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語り部


概要

 「七不思議の集会」に出席したあなたに対して怖い話をしてくれる相手。
 語り手、話し手、(七不思議の集会の)メンバーなどとも呼称されるがユーザー間や公式からの認識では「語り部」が一般的であるため、本wiki中でもそう統一する。
 シリーズ中では「七不思議の集会」を開いた際に出席した「新堂誠」、「風間望」、「岩下明美」、「荒井昭二」、「細田友晴」、「福沢玲子」の以上六名の肩書であり、彼ら彼女らを一つのグループとしてくくる際のラベルとして扱われることが多い。

 広義では「七人目」も含むほか、場合によっては集会が並立することもあるため、この肩書を持つ可能性のある人物自体は大勢いるのだが、この六名を越える知名度やインパクトを示せていないというのが現状だろう。
 ほかシリーズ中では舞台を問わず、怖い話を教えてもらう機会もあるが、その人を語り部と認定できるかといえばそうでもない。
 「語り部」という肩書はあくまで七不思議の集会という舞台とそれを聴取してまとめる「聞き手」がセットとなり成立するのだ。

 実際には別の目的を隠していたりすることもあるが、あくまで学校に伝わる怪談を聞き取って収集するという名目が重要になってくるため、放課後などに漫然と怖い話を知り合い同士で語り合う程度ではまず語り部とはみなされない。

 なお登場人物が死んだりする話などで、「なんでその話の詳細を知っているんだ?」と問いかけることやはタブー。
 しょせんは噂話であり、話の真偽は人を通すにつれ尾ひれが付いてわからなくなっていくものであるから。

 とは言え、1995年度の語り部たちは話の終わりになってその来歴を語ってくれることもあるため、一概にこのお約束で括ることは出来ない。
 語り部の体験談とされる話もあり、その比率から彼らの性格も割り出せる。
 この場合は能動的な性格柄、新堂さんが一番多いと思いきや細田さんが一番多かったりする。


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 システム構造としては『学怖(S)』に則った作品であるが、異なる点も多い。
 そのひとつにプレイヤーに向けて怖い話を語る前田一族の六名が特に語り部という呼称ではくくられない点が挙げられる。

 それはというもの「前田一族」の面々は席を設けて怪談に明け暮れる一夜を送ったのだが、互いに披露しあうため特に聞き手という概念が成り立っていない(主人公の「前田葉子」にこの席を主導する権限は特にない)。

 加えて彼女たちが怪談をするのは親戚同士の催し事としての一興であり、ともに楽しい時間を過ごすという側面が強い。
 「死者のよみがえり」が関わる儀式的な側面が展開によって顔を出すが、「七不思議」を完成させるといった特定の結果を目指すのではなく共に語らう過程に重きを置いているのが特徴である。

 そんな一族の皆さんは職業や立場はバラバラであるが社会人が多く、各々の職場にちなんだ経験談を語ってくれる。
 また、語り部という単語には、伝承や伝説などを語り継ぐ役割・職業集団という意味合いが支配的だが、一族のひとり「前田和子」は「地域の伝承」を主だった持ちネタにしており、その意味では語り部そのものとも言い換えられる。


アパシー・シリーズ

 「七不思議の集会」とセットとなって成立する肩書であることが強調されている。


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2008

 「真行寺葵」、「袋田昭吾」、「風間丈」、「山本繁」、「岡沢真里」、「倉持千夏」の六名が2008年6月に開かれた「七不思議の集会」の語り部として出席している。

 この六名だが、揃いも揃って鳴神学園における顔役や著名な奇人変人が一堂に会した形になっている。
 舞台裏で指示を下してこのメンバーを集めた仕掛け人「日野貞夫」の言葉を信じれば、これは学内で暗躍するという「殺人クラブ」の真実を明るみに出すための仕込みであるというが……。
 そのため、導入部分からして各人の怖い話の内容だけでなく、語る側の真意や出席者同士での腹の探り合いがメインとなっているのが特徴と言えるだろう。


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VNV

 「七不思議の集会」形式の作品である。


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AMC1

 「恵美ちゃんの殺人クラブ観察日記」に登場。
 このシナリオの主人公「倉田恵美」は日野貞夫率いる「殺人クラブ」のターゲットに密かに選ばれてしまったのだが、その過程で獲物を震え上がらせるための前菜として「七不思議の集会」を企画したという流れとなっている。
 とはいえ、殺人鬼たちにとっては別に必須の仕込みではないため日野が別の趣向を取ることもあるし、倉田さんが集会の進行役を晴れ舞台と捉えて勝手に自分流にいじくりまわしたりすることもある。

 大まかに言って十本用意されたルートのうち、殺人クラブのメンバーが語り部として倉田さんに接することになるのは実質五ルートである。
 その上、「七不思議の集会」形式なら重要になってくる語りパートはカットされるか集会のプロローグ部分が流用されるにとどまることが多い。あくまでこのゲームの六名は語り部ではなく殺人クラブ部員と捉えた方が賢明だろう。


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鳴七

 「七不思議の集会」形式の作品である。


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稲in

 「七不思議の集会」を境として行方不明となった坂上修一の足取りを追うべく「あなた」は語り部たちから話を聞いて回ることになる。特筆すべき点としては後日、関係者から話を聴取するという形式のため当日参加した語り部が予定通り七名揃っているのが特徴である。内訳としてはいつもの六名に「綾小路行人」を加えた形となる。

 また、本シナリオの視点は第三者である「あなた」であり、事の当事者である坂上修一ではないことにも注目したい。
 探す過程の中で語り部たちの風聞や普段の生活を見聞きしたり、実際会った時に同席していた知人友人間との交友などを知ったりと「語り部」という肩書とは別に存在する七名の男女の別の顔を描くというのもこのシナリオの特色といえるだろう。

 なお、各人が集会で披露した怖い話の詳細をここで記述することはしないが、犯罪の告白だったり小噺だったりとどう考えても学校新聞に載せるにそぐわない話を開帳してくれたりする一方、普通に学園に伝わる怖い話を教えてくれたりと人によりけりである。


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  • 語り部(1995)から移行しました。 -- 名無しさん (2023-06-21 14:09:45)
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最終更新:2025年07月08日 08:50