスペースを使ってミサイル再装填用のクレーンを設置したストライク・ダウン・モジュールが組み込まれていた。しかし洋上でのミサイル再装填がきわめて困難であることから、後期型では組み込まれなくなった。 搭載艦一覧 ・たんば型輸送揚陸船渠艦 個艦防御用に32セル分を装備。 ・はっかい型ミサイル巡洋艦 CG-47 かさぎ以降の後期型のみ。 ・とくさ型ミサイル巡洋艦 ・きりさめ型駆逐艦 一部の艦が改装後に装備。 ・おいかぜ型ミサイル駆逐艦 ・すじぐも型ミサイル駆逐艦 ・しらゆき型ミサイル駆逐艦 ・いなづま型駆逐艦 ・はれぎり型ミサイル駆逐艦 |
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概要 | |||||
種別 | 垂直式ミサイル発射装置 | ||||
運用開始 | 1986年 | ||||
運用状況 | 現役 |
61式対空捜索レーダー ZM/SPS-61 Anti-aircraft Search Radar |
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![]() きりさめ型駆逐艦に搭載されたZM/SPS-61。 |
61式対空捜索レーダー(ZM/SPS-61)は、瑞州国防海軍の2次元長距離航空捜索レーダーである。新型艦や新脅威アップグレードを受けた艦ではZM/SPS-75に取って代わられた。 ZM/SPS-61は真空管設計であったため、艦砲射撃の振動に敏感であった。その後、大部分がソリッドステート・システムに再設計され、性能が改善された。 搭載艦一覧 ・きりさめ型駆逐艦 DD-40以外の艦が装備。 |
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概要 | |||||
種別 | 対空捜索レーダー | ||||
開発 | 麓反田 | ||||
運用開始 | 1975年 | ||||
運用状況 | 現役 | ||||
75式対空捜索レーダー ZM/SPS-75 Anti-aircraft Search Radar |
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![]() はっかい型ミサイル巡洋艦に搭載されたZM/SPS-75。 |
75式対空捜索レーダー(ZM/SPS-75)は、国防海軍軍艦などにおいて、主として対空捜索用のレーダーとして搭載される2次元レーダー。回路はすべてソリッドステート化される計画であったが、レーダー送信機のみ、従来通りのクライストロンとされている。これは、コスト面の問題と、既存のクライストロンでも十分な信頼性を備えていたためであった。順次に改良を受けつつ、多くの国防海軍の軍艦で搭載されている。 搭載艦一覧 ・はっかい型ミサイル巡洋艦 CG-42 はっかいからCG-46 あんぺいじまでの前期型のみが、ZM/SPY-83の補完用に搭載。後期型では廃止された。 ・きりさめ型駆逐艦 DD-40 ながあめが新造時から装備。 |
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概要 | |||||
種別 | 対空捜索レーダー | ||||
開発 | 麓反田 | ||||
運用開始 | 1975年 | ||||
運用状況 | 現役 | ||||
84式水上捜索レーダー ZM/SPS-84 Surface-Search Radar |
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![]() すじぐも型ミサイル駆逐艦に搭載されたZM/SPS-84。 |
84式水上捜索レーダー(ZM/SPS-84)は、高精度な水上捜索機能、および限定的な低空飛行目標検出・追跡機能を有する、短距離二次元水上捜索/航法レーダーである。雨や海の乱雑なレーダー反射にも惑わされない優秀な性能を持ち、またレーダーがブイや小さな障害物を問題なく検出できるため、港湾航行にも適する。 派生型一覧 ・ZM/SPS-84A ZM/SPS-59を代替するために開発され、同レーダーのアンテナ部を流用している。 ・ZM/SPS-84B 改良型の直線状アレイアンテナを搭載し、原型機より方位精度を向上。 ・ZM/SPS-84C おいかぜ型駆逐艦に搭載。デジタル自動目標検出、追跡中走査、移動目標指示器を装備。 ・ZM/SPS-84D スロット付き導波管型アンテナを採用 ・ZM/SPS-84E すじぐも型駆逐艦以降に搭載。従来型と比較し、より近代的な探知・追跡能力を提供し、砲撃支援が可能で、沿岸環境での性能が向上している。 搭載艦一覧 ・こしの型原子力航空母艦 ・おいかぜ型ミサイル駆逐艦 ・すじぐも型ミサイル駆逐艦 ・しらゆき型ミサイル駆逐艦 ・いなづま型駆逐艦 ・はれぎり型ミサイル駆逐艦 |
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概要 | |||||
種別 | 水上捜索レーダー | ||||
開発 | バース | ||||
運用開始 | 1975年 | ||||
運用状況 | 現役 |
70式砲射撃指揮装置・70式捕捉追尾レーダー・71式モノパルスレーダー ZM70 Gun Fire Control System ZM/SPQ-70 Capture and Tracking Radar ZM/SPG-71 Monopulse Radar |
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![]() きりさめ型駆逐艦に搭載されたZM/SPG-71。 |
70式砲射撃指揮装置・70式捕捉追尾レーダー・71式モノパルスレーダー(ZM70 GFCS・ZM/SPQ-70・ZM/SPG-71)は、瑞州国防海軍の艦砲用の射撃指揮装置である。GFCSはGun Fire Control Systemの略。 本機は、捕捉レーダーとしてのZM/SPQ-70と、追尾レーダーとしてのZM/SPG-71という、2基のXバンド・レーダーを備えている。 搭載艦一覧 ・とくさ型ミサイル巡洋艦 ・きりさめ型駆逐艦 |
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概要 | |||||
種別 | 射撃指揮装置 | ||||
開発 | 麓反田・松浦 | ||||
運用開始 | 1970年 | ||||
運用状況 | 現役 | ||||
81式誘導弾射撃指揮装置・81式連続波レーダー ZM81 Guided Missile Fire Control System ZM/SPG-81 Continuous Wave Radar |
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![]() はっかい型ミサイル巡洋艦に搭載されたZM/SPG-81。 |
81式射撃指揮装置・81式連続波レーダー(ZM81 GMFCS・ZM/SPG-81)は、瑞州国防海軍のミサイル射撃指揮装置である。GMFCSはGuided Missile Fire Control Systemの略。 即応対空抵抗システムを構成するシステムの一つで、艦対空ミサイルの終末誘導に用いられる。同システムで運用される艦対空ミサイルは全て、中間指令誘導を受けるためのデータリンクと慣性航法装置を搭載しているほか、同システムの主要対空センサーであるZM/SPY-83多用途レーダーは標的追尾能力を有している。このため、ZM81 GMFCSとそれに連接されたZM/SPG-81は独自の標的追尾能力を持たず、ミサイルが標的に着弾する直前の数秒間のみ標的に向けた連続波照射を行う終末誘導用イルミネーターとしての機能に特化されている。 搭載艦一覧 ・はっかい型ミサイル巡洋艦 ・とくさ型ミサイル巡洋艦 ・おいかぜ型ミサイル駆逐艦 ・すじぐも型ミサイル駆逐艦 ・しらゆき型ミサイル駆逐艦 |
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概要 | |||||
種別 | 射撃指揮装置・連続波レーダー | ||||
開発 | 麓反田・松浦 | ||||
運用開始 | 1981年 | ||||
運用状況 | 現役 |
83式多機能レーダー ZM/SPY-83 Multiple Radar |
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![]() しらゆき型ミサイル駆逐艦に搭載されたZM/SPY-83C(V)。 |
83式多機能レーダー(ZM/SPY-83)は、麓反田・松浦社製の3次元レーダーシステムである。センサーアレイはパッシブ電子スキャン方式で、即応対空抵抗システムの重要な構成要素である。システムはコンピュータ制御され、4つの相補的なアンテナを使用して360度の範囲をカバーする。 ZM/SPY-83には搭載艦や大きさの違いにより、以下の種類がある。 ・ZMX/SPY-83:試験艦に搭載されたプロトタイプ。 ・ZM/SPY-83A:CG-53 かいもんまでのはっかい型ミサイル巡洋艦に搭載。 ・ZM/SPY-83B:CG-54 ちゃうすに搭載。 ・ZM/SPY-83B(V):B型のアップグレード版で、CG-54が後日搭載、CG-55 あまぎ以降が就役時から搭載。 ・ZM/SPY-83C:駆逐艦向けに設計されたB型の派生型。 ・ZM/SPY-83C(V):DDG-87 みゆき以降のしらゆき型ミサイル駆逐艦に搭載される、D型のアップグレード版。 ・ZM/SPY-83D:C型を小型化し、フリゲート艦に適合するように設計されたもの。 ・ZM/SPY-83E:コルベットサイズの艦船に搭載するために提供されたレーダーの最小バージョン。D・E型ともに、現在これらを搭載して就役しているものはない。 搭載艦一覧 ・はっかい型ミサイル巡洋艦 CG-53までがA型、CG-54以降がB(V)型を搭載。 ・とくさ型ミサイル巡洋艦 全艦がB(V)型を搭載。 ・おいかぜ型ミサイル駆逐艦 全艦がC型を搭載。 ・すじぐも型ミサイル駆逐艦 全艦がC型を搭載。 ・しらゆき型ミサイル駆逐艦 DDG-86までがC型、DDG-87以降がC(V)型を搭載。 |
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概要 | |||||
種別 | 3次元多機能レーダー | ||||
開発 | 麓反田・松浦 | ||||
運用開始 | 1983年 | ||||
運用状況 | 現役 | ||||
00式多機能レーダー ZM/SPY-00 Multiple Radar |
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![]() いなづま型駆逐艦に搭載されたZM/SPY-00。 |
00式多機能レーダー(ZM/SPY-00)は、即応対空抵抗システムを基とする僚艦防空システム(Limited Local Area Defense System、LLADS)のために開発されたアクティブ・フェーズドアレイ・アンテナ。この固定式アンテナによって全方向の半球空間を探索する。LLADSは多目標の捜索・探知・追尾・武器管制を自動化し、リアクションタイムを短縮している。 搭載艦一覧 ・すずか型統合支援艦 ・いなづま型駆逐艦 |
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概要 | |||||
種別 | 3次元多機能レーダー | ||||
開発 | 麓反田・松浦 | ||||
運用開始 | 2000年 | ||||
運用状況 | 現役 | ||||
21式多機能レーダー ZM/SPY-21 Multiple Radar |
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21式多機能レーダー(ZM/SPY-21)は、対弾道弾遠距離識別レーダー(ABMLDDR)の艦載版であり、麓反田・松浦社製の3次元レーダーシステムである。原型であるABMLDDRは、窒化ガリウムベースの固体アクティブ電子走査アレイを用いた早期警戒レーダーで、レーダーは個々の固体レーダーブロックからなり、組み合わせてサイズを拡張することが可能である。ZM/SPY-21にもその特徴は受け継がれており、フリゲートから航空母艦までの搭載が可能であると主契約者の麓反田・松浦社は説明している。 同社はZM/SPY-21を、はっかい型・とくさ型巡洋艦とおいかぜ型駆逐艦の寿命を2040年代以降まで延長するためのZM/SPY-83改修プログラムとして国防海軍に推進していたが、2021年12月にディーフィア社のZM/SPY-23 AESAレーダーが同駆逐艦の改修に選定された。 搭載艦一覧 ・わしま型航空母艦 |
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概要 | |||||
種別 | 3次元多機能レーダー | ||||
開発 | 麓反田・松浦 | ||||
運用開始 | 2021年 | ||||
運用状況 | 現役 | ||||
23式多機能レーダー ZM/SPY-23 Multiple Radar |
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![]() はれぎり型ミサイル駆逐艦に搭載されたZM/SPY-23。 |
23式多機能レーダー(ZM/SPY-23)は、ディーフィア社製の3次元レーダーシステムである。ZM/SPY-23のシステムは、2つの主要レーダーと、センサーを調整するレーダー・スイート・コントローラーで構成されている。Sバンドレーダーは三次元探索、追跡、敵ミサイル識別、自軍のミサイルへの通信を、Xバンドレーダーは水平探索、精密追跡、自軍のミサイルへの通信、目標の終末誘導を行う。SバンドとXバンドのセンサーは、レーダーナビゲーション、潜望鏡検出、ミサイル誘導と通信などの機能も共有することになる。ZM/SPY-23は拡張可能なシステムとして開発されており、各センサーアレイは自己完結型のレーダーモジュールから組み立てられる。 搭載艦一覧 ・はれぎり型ミサイル駆逐艦 |
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概要 | |||||
種別 | 3次元多機能レーダー | ||||
開発 | ディーフィア | ||||
運用開始 | 2023年 | ||||
運用状況 | 現役 |
75式衛星通信装置 ZM/WSC-75 Satellite Communication System |
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![]() しらゆき型ミサイル駆逐艦に搭載されたZM/WSC-75。 |
75式衛星通信装置(ZM/WSC-75)は、国防海軍の各艦船に搭載されている、衛星通信(SATCOM)装置一式を指す名称。画像はZM/WSC-75を構成する通信アンテナである。 搭載艦一覧 ・たんば型輸送揚陸船渠艦 ・はっかい型ミサイル巡洋艦 ・とくさ型ミサイル巡洋艦 ・きりさめ型駆逐艦 ・おいかぜ型ミサイル駆逐艦 ・すじぐも型ミサイル駆逐艦 ・しらゆき型ミサイル駆逐艦 |
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概要 | |||||
種別 | 衛星通信装置 | ||||
開発 | |||||
運用開始 | 1975年 | ||||
運用状況 | 現役 |