頼れるない兄貴
新堂誠(しんどう まこと)
- 登場作品:学怖,学怖S,四八,VNV,AMC1,AMC2,学恋,学恋2,特,学恋V,流神A,追加,最終,新生,月下美人,極,ドラマCD,新生2,秘密,ナポin,鳴七,稲in,アパ殺,アパ男
- 声(CV):中井和哉/松風雅也
- 二つ名:マッチョでないアニキ,猛獣注意,など
- 種族:人間ほか
- 年齢/誕生日:17歳/7月27日
- 職業:鳴神学園高校 三年D組→鳴神学園高校 体育教師
- 身体:175cm/69kg A型
- 好きな/嫌いな食べ物:ぶり大根、たこ焼き/辛いもの
- 関連人物(その1):日野貞夫,まゆげ《知人》,ダチ,まつげ,北見《友人》,植野裕樹,新谷健也,梶原毅,富田洋輔《部活》,鬼島武《ライバル》,清水智子《恋心》,飴玉ばあさん《噂,恋人》
- 関連人物(その2):吉岡,大倉和雄,石川,吉田達夫,金本俊介《クラスメート》,神田拓郎《クラスメート,いじめ》,栗原幸大《後輩》,赤坂陽介《噂?,先輩》,畑中亨《噂,正体?》,黒井うらら《恩人》
- 関連人物(その3):目黒啓子,佐久間昇,片桐里子,原恵理子,田所芳樹,川口,小林,内田,高木ババア,弁当ババア,佐伯美子,千葉祐樹,森永,山中学,園宮まゆ《噂》
- 関連用語:七不思議の集会,語り部,殺人クラブ,ボクシング部,悪魔召喚クラブ《所属》,旧校舎の照魔鏡《取引,犠牲者》,スポーツはいいぞ《名言》,うさぎ跳びせんかい!《迷言》,ゴキブリ,ウンタマル星人《正体》,悪魔のトランプ《犠牲者》
概要
「七不思議の集会(『
1995』年度、または『
現代』)」を開くに当たって集められた語り部の一人。
ぱっと見は強面で少々不良っぽい。どこか近寄りがたい雰囲気を醸しつつも、実は面倒見のいい兄貴肌の最上級生である。
主として運動部系の部活に関する怖い話や「
いじめ」やしごきに関する怖い話を語る。
持ちネタの数も隠しシナリオと七話目も含めれば『学怖S』では総数11話となり、スタンダードに揃える。
語り口も正当派で「飴玉ばあさん」など都市伝説的な話も多く、話のまとめ方も上手い。見た目通りかなりの行動派のため実体験系のネタが多く、真に迫った話が他の語り部には無い凄みを与えてくれる。
意外と語彙も豊富で話の盲点を突くことも多いため、実際の「頭」こそわからないが生来の頭の回転の早さは見て取れる。
先輩として主人公相手には時に不遜な素振りすら見せるが、基本的に物事には批判的で斜に構えた姿勢でいることが多い。
とはいえ体育会系とは縁遠い親身に接した振る舞いで話してくれるので、他の語り部と同様に誠実に接するが吉である。
話の中で自称はしていないが、不良っぽい雰囲気や態度は彼の大きな特徴として公式サイトからアナウンスされることが多い。
ただし、実際に悪い付き合いをしているなどの話はほぼ皆無である。彼のスタイルには別にひねくれてとか、世を恨んだわけでない自然体の印象を感じられる。一方で悪友っぽい友人はシリーズが進捗するにつれてそれなりに顔を出してくる。
話の中に純朴な高校生らしい純な恋話が多発するのも特徴である。
「
まつげ」をはじめとして「
清水智子」や「
倉田恵美」など、その例は枚挙にいとわない。
また、当然ながらこれらのシナリオを発生させた場合では「殺人クラブ」を発生させることはできない。
よって、サディスティックに主人公に迫る極悪な新堂さんと、照れながら過去を語る純粋な新堂さんは両立しないことになる。
『学怖S』でシナリオが追加された際も、彼に関してはさして印象が変わらず、目立つものとしては純愛話の拡充がより図られた程度だからか。
ちなみに『小学怖』シリーズでは息子の「
新堂大誠」が登場し、父のようにスレていない活発なスポーツマン少年として語りを繰り広げてくれる。
一転
だが、一見すると気の良いあんちゃんにしか見えない彼も、あの「七不思議の集会」に集った語り部には違いない。
語り部の中では他のメンバーがあまりに濃いためか、確かに比較的安全な一人ではあり、現にバッドエンドの数も控えめである。
が、彼の六話が「殺人クラブ」のトリガーになっていることを考えると決して侮れる存在ではない。
敵に回らずとも、肝心なところで保身を第一にすることもあり、本当に助けて欲しいと思った時ほど役に立たない傾向がある。
「
悪魔のトランプ」相手に成す術なく主人公にすがったりと弱る機会も多い。
怖い話を語る際に大なり小なり「自分は怖いと思う」「あの時は怖かった」等と漏らすことについては、素直に自分の弱さを認める潔さと取るか、一見突っ張ってるけど情けない男かと感じるか、やや意見が分かれるポイントかもしれない。
一方で自分が優位に立っている時は猫が鼠をいたぶる様なかなり容赦の無い意地の悪さを覗かせる。特に自らの業で身を崩したと言う噂の登場人物相手には、明らかに見下した姿勢を取って辛辣なまでのコメントを言い放つ。
『学怖(S)』の細田4話には条件を満たすと新堂と個室トイレに入るルートが存在するが、『学怖』では「悪いんだけど、僕が一緒に入りたいなぁ。上級生の僕がいうんだから、ゆずってくれるよね」と細田に頼むという、新堂らしからぬ穏やかな性格に変貌してしまう。
ただし『学怖S』ではこのシーンに修正が入っており、「悪いけど、俺と一緒に入らせてくれよ。上級生の俺がいうんだから、ゆずってくれるよな」という新堂らしい口調になっている。
新堂誠という人間は社交辞令としての付き合いは良いが、身内以外には本質的に酷薄な事が多い。
そんな彼を身内への優しさを根拠に信頼しきってしまうと、まず間違いなく足元を掬われる羽目になるだろう。
[あなたが彼の気さくさを慕うのは自由だが、向こうも自分を身内の様に思ってくれているとは限らない事を努々忘れるなかれ。
語り口ににじむ面倒見の良さと純愛話の印象が強いが、「旧作」で彼が他人のために動く回数自体は、実は
荒井さんや
細田よりも少なかったりする。その分、いざ動いた時の懸命さは確かに他の追随を許さないのだが。]
現に「まつげ」や清水さん相手の純愛話を披露する新堂さんと、福沢隠しシナリオでクラスメートをいじめていたり荒井七話(の『学怖S』追加分岐)で保身のために主人公を生贄に捧げたりする新堂さんは両立するのだから。
確かに彼は語り部の中では比較的「まともな人」であるが、それは必ずしも「いい人」とイコールで結ばれるわけではない。彼が持つ薄情さは、言わば普通の人間が持つ普通ゆえの怖さとも言える。
例えば、保身のためにいじめを見て見ぬふりする傍観者たち。例えば、事故の現場で救急車を呼ぶよりも写メが優先される携帯電話の群れ。そんな風景は、日常においてありふれている。
人間は、ごく当たり前のこととして、自分が興味関心の無いものにはとことん冷たくなれる。自分の悦楽や大事な人のためなら尚更だ。それは新堂さんが時折見せる冷淡さや嗜虐心と何ら変わる事が無い。
過剰なまでに誇張された威嚇色を持つ他の語り部に比べ、いざとなるまでその危険性を実感できないほどにありふれた彼の怖さは、見方によっては最も性質が悪いのかもしれない。
変化
外見では何といっても『学怖』とそれ以後とで大きく分かれる。
真ん中分けで斜に構えたように見えるグラフィックはスポーツマンとして描かれている文中とはかけ離れた印象だったが、ファンの二次創作ではこれを元にした作画が支配的である。
しかし、新堂と風間の書き分けが出来ておらず、場合によっては荒井とまで区別が付き辛い惨状が発生した。
反動か『学怖S』ではイメージに合わせて丸刈りにした高校球児のような印象の役者が起用されたが、マイナーさもあってファンの間ではあまり定着していない。
胡散臭いイメージを外すことは難しいものの「美形」と文中で述べられている風間と「人形」に由来した整ったイメージや儚い印象が皆無でない荒井とは事情が全く異なる。
文中では新堂に対する外見の描写は皆無であるに関わらず……である。この状況の打破は『VNV』まで待つことになり、風間の髪型が変更されたことで一応の手打ちとなった。
そう、「新堂誠」と言う男は今まで外見に引っ張られてきた男と言っても過言ではないだろう。これからも……(後述)。
四八
島根シナリオ「琴ヶ浜海岸」、千葉シナリオ「学校であった怖い噂」に登場。
ほかの語り部たち+新聞部員たち同様に名前と性格を借りてのゲスト出演である。ちなみに島根県民。
「琴ヶ浜海岸」。
鳴き砂で有名な地元の名勝「琴ヶ浜海岸」がなぜこの名前で呼ばれることになった伝説をフルボイスで教えてくれる。
私服姿で帽子をかぶっており、いかにもスポーツマン風の気のいいあんちゃんという風貌の方が演じているがそれ以上に印象に残るのが話の中で見せる超びっくりした顔だろう。アスキーアートになってもおかしくないくらいびっくりしているので必見である。
確かに話が佳境に向かったタイミングなのだが、声は落ち着いたままというギャップがアンバランスで絶妙に笑いを誘うだろう。
「学校であった怖い噂」。
ほかのシナリオでも飴玉ばあさんは言及されるが、新堂さんはズバリ「飴玉ばあさん」の話を送ってくれる。
ちなみに男性だけから怖い話をセレクトして壁新聞を作った場合はヤバいという忠告のメールも送ってきてくれるのだが、時すでに遅く新聞は完成した後だった。坂上くんはファミ通編集部の「サンフランシス小山」さんによって……。
のちの『極』の前身であるシナリオ集『学怖inよんはち』の中では持ちネタの中から「悪魔のトランプ」を選び参戦。他の語り部達と共に「復讐サイト」の管理人と言う懐かしいポジションを得ていた。
アパシー・シリーズ
『旧作』と比べ交友関係の幅が広がった事が一番の相違点として挙げられる。
なお、この場合の幅とは顔の広さではなく、話の中に登場した知人と実際に交流を持っているか否かである。
実は『旧作』の新堂さんはその兄貴肌な印象とは裏腹に、知り合い以上の関係を持つ人間がほとんど登場していない。
例外は、憧れの人であった清水智子と、その死を悼み彼らの想いの為に奔走したダチ&まつげくらいだったりする。
[これは冷淡さや利己主義的な側面が強調されたブラック新堂さん(仮)のみならず、優しさや面倒見の良さが前面に出たホワイト新堂さん(仮)でも同様の印象がある。つまるところ他人「だから」見捨てる冷淡さか他人「だけど」助ける優しさかの差でしかなく、距離感自体は大して変わっていないのだ。]
もっとも集会メンバー外の具体的な交友関係が全くのゼロ(地球人限定)であった
風間には及ばない、とただし書きは付けさせていただく。
また、スポーツマンとしての属性が強化された。
彼の主要な持ちネタのひとつである「ボクシング部」、その部長という肩書が基本設定に格上げされた点は大きい。
精神の修養に重きを持つ健全な競技者か、暴力に駆られる危険な衝動を昇華したかは作品によって分かれるが、基本的には前者とされることが多い。一匹狼では部長は務まらないので、彼の面倒見の良さや社交性が言外に担保されたのも大きいだろう。
加えて新堂さん個人を取ったところでも全国クラスの実力者とされている。単純な正面戦闘なら語り部随一だろう。
あとは彼の学業成績が優れないということも明言された。
ある程度「いじりのネタ」であり、話の内容や言い回しに影響は及んでいないということは前置くものの、字が汚かったり誤字が酷かったり(例:「
紫犬」)といった国語成績の悪さはなんとも悲哀を誘うものになっている。
この辺は一見するとコワモテな彼にとっての付け入る隙や、とっつきやすい弱点として機能しているかもしれない。
外見上では真ん中を逆立てたソフトモヒカンだったり、茶髪クルーカットだったり、センター分けだったり、中途半端に染めたプリン頭だったりとあまり安定していないが総じて短髪でスポーツマンらしい髪型になっている。
また、不敵な笑みを浮かべた精悍な印象も強い。
なお、現在明らかとされている未来予想図としてはプロボクサーを目指していたが、果たせずに母校に体育教師として里帰りした可能性が高いようである。
VNV
「高木ババア」、「学校であった怖い話」、「岩下明美が語る飴玉ばあさん」に登場。
『VNV』では語り部達のダークサイドがとにかく強調されており、常識ある語り部の新堂さんとてその例に漏れない。
導入となる一話目担当という事もあってか、ぱっと見はあまり変わったように見えないようでいて、主人公・坂上に対する冷淡さは拍車がかかりまくっており、頼んでもいないのにこちらをとことんバカにした態度を取ってくれる。
一方でその逆、いざという局面になるほどへたれる見かけ倒しの側面も大きく補強されている。
ここでの新堂さんは、言わば彼の負の側面の集合体。「旧作」の様々な分岐において彼がそれぞれ見せた負の顔を結集させた様なキャラクターであると言えるだろう。
「
高木ババア」
上述のムーブに基づき、真偽も定かでない都市伝説妖怪「
高木ババア」の脅威に(自業自得で)巻き込まれた話をしてくれる。
高木ババアの噂を気に病むのは良いとしても、彼女に追われる「
吉田達夫」を怯えに駆られて即決で見捨てるのは、かなりいただけない(確かに吉田は嫌な奴だが、そもそも事態の原因を辿ると100%新堂さんのせいである)。
あげくの果てにはまだ死にたくないという理由で高木ババアの噂を週に10人のペースで拡散させながら、話した相手(この場合は坂上)には厭らしさたっぷりの脅しと嘲弄をダメ押しして来るという始末である。
「
学校であった怖い話」。
この話の構成は彼が話した「高木ババア」の一週間というタイムリミットという枷の中で展開される。
その限られた時間の中で主人公・坂上修一の精神が噛み合わなくなっていくのだが、語り部たちがまるで呪いのようにして彼の心に焼き付けた中で新堂誠の話が特に色濃く影を落としたことは言うまでもないだろう。
集会が解散という運びになった際にも新堂さんは挑発的な煽り文句を告げながら立ち去ったほか、要所で高木ババアについて念を押してくるなど、かなり嫌らしい。
そんなわけでこちら新堂さんも劇中の坂上修一に焼き付く影としてはかなり凶悪なのだが、まとめ役としての役割は岩下さんに譲ったためか、あの六人の中のひとりという存在感に留まっている。
そして、すべてを終わらせようと、自分が生きていることの証明を見せた坂上の意識は途絶えた。疲れ果ててベッドに横たわる坂上に新堂さんは、高木ババアなんて嘘だったんだよと慰めの言葉をかけるとともに大本真美の行方を告げてくれた。
果たして、彼ら彼女らの正体はなんなのか、それを語るにはこの紙面はあまりにも狭すぎる。
「
岩下明美が語る飴玉ばあさん」。
「飴玉ばあさん」のネタ(ババア妖怪全般)は元をただせば新堂さんが発祥ということもあって「高木ババア」について岩下さんが話を移そうとすると、彼が口を挟んでくる。
(執筆者募集中)
最終版
「
教師編」に登場。
「
旧校舎」の見回りをする羽目になった若手教師「
岡辺芳郎」先生のところに三人の先輩教師が申し出た時の話をしてくれる。
「
園村淳一」、「
佐々井重子」、「
伊勢学」、以上三名は程度の差こそあれ曲者しかいないわけで、なんだか嫌な予感のする岡部先生だったが……。
最初こそ誤魔化しに乗っかれていた岡部先生とほかふたりだったが、とうとう見て見ぬ振りができないブツを目撃した結果として不祥事と言うに生ぬるい惨劇が芋づる式に引きずり出されることになってしまう。
その先に四人に待ち受ける運命については、こんなことをしでかした連中にはふさわしい末路が牙をむいたりする。
もしくは三人が隠ぺいしていた不祥事などとは比べ物にならない
真っ黒闇を見てしまったために全滅してしてしまったりもする。
なお、こちらミニシナリオは「七不思議の集会」のどこかの周回を切り取った体裁で行われている。
新堂さん自身がどことなく不良っぽいということもあってか、岡部先生を除いた先公どもには批判的――を取り越してほとんどあきれ顔で話を進めていることがあけすけになっている。
補足すると、シリーズでも珍しいことに第三者に話が伝わるわけがないだろうという〆方でこの話が終わることもある。
この場合新堂さんは単に先生という人種に対して偏見を持っていたと考えられる。
一方で別の解釈を持ち出せば、教師であろうと関わること自体が危険な輩はいるのだと新堂さんは身に染みていた。よって出所が不明瞭な話であってもせざるを得なかったと取ることもできる。
AMC1
「
恵美ちゃんの殺人クラブ観察日記」に登場。
他の語り部たち同様に殺人クラブ部員として主人公「倉田恵美」の命を狙う。
ターゲットのことは歯ごたえのある獲物であってほしいと考えており、血潮のたぎる「マン・ハンティング・ゲーム」として殺人クラブの活動を捉えているようだ。そのため、か弱い倉田のことは「ウサギ」と呼んで軽んじている。
ちなみに今回持ち出す凶器は「バット」や「木刀」などスポーツ関連の用具である。
(執筆者募集中)
「
本編」ルート。
すべての分岐シナリオの起点となるルートである。
ボウガンで盛大に流れ矢を撃ちまくったあげく同じ部員の細田まで手にかけた後輩部員「福沢玲子」にツッコミを入れる。
続き、ここで意を決した日野部長の号令によりほかの部員たち共々居合わせた通行人の大量虐殺という暴挙に出た。
そして、体験版にも収録された実に力の入ったエンド「猟奇(中略)坂上」の犠牲になってしまう。
「
成りすまし」ルート。
「七不思議の集会」のお膳立てに乗せられノコノコと新聞部部室に足を運んだ倉田恵美のことをメンバーのひとりとして出迎える。
(執筆者募集中)
(執筆者募集中)
「
付き添い」ルート。
ギャグ補正を抜きにした、最も殺人鬼の脅威が色濃いルートである。
新堂もまた殺人鬼に怯える普通の女の子「倉田恵美」を脅かしながら、獲物として狩り立てていく。
(執筆者募集中)
「
倉田家襲撃」ルート。
両親+愛犬一匹と暮らす一般的な二階建て家屋の倉田家を舞台として、各所に待ち受ける「殺人クラブ」のひとり。
(執筆者募集中)
「
人間狩り」ルート。
このルートでは「殺人クラブ」の面々がひとりずつ順番を決めて倉田恵美を襲っていく。
新堂の手番は五番目であり、四番手の荒井が馬脚を露すと彼の手番が回ってくることがある。
とは言え、倉田恵美を狙ったことをきっかけに二年生以下の部員(+「風間望」)が死に絶えてしまうと「殺人クラブ」ももう後がない。さすがに運命的なものを感じナーバスになる残り三名だが、そのこともあって新堂誠にはもはや油断も慢心もなかった。
ここであえて当初の予定に乗っかるべきと判断した日野部長から手番を渡されると、倉田家に火を放って焼き殺すという大胆ながらも堅実な手を打って始末をつける。
(執筆者募集中)
AMC2
「弁当ババア」、「しりとり小僧」、「鬼哭ノ章」に登場。
「
弁当ババア」。
「
弁当ババア」と「
佐伯美子」と言うある意味終わってしまった親子の関係に首を突っ込んだ男の末路について語る。それは
悪霊と心違いについての物語である。
ある種ありがちな筋であるが、彼の人情味が表れた話と言える。
新堂さんは当事者となった
金本のことを心にかけており、気になって後を付けてみたばかりに彼が起こした凶行の現場にも立ち会ってしまう。人が良くなければ出来ない行為である。
ただ、発端が新堂さんの悪気の無いお節介であったことを考えれば、所詮は他人事だと思って軽く考えていたような気がしないでも無い。
後悔こそしているが、結局誰にも加担すること無く事件を見送っている。
ただ、過剰な肩入れがイコール優しさとは限らない。時には厳しい正論も必要ではある。
今回、新堂さんは[優しさも厳しさもバランスが取れた]強い心を持っていたおかげで悪霊から難を逃れたが、必ずしも次がそうであるとは限らない。
どちら側にも振れないことを無関心と捉えるなら、最早どうとでもなってしまいそうだから。[彼の違う一面を見れば、それもわかる気がする。]
(執筆者募集中)
(執筆者募集中)
学恋
攻略可能なキャラとして登場。
(執筆者募集中)
学恋2
今度は風間・岩下等三年生代表と共に、主人公の一人として参戦。
もちろん、他二人で遊んだ際には攻略対象に回る。
風間編「新堂ルート」。
(執筆者募集中)
「岩下編」
「
ルーシェ・ベガ」に志願した役者候補のうち、ゲーム開始直後から立候補している四人のうちのひとり。
顔なじみの岩下さんの危地を知って、助っ人のために駆け付けたという体である。
(執筆者募集中)
特別編
語り部の一人として登場。
話の冒頭で部活を紹介してくれることがあり、その面倒見の良さはゲームの入門としては申し分ない。
『VNV』「高木ババア」の趣向を引き継いだのか都市伝説をテーマにした持ちネタが半数を占め、残りの半分は運動部関係でまとめるなど、布陣はカッチリしている。
今回はスポーツマンとしての心得を伝授してくれることが多かったりと、頼れる先輩としての姿を見せることが多い。正しく常識人と言えるだろう。
追加版
引き続き語り部の一人として登場。
飴玉ばあさん、高木ババア、弁当ババア、そしてシンババと連綿と流れてきた新堂さんとババア妖怪たちとの因縁の歴史の集大成を、大ボリュームのシリアスと濃密なギャグの両面から描く「ババア大連合-前・後編-」が最大の目玉だろう。
ほかに同じく二面性が激しいものの、心霊話と都市伝説的なルールでは一貫している「開かずの教室」などが特徴的。
茶目っ気あふれる先輩のお兄さんとしての顔と、相反して極限状況で人間らしく怯える横顔を追っていける。
『追加版』でも屈指の禍々しさを備えるこれらは、普通の人の価値観を抱える新堂さんだからこそ体験できるシナリオだろう。
学恋V
(執筆者募集中)
流神A
「オープニング」、「渋谷で配られる無料の飴」に登場。
「
オープニング」。
母校に里帰りしたようで体育教師となっての出演である。
貫禄は付いたが、学生時代の延長線上の印象も受ける。噂の検証のために地下室に向かおうとした「
柴田浩次」のことを見咎めるが、代わりに他の話を教えてくれた。
一方で深く追求はされなかったが、柴田が立ち去ると即座に地下室を施錠するなど秘密を守っているような素振りも見せる。
「
渋谷で配られる無料の飴」。
「飴玉ばあさん」という切り口から謎の飴を追うことにした「
小暮宗一郎」巡査部長だったが、本作のみの特殊設定で「鳴神学園」の卒業生という肩書も持っていた。
先輩の「細田友晴」を介して、ばあさんに詳しい知人という情報を得た小暮さんは新堂先生に会いに学園を訪問することになる。
この際に新堂先生は部外者の警察が訪ねてきたこともあってか、小暮さん相手に面倒くさそうで厳つい姿勢を取っている。
実は年下だった小暮さんをオッサン呼ばわりしたことについては、彼の老け顔を考えればまぁ仕方ないことだろう。
とは言え、飴玉ばあさんの話となると食いついた新堂先生は、飴玉ばあさんその人は今現在渋谷で「グランパのホームメイドキャンディ」なる自分の店を構えているという現況を教えてくれた。
その後の経緯についてはこの節で語ることはしないが、その店が飴玉ばあさんと関係あるのかないのか、新堂さんが店とつながっていたのかといった疑問はわからず仕舞いに終わる。
ただ一つ言えることとして本当に知らなかったのか、知っていたとして少なくとも小暮さんの追及をかわしたことは確かだろう。
新生
語り部の一人として登場。
同じく語り部のひとり「新堂大誠」とはまさかの親子共演である。
「
修学旅行の一夜」。
相変わらずボクシング部で青春を堪能しているのか、怖いものなしな澄ました顔で話の開幕と思いきや、人間の怖さを軸に心霊的な怖さも織り交ぜた二転三転する修学旅行での体験を話してくれる。
一日目はシリアスな戦争史跡の学習体験で気が滅入り、二日目は沖縄によくみられる天然洞窟「ガマ」の内部で繰り広げられた惨劇を語られることでさらに気分がダウンすることになる。
わが身可愛さに赤子までもを殺し、昨日の戦友だった傷病者を置き去りにするなどの地獄を飲み込んできたガマの事跡は戦争もさることながら極限にまで追い詰められたことで剥き出しになった人間の業そのものであろう。
この話は本題の話の前振りとして機能するとして……。
三日目は一転リゾート地「沖縄」の魅力を大いに堪能する新堂さんであった。
最後の夜は悪ガキらしく未成年飲酒を楽しもうともくろんでいた新堂さんと
神田さんをはじめとする悪友たちだったが、そこに急遽宿泊地が豪華リゾートホテルに変更という朗報が舞い込み、気分は有頂天といったところで……。
上げて落とすのが物語の基本。
ツインルームの同室者があの日野貞夫というとびっきりの厄ネタが飛び込んでくる。
あのという枕詞で「ん?」となったシリーズファンも多いだろうが、今回の日野貞夫はなぜかいつもの日野貞夫という男とは違った趣だったりする。詳細は彼の項目で。
豪華リゾートを仲間と楽しむのも束の間。なにせ日野は妙に密着したスキンシップを求める。
よって日野がガチホモという噂を一笑に伏せることは難しく思えて突き放す新堂さん。けれど、新堂さんはそんな日野に先導されてとびっきりボロい自分の部屋(廃墟)に連れ込まれてしまう。
やむを得ず禍々しささえ感じる朽ち果てた旧館の一室「鶴亀の間」で一夜を過ごすふたり。
けれど、布団を別にすれど日野が自分に迫って来るのではないかという恐怖は持続する。
日野の語る悲惨な戦争の影で生まれた怨念の話を加え、いよいよ人間の踏み入ってはいけないなにかを感じる新堂さんだったが……。
一夜が明け、釈然としない思いととてつもない屈辱を抱えたまま修学旅行は終わりを告げた。
疑問は色々あるにせよ、日野の変貌ほか諸々の問題は詮索してはいけないと限界点だと悟った新堂さんはここで話を締めくくる。
彼のことを保身に長けているとみるか、撤退もまた勇気と取るかはプレイヤー次第だろう。
「
危険な転校生」。
まっすぐでひたむきな息子「大誠」のことを茶化しながらも、彼の話す危険な転校生「
松岡伊吹」の脅威と松岡に支配された「四年三組」によって自分が窮地に追いやられているという現状をそっくりそのまま信じてくれる。
息子とのふれあいや言動から察するに、男ならガツンと行け路線な微妙に昔気質の男と思いきや、これまでの人生で酸いも甘いも噛みしめたためか微妙にいい加減で食えないおじさんといった風でもあるようだ。
一方で、小学四年生にして息子が自分の力でなんとかするという言葉を受けて、助けを求めない以上は自分からは手出しはしないが世間がどうであれ息子のことを信じ抜き味方になると力強い言葉をかけて大誠の背中を押してくれる。
そんな彼もかつては鳴神学園で教職に就いていたようだが、一念発起して夢だったプロボクサーを目指し退職したという。
アラフォーにして既にデビューを控えるなど、夢を叶えつつあるようだ。
月下美人
(執筆者募集中)
極
本作でも「七不思議の集会」は開かれるが、シリーズの主舞台である「鳴神学園」の露出度は控えめである。
なぜなら『極』は『四八』&『学怖inよんはち』の設定と、「年代不定の現代」を時代設定に据えたオリジナルの舞台設定であるため。そんな中、新堂さんは島根県からやってきた他校の語り部として登場する。
「ギャンブルトランプ」。
おなじみ『学怖(S)』から抜粋された根幹シナリオである。明記すべき点としては先に述べた通り、舞台が島根県の学校になっている点と『四八』との接点として「
黒井きらら」が出演している点が異なる。
「
百点塾」。
根幹からの派生シナリオ。
スポーツ推薦で進学校に入学したはいいが、周囲との学力差は埋められずに赤点の常連になってしまった。
よって、好きなボクシングの活動に制約を課せられてしまった……という悲しい事情からクラスメートの「
吉田達夫」が持ち込んだ怪しい学習塾「
百点塾」の話に乗っかってみることにする。
なお、このシナリオには吉田達夫と根幹シナリオの「
大倉和雄」のほかに過去作でクラスメートと明言されていた「
神田拓郎」も参加し、新堂さんたちは四人で挑むことになる。
仲がいいか悪いか微妙な知人以上友人未満な彼ら同士の掛け合いや、生き生きと彼らのうちで脈づく一喜一憂の心情はさまざまな思いや懊悩をプレイヤーともども選択の渦中に立たされる新堂さんの下にもたらすのだろう。
だって、とても悲惨な目に遭うのだから。
全員で一蓮托生になるか話の焦点によって四人の中の犠牲者が変わるかの違いはあるが、新堂さんは同じクラスのよしみで助けるか、やむを得ないことだと保身に走るか、そして自らに降りかかった火の粉をいかにして払うのかの選択を強いられることに。
ただし、新堂さんが臨む百点塾は一高校生が挑むにはあまりにも深遠かつ意味不明な存在である。
まず、話を成立させる絶対条件として、少なくとも新堂さんだけは生還できる。
それつまり、ひとりでも生還できたのが不思議になってくるレベルでヤバいことに巻き込まれたということでもある。プレイヤーとしても、新堂さんが仮に非道な行動を取ったとして責められるかと言えば正直微妙なところかもしれない。
「
ゲーム実況怪談」。
根幹からの派生シナリオ。
動画配信サイトに投稿されたゲーム実況を自宅で試聴していただけなのに、危うく巻き込まれそうになった惨劇について語る。
新堂さん自身は本当に何の気なしに実況生放送動画を見ていただけなので輪にかけて何も悪くなかったりする。
繰り返すがこの事件、封印された呪いのゲーム『クリミナル・キッズ』を発掘してしまった「
マジル」でさえ、ほとんど被害者と言って差し支えない予測不可能な出来事である。
新堂さんは度重なる危機感知能力と好奇心のせめぎあいの中でかろうじて破滅を回避できたが、それでもあと一手遅れていたら……な、紙一重の恐怖を味わってしまう。
「
復讐サイト」。
ネット上の不特定多数から受けた交換殺人の依頼を集めて調整・斡旋する闇サイト「復讐サイト」を運営する共同管理人のひとりであり、その中でも中心人物である「日野貞夫」からの招集を受けてある催しをするために島根県からわざわざ足を運んだようだ。
一同は日野からの指示に基づき、「七不思議の集会」を開いて主人公に怖い話を聞かせてから手筈通り拘束されていた「倉田恵美」さんのもとに共にやってくる。そして倉田さんの眼前で主人公のことを殺すというのが当初説明されていた計画だったようだ。
(執筆者募集中)
「
招霊騒動」。
「
こっくりさん」をきっかけに目覚めてしまった危険極まりない
悪霊「あの子」の魔手から逃れ、生還につながる糸口を探るべく語り部たちはツーマンセルになって校内に散る。
(執筆者募集中)
ドラマCD
語り部の一人として登場。
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Disc.1「
オープニング」。
日野さん宛に「
合唱部」のクラスメートから預かった「
不知火美鶴」の伝言を届けに現れる。
その際に直前まで日野さんと会話していた「
筒井里佳」を見て、何やら気掛かりがあるようだが……。
Disc.9 エンディング type.B「
ワタシ、リカちゃん」。
「筒井里香」が新聞部部室に顔を出した際にいのいちに反応したが、この際は確証がなかったこともあって彼女の話を聞くことにしたようである。筒井さんは話し終えるや否や一同を誘導するような言葉を残し、嵐のような勢いで退散するのだが……。
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新生2
「
赤い靴下」に登場。
怪奇スポット「四丁目の廃倉庫」に「
吉川」、「
田中」、「
松原」という三人の生徒と共に深夜忍び込んだらしい。
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学恋4
とある危機に瀕する日野さんたちが身代わり候補に挙げた一人。
いわく彼も「
童貞」らしい。とんだ流れ弾である。
秘密
「Twitter企画」ルート、「」ほか多数のルートに登場。
六人の語り部が勢ぞろいというシーンで並ぶことが多いが、個別にピックアップされる機会もある。
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「
そういえば……思い当たることがある!」ルート。
「
保健室」で自身の背中に宿る「
人面瘡」を発見し、選択を迫られた坂上修一は一週間前に日野先輩をはじめとして七名の生徒が亡くなったという事実に行き当たる。
そしてあの日、坂上修一はあの集会に参加し、あのクラブに関わって独り生還を果たしたということも思い出す。
日常と平穏の象徴である朝比奈部長と「
新聞部」で会話を交わすのも束の間のことであり、坂上はその場で「
夢」を見る。
それは好奇心に駆られた坂上が自分の意志で記憶の蓋をこじ開けるためなのか、それとも都合のいい妄念に支配される過程に他ならないのか。果たして魂は実在するのか、それとも坂上が生んだ「多重人格」に過ぎないのか。答えは明言されていない。
ただ、坂上は辿り着いたが最後引き返せないであろう夢の到達点である「
屋上」を目指すことに変わりはなかった。
階段を登る中新堂さんは「
踊り場」の姿見にあの日亡くなった生徒のひとりとして、一番目に声をかけてくれる。その後も、あの七人の一員として新堂さんは一番目に坂上に言葉をかけてくれる。
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ナポin
ガンをつけてきたという理不尽な理由で「
倉田瞬」に絡む形で登場する。
彼が「
倉田恵美」の兄だと分かるや否や、「妹のデタラメな噂に迷惑をしている」と殴り倒す。
風間さんが間に入るものの、あまり役には立たなかったようで、ボクシング部主将の肩書きは伊達ではない。
また、倉田さんの振りまいている噂とは「新堂誠」、「
風間望」、「
荒井昭二」が三角関係にあるという彼女らしいものであった。
(ネタバレにつき格納)
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ここまでだと粗暴な不良の印象を与えるが、実は倉田瞬への接触は倉田恵美との計画の内だった。
怪しい男に後をつけられている事に気がついていた恵美ちゃんは前もって新堂さんに相談しており、それに応じた新堂さんが倉田瞬に発信機を仕込むのが目的だった。
そのうえ、想定通り倉庫に拉致監禁された「 四友三男」、「 細田友晴」、「倉田恵美」を助けに走ってくれる。
自分の仕事が終わった後は恵美ちゃんの行動に口を出すことなく帰っていった。
なお新堂さん自身は「噂のお陰でボクシングに打ち込むことが出来る」と倉田さんには感謝しているようで、多くの人は苦しむことになるであろう噂に振り回されない強さが見受けられた。
このように第3話では、頼れる兄貴肌で器の大きい人物として描かれている。
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鳴七
語り部のひとりとして登場。
根幹シナリオの「高木ババア」に代表されるとおりに都市伝説系も目立つが、彼が繰り出す分岐展開に密接にかかわる設問は部活関係である。そのため運動部経由の交友から知りえた怪談を話してくれることが多い。
中心こそ運動部だが、今回取り上げられる部活の中には意外なものがけっこう多くバラエティ性に富んでいる。
また、これらのシナリオから面倒見の良さと薄情さという新堂誠が持つ二面性がいつになく強調されていることもわかる。
過去に起こった悲劇には人間味のあるコメントを残し、自分の手の及ぶ範囲内では後輩などの相手に対して尽力してくれる一方、怪異などが自分の身を脅かそうものなら誰かにババを押し付けて素知らぬ顔をするなどというのは日常茶飯事である。
よほどのことがなければ裏の顔を見せることはなく、いつになく頼れる新堂さんなのだが……。
場合によっては不敵な笑みを浮かべたまま、一切動じず坂上たちを終わらせにかかってくるあたりに実に凄みを感じさせる。
稲in
鳴神学園への入学を果たし、所属クラスである「一年G組」に組み込まれた「
あなた」だったが……。
自己紹介の席でなぜか唐突なめまいを覚え、気を失ってしまう。
そして目を覚ましたはいいが不審極まりない両親にせかされるようにして学園に足を運び、首尾よく新聞部に入部したあなたは行方をくらました「坂上修一」の足跡を追うことになる。
その手がかりとして坂上くんが進行役を務めたという「七不思議の集会」の出席者を訪ね歩くことにしたあなたが会いに行ったうちの一人が「新堂誠」である。
会いに行く順番は任意だが、彼が放課後を過ごしている「ボクシング部」を訪ねてもランニング中なので会えない。
時間を置くようちょうど良く訪れていたOBの「赤坂陽介」と「畑中亨」に促される。
よって、新堂さんに会いに行く順番としては七人目固定となり、そこであなたはすべての真相を思い出すための決定的なパーツを聞くことになるのだった。
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アパ殺
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アパ男
「笹ヶ岡生徒会VS殺人クラブ」ルート、「特典シナリオ」に登場。
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「
特典シナリオ」。
笹ヶ岡の文化祭のチケットを二枚入手したらしいが、誘う相手が乗ってこなかったので一人で行こうとしていたところを「風間望」が同行者に加えてくれと頼み込んできたらしい。ダチではないが、特に断る理由もないため同行することにしたんだとか。
もっともこれは新堂さんの言葉を信用すると仮定した話だが、当の風間さんがアレなため流れとしては概ね合っているのだろう。
そんな新堂さんの本命は文化祭のメインイベントであるホットドッグ大食い競争の優勝賞金「百万円」だった。
そのウォームアップとして超格安屋台の食べ物を食べ歩いていた。この際に、焼きそばを最低でも六杯は平らげていたようだ。
そして男子校を怖がるがあまり単独行動を取れない風間さんのことを適当にいなし、軽い漫才を繰り広げるふたりだった。
章題が「犬猿の仲」といいつつ、このふたりの仲が良さげに見えるのは気のせいではないはずである。
が、金に目がくらんだ風間さんも参加を表明、いざ共に進出した決勝の席でどういうわけだか新堂さんへの攻撃に走ってしまう。
当然反撃に出る真相さんだったが結果として、ふたりは共倒れに終わってしまった。
ちなみに新堂さんの予選での記録は三十二秒、さらなる上位には人外じみたご婦人しかいなかったことや周囲の自滅を考慮に入れれば優勝も十分視野に入っただけに残念な話である。
[なお、新堂さんが食べ盛りの男子高校生でスポーツマンということを考えれば大食いも納得はできるが、減量苦のイメージがあるボクサーがなぜこんな好位置を保てたかといえば疑問も残る。
この点については、ホットドッグは「柴犬」を連想させるから――という冗談のような説を編者は打ち出してみるが、案外的を射ているかもしれない。この特典シナリオ自体、お祭り企画なのでネタが先行するのも納得であるし。]
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- ナポ怖の項、加筆・訂正大歓迎です。もしあれば宜しくお願い致します。 -- 名無しさん (2021-09-17 22:26:00)
最終更新:2025年03月02日 22:20