ゼルダ姫(ゼルダの伝説)

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ゼルダ姫(ゼルダの伝説) - (2019/03/13 (水) 10:59:34) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/11/09(月) 16:52:42
更新日:2024/05/01 Wed 15:12:46
所要時間:約 12 分で読めます




ゲーム『ゼルダの伝説』シリーズのヒロインで、ハイラルの王女。
尚、タイトルに名前があるが主人公ではない。

ほぼ全作品でガノンドロフ等の「悪いヤツに拐われる」といった点が共通しているので、スーパーマリオシリーズでいうところのピーチ姫

リンク同様作品によって毎回違う人物として描かれているが、共通して強い魔力を有している。
その為、時のオカリナ以降のラスボスとの最終決戦では彼女と協力して戦うことになるケースがそこそこある。

また、基本的にリンクと同年代の設定であるため、リンクが年少の時はゼルダも年少である。


以下登場作品(各作品のネタバレが含まれるので要注意!)

~初代ゼルダの伝説~

ガノンに捕われLEVEL-9ダンジョンに捕らえられている。
ガノンから知恵のトライフォースを守るために知恵のトライフォースを8つに分け、各地に隠した。

~リンクの冒険~

初代ゼルダ(前作とは別人)が登場。王家に封印された勇気のトライフォースを狙う魔法使いに抵抗したため目覚めぬ眠りの呪いをかけられた。
兄王子がいたらしく、魔法使いは兄王子に野心を吹き込んだ。兄王子はその過ちから代々の王女を「ゼルダ」と名乗らせるように定めた。
同作の冒険は勇気のトライフォースで初代ゼルダを目覚めさせる事が目的。

当時『わんぱっくコミック』で連載されていた乱丸版コミカライズでは、
前作のゼルダ姫も登場しており、『時のオカリナ』に先んじて変身魔法を使う描写があった。
初代ゼルダの兄王子に野心を吹き込んだ「人間」の魔法使いがガノンの正体だったりと他にも公式に先んじた点がありなかなか興味深い。


~神々のトライフォース~

CV:國府田マリ子(ドラマCD、BSゼルダの伝説 古代の石盤)

アグニムによってハイラル城に軟禁されるがリンクによって救出される。
その後、教会にかくまってもらうが再び捕まり、闇の世界への入口を開く為の生け贄となる。

そして、クリスタルに封印されながらもリンクに力を貸しガノンの塔への道を開く。
戦いの後は封印が解け、平和に暮らす。


~時のオカリナ~

CV:水沢潤

リンクが夢の中で見た少女。
ハイラルの危機をいち早く感じ、ガノンドロフを倒すべくリンクを質問攻m…もとい協力を求める。
ゴシップストーンによると意外にお転婆なようだ。

だがリンクが三つの聖霊石を集めてハイラル城下までやって来た頃には、ガノンドロフの襲撃から逃れるため
乳母インパに連れられてどこかへいなくなってしまっている。バグを使わぬ限りもちろん城に侵入してももう会えない。

その後ガノンドロフが暗黒の世界を造り上げている間、時の勇者リンクが再び現れるのを7年間も待ち続けた。
大人になったリンクが現れてからは、シーカー族の生き残りの青年シークに変身し、行く先々で彼をサポートした。
因みに漫画版ではインパによりゼルダの記憶を封印してもらいガノンドロフの下で二重スパイをしていた。

しかしリンクに素性を明かして光の矢を託した直後ガノンドロフに捕まり、彼女に宿っていた知恵のトライフォース共々奪われてしまう。
しばらく城の最上階で監禁されるもののリンクの活躍で無事解放される。
その後のガノン城脱出時は彼女と協力しながら進むことになる。鉄格子をゼルダが魔法で開く時の声が大変可愛らしくエロい。
扉の回数しか聞けないので聞き逃さないように。
空中散歩で崩れた橋を難なく通り越したり、自分から罠にかかって捕らわれたり、鉄格子を開けたり、落ちてくる瓦礫にはノーリアクションだったり、
リーデッドにはスルーされたり等、すっごく頼れるお姫様。


ガノンとの最終決戦では蚊帳の外状態。
最後は魔法でガノンの動きを封じ、リンクがトドメを刺して長きに渡る戦いは幕を閉じた。
その際の気功砲の如きビームを見て、「最初からやってくれよ……」と思ったプレイヤーは少なくないだろう。
もっとも、相手は「力のトライフォース」を暴走させたガノンなので、リンクがパワーダウンさせていない状態で攻撃しても通用しなかった可能性が高いが。
リンクの光の矢が数秒ひるませるだけだったのと比較すると、「知恵のトライフォース」を持つ彼女の魔法はリンクのそれよりも数段上だったことがうかがえる。

戦いの後、時のオカリナを使ってリンクを在るべき時代へと戻した。
元の時代に戻ったリンクは未来の出来事をゼルダに話し、トワイライトプリンセスに繋がる。


~ムジュラの仮面~

リンクの回想シーンのみに登場。
時の歌と時のオカリナを託し、彼の出発を見送っただけ。"ゼルダ"の伝説なのに登場シーンはこれのみ。外伝とは言えこの扱い。
まぁ後述の「夢をみる島」は更に酷いが。


~風のタクト~

CV:橘ひかり

海賊頭の少女テトラの正体。ハイラル王と会うまで本人すらその事実を知らなかった。
テトラの持つペンダントとハイラル王の持つ欠片を合わせると、知恵のトライフォースが完成した。

正体が判明した後はハイラル城で隠れていたが、ガノンドロフにいつのまにか拉致られてしまう。
…が、最終決戦ではやっぱりリンクと共闘し、時のオカリナで色々ツッコミが入った影響か最後まで光の矢で援護してくれる。

ちなみに、ゼルダの姿になった際はこれまでの粗野な口調から打って変わって弱々しい口調になる。
「性格まで変わったのか…!?」と、一部のプレイヤーは戦慄したが単純に「度重なる状況の変化についていけず、不安になっていた」だけだったようで、
最終決戦時には再び姉御肌な言動を見せ、ガノンドロフに啖呵を切った。
ぶっちゃけ可憐な見た目に似合わない。だがそこがいい。

戦いの後は再び海賊テトラに戻った。


~夢をみる島~

全く登場しない。リンクが起きぬけにマリンにゼルダと言うくらいで以後影も形も名前すら出ない。
因みに名前入力で「ぜるだ」と入れると選択画面のBGMが変わる。それだけ。


~ふしぎの木の実~

基本的にヒロインが別にいる為に、片方のバージョンのみプレイしていると会えない。
パスワードで時空の章と大地の章を繋ぐと、最後に登場。

その後すぐツインローバに拐われるが、ガノンを倒すと解放され、ほっぺにチューのご褒美をくれる。
どうやら神々のトライフォースのゼルダ姫と同一人物たったようだが、後にハイラル百科での時系列再設定で別人になった模様。


~4つの剣~

今作ではリンクの幼馴染。
フォーソードの様子を確認しに向かうが、そこで復活したグフーに捕まって、彼に勝手に花嫁認定されて誘拐されてしまう。


~4つの剣+~

CV:橘ひかり

4つの剣同様にリンクの幼馴染。
ハイラルに不穏な空気が訪れる中、6人の巫女と共にシャドウリンクの手によって誘拐される。
本来は4つの剣と同一人物設定だったはずだが、現在は別人設定である。
漫画版では小さい頃リンクとよく遊ぶ中だったが、最近では外に出る時間もないらしい。


~ふしぎのぼうし~

今作では鍛冶屋の孫であるリンクの幼馴染。それもお祭の日に迎えにくる、ギャルゲ的幼馴染。口調もスカイウォードやテトラほどではないがくだけている。
グフーに石にされている間もリンクを信じて待ち続けている健気な娘。


~トワイライトプリンセス~

CV:水沢潤

ハイラル王家の王女として登場。

一見平和にハイラルを統治していると見せかけられているが、実際はトワイライトの世界のハイラル城最上部に幽閉されている。
ミドナの存在もあって空気化が危ぶまれていたが…その本領を発揮するのは最終決戦であった。
  • ガノンドロフに憑依されて、スタイリッシュな浮遊突進やらお馴染みの光の玉キャッチボールを始める
  • 乗馬戦ではリンク顔負けの乗馬スキルを発揮
  • そんな状態でガノン様相手にバカスカ光の矢を撃ち込む

等々、この姫様はっちゃけすぎである。


~夢幻の砂時計~

CV:橘ひかり

風のタクトの続編なのでテトラ。
幽霊船にリンクと共に乗り込むが、呪いで石にされてしまう。
ゲームではずっと囚われの身だったが漫画版ではキュバス戦で苦戦していたリンクをゼルダの姿で助けたり、
ベラムー戦では大砲で攻撃するラインバックに激を飛ばした。


~大地の汽笛~

CV:大前茜

夢幻の砂時計の百年後の世界となっている。テトラの玄孫。
テトラと違い生まれついてのお姫様だが、あの先祖にしてこの子孫あり…な、かなりのお転婆。
物語序盤で身体を奪われてしまい、建前は世界を救う為、本音は自分の身体を取り戻す為にリンクに霊体で同行することになる。
冒険中にはどこでもタッチして会話することができ、恒例ナビゲートキャラの役割を務める。
また霊体になった恩恵としてファントム(今作では聖なる場所を巡回する守護者)に憑依する能力を持っており、ダンジョン内を巡回しているファントム達をリンクが聖なる剣で奇襲(背後の紋章を攻撃)することで憑依し、頼れる相棒に早変わりする。なおゼルダが憑依したファントムはピンク色になる。可愛い。
まず通常のファントム形態だけでも、モンスターや地形対して無敵かつ重りスイッチ起動やリンクを乗せて難所を渡ったりできる。
さらに炎を操るフレイムファントム、ワープ装置を使えるワープファントム、障害物を破壊できるアイアンファントム・・・と憑依するファントム次第でさまざまなギミックが解けるようになる。
できることが増えるたびにゴツい体で可愛くドヤるゼルダ姫が非常に愛らしい。
イベント以外で戦闘が可能なレア姫様にして歴代屈指の萌えキャラ。

ネズミを見て怯える、自分の体を利用されると聞きパニックになり元の体に戻る方法を問い詰める、自分もリンクと共に冒険することになりため息を尽く、リンクと2人だけの世界に入り込んでいるうちに敵を見逃す等今まで以上に感情豊かなキャラクターになっている。


~スカイウォードソード~

CV:嶋村侑

騎士学校の生徒で、姫ではない。
リンクの幼なじみでなにかと世話焼きというまさにリンクの嫁。リンクは爆発すればいい。
前髪ぱっつんがとても可愛い。

歴代のゼルダはいずれも不思議な力を備えていたが、その理由が
「魔の根源たる『終焉の者』から、生命や三大神の遺したトライフォースを守り抜いた女神ハイリア。
そのハイリアが、いずれ来る『終焉の者復活に備えて』トライフォースを扱える人間へと転生した姿」
だからだと判明する。

人になったことで女神としての力の大半は失ったが、運命はついてまわるようだ。


~神々のトライフォース2~


ハイラル王国の王女で、神トラのゼルダの子孫のはずだが七賢者との繋がりはなくなっている。
伝説の勇者(神トラのリンク)に憧れを抱いており、ある日現れたリンクに面影を感じて王家に伝わる紋章を託す。
ハイラル王国の秘宝トライフォースの強奪を企むロウラル王国の司祭ユガの魔術により、額縁の中に封印されてしまった。
本作で登場するハイラルの異世界であるロウラルの姫・ヒルダはゼルダと対照になる人物である。

最後はリンクと共にトライフォースの願いによってロウラルを荒廃状態から復活させた。


~トライフォース三銃士~

全く登場しない。それどころか、回想や台詞ですら存在が出てこない。
まぁ本作の姫はフリル姫だし……代わりとしてリンクが神トラ2におけるゼルダのドレスと近い服を着用したりする。


~ゼルダ無双~

CV:世戸さおり

ハイラル王国王女で知恵のトライフォースの所有者。
『大地の汽笛』『スマブラシリーズ』を除けば、シリーズで初めて本格的なプレイアブルキャラとして参戦。
ハイラル軍の指揮官としての振る舞いも見せており、王女ながらも戦線で積極的に戦う。
ハイラル城が陥落してからはシークに化けて敵の目を欺いた。
物語冒頭でゼルダがハープを奏でている様子が、シークの正体の伏線になっているのだが、今更そんな演出をしなくてもシークの正体なんてみんな知っt
使用武器は細剣[光]、タクト[雷]、コピーロッド[闇]

シークとしてもプレイアブル。
使用武器はハープ[雷]

3DS版からはテトラも参戦。
使用武器はカトラス[水]

有料DLCでトゥーンゼルダも参戦。
使用武器は守り人の剣[光]。

まさにゼルダ無双である


~ブレスオブザワイルド~

CV:嶋村侑

なんというか当然ハイラルの姫。過去作のようにリンクへどこからか声を送り冒険の道筋を示すが…。

容姿はこれまでのゼルダと同じく金髪だが、ひときわ目を引く特徴的なふと眉がかわいい。あと普段着は下半身がぴっちりしたタイツのようなものだけという非常に大胆な恰好なのでかなりエロい。*6
心なしかヒップのサイズ自体もモブキャラに比べると故意に大きくされてるような…。
機会は少ないものの歴代ゼルダ姫のようなドレス姿も披露される。

これまでのゼルダに比べると人間的な弱さや使命感に対する空回りっぷりが描写されており、「守ってあげたくなるお姫様キャラ」なのはこれまで同様だが「なんだか見ててほっとけない」と言った要素が強い。

なおスタッフ曰く一番デザインやキャラ造形の上で苦労したのがゼルダとのことで、youtubeで公開されているメイキング動画では決定稿に至るまでの様々な姿のゼルダが見ることができる。
ご興味があったらぜひ見てほしい。

~大乱闘スマッシュブラザーズ~

CV:水沢潤(〜for)、藤村歩(SP)

DXよりゼル伝枠で参戦。
初参戦が時のオカリナ準拠の為、ゲーム中にも登場した3種類の魔法攻撃とシークチェンジが使える。
魔法は軌道修正して飛ばし、発動させると爆炎を発生させるディンの炎(横B)、飛び道具を反射するネールの愛(通常B)、
回転した後ワープして復帰するフロルの風(上B)と、原作のものとは違う。
最後の切りふだは光の弓矢。直線状に攻撃し、当たると強烈に吹っ飛ぶ。

ゼルダ時は強力な魔法によるパワー、シーク時は軽やかな身のこなしや体術がウリ。
ただしどちらも吹っ飛ばされやすい。
因みにDXではゼルダを選んでステージセレクト時にAを押し続けると、シーク状態でゲームが始められるという裏技がある。

カービィコピーした際にはオカリナの子供時代の帽子を被る。芸が細かい。
デザインがトワプリ準拠になったX・forでも同じだがツッコんではいけない。
そして余談だがカービィがネールの愛を使う際の掛け声は全キャラクターの中でもトップクラスの可愛さを誇り、ファルコンなどと並んで特に人気が高い。

DXではフィギュアコンプにゼルダとシークで一つずつ×3、
計3回クリアしなければならない。
二度手間である。
ただ最後の一撃だけで良いので、ゼルダで進んで最後の一撃だけシークで倒せばシークのフィギュアが貰えるし、その逆も然り。

Xではゼルダ勢はトワイライトプリンセス出典となったが、シークへも引き続き変身可能。
元々シーク自身もトワプリのプロット作成時には登場する案があり、その際の没デザインを借りたとの事。

forでは変身システム自体が廃止となった為、サムス&ゼロサムなどと同様にシークとは完全別キャラ扱いに。
代わりに下必殺ワザは、汽笛に登場したファントムを飛び道具扱いで召喚する「ファントムアタック」になっている。

SPではゼルダ勢の出展作品がバラバラとなり、ゼルダは神々のトライフォース1&2の折衷デザインで参戦している。
BotWのゼルダは従来のスマブラでの魔法主体の戦闘が似合わないのと、
笑顔が素敵で、衣装や性格が一番映えるということでこのデザインになった。
DX~forの麗人のような雰囲気は難しいため、活発的なモーションになった。
また、最後の切りふだが「知恵のトライフォース」に変更されている。
ついでにゼルダをコピーしたカービィのデザインも神々のトライフォース1&2のゼルダのウィッグとティアラを付けた姿に変更された。
ちなみにシークはトワプリ準拠のまま。このせいでトワプリ出典のファイターが原作未登場のシークのみという妙な事態に。
スマブラ・ゼルダファンからの評判は良好である。

亜空の使者

ピーチと共にコロシアムで観戦していたところを亜空軍に襲われ、ボスパックンにとらわれる。
ピーチとどちらを助けるかは択一で、その後のムービー等が分岐する。
どっちにしろ戦艦ハルバードに監禁されるが、乗り込んだメタナイトルカリオスネークに解放される。
おとなしく待てというスネークの指示を無視し、シークになってピーチを連れハルバードを探索。
甲板に上がったところで、フォックスの駆るアーウィンがハルバードを攻撃している場面に遭遇。
誤解からアーウィンを撃墜(しかも素手で)してしまい、脱出したフォックスと一触即発の空気になったが、ピーチが差し出した紅茶のおかげで和解。

どうでもいいが、また増えた分の借金を紅茶一杯で済まされたフォックスが哀れ。

大合流を果たすもタブーに惨敗した後、亜空間でリンクとゼルダを助けておくと、共通の敵を倒すべくガノンドロフと一時的に手を組む。
原作では決してあり得ない展開を、ゼル伝ファンは感慨深く感じた。



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