ルカリオ

登録日:2010/12/24 Fri 12:24:56
更新日:2024/02/02 Fri 18:45:20
所要時間:約 19 分で読めます


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波導は我にあり!!



出典:ポケットモンスター、45話『ソード&シールドⅣ 「最強の剣と盾」』、
19年11月17日~2022年12月16日まで放送。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon



ルカリオはポケットモンスターシリーズにダイヤモンド・パールから登場するポケモン

■データ


全国図鑑No.448
分類:はどうポケモン
英語名:Lucario
高さ:1.2m
重さ:54.0kg
タマゴグループ:陸上/人型
性別比率:♂87.5♀12.5

タイプ:かくとうはがね
特性:せいしんりょく(ひるまないいかくを受けない)
  /ふくつのこころ(ひるむ度に素早さが1段階上がる)
隠れ特性:せいぎのこころ(あくタイプの技を受けると攻撃が1段階上がる)

種族値
HP:70
攻撃:110
防御:70
特攻:115
特防:70
素早さ:90
合計:525

努力値:攻撃+1、特攻+1

リオルを充分懐かせて昼間にレベルアップで進化






出典:ポケットモンスター、86話『メガシンカVSキョダイマックス』、
19年11月17日~2022年12月16日まで放送。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon



タイプ:かくとう/はがね
高さ:1.3m
重さ:57.5kg
特性:てきおうりょく(タイプ一致技の威力補正が1.5倍から2倍になる)

種族値
HP:70
攻撃:145
防御:88
特攻:140
特防:70
素早さ:112
合計:625


■概要


イヌ科の獣人のような姿をしたポケモン。
「波導」という力を使い、視覚を使わずに相手の居場所や行動、はては気持ちや考えていることすら予測できるが、知りたくないことも分かるため、ストレスを溜めてしまう。
それ故、正しい心を持つ人間にしか懐かない。
波動は戦いや狩りにも用いられ、精神を集中して放てば大岩をも粉々に砕く。


波動じゃないよ波導だよ。
……と思っていたらゲームに登場する通常ルカリオのは普通に「波動」らしい(もちろん物理学の波動ではなくオカルトのほうである)。
しかし、XYでは「はどうだん」に関しては「波導」表記である。


公式からの発表はないが、元ネタはイヌ科の「リカオン」もしくはギリシャ神話に変えられた王リュカオンと思われる。ただしリカオンは狼ではないがギリシャ語でルカ(Лука)は狼を表す。
あくまでも憶測であり非公式なので、現状は架空の犬科の獣人型ポケモンと考えておけば間違いはない。

顔の黒ラインは縦線はリカオン由来だが、横線は頭の後ろの房と合わせて、目隠しで視覚を封じて心眼を鍛える修行をする格闘家ということかもしれない。
映画でも波導の修行として目隠しをして飛んでくる丸太を波導で察知するという修行をしていた。


かなり耐久力は低く、硬さが自慢の鋼タイプ全体の中ではワーストクラスである。しかし攻撃面は物理特殊共に優秀。
はどうポケモンだけあって「はどうだん」「みずのはどう」「あくのはどう」「りゅうのはどう」(第5世代から)「いやしのはどう」を使える。
しかし「はどうだん」以外はこっちの「波動」と思われる。


また、『アドバンスジェネレーション』時代の映画にも主役ポケモンとして登場。
我々の涙腺を破壊した。


色違いは体毛が青から黄色になっている。かいけつゾ□リかな?

そのビジュアルや映画の存在から初登場から現在まで高い人気を誇るポケモンの一匹で、アニメをはじめとしたメディア展開ではピカチュウリザードンに次ぐレベルで引っ張りだこである。
2016年に行われた「ポケモン総選挙720」では伝説・幻のポケモン優位のシステムにも関わらず15位と健闘しており、2020年の投票企画「ポケモン・オブ・ザ・イヤー」でも総合順位でゲッコウガに次ぐ2位、地方別だと1位と何れも高成績を残している。


■ゲームでのルカリオ


映画の主役という立場から伝説のポケモンとして登場すると思われた…




何と2023年現在、使用トレーナーが9人いるという一般ポケ扱い。
かつてはアブソルも勘違いされていた。

一応DP時代はその辺で手に入るわけではなく、「こうてつじま」でゲンからタマゴ貰えるのみのレアポケに分類されたが……


HGSS』では進化前のリオルがサファリゾーンに登場。
トレーナーでは四天王のシバが強化後で使用する。


BW』ではクリア後に入れる「しゅぎょうのいわや」に、『BW2』では序盤の「サンギぼくじょう」にそれぞれ進化前のリオルが出現。
トレーナーでは四天王のレンブが強化後で使用(BW2のみ。同作のチャレンジモードでは初戦から使用)。


XY』でもBW2同様序盤に野生のリオルが出現する場所がある。
こちらではタマゴ未発見の野生ポケモンは常に3V以上で出現という仕様がある。
これが実は後々に影響することも…。

レアポケから完全な一般ポケモンになってしまった。

しかし実力や人気は高く、タッグパートナーのゲンの相棒、ジムリーダースモモの切り札に抜擢され、
シンオウチャンピオンシロナの手持ちからもリストラされることなく名を連ねる。

XYではシャラシティのジムリーダーであるコルニがメガルカリオを使ってくる。


SMではクリア後に行けるポニの樹林にリオルが出現するが、仲間呼びをさせると超低確率でルカリオが野生で登場する。
トレーナーではグラジオがラナキラマウンテンのバトルで使用する。


剣盾ではワイルドエリアの「巨人の帽子」にて天候が吹雪の時のみシンボルエンカウントでリオルが出現する。
前作ほどではないが登場段階がやや遅めかつ天候条件が厳しいので中々に入手が面倒。
また「ミロカロ湖・北」でごく稀に固定シンボルでルカリオが出現する他、格闘ポケモンのみ出るマックスレイドバトルの巣穴でもレア枠として登場することもある。


Pokémon LEGENDS アルセウスでは「純白の凍土」の雪見の出で湯と鬼氷滝にリオルと共に出現(ルカリオは天候が吹雪時のみ)し、鬼氷滝にはオヤブン個体もいる。


SVでは序盤からリオルが野生で登場する他、北東部にはリオルの群れを率いる形でルカリオも現れる。
またナッペ山の中を通り抜けるプルピケ山道のさらに脇道にはこおりテラスタルするルカリオが固定シンボルとして存在。
LVは75と3シナリオのボスの手持ちを超えるほど高い上、タイプ一致のはがねとかくとう技に加えてテラスタイプに合わせたれいとうパンチも覚えているためかなりの強敵。
運よく早く捕まえられてもジムバッジを8つ揃えないと言うことを聞かないが、逆に言えばジムバッジ8つ揃えた後ならば捕まえて即戦力になるだろう。
ネームドトレーナーとしてはかくとうタイプの使い手であるスター団ビワが使用する。



多彩なタイプの波動技をレベルで覚えることから、シナリオクリアにも使えるポケモンである。

さすがは映画の主役ポケモンというだけのことはある。


■対戦でのルカリオ


攻撃面で優秀な格闘タイプと防御面で優秀な鋼タイプという優秀な組み合わせを持っている。

格闘の弱点は消えたが、逆に鋼による弱点が増えた(地面・格闘)。
しかし抵抗が激増し、紙耐久でも意外と耐える。弱点を突かれるとあっさり落ちるので注意。
また、鋼タイプのおかげで砂嵐や毒などのタスキ潰しを防げる。

当時は格闘タイプ最高の特攻から「はどうだん」をタイプ一致で使える唯一のポケモンだった。
第5世代からコジョンドも習得したが、特攻はルカリオのが上。
コジョンドはどちらかといえば「とびひざげり」メインの物理型の方が主流である。

地味に覚える技が超豊富。何と「技のデパート」ニドキングに次ぐ15タイプもの技を覚える(飛行フェアリー以外)。
まあ「みずのはどう」や「れんぞくぎり」に需要があるかは知らんが……


技として、

タイプ一致メインウェポンに「はどうだん」「インファイト」「とびひざげり」
一致等倍狙いの「ラスターカノン」
命中不安だが強力な一致「きあいだま」「アイアンテール」
優秀なサブウェポン対策に「じしん
炎、飛行に刺さる「ストーンエッジ」
格闘潰しの「サイコキネシス」
エスパーに「シャドーボール」
シャドボとどれか「あくのはどう」「かみくだく
ドラゴンを突ける「りゅうのはどう」
三色攻撃(炎はパンチじゃなくてキック)
優秀な先制技「しんくうは」「バレットパンチ」「しんそく」

と、かなりのバリエーションを誇る。地面タイプに有効な技が乏しいのが痛いか。


積み技も、
火力アップに「つるぎのまい」「わるだくみ」
無振りでもアギルダーまで抜ける「こうそくいどう」
固さアップに「てっぺき」
色々便利な「ビルドアップ」「めいそう」
飛び膝やエッジと相性がいい「つめとぎ」


等が揃っている。
一見積んでいるヒマがなさそうだが、耐久調整をしたりカバルドンユクシー等の起点作成能力に長けたポケモンと組ませれば積む機会は多い。


補助技は微妙。
ただ、何故か「でんじふゆう」を覚えるのが地味に便利かもしれない。
能力的にはアタッカーだが、素早さが90と微妙で、耐久も低いことから何もできずに終わることもあった。

しかし第5世代からしんそくが強化され、からのしんそくで落とせるポケモンが増えた。
ウインディなど自分より素早いしんそく使いには弱いが、格闘タイプでも上位に入る実力者であろう。


XY以降は新しい進化のかたちメガシンカを遂げ、「メガルカリオ」になれる。
目つきが鋭くなり、体に禍々しい模様が浮かぶ。

攻撃に+35、防御に+18、特攻に+25、素早さに+22という強化を受けた。
火力面のアップもだが何より素早さの上昇は非常に大きく、S100族やガブリアスは勿論、ゲンガーなどのS110やボルトロスより速いのは嬉しいところである。

なお特性は「てきおうりょく」(タイプ一致補正が2倍になる)に変化し、攻撃力が増す。
これにより威力240のインファイトという凄まじい火力を叩き出せる(半減でも受けられないパターンがある)。
剣の舞を1回でも使えば無効以外で受けられるポケモンはほぼいないと言ってもいい。
特殊攻撃の面では命中不安な気合い玉を採用しなければ物理型とは火力面において見劣りするものの、
特性のおかげで波動弾やラスターカノンでも抜群ならある程度の相手を一撃で落とせるほどの火力が出せる。
更に新たに習得した悪巧みを使用すれば、抜群でなくても充分すぎるほどのダメージが期待できる。
何より真空波でガルーラなどを牽制できるのは強い。
決定力の物理型、安定性・環境メタの特殊型といったところか。




防御も強化されているが、ルカリオは元々紙耐久なので一見無意味と感じるかもしれない。
しかし鉢巻ファイアローのブレイブバードや一部ポケモンの不一致地震、テクニシャンキノガッサのマッハパンチなど、
通常時では耐えることが不可能であった攻撃を中~高乱数で耐えるなど意外と役立つ場面が多い(インファイト使用後だと本当に無意味だが)。
全体的な特殊攻撃力の低下もあったので特防も相対的に上昇したと言ってもいい。

オンライン対戦では、飛行タイプを牽制できるステルスロックを使え、ルカリオが安全に強化技を使える状況を作り出せるカバルドン
タイプの相性補完が抜群で龍の舞を使えるカイリューとの通称カバルカイリューなる構築が有名。
一度強化技を積まれてしまえば上を取られたら超火力、素早さで先制しようにもしんそくや真空波を撃ち込まれ止めることが困難になる超攻撃的な構築であるが、
メガゲンガーやギルガルド、メガクチート、スカーフガブリアスなど一部のメジャーには止まってしまうので、人や対戦環境によって評価や強さが変わってくるので不安定な面もある。

しかし第6世代はあのメガガルーラが跋扈した時代。
環境トップメタのメガガルーラに有利である点は十分な評価点と言える。
とは言え、素早さの仕様上メガガルーラに後出しが効かないと言う点は無視できなかった。

一応、鋼・格闘の複合自体はこの世代でも悪い事は無かった。
  • 悪技は依然半減、しんそく+メガ石だと「ふいうち」にも「はたきおとす」にも無抵抗ではない
  • ゴーストタイプには「かみくだく」「あくのはどう」「シャドーボール」
  • フェアリータイプは等倍で受けられ、こちらからは一致で弱点を突ける
など、うまい具合に環境での向かい風をカバーし合っている。
このように格闘タイプとしても鋼タイプとしても少々例外的な立ち位置にいるのでパーティの穴埋めとしても採用されることがあった。


そして迎えた第7世代。
そこに待っていたのはメガガルーラ環境の終焉とフェアリータイプの大跋扈。

が、メガルカリオに待っていたのは真逆の環境に対する恩恵だった。
  • 素早さの仕様変更で初手からS112を活かせる
  • ファイアローの弱体化
  • フェアリーの大幅増加。しかもS112を上回るフェアリーはアブリボンエルフーンカプ・コケコの3匹のみ。スカーフ持ちでなければ大体抜ける。
  • まさかの「コメットパンチ」をタマゴ技で習得。物理鋼の火力が大幅に増強(USUM)。
……と、環境がかくとうタイプに冷たい中でむしろ大幅に数を増やしている。
バシャーモ共々、フェアリー等倍のかくとうタイプはこの環境ではやっぱり強い。

一方で、USUMで潔く習得可能になった「コメットパンチ」はドーブルに遺伝親になってもらうしかないという難点があったりする。
もうちょっと考えて遺伝技設定しろよ
ちなみにアイアンヘッドは覚えない。というのも、メガシンカ後の特性「てきおうりょく」込みではがねタイプ最速のS112から威力160の安定技連発の上に3割ひるみという壊れ性能になりかねないのでおいそれと覚えさせられないのだろう。



シナリオにおいても、メガルカリオは特別な扱いになっている事が多かった。

シナリオではシャラシティにあるマスタータワー内部に巨大なメガルカリオ像があったり、
さらにストーリー上実質最初に使えるようになるメガシンカポケモンであったりとなかなか優遇されている。

ちなみにルカリオナイト(ルカリオのメガシンカに必要な道具)を手に入れるイベントの際にコルニからルカリオをもらうことができる。

しかし、野生のリオルから育てて進化させたルカリオが既に手持ちにいるとすれば、前述の通り個体値の条件がいいので、
せっかくもらったルカリオがボックス送りからのお留守番になってしまうという事態になった人も少なからずいるかもしれない。

ちなみにORASではORでもASでも全てのメガストーンが手に入るようにはなっているが、
肝心の「ルカリオナイト」入手法は、ポケモンコンテストライブの全部門のマスターランクを優勝したあと、ルチアに勝利するという鬼畜というか面倒くさいことになっていたりする。


第8世代ではメガシンカ没収というルカリオにとって非常に痛い弱体化を受けたが、
他のメガシンカポケモンもいないことや準伝説ポケモンをはじめとした一部強ポケが未登場と相成ったことから、対戦環境のパワーバランス自体がデフレしており、まだまだ戦える部類である。

メガシンカ没収の代わりなのか、新技で超ハイリスクハイリターンの鋼特殊技「てっていこうせん」を習得したこと、特性「せいしんりょく」が「いかく」を無効化できるようになったこと、
ドーブルが登場しないからか「コメットパンチ」がレベル技に移動するなど、性能面と育成面で強化を複数貰っている。
今作ではメタグロスとハッサムが登場しないのでDLC発売までは地味にタイプ一致「バレットパンチ」が使える唯一のポケモンとなった。

下記のダイマックスとの使い勝手の悪さやメガシンカ没収、格闘タイプが環境にあまり噛み合ってないこともあってか、ランクバトル初期こそあまり評価が高く無かった。
しかし格闘&鋼の攻撃性能の高さや「カウンター」や「いのちがけ」による奇襲戦法が強力なことから段々評価を回復していき、DLC『冠の雪原』がリリースされるまで使用率30~40位と、格闘タイプではトップクラスにあたるところまで順位を上げていた。
現在では準伝説ポケモンの大量登場によるインフレに置いていかれてしまっているが、ある程度の使いやすさはあるので活躍は期待できる。

新要素のダイマックスについては自身の防御を上げられる鋼技の「ダイスチル」、しんそくをベースにして相手の素早さを下げる「ダイアタック」等強力なダイマックス技が複数使えるが、
格闘技の「ダイナックル」に関しては攻撃アップの追加効果があるものの、大体の場合において威力が元の技から何故か大幅に落ちるためかなり癖が強い。
おまけに特殊格闘技をダイマックス技で撃っても上がるのは特攻ではなく攻撃なので、特殊型に関しては火力不足が著しくなってしまった。
またルカリオ自身の耐久の低さからダイマックス状態でも一致弱点技を食らえば即死してしまうためこの点でも使いどころが難しい。

第9世代ではルカリオ自身に特に大きな変更点はないが、新要素のテラスタルとの相性はかなりいい。
先制技3種の威力を大幅に底上げできる点が魅力的で、特にノーマルタイプにテラスタルすれば「しんそく」がタイプ一致になるので積みエース運用がやりやすくなった。
さらにシリーズ2から追加されたハバタクカミにタイプ一致の「バレットパンチ」で弱点を突けることから再評価が進んでいる。同じ理由で評価が上がったハッサムの存在が気掛かりだが、ルカリオならではの両刀型や技範囲で差別化は可能。


■リオル


全国図鑑No.447
分類:はもんポケモン
英語名:Riolu
高さ:0.7m
重さ:20.2kg

タイプ:かくとう
特性:せいしんりょく(ひるまない)
  /ふくつのこころ(ひるむ度に素早さが1段階上がる)
隠れ特性:いたずらごころ(変化技の優先度が+1になるが、あくタイプのポケモンに対しては無効になる)

HP 40
攻撃 70
防御 40
特攻 35
特防 40
素早さ 60
合計 285


進化前。この時から既に人やポケモンの感情を波動として認識する能力を持つ。
互いに波動を出し合うことで同族とコミュニケーションを図ることも可能。

ただ、この時点ではまだ波動の力を自在に操ることはできないのか「はどうだん」をはじめ波動系の技を覚えられず、特攻が非常に低い。
その他の違いとして、この時点では格闘単タイプであることや隠れ特性が「いたずらごころ」であること等が挙げられる。

ヤミカラスと同様、「いたずらごころ」のおかげで進化後と異なる運用が可能。
特に同特性持ちの中で唯一の「まねっこ」持ちであることが最大のウリ。
この技で「ほえる」を真似ることで本来優先度-4の「ほえる」を優先度+1で仕掛け、先制で相手を強制交代させられる。
事前に「ステルスロック」等を撒いておけば相手次第では一切行動させずに完封も可能。
また「まねっこ」を使うことで「きしかいせい」を先制で連発という恐ろしいこともできるので、進化前ながら火力もバカにならない*1
もっとも、最近では悪タイプには無効、素早さが低いので上から先制技で潰される、カプ・テテフ等が展開する「サイコフィールド」で無効化される等弱点も多い。

ダブルバトルでは「このゆびとまれ」を優先度+3で使える唯一の存在でもある。
これは先制技「ねこだまし」の優先度と同じであるため、素早さ次第では相手の「ねこだまし」を防ぐことができる。

リトルバトルでは上述の戦法が強力かつ同ルールでは貴重な「じしん」の使い手だが、「インファイト」「しんそく」「ストーンエッジ」等が使えない点に注意。


■映画でのルカリオ




師匠アーロンとの絆が感動的。
意外なことにそれまで無かった「ポケモンと人間の絆」をテーマとした映画だと思われる。
……若干ツンデレも入っているかも。


+ 映画のネタバレ
遥か昔にアーロンによって封印されたルカリオ。
サトシの波導で現代に蘇るが、その一方でミュウにピカチュウがさらわれる(ついでにニャースも)。

ミュウを追って世界のはじまりの樹へ向かう一向だったが、ルカリオはアーロンへの誤解でなかなかサトシ達に心を開かない。

またサトシがピカチュウとの絆についての話をしている時にルカリオは「どうせピカチュウはお前の元が嫌になって逃げだしたんだろう?」と言ってしまい*2、それに怒ったサトシと取っ組み合いの喧嘩になってしまう。

やがてマサトから貰ったチョコの試食、サトシとの和解を経て、無事にサトシとピカチュウを再会させることに成功したが、
サトシ達に対する免疫活動の影響で世界のはじまりの樹が崩壊し始める。
それによりミュウも危険な状態に。

崩壊を止めるため波導の力を使いきった後、「時間の花」の中に残されていたアーロンの立体映像から彼の真意を知る。


ルカリオ、すまなかった…。
お前を…、お前を、封印するしかなかった…。

ああしなければ、お前はどこまでも私に付いてきて……、私と、運命を共にするだろう。
無益な戦いと、生命を引き替えにするのは…、私ひとりで、十分だ……。

だが、私には悔いはない…。
あの城で、リーン様やお前と美しい日々を過ごすことができた。
あれこそが、「生きる」ということだ。


ありがとう、ルカリオ。
お前と過ごした毎日は、とても楽しかったよ…。

ルカリオ…、できることなら、もう一度……、もう一度、お前に会いたい……。



我が、友よ……――――




アーロン様…

私は愚かでした……!


アーロンの本当の想いを知り、涙するルカリオ。
サトシは『そんなことはない。お前は立派な波導の勇者だよ!』と称える。
すると、ルカリオの体が消え始める。


ルカリオ!死んじゃダメだ!


私は、死なない…。

アーロン様のところへ…、還る…のだ……。


そう言い残し、ルカリオは光となって消えていった……。




その後、再びオルドラン城を訪れたサトシ達は、城内に描かれたアーロンの肖像画を見る。

そしてそこには、前には描かれていなかったはずのルカリオの姿が……


■アニメでのルカリオ一族


各シリーズの中盤及び終盤において、サトシに立ちはだかる壁としての登場が非常に多い。

DP編


まずはスモモのルカリオが登場。
次回予告からわかっていたが、登場時はいきなりスモモに色々な攻撃を当てようとしていた。
だが、それはシンジに負けて落ち込んでいたスモモを元気づけるためであった。

サトシのブイゼルとは激しいバトルを繰り広げ、最終的には相討ちとなった。
この場合はジムリーダーの判断が適用され、サトシはスモモからジムバッジを受け取るのだった。

一度ギンガ団とも対峙している。


「ルカリオってどうやってボーンラッシュ使うの?」とか言われていたが、
アニメでは波導を長いロッド状に実体化させて作り出す技になり、そのまま手に持って戦える。

また、メタルクローはエネルギー状のかぎづめを手の甲から3本ずつ出すというもので、こちらもこの状態で応戦できる。


同じくDP編でゲンのルカリオも登場。
スモモ同様、言葉はわからずとも波導でお互いの気持ちは伝わっている。
こちらもボーンラッシュを使用した。


アニメでのルカリオの話はいずれも必見である。


進化前のリオルは「はどうだん」が使える特別な個体として登場。
CV:西村ちなみ

それに目を付けたポケモンハンターJから狙われるも、サトシとポケモンレンジャーヒナタやハジメの活躍もあり無事保護された。



BWシーズン2

コテツの相棒としてルカリオ(コテツ初登場時リオル)が登場。
CV:愛河里花子

BW1では野生がいなかったことや第4世代までレアポケだった背景から、アイリスデントはリオルの存在すら知らなかった。



XY

メガシンカのエピソードで登場。
CV:古島清孝(コルニの個体)、浪川大輔:(コンコンブルの個体)

「コルニ編」と言わんばかりにコルニ中心の話が連続しているため、コルニの登場以来ルカリオも毎回登場している。
その一連の話の中ではコルニの祖父、コンコンブルの個体も出た。

ボーンラッシュは出現する時のエフェクト、音、色が少し変わった。
また、半分に折って短い2本にする、それを相手に投げて拘束するといった戦法も使用された。


サン&ムーン


終盤にてロイヤルマスクもといククイ博士の手持ちで登場。
色違いのアクジキングを止めるために繰り出されたが、力及ばず撤退。
その後サトシとのアローラリーグエキシビジョンマッチにてククイの4体目として登場。サトシのアーゴヨンと対峙することに。
鋼タイプに毒技が効かないことを忘れていたというサトシの戦術ミスや、しんそくやインファイト、
龍の波動が次々とクリーンヒットしたことにより終始優勢を保っていたが、最終的にアーゴヨンの捨て身のゼロ距離龍の波動が直撃したことで敗北した。


新無印


第21話にて、サトシがクチバシティのジョーイさんから預かったタマゴからリオルが生まれ、紆余曲折あってサトシの手持ちとなった
CV:真堂圭
初登場から10年以上経ってようやくサトシにゲットされた形となる。
非常に好戦的で頑固な性格であり、生まれた直後はサトシを無視してあちこちに喧嘩を売ってはボコボコにされていた。
しかしサトシから発する波導を感じ取ったことで彼をトレーナーとして認めた。
現時点だとタマゴ技である「しんくうは」を覚えていることが確認されている。

そしてソード&シールド編のラストとなる45話にて、サトシのリオルがローズとのバトルの最中にルカリオに進化。
CV:浪川大輔
進化と同時にはどうだんを覚え、ローズのダイオウドウをナットレイを蹴散らした。
レギュラー声優陣の兼役にせず、映画と同じ浪川氏にするあたりアニポケスタッフのこだわりを感じる。

波導を使って何かを探知する時は、映画と同じく胸に手を当てて集中しながら行う。

86話『メガシンカVSキョダイマックス』ではついにメガシンカを披露。サトシの初メガシンカポケモンとなった。
三度目となるサイトウとのバトルでキョダイマックスカイリキーと戦い勝利した。

その後、ゲッコウガとの出会いや、キバナ戦を経て、マスターズトーナメントトーナメントセミファイナルのシロナ戦では総大将として活躍。切り札の恩恵を自身のみ得られていたことや、ネギガナイトの奮戦があったこと、相手の技が自身にとって効果今一つだったことなどお膳立てがいくつもあったものの、シロナのガブリアスを討ち取りファイナル進出に貢献した。実はルカリオに進化して以降最終バトルのダンデ戦も含めて白星がなかったバトルは一度もない。勝率はリオル時代も含めて62%で、ピカチュウを除くと新無印のサトシの手持ちの中で勝率は1番上だったりする(つまりピカチュウに次ぐ好成績なのだ)とはいえ、メガシンカを取得してからの公式戦の勝ち星はジュラルドン戦を除き、全てメガシンカしての勝利であり、サトシが切り札を使っていなかった頃に加入していたら勝率は低かった可能性は否めないが。尚、以前シンジの手持ちにいたころにサトシのゴウカザル(当時はヒコザル)も彼女のガブリアスに挑んでいるが、あっさり倒されている。

また、25話ではコルニのルカリオが再登場。メガシンカもしっかり披露したが、惜しくも黒星。

■ポケモン不思議のダンジョンでのルカリオ


時の探検隊・闇の探検隊』では「すいしょうのどうくつ」で進化前のリオルが出現するが、この先エンディングまで仲間を連れて行ける機会があまり多くないのであまり役には立たない。
『空の探検隊』『超不思議のダンジョン』ではリオルが主人公として参戦。全体技には乏しいが唯一の格闘タイプで高い攻撃を生かした活躍が出来る。
進化さえしてしまえば、原作同様に技の豊富さと高い攻撃、特攻で強ポケになれる。

実は『青・赤の救助隊』で既に石像のモチーフとしてカメオ出演している。
救助隊の世界では伝説の救助隊として知られており、チームFLBのリーダー、フーディンは彼を崇拝している。

そして青・赤の救助隊のリメイク作品である『救助隊DX』には、DP以降の登場ポケモンでありながら満を持して登場。
…が、ダンジョンには基本出現しない。仲間にするには一部のダンジョンにまれに出現する「ミステリーハウス」に「しょうたいじょう」を持ち込み鍵を開けなくてはならない。
しかもミステリーハウス内にいるポケモンはリオル・ルカリオ以外であることも多いため、結構難易度が高い。*3

■スマブラでのルカリオ


DX』に登場したミュウツーと世代交代の形で『X』に隠れキャラとして参戦。
CV:浪川大輔

ダメージを受けるほどに自身の波導が強くなり攻撃力が上がるドM仕様の特性を持つ。
被ダメージが100%を超えたあたりからは一撃が重くなり、終いにはスマッシュの威力がトップクラスに強化される。
流石はドM。
逆転力やアドを奪った後の制圧力はピカイチだが、先に落とされると貧弱な火力で相手を落とさなければならないので一気に不利になる。よって重量級キャラが苦手。
中量級程度の重さがあるため原作と違ってやや打たれ強いが地上での移動速度、落下速度、攻撃速度が遅い。
特にスマッシュ攻撃は出が遅く、狙って当てるのが困難なので撃墜は専らはどうだんと空中後攻撃に頼ることになる。

ただし空中での横移動速度は全ファイター中トップクラスなので、後述の空ダも駆使すれば他では真似できない異次元の機動力を発揮できる。

またはどうだんが主力技になる関係上、反射持ちのキャラもキツい。
波導システムと小技の習得必須な性能もあって使いこなすにはかなり練習が要る。



亜空の使者』では氷山のてっぺんにたたずんでいる。
メタナイトと戦闘後、ガッチリと握手して和解。共に戦艦ハルバードに突入した。
ハルバード内部では波導を感知する能力で、段ボールに隠れたスネークを見破った。


最後の切りふだはスマブラオリジナルの「はどうのあらし」。
ステージ上空から照準操作可能な照射ビームを放つ。


戦闘時やリザルト画面のセリフ、中の人から映画版のルカリオ準拠のようだ。


そして続く『3DS/Wii U』では初期キャラとして続投。
前作より波導システムが強化された反面、復帰技であるしんそくなどの一部技の制御が難しくなると言うデメリットが追加された。

また、最後の切りふだも「メガシンカ」に変更。
ダメージに関係無く波導MAXの状態で戦えると言う恩恵がある。
余談だが、後にDLCで波動拳を使う格闘家が参戦し、まさかのはどうだんvs波動拳の対決も実現する事となる。

ちなみに試合開始直前の画面内登場ではポケモン枠ではモンスターボールから登場していない。


B はどうだん
手に波動を溜めて発射する溜め系の飛び道具。
DXのミュウツーのシャドーボールに似ているがこちらはためるほど直線に近い軌道になる。
蓄積ダメージが溜まるほどダメージ・バースト力・攻撃範囲が増すので隙があれば常に溜めておきたい。
溜めているときの波導弾にもダメージ判定があり、これも自身のダメージが高いほど判定が拡大するので相手を巻き込んでコンボに繋げることも可能。
さすがに原作と違い必中ではない。
ちなみにジャンプ後の入力直後にスティック入力をすることで素早くベクトル変更をする『空ダ』というテクニックがある。
他のファイターでも可能なのだが、高い空中機動力もあって特にルカリオと相性がいい。
十五分間耐久組み手では、2Pでルカリオ2体を選びステージ上部で背中合わせになってはどうだんを貯めると、相手がハマり簡単にクリアできる。

B横 はっけい
相手との距離が遠いとリーチが長い波動を出し、近いと相手を掴んでそのまま発剄する。
原作と違い麻痺の効果はない。これも蓄積ダメージによって威力が強化され、forではリーチも伸びるようになった。

B上 しんそく
一瞬静止した後に高速で動く復帰ワザ。
Xでは原作で攻撃技なのに攻撃判定がなかったが、forでは攻撃判定がついた。
さらに蓄積ダメージが溜まるほど威力ふっとばし力と移動距離が伸びるが、オーバーランに注意。
空中で効果が切れると莫大な隙を晒すが、地面スレスレで方向キーを斜め下に入力するとこれを消せる。
壁に追突するとその時点でワザが中断されるため自滅の危険も。

B下 かげぶんしん
影分身を作り攻撃した相手を反撃する所謂カウンター技。
原作ではカウンターも覚えるのに何故かげぶんしんなのかとツッコんではいけない。スマブラではよくあること。
これも蓄積ダメージが溜まるほど威力ふっとばし力が増すがリスクも増大し、その頃には他の技も強化されているので使用機会に恵まれない。
乱戦向けの技だが攻撃対象が多いと大きなヒットストップがかかって逆カウンターされやすいという問題もある(無敵時間もそれなりに長いが)。

最後の切りふだ はどうのあらし(X,SPECIAL) メガシンカ(for)
発動すると上空に移動してそのまま嵐のような波導で攻撃する。
ワイパーのように動かす事ができる。
forではメガルカリオにメガシンカ、ダメージは普通に受けるがスーパーアーマーとなり、一定時間だけ波導がフルパワーの状態になる。
ちなみに波導補正は蓄積ダメージが190%で最高になり、それと同じ状態ということである。
お化け性能と化した波導弾とはっけいを乱射してプレッシャーをかけて行くのが主な戦法。
ワリオマンと似た能力だが、敵からダメージを受け続けると変身時間が短縮する欠点がある。
ちなみに、他ファイターの変身系切りふだと違い、メガルカリオ状態でもカスタマイズ必殺ワザが反映される。

SPECIALでは変身系の切りふだが廃止されたことで再び「はどうのあらし」に変更されたが、今回は発動時にメガシンカする。


ポッ拳でのルカリオ


キャラ分類はスタンダードタイプ。
2Pキャラでは原作にはいないオリジナルカラーも確認されている。
共鳴バーストでメガシンカする。

ピカチュウと並んでポッ拳を代表するポケモンなだけあり、とてもバランスの取れた性能である。
キャラ選択のカーソルもルカリオがデフォルトとなっている。

使い勝手がよく、溜めることができる飛び道具のはどうだんや一部飛び道具を打ち消しながら相手に急速接近するボーンラッシュ、
発生やリーチに難があるものの、溜めれば火力が高く、相手のガードを無理矢理崩せるはっけい、
デュエルフェイズ限定だが相手の攻撃をブロックさながらアッパー攻撃を仕掛けられるしんそくと直感的に使い易い技が揃っている。

ポッ拳初心者にオススメのポケモンだが、バランスキャラの宿命故か特に大きな特徴がないので上手く使いこなさないと、器用貧乏になりやすい。
その万能さを活かして相手が苦手な戦法をとりながら有利をとっていくと真価を発揮できるだろう。

余談だがデュエルフェイズで一定時間上構えを行うと共鳴ゲージが少量回復するという唯一の特徴がある。
集中して波動を貯めているのだろうか。


Pokemon GOでのルカリオ


2018年での第四世代ポケモン解禁と同時に満を持して登場。
エスパー技とフェアリー技を等倍に抑えられる格闘タイプという唯一無二の特徴からかなり期待されていた……のだが、
この時点での性能はと言うとぶっちゃけ微妙だった

能力は攻撃こそ格闘タイプトップクラスだがHP・防御共にかなり低めで、数値だけならカイリキーのほぼ下位互換となっている。
これだけなら耐性でまだ差別化できるが、攻撃技も一致ゲージ技がどちらも1ゲージまるまる消費するので、
火力効率でもこれまた「ばくれつパンチ」を覚えるカイリキーに劣ってしまう。同様の理由でメタグロスにも見劣りする。

また入手難易度が異常なまでに高いのも問題。
まず進化前のリオルが野生で一切出現せずタマゴからしか入手できない。
おまけになんと10kmタマゴからランダム出現なので一匹出すだけでも非常に手間がかかる。
50km報酬で10kmタマゴを貰えたり、現在では7kmタマゴに格下げされたりと救済があったがそれでもキツい。

ただこれらのあからさまに抑えられた感のある性能から、今後大きな調整がされると思われていた。

そして12月のアップデートでついに代名詞の「はどうだん」が実装された。
というかこれ以前では波動技を一切覚えなかった。「はどうポケモン」なのに……。
このはどうだん、「ばくれつパンチ」と同じ2ゲージかつ威力90な上に発生1秒、全硬直時間2秒未満という全く隙のない性能となっており、
同タイプ最強だった「ばくれつパンチ」どころかなんと全スペシャル技最強クラスの「ハイドロカノン」をも超えるDPSを持つ、非常に狂いきった技である。
ハピナス等の対ノーマルに対しては火力、耐久共にカイリキーを上回る性能となり、ジム戦攻略では筆頭格にまでなった。

また、2019年3月には「グロウパンチ」が実装、ルカリオも覚えられるようになった。
こちらは原作同様確定で攻撃UPの効果があり、更に回転効率も早い。
はがね複合による優秀な耐性も相まって、GOロケット団リーダーすら手持ちや技構成次第では僅かなダメージしか受けずに単騎撃破できてしまうことも。
またサカキが繰り出してくる難敵ペルシアンに対しても、ノーマルアタックの「ひっかく」と「だましうち」の両方を軽減でき、こちらは効果抜群を取れるということで極めて相性がいい。

ただし入手難易度は相変わらず鬼畜で、更に現在ではスペシャルアタック候補が6つにまで増え、
その結果わざマシンの消費も嵩むことになったので、まともに運用できるまでのハードルはローブシンほどではないが異常に高い。
リオルの時に技解放すれば低コスト*4で済むのが救いか。


■『波動』or『波導』騒動


第5世代でゲームに漢字表記が導入されたときに、ゲーム画面では『波動』になっていた。
第6世代でも『波動』表記だったので、公式が『波動』に統一したと解釈した『波導』派のファンは大混乱。

この騒動は2014年2月3日、桜井政博氏がMiiverse上スマブラシリーズコミュニティにて、
「なお、『ポケモン』本編では”波動”という表記になっていますが、『スマブラ』と映画では”波導”という表記で合意が取れています。」
と投稿したことで表面上は終息したようだ。
つまり、映画は『波導』で、スマブラのルカリオも映画のイメージが強いので『波導』。それ以外の通常のルカリオは『波動』表記ということらしい。
どちらのイメージが強いかによって使い分けてもいいし、あえてどちらのルカリオというイメージがない場合は表記にこだわらずに使ってもよいらしい。
それでも、いまだに『波導』表記にこだわりの強いファンはある程度多いらしい。

なおアニポケでは映画以降一貫して『波導』表記である。

ちなみに、英語表記ではどちらも『Aura』表記。


■関連商品


S.H.Figuarts(前で言うD-Arts)が2014年に発売されている。
こちらではどんなイメージのルカリオにも合うように、ひらがなの『はどう』表記になっている。




ルカリオ「追記・修正は我にあり!!」

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最終更新:2024年02月02日 18:45

*1 最大威力ならバシャーモの「とびひざげり」を大きく上回る

*2 これは、自分が悩み悲しんでいるときにそのような話ばかりしていたのでつい言ってしまったのだと思われる。尤も、サトシもそんなルカリオの気持ちも考えずに無神経発言をしてしまったために少しの間喧嘩になってしまったのである。

*3 しかも運良く遭遇できたとしても救助隊キャンプを取得していないと仲間にはできないので要注意。

*4 リオルはベイビィポケモンなのでほしのすな10000とアメ25個で解放できるがルカリオに進化させるとほしのすな75000とアメ75個が必要