エフラム(FE)

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エフラム(FE) - (2018/04/23 (月) 18:39:43) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/10/12(月) 00:18:03
更新日:2024/05/06 Mon 02:14:18
所要時間:約 6 分で読めます





俺を信じろ。俺は勝ち目のない戦いはしない。




出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始、
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

ファイアーエムブレム 聖魔の光石』の主人公の一人。


クラス ロード→マスターロード
加入時 Lv4
属性 炎

CV:八代拓(FEヒーローズ)


気高く、恐れを知らないルネス王国王子。双子の妹エイリークとは正反対で武闘派タイプ。

正義感が強く行動的。王子としての気品もあるが、勉学は苦手。

初登場の5章外伝ではわずか四人で敵の城を陥落。
仲間の一人であったオルソンの裏切りで敵軍の将ヴァルターに包囲されるが、それを三人で突破するという実にアグレッシブな王子。

8章途中からエイリークと合流し、その後エフラム編を選ぶと9章以降の主人公になる。

エフラム編では「女と見れば襲いかかるケダモノ」などと悪い風に認識されている。(アメリア談)
エイリーク編だと自分の部下をエイリークに回しフレリア王国から借り受けた兵を率い、
デュッセルの離反などの問題があったとはいえグラド帝国を滅ぼすなど軍事面の才能が計り知れないことになる。

後に戦争を引き起こした張本人を知り、その事実に苦悩する。

フレリア王女ターナとその兄ヒーニアスとは幼なじみ。ターナからは支援Aにならずとも思いを寄せられている。
グラド帝国の皇子リオンとも幼なじみで親友である。

戦争前は槍一本で大陸一の傭兵になるなどの発言もあったが、戦乱の中で徐々に次期ルネス王としての自覚が芽生えていく。


☆性能
ユニットとしては史上初の槍専門ロードで、当初一部でソルジャー扱いされた珍事がある。
(ソルジャーは蒼炎まで味方ユニットで登場せず、敵として登場すると歴代ザコでもトップクラスの弱さのためネタ化されたようだ。)
しかしその成長率は「HP80%・力55%・技55%・速さ45%・幸運50%・守備35%・魔防25%」と化け物レベルの数値が並び、
そのために魔防以外がカンストするのはザラ。
成長率だけみるなら文句なしに歴代主人公最強であり、遭遇戦や闘技場を利用しない場合はエースとして大活躍する。

専用武器はレギンレイヴと「炎槍ジークムント」。
レギンレイヴはレイピアの槍版。前作のヘクトルの専用武器ヴォルフバイルを全ての性能で上回る使い勝手の良さ。オルソンに持たせたまま裏切られるプレイヤーが続出したとか
炎槍ジークムントは補正込で威力24と双聖器で最高の威力で、同じ槍の双聖器のヴィドフニルよりも明らかに強く、専用武器は非常に強力である。



ただし、ゲームをクリアする分には十分すぎる強さだが、育成マニアからは渋い顔もされやすい
というのも上級職のマスターロードの上限値が、他の上級職に比べ低すぎて、最終的な強さではかなり見劣りするからである。
具体的には、あのエリウッドの「ロードナイト」から魔防が2下がった完全下位互換であり、
特に速さの上限値24、魔法系並の守備23が致命的な欠点となっている。

とどめに余りの槍への拘り故にエリウッドと違い槍しか持てない
剣槍二刀流のエリウッドですら劣化パラディン扱いだというのに
その剣すらないとかどうしろと…今作のパラディンも斧は持てなくなったが
つまりヘクトルより遥か上の成長率を誇るくせに、エリウッドよりも伸び代が無い。
上限値の存在を気にして育てていると、なんというかもどかしさが爆発するタイプのユニットなのである。

同じ槍のみを極めたアメリアと上限を比較してみると…
エフラム HP60 力27 技24 速さ24 幸運30 守備23 魔防23 
アメリア HP60 力28 技30 速さ29 幸運30 守備27 魔防27 必殺+15

……貫録の全敗である。エフラムは泣いていい。
もっとも、彼女はこのゲームでも最強の一角なので、より一般的な相手と比較すると……、

エフラム HP60 力27 技24 速さ24 幸運30 守備23 魔防23 槍のみ
ゼト   HP60 力25 技26 速さ24 幸運30 守備25 魔防25 剣・槍

……汎用職相手ですらカンスト前提では全く相手にならない。
というか合計値に至っては非戦闘要員のレナックと1しか変わらない有様なのに何のスキルも持っていない。
一応、先の専用武器が最後の砦だが、それも気軽に使えるものでもないので、カンストユニットが揃って来るとまず二軍落ちする。
一方、妹は専用武器が強い上に本人の上限値もソードマスターの上位互換である。
序盤での使いやすさを考慮しての差なのだろうか。

こんな兄貴だが後の完全チートな主人公であるアイクに比べると、まだ制御がきいていて良いという意見も聞かれる。
対戦では他に場を譲るが、前述の通り通常の攻略においてはバランスブレイカーと言うほどではなく、それでいて非常に頼りになる兄貴である。
最良だとは言えないが、ゲーム的に見ればバランスが良いと言える。
やり込むにしてもユニットが成長しきるまでは彼を積極的に活用することで楽が出来るだろう。




支援ではエイリークを始めとした優秀かつストーリーに食い込みやすいユニットが多い。
ペアエンドがあるのはエイリーク、ターナ、ラーチェルミルラの4人。
ラーチェルとターナとは結婚する。

エイリークとミルラとの会話ではロリコン、シスコン疑惑がある。
とは言え聖魔における彼の場合、シスコンは一般的な範疇からさほど脱している様子は見受けられない。
むしろエイリークのブラコンっぷりの方が際立っている。
戦争が始まる前はむしろヒーニアスと競い合うことが楽しかった感じが見受けられるなど、傭兵になりたい夢以外は健全な感じである。健全過ぎてターナはキレる。


そしてミルラについては、彼女に原因があると思われる。

ミルラ、支援Cにて

「エフラムのこと……おにいちゃんって、呼んでもいいですか」

ミルラ、支援Bにて

「だから……おにいちゃん。夜……一緒に寝てくれませんか?」

ミルラ、支援Aにて

「とてもうれしかったです。ありがとう、お兄ちゃん……」

最早反則である。

恐らくデュッセルでさえイチコロだろう。
こんな有様ならそりゃイケイケ面で覚えてもらえるわけだ、うん。

台詞

  • 兄上は……何処かへ行ってしまったりしないでください。どうか、ずっと……。
    ああ、分かってる。何処へも行かないさ。俺がお前を放っておくはずないだろ?
    兄上……。
    お前の気持ちは、俺が一番よく分かっている。生れた時から……いや、生れるより前から……俺達二人は、ずっと一緒だったんだからな。
    これからも……いつまでも一緒だ。
  • 騎馬戦闘の訓練は相当積んだ。俺は戦で有利になることはなんでも取り入れる性質だ。
  • 他の異界の王族は剣をよく使うようだが、俺は槍だ。槍は剣よりも強い。昔はこの槍で大陸一を目指していた。
  • 俺は強くなった、ようだな。自分でも力がみなぎっているのを感じる。だが、それだけでは駄目だ。
    昔から……俺は強いと皆は褒めてくれた。そのことを誇らしく思っていた。だが、強さでは……守れないものもある。
    強さは、傲慢さ。強いだけでは、人を倒し、屈服させ……人の気持ちが何も見えなくなる……俺はそのせいで……昔、友を失った。
    だから俺は、強さだけでなく人を思う優しさも得なければならない。
    お前といれば、それも学べるだろう。お前が俺と共にいてくれること……何よりも感謝している。
  • エクラ、お前は数多の英雄を率いる力を持つ。それは、世界を揺るがすほどの強大な力だ。
    お前は思ったことはないか? その力で、もっと強い敵と戦いたいと……妙なことを聞いたな。正直に言えば、俺にはある。
    戦いを欲する衝動が……強くなるほど、戦ってみたくなる……俺の内にあるこの業は、到底王にふさわしいものではない。
    民を守るべき王になると誓い、伝承の英雄などと謳われたところで……その器には遠い。
    だが、それでも……俺は王になり、民を守る。俺の友が守ろうとした民も、すべての民を守り通す。
    それが人の身で成し得ぬなら、人を越えた王となる。それが、俺の望みだ。





ファイアーエムブレム 覚醒』では他の過去作キャラ同様に魔符としてゲスト出演。
槍歩兵と言う点を再現するため、「英霊の魔符」の2と3でソルジャーとして登場したのが最大のネタ要素。
自軍で使える彼の魔符には無料配信版と「光対闇 光編」をクリアすることで入手できる有料版とがある。
残念ながらどちらもソルジャーにはなれないが、それぞれ異なるレアスキルを所持する。
前者は本来マスターロード専用のスキルである「王の器」を持ち、「大盾」「太陽」等確率依存スキルの発動率が10%上がる。
後者は獣・アーマー系への特効を無効化する「覇王」を持ち、グレートナイトやジェネラルとして戦う際に有用。
ファルコンナイトのスキル「槍の達人」を期待する声もあったが、貰ったのはゼトの方であった。
ちなみに有料版のイラストを手掛けたのは『覇者の証』の作画も務めた山田孝太郎。


俺の戦はよく無茶だと言われたな……だが、一度も負けると思ったことはない。負けたこともな。

ファイアーエムブレム ヒーローズ』にも外伝シナリオに登場。
この外伝は兄妹愛がテーマらしく、エフラムは完全にシスコンと化している。
どのくらいシスコンかというとエイリークと深い愛情に結ばれていると言ったり、その仲ゆえに妙な噂を立てられるほどと自分で言うほどである。
ただ、後に追加された異伝によると、召喚主であるヴェロニカに「兄妹愛を示せ」と言われていた為の発言とのこと。
もっとも、堂々としすぎてエイリークが困惑するほどだったので、
やりすぎだったと言えなくもないが、エフラムならではの不器用さといったところか。
なおヒーローズのディレクターは聖魔の光石のメインライターだった前田耕平氏である。

現在は通常版が普通のガチャで、伝承の英雄版が期間限定ガチャで手に入る。イラストはいずれも麻谷知世氏。

投票大戦「王子VS王女」にも参戦。
1回戦では暗夜王国のレオン王子を下し、準決勝ではイーリス聖王国のクロム王子と対決した。
このクロムとの対決は熾烈を極めており、投票数が追いついたり、追い抜かされたりとこの投票大戦一の激闘であった。
最終的にエフラムが勝利したが、これ決勝戦でよかったんじゃない?な対決だったため、二人のファンアートが増えた。

能力は攻撃と守備が高く、速さと魔防が低いという歩兵の皮を被った重装型。初期から実装されている同じく神器持ちである赤属性のクロムと似た能力傾向である。
所有している『ジークムント』は味方にバフを撒ける優秀な武器だが、エフラム自身の鈍重な性能が高速型の環境についていけず、使用者は多くなかった。
しかし、スキル継承の実装で、一定のHP以上で攻撃された場合の反撃で必ず追撃が発生する『切り返し』を継承可能になったことで、低い速さとそれに伴う火力の低さを補うことが可能になる、最近では武器錬成で『ジークムント』に『HP90%以上で攻撃した場合に絶対追撃』という、他に類を見ない強力な効果を付与できるようになるなど、着実にエフラムに追い風が吹き始めている。




俺は正しくない追記・修正はしない主義だ。

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