クッパ(マリオシリーズ)

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クッパ(マリオシリーズ) - (2022/03/31 (木) 20:21:55) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/09/24 Sat 13:59:07
更新日:2024/04/11 Thu 09:02:23
所要時間:約 25 分で読めます


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Bowser かわいい だいたいこいつのせい ほねクッパ カメ ギガクッパ ギネス記録保持項目 クッパ クッパファミリー クッパ城 クッパ様 クッパ軍団 コメント欄ログ化項目 ゴジラの代役 ゴジラ+ガメラ スマブラ スマブラ参戦キャラ ダークヒーロー ティラノサウルス デブ ビデオゲーム史に名を残す悪役No.1 マリオ マリオシリーズキャラクター項目 メタボ ライバル ラスボス リーゼント ワガハイ 三宅健太 世界一かっこいい亀 任天堂 佐藤正治 和田アキ子 大王 大魔王 天才ピアニスト 好敵手 悪のカリスマ 悪役 愛すべきバカ 憎めない悪役 拉致魔 有川博 根はいい奴 渡部猛 濃すぎるキャラクター性 父親 理想の上司 穂積隆信 親バカ 郷里大輔 重量級 魔王




この国はワガハイのものだ!!

オマエこそ消えるがいい!!!



任天堂が生み出した大ヒット作、マリオシリーズの登場人物にして、マリオの永遠のライバル。
大魔王クッパ」の異名を持つ。
マリオの初代ライバルといえばドンキーコングだが、今では老いて隠居してしまった初代ドンキーに代わってマリオのライバルキャラとしてのポジションを確立している。
作品によってはルイージと戦うこともある。
ジャンルがアクションの時は大抵ラスボスとして登場。


■人物

容姿としては、ノコノコを巨大化させ凶悪にしたような感じ。
甲羅にはトゲが生えており、頭には立派な鬣と角がある。
身体は細かく硬い鱗に埋め尽くされており、両手には鋭い爪が、口には牙が生え揃っていて、比較的可愛らしいデザインの敵キャラが多いマリオシリーズの中では初代の頃から恐ろしいモンスター(?)の外見をしている。
好きな食べ物は焼肉*1
またこう見えても食レポは上手で、ゲラコビッツの料理を事細かにレビューしている。下でスタンバイしていたであろうゲラコビッツの心境やいかに。

■能力

戦闘の際は怪力と鋭い爪、口から吐く火炎を主な武器にしているが、作品によってはハンマーやボクシンググローブなど、何かしらの武器を用いる事もある。
パワフルな反面、カメという種族的特性や巨体による弊害かハシゴを登れないなど不器用な一面も見せる。

■性格

小さい頃から甘やかされて育った為か尊大な口調で喋り、一人称は主に「ワガハイ」*2、語尾に「~なのだ」とつける事も多い。
初登場の頃からクッパ軍団を率いてキノコ王国のピーチ姫を拉致監禁し、それを助けに来るマリオと戦っている。
ピーチを誘拐する理由として「自分のかけた呪いを解く力をピーチが持っているから」という設定があったが、最近ではスマブラの影響かなかったことになりかけている*3
今では「それが自分の役目だから」ということで落ち着いており*4、まださらってないのにマリオが「誘拐したのお前だろ」と攻めてきた時は驚いた様子を見せたり、他人がピーチ姫をさらった時は第三勢力、もしくはマリオと共闘という形でピーチ姫奪還を目論んでいる。
初めての戦いで負けた時にマグマの中に落ちて行ったが、それ以後も何度も蘇り、相変わらずピーチを誘拐したり他の国を侵略したりして、その度にマリオに邪魔されている。
大概は自分で仕掛けた罠や仕掛けを逆に利用されて負けている。

マリオとは幾度も戦っている間柄であるが、マリオとクッパがお互いを心底嫌いあったり憎みあったりしているという事はなく、
一緒にスポーツやレースに興じたり、利害が一致すればマリオと仲間関係になる事もある。
マリオパーティシリーズではビリに優しかったり「みんな平等に」と言ってコインを平等にする共産主義的な行動を取ったりとマリオ側に得をさせることもしばしば。

まあ上記の性格を見ればわかると思うが、悪人一辺倒でワガママなだけというわけでもなく間の抜けた部分があるキャラクターである。
現在の任天堂では「クッパは悪人としてはリドリーガノンドロフより下だが、デデデ大王よりはまだ悪人している」というポジションに収まっている。
そもそもクッパが民間人に被害を出すのは自分の目的を達成するためであり、殊更に他人を苦しめてやろうという意図も無い。

上記の目的も近年では可愛げのあるもので収まることが多い。
……とはいえ、たまに『マリオストーリー』『スーパーマリオギャラクシー』など、マリオを本気で殺しにかかる作品もある。
また、息子がマリオたちにやられた時は本気で怒り、ピーチ姫がいるピーチ城に砲弾をぶっ放すことも。

■軍団の指導者

息子や部下の数々から慕われているなど人望もあり、基本的にクッパ軍はアットホームで仲良し
それはクッパの「主君としての器の大きさ」に起因する。
  • 戦いに怖気づいて逃亡してしまった部下に出くわしても「お前はお前の幸せを考えるのだ!」とあっさり容認する。
  • 裏切った部下に対しても、戻る意思のある者に対しては、怒りを見せつつも決して追い出したり処刑したりはしない
  • 部下がマリオに敗北して戻ってきても「お前たちはよくやった」と労いの言葉をかけて頑張りを評価する。
  • 部下がマリオに倒されたという報告を聞くと「何もしないわけにはいかん!」の言葉とともに、打倒マリオのための一手を考えようとする。
そんな調子であるため、ユーザーの中には彼を「理想の上司」と称賛するものもいる。

ただし一部の部下からは陰口も叩かれている様子*5

なお側近にカメックを従えていることもあり、ベビィクッパの頃からお世話になっている。
スーパーマリオ ヨッシーアイランド』でのカメックの発言からクッパ軍団には先代のボスも存在していたことが伺える。
『スーパーマリオRPG』ではカメザードというボスキャラとして出ているほか、マリオ&ルイージRPGシリーズでも側近にカメックを据えていたりする。

■血脈

嫁については一切描写がないが、スーパーマリオブラザーズ3及び『スーパーマリオワールド』では七人の子供*6が登場する他、別作品でも度々実の一人息子であるクッパJr.なるキャラも存在する。
新ハードであるNintendoSwitchの公式動画では、ゲームをやりすぎる息子に頭を悩ませたりする父親らしい部分が描かれている。

■派生キャラ

■ベビィクッパ

クッパの赤ちゃん時代の姿。「ベビークッパ」とも表記される。
初出は『ヨッシーアイランド』で、「ヨッシーシリーズ」に度々登場。
外見はクッパJr.に酷似している*7
一人称は「オレちゃま」もしくは「ボク」で、「…でちゅ」や、「な」を「にゃ」と言う話し方をする*8
ベビィマリオとほぼ同じ頃に誕生したと思われるが、作中でマリオは単語や泣き声での意思表示程度なのに対し、クッパはちゃんとした文が成り立っている。
そのためマリオよりも年上の可能性がある。

■ミニクッパ

クッパの創り出した分身*9。子供のような姿をしている。
初出は『マリオパーティ』で、「マリオパーティシリーズ」では初代~7まで皆勤賞で登場していたが、他のマリオシリーズには登場しておらず、DSや9以降はクッパJr.に役目を譲っており、ミニクッパ自身はリメイク作の「マリオパーティ100 ミニゲームコレクション」で存在を完全に抹消された。(同じことは巨大キノコに役割を取られたパワーキノコにも言える)
同じ姿の者が何人かおり、クッパの手伝いをしたりマリオ達の邪魔をしたりなど、クッパの子分や親衛隊のような立場であり、クッパの姿へと変身・変装することもある。
分身とは言えどそれぞれ個々の意思を持っているようで、時にはクッパを気遣う姿を見せることもある。

■ネコクッパ

クッパがスーパーベルを使って変身した姿。
巨大なトラネコのような姿になっている。
初出は『スーパーマリオ3Dワールド』。

■ほねクッパ

ノコノコがカロンになるのと同様にしてクッパが白骨化した姿。
赤い炎を吐くクッパに対して、こちらは人魂のような青い炎を吐く。
初出は『Newスーパーマリオブラザーズ』。
この時はW1の城で溶岩に落とされ、断末魔と共に溶岩からほねクッパが顔を出すというショッキングな描写であった。
その後、クッパJr.によって緑色をした謎の液体に入れられて元の姿に戻ってマリオと再び戦うもまたもや負けて穴の下に落とされることになった。
その後もマリオカートのプレイアブルキャラクターとして登場したり、裏ボスとして登場するなど活躍の機会を増やしている。
中には薬を大量に飲みすぎて副作用としてほねクッパになることも…。
現在では青クッパ同様クッパの亜種として活躍することが多い。

■青クッパ

文字通り体の色が青色のクッパ。
初出は『スーパーマリオブラザーズ2』。
本物のクッパの前座として立ちはだかるが、体の色が違うだけで、炎を吐かない以外は一緒。
ちなみに元々は初代「スーパーマリオブラザーズ」で画面スクロールによりクッパの色が変化するバグであった。その姿を元に作られたキャラとのことらしい。

■クッパ???

クッパの姿を模して作り上げた巨大なハリボテ。
初出は『マリオストーリー』。
体力も低く、攻撃もただ殴るだけ。ぶっちゃけ大して強くない。
ちなみに甲羅部分のパーツの裏側にはピーチ姫の絵が付いている*10

■ゲラクッパ

マリオ達に敗れ肉体を失ったゲラゲモーナがクッパの身体を乗っ取った姿。
上空に浮かぶクッパ城からマメーリア王国を襲撃した。
初出は『マリオ&ルイージRPG』。
クッパの意識は存在しない。

■ゲドクッパ

マリオ達に敗北してキノコの姿になったゲドンコ姫(姉)がクッパの身体に入り込み憑依した姿。
初出は『マリオ&ルイージRPG2』。
半ば操られている状態だが、前作と違ってクッパとしての自我はしっかり存在している*11

■ダーククッパ

ゲラコビッツによって封印が解かれたダークスターがクッパの身体をコピーした姿。
初出は『マリオ&ルイージRPG3!!!』。
戦闘能力もクッパと同等のものになっている。

■ドリームクッパ

クッパが最期の手段としてドリームストーンの欠片を吸収してパワーアップした姿。
初出は『マリオ&ルイージRPG4ドリームアドベンチャー』。
体が数倍大きくなっており、虹色になっている他、額と腹の部分にドリームストーンのような模様が付いている。

■アーマークッパ

クッパがペーパークッパと合体し、紙の鎧をまとった姿。
初出は『マリオ&ルイージRPGペーパーマリオMIX』。
ポリゴンで描写されており、鎧の腕を砲台や翼に変形させたり、自らを戦車に変形させたりなど、多彩な攻撃で攻めて立ててくる。

■フューリークッパ

全身が真っ黒なインクらしき泥に包まれ、かつてない程に凶暴化及び巨大化したクッパ。
歴代でも異彩なまでの威容を放っており、より巨大怪獣感が強まっている。
初出は『スーパーマリオ3Dワールド+フューリーワールド』。
見境なく暴れ回る怪物と化した父を止めるため、クッパJr.がマリオに助力を要請する*12
こうなったのはJr.の悪戯が原因であることが真エンディングで発覚する


■スマブラでのクッパ

初代スマブラ拳のランキングで続編で参戦してほしいキャラクターぶっちぎりの第1位であり、満を持して2作目のスマブラDXから参戦。
外見通りの重量級で、全ファイター中最大のサイズと最高の重量を備え、パワーも遅さもトップクラスと、両極端なファイター。

しかし初参戦のDXでは、公式最弱ファイターを差し置いて当時カービィと並び全キャラでワーストクラスの性能という残念な結果に。
弱攻撃の発生が7Fと下手な強攻撃よりも遅く、シリーズ全作品を通せばスマブラXのピットの6Fにも劣る。スマッシュより発生の遅い弱って…
それでもDXにおける彼の技としてはマシなレベルの技であり、まさしく「弱いが使わざるを得ない技」というポジションである。
同列のカービィは復帰力がある分ちょっとだけ上かもしれない…と思われたが、
唯一地上の上必殺ワザだけは弱攻撃より速い発生5F+入力直後から発生まで無敵で発生保障と、ガードキャンセル技として超強力だったおかげ*13で実際の評価はカービィをなんとか上回っており、大会でも一部キャラには相性勝ちしている場面がまれに見られる…と思いきや、最近ついにランクでカービィを下回って、最下位になってしまった。

鈍重なのは重量級の宿命としても、攻撃面では「リーチが異常に短い」「前後隙が大きすぎる」「飛び道具がない」と非常に貧弱、
防御面では「巨体のため敵の攻撃を食らいやすい」「ジャンプにすら大きな前後隙が生じる」「飛び道具には手の打ちようなし」とサンドバッグ並のスペック。
最強といわれたシークやフォックスには触れられたら負けレベル。特にシークにはクッパ限定の即死投げコンボがあったせいで、ダイアグラム1:9という詰みに等しい相性となっていた。
ギガクッパについては項目参照。

続くスマブラXでも引き続き登場。今回は最後の切りふだで一時的にだが、ギガクッパの状態でも操作できるようになった。
性能はDXに比べてさまざまな面で改善され、まだまだ初心者向きとは言い難いが最弱キャラとの汚名を見事返上したと言えるだろう。
地味に横必殺ワザがコマ投げ技「ダイビングプレス」に変更されている。

そしてスマブラforでも発表してすぐに続投が確定。
昨今のイメージに合わせて従来と比べて立った姿勢になり、ダッシュや横スマッシュなど動作が全体的にアグレッシブに。ダッシュ速度も重量級らしからぬ速さになっている。
また、彼の特性として「ひるみにくい体*14」が追加され、本当の意味でのタフさを使ったゴリ押しができるようになった。

桜井氏曰く手強いキャラになったとのことで、実際に性能はXからさらに改善され、長年シリーズで弱キャラの地位に甘んじてた頃を感じさせないほどに扱いやすくなった。
後のアプデで横必殺ワザで相手を道連れした時は自分が先にミスする判定に調整された。

スマブラSPでも引き続き参戦。
下スマッシュがスピンではなくひっかき攻撃に変更されたほか、最後の切りふだが「ギガクッパパンチ」に。
ギガクッパに変身したあとステージ奥に移動、照準を定めて殴り飛ばすというヨッシーアイランドスーパーマリオギャラクシー2を彷彿とさせるシチュエーションに。
決まった際に蓄積ダメージが100%以上なら画面手前までふっ飛ばし即撃墜、という効果も。
また「勝ちあがり乱闘」の一部ルートや「灯火の星」ではギガクッパがボスとして登場する。従来のものとは異なり体力制でほぼ全くひるまない代わりに、動きがX以前の旧仕様準拠でかなり重い。
またその他の性能の変化点として、落下速度や空中速度が増加して高機動に。
さらに横必殺技の発生速度が6Fと最速クラスの掴み技に変貌、通常必殺技のダメージ効率にも大幅な強化が入りパワーとスピードの両方に更に磨きがかかった。
現在では(オンラインでは特に)1on1でも強キャラという評価で概ね固定されており、スマブラでは当たり前だった「重量級ファイターはタイマンでは不遇」という風潮に一石を投じる性能となっている。

上記のようにクッパ自身の評価は世代を経るたびに底上げされてきているどころかforから別物になったが、ほぼ全シリーズで共通して攻撃の出が全部早いマリオとの相性は最悪。この辺はリンク・ガノンドロフやカービィ・デデデなどにも通じるものがある。
ただし、for以降は攻防ともにバランスよく改善され、少ない手数の重い一撃で勝つ側面がちゃんと出たことで、良くも悪くも手数重視型で機敏な操作を要求するマリオよりも初心者向けに仕上がっている面がある。

●必殺ワザ
  • 通常必殺ワザ:クッパブレス
前方に向かって長射程の火炎放射を放つ。
上下方向にシフト可能でジワジワとダメージを与えられるが、長く吐き続けると射程がだんだん短くなる欠点がある。
崖外に追い出した相手に浴びせるのが最も有効な使い方であり、SPではクリーンヒットできれば30%ものダメージを叩き出せる。

  • 横必殺ワザ:かみつき(DX)/ダイビングプレス(X以降)
DXでは引っ掻き→密着なら掴んで噛み付く(前投げor後投げに派生可能)という技。発生が極めて遅く、リーチが短いが、空中で使える掴み攻撃で後投げの撃墜力が高い。
Xからは相手を掴んだ後大ジャンプして地面に押し潰すダイビングプレスに変更された。
掴み技の中ではトップクラスの撃墜力となっており、押し潰し攻撃で周りのファイターを巻き込むことができる。またダメージの高いほうが優先的にジャンプの軌道を左右にずらせるので道連れの選択肢としても機能する。
forの空中版は着地キャンセル可能というとんでもない仕様となっていた。
SPでは地上・空中共に発生速度が6Fと高速化したが、着地キャンセルは削除された。

  • 上必殺ワザ:スピニングシェル
甲羅に籠って高速回転する。
復帰技としては上昇力にやや欠けるが横への移動量は優秀な部類。
DXでは上述の通り地上版は発生5F+発生保障付きという切り返しとしては最高峰の性能をしており、攻撃の移動量も多いため相手からの反撃も避けられる、マリオを100%程度から撃墜可能、空中版はクリーンヒットで30%弱のダメージ等々、どこを取っても「凶悪」としか形容できない性能となっており、クッパの立ち回りの要であった。
流石に後のシリーズでは撃墜力、ダメージの下方、発生保障の削除など様々な弱体化を受けたが、それでもガーキャン択としては非常に優秀。

  • 下必殺ワザ:クッパドロップ
角で真上に突き上げてからヒップドロップで攻撃する。
空中で使うとそのままヒップドロップに移行。
ダメージは非常に大きいが、着地隙が劣悪すぎるので乱発は危険。
地上版の突き上げ→ヒップドロップは全段ヒットで相手のシールドを確定でブレイクする。


■シムシティでのクッパ

SFC版のシムシティでは原作のゴジラに代わって東京に出現。街を破壊する。
また、一般マップでも公害が酷いと出現する。


■スーパーマリオメーカーでのクッパ

自分でコースを作って遊べる本作ではパーツとして登場。
パーツを振るとクッパJr.に変更する事ができるが、メインエリア及びサブエリアで最大3体までしか設置できない。
また画面外でも一定距離にいると炎が飛んでくるので設置する場所には注意。

本作はグラフィックや操作などが変化する4つのシリーズからスキンを選べるが彼はスキン毎にそれぞれ性能が異なっている。
初代スキンでは炎を吐くだけだが原作より炎を吐くペースが早い。
3スキンでは炎の他に大ジャンプして地響きを起こし足場のブロックを破壊する。原作より大ジャンプするペースが遅いので原作のように足場を崩させて倒すコースを作る際はなるべくブロックは少なめに。
ワールドスキンでは原作ではクラウンに乗っていたため本作用に新たにグラフィックが用意され、たまに大ジャンプしたり上空に炎を吐いて降らせてくる。これは原作で一定ダメージ与えた後に一旦退散してから攻撃するあれの再現でもある。ちなみに原作のクッパクラウンのパーツに乗せる事もでき、この場合は炎の他にボム兵を投げる攻撃をする。
後述のUスキンもだがぶつかると弾かれるのでゴリ押しが難しくなったりできなくなったりする。
Uスキンでは一定のタイミングで炎を扇状に吐いてくる。他のスキンと異なり炎は一直線に飛ばないので高低差ある場所でも油断は禁物。また、巨大化させると炎や自身でブロックを破壊する事ができる。
耐久力は通常サイズはファイアボール20発分、巨大化させると40発分になるので正統派コースで最後のボスとして活用すると長期戦になりがちなので職人の工夫が問われる。
ちなみにスターで無敵になって接触する、POWブロックの地響きか直接ぶつける、ドッスンに潰される、レールに付けたブロックなどに挟まれると一撃で倒せる。

続編の2では新たに追加されたEXスキンのスーパーマリオ3Dワールドに登場するネコクッパが使用できる。
他4つのスキンよりもアクロバティックに動き画面の手前や奥からも攻撃してくる。
羽を付けると画面奥から炎を吐き地形によってはなかなか戻らず長期戦になる事も。
他4つのスキンと異なり穴や溶岩に落ちても復帰して倒さない限りどこまでも追いかけてくる。
幸いワールドやUスキンと異なりぶつかっても弾かれずにすり抜け可能なのでコースによってはゴリ押しもできる。
倒すと原作と同じく花火が打ち上げられる。

また、マリオメーカー2のストーリーモードでは「匿名希望の父」としてコース提供をする他、最後にはキノピコを誘拐してラストステージのボスも担当する。


■ベヨネッタでのクッパ

契約獣の一体として登場。
ピーチ、もしくはデイジーの衣装を着ると使役が可能になるが、契約した理由が「ピーチの服を着たベヨネッタをクッパが間違えた」というなんとも情けない理由。
性能自体は通常版と変わらない。


■余談

  • 彼の名前の由来は当時のスタッフの一言で付けられたという。
    「焼肉屋でクッパ食いてぇ~」
    「それだ!」
    ……ただし、宮本茂氏はこの発言を聞いた時、クッパを焼き肉だと勘違いし、「肉なら強そうだ」と思って決めたらしい*15
    スタッフの発言によっては、名前はビビンバだったかも知れないし、キムチだったかもしれない。
    「2」のワールド8にいる青いクッパが、媒体によっては「クッパの兄弟・ビビンバ」とされていたこともあったが、現在ではW1~7の砦にいるのと同じ偽者(ちなみに正体はトゲゾー)ということになっている模様。

  • アメリカではクッパ(Koopa)という呼称はクッパ大魔王様の個人名ではなくカメ一族全般の種族名になっており、特に普遍的なカメ族であるノコノコ(Koopa Troopa)のことを指すことが多い。
    アメリカでのクッパ大魔王の名前はBowser(バウザー)
    この名前は元々は英語圏の名前のひとつであり、他にも飛行機用の大型給油機や給水タンク(同名のメーカーが由来)、アメリカ俗語で番犬(こちらは同名の番犬が出てくる昔のディズニー映画が由来)の意味があったりする。
    なお、海外でもフルネーム表記では「(King) Bowser Koopa」とクッパの名前自体はちゃんと入っており、クッパ7人衆やクッパJr.のフルネームにも「Koopa」の名前は入っていて一種のファミリーネームのような扱いになっている。
    日本でもマリオカートのクッパを模したバイクやバギーに「バウザー」とつけられている。
    ちなみに2019年4月15日、米任天堂社長にダグ・バウザー氏が就任。
    米国内外問わずクッパ社長就任と話題になった。
    名前被りネタは米任天堂TwitterやE3Nintendo Directなど公式でも使用された。

  • ファンの間では「9月8日はクッパの日」としているらしい。
    ちなみに翌日は『マリオブラザーズ』FC版発売日ということでルイージの日となっている。

  • 2013年にギネス・ワールド・レコードから発表された「ビデオゲーム史に名を残す悪役トップ50」では見事一位の座を獲得した。
    しかも投票者全体の20%以上の得票率だったという。


ワガハイの、グレイトな追記・修正を見せるときが、来たようだな!

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