ヴァルター(FE)

登録日:2012/04/10(火) 03:20:38
更新日:2020/05/06 Wed 23:34:26
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貴様は、私に喰われろ。



出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS


CV:大川透(FEヒーローズ)

マギ・ヴァル大陸の国家グラド帝国六将軍の一人であり、「月長石」の名を授かっている。
初登場は序章で主人公らの祖国ルネス王国を滅ぼす場面から姿を見せ、ゼトに大怪我を負わせるなど因縁の相手となるような雰囲気を醸し出す。
帝国三将軍に追加の三人を加えての帝国六将だが、彼は元々帝国三将軍であったが、
民間人を虐待するなどあまりに残酷な行いから軍を追放されていた。が、突如皇帝により六将軍の一人に返り咲いた。

また、彼について語る上で外せないのが疑問形の台詞である。
ほとんどの場合に語尾につけるため、不穏さがあるとも言えるし、小物っぽいとも言える。
後述する振る舞いやユニットとしての弱さを鑑みると、後者を選ぶ人が多いかもしれないが…

その後の5章外伝では水城レンバールに現れ、エフラム隊を追いつめる。
しかし、逃げ場のないところに大群で追いつめてもあっさり生還されてしまった。
彼の詰めが甘いのか、エフラムの腕が凄いのか……。
エフラムが具体的にどう包囲から逃れたのか一切語ってくれないので、流石に不自然さが残る。

エフラム編10章ではデュッセルを処刑しようとするセライナに皇帝が不信していると言って引かせる。
そしてこの場を預かる事になったのだが、部下に任せて自分はエイリークの方へ向かっていった。
そのせいでデュッセルには寝返られ、グラドには攻め込まれてしまう事に。

エイリーク編11章では皇帝の真意を探りに帝国へ戻ろうとした六将軍の一人グレンを殺害している。
そして13章でグレンの弟クーガーに死体を見せて「エイリークに槍で討たれた」と伝え、エイリークらに彼をけしかける。
知っての通りエイリークの武器は剣だが、自分で刺し殺した死体を持ち帰った以上そうとしか言えなかった。
本編とは関係ないが、後に発売したFE覚醒のDLCマップに登場する異界のエイリークが槍を使えるクラス「花嫁」で加入してくる。
クーガーがこの事を知っていたら彼の計画はここで頓挫していた可能性が高い。






歯ごたえのない雑魚などいらん……
血のしたたるような極上の獲物を……


私 に 喰 わ せ ろ !



対決するのは15章「灼けた砂」
ジャハナの大砂漠にて、同じ帝国六将のケセルダと共にボスとして参戦。

○ステータス
LV13
HP40
力19
技17
速さ15
幸運3
守備13
魔防10
体格11
移動8
槍A

所持品
ぎんのやり
スレンドスピア
フィーリの守護

クラスは本作にのみ登場するワイバーンナイト。使用武器は槍のみだが、全体的にステータスの高い飛行系ユニットである。
守備を無視する【貫通】のスキルを持ち、飛行タイプの弱点である弓特攻はフィーリの加護でカバーしている。
弱点である低い魔防を狙い魔法で間接攻撃を仕掛けようにもスレンドスピアも持っていて隙がない。

……と、以上の様に序盤からの登場、主人公の祖国への襲撃や数々の行動から、強敵と言う印象が強かったのだが。


弱 い 。



まず、竜騎士は地形に左右されない高い移動力がウリであり、
実際に他の竜騎士がこちらの動きにくい砂漠を平然と無視して突っ切ってくるにも関わらず、
彼は動かずにひたすら構えているのである。ケセルダは動くのに。
実はHPが減りすぎるとヘタレて砦に向かって逃走しはじめることがある
スレンドスピアは持ち替えないと装備しないので、他の敵を倒せば間接攻撃→救出で倒す事が可能。
フィーリの守護を盗めばより手早く倒す事が出来てしまう。トロいので仲間になりたての初期値レナック相手にすら没収される
ドロップアイテムだが別に盗めないなんてことはない上に砂漠マップと言うことで財宝探しのために盗賊が出撃している事が多いため
盗まれて弓であっさり撃墜されるヴァルター様が多々…
せめてケセルダと同じく攻撃範囲に入れば動く…くらいすれば、一転してそこそこ強い程度にはなれただろうに。寧ろこの特性はヴァルターだからこそ本領を発揮するのだが…
開発側が想定しただろうFE未経験の初心者であっても、ここまで進めたなら対応できたと思うのだが。

そしてそもそもステータスが低い。グレンを殺したときは53もあったHPはわずか40まで減り、
同じネタキャラとして知られる竜騎士のナーシェンと比べてもレベルが3も上にも関わらず力と技以外全て負け、合計値に至っては20近く低い。
エイリーク編のクーガーを仲間にして即クラスチェンジさせただけでもヴァルターと良い勝負ができるステータスになってしまう。
しかもグレンを殺したキラーランスはなぜか持っていないので
貫通を発動されたところでぎんのやりならHP34、スレンドスピアならHPが30以上あれば追撃でもなければ死ぬことはない。
そして全く動かないし回復もしないので、間接攻撃できるキャラなら殴って救出を繰り返すだけで楽勝である。
エフラム編の場合、弓兵を育ててなくともこの章でぎんのゆみを所持してる人が登場するので尚更である。
なにせ難易度ふつうでフィーリの守護をパクられた場合 初期値のヒーニアスのぎんの弓で丁度一撃で撃墜される。

また、今作にはドラゴン系特効かつ三すくみで有利なドラゴンアクスが存在している。
……丁度彼の手前にいるバーサーカーが落とすアイテムだが。
難易度ふつうの場合力が14以上あるなら死ぬ。
ドズラは16、デュッセルは17もあるので、この2名の手にかかれば 初期値でワンパンで轟沈する。
ただしデュッセルは砂漠なので移動が死に、ドズラはトロいので攻撃を外すと追撃を受け、
「貫通」が発動されて呆気なく返り討ちという可能性も十分あるので注意。
こいつは運が3しかない上に飛行系のこいつは回避は33しかないので、大抵当たってくれるので、十分採用の余地がある。
さすがにむずかしいでは力が19以上必要なので初期値のヒーニアスやドラゴンアクスで轟沈することはないが、正直だから何だというレベルでしかない。
事前に適当な間接攻撃で一発ダメージを与えれば済む話である…

そしてストーリーを見ても活躍に恵まれない。むしろ失態続きである。

エイリーク(17)に対し、強気な女を屈服させるのが楽しいと発言。勿論はねのけられている。
キレたクーガーを送ったりもするが、もし彼女を討ち取ってしまったらどうしてしまうつもりだったのだろうか。

前述の5章外伝では傭兵部隊でエフラムを追い込んだものの、結局は失敗。
自分に媚びろ」という旨の発言をするが、「断る」「お前の相手をしている暇はない」と豪語されて包囲網を突破される。
しかも傭兵や作戦を用意したのは部下のティラードだと思われ、ヴァルター自身はあまり何もしていない。

グラド側から見ても……、
●楽しみは後で取っておこうとエイリークを見逃す
●戦を長引かせて楽しもうとした結果、デュッセルはエフラム側に付き、セライナの足を遠ざける。
●グレンを殺害する

……と事態を掻き乱してばかり。

わざとやってるのかと思いたくなるくらいに狂った行動が多い。
ぶっちゃけ、コイツがまともだったらグラドは負けなかったんじゃねぇか?と思えるほど。

だが、彼がこうなってしまった理由はデュッセルとクーガーの支援会話で明かされる。

かつて戦場でヴァルターの槍が折れた時、彼が無断で手にしたのはデュッセルの家に伝わる魔性の槍だった。
使い手を狂気に走らせる力を持ち、当主が肌身離さず持つものなのだが、それを手にしたヴァルターの狂気が増大し、ここまでに至ったと言う。
デュッセルはすぐに取り上げたが、もう手遅れであったという。


一応クリア後のフリーマップで使用可能になる…のだが、本編同様の残念なステータスで出てくるため
グレンと比べ速さと魔防以外の全ての能力で劣っており、Lvが1上にも関わらず合計値でも4ほど負けている。
成長率も劣っているので期待値に至っては9も低い。
しかも本編でグレンを殺す際に追撃していたにも関わらず、実際には追撃ができない体たらく。 貫通がでなければ逆に殺られる。

あえて使うとしたら自軍にワイバーンナイトがヴァルターしかいない場合だろうか。
クーガーやターナ、ヴァネッサは成長率との相性や剣を使えること、トライアングルアタックの存在からドラゴンマスターファルコンナイトになるケースも多い。




あまりに弱すぎたためか、北米版ではステータスが向上(HP+5、速さ魔防+2)し、初期値のキャラにはワンパンされなくなり
初期装備がスレンドスピアになり反撃可能に。さらに武器レベルがSになったことで必殺が18もあり、初期配置も砦の上になっているなど強化された。

〇FEHでは

ソーシャルゲーム「ファイアーエムブレムヒーローズ」においては2017年8月開催の大英雄戦で、聖魔の敵ユニットでは初めての実装となった。
原作ではデュッセルの口から言及されるのみだった「魔性の槍」が武器スキルに、
奥義には守備・魔防を-50%扱いにして攻撃する「月光」、Aスキルには攻撃時に素早さを上げる「飛燕の一撃」
CスキルにHPが上回った場合に十字方向の敵の「~の鼓舞」等でプラスされた能力をマイナスに反転する「恐慌の奇策」を持つ。

特筆すべきは固有武器である「魔性の槍」で、攻撃力はファルシオン等の神器に匹敵する現時点での最高値16、さらに攻撃と速さに+2の補正がかかり、
キラー系武器同様に奥義発動カウントが-1される効果、攻撃する度に固定4ダメージを受けるデメリットを併せ持つ。

これにより元々飛行の槍ユニットとしては高水準に纏まったステータスがパッシブの枠を圧迫せずに「獅子奮迅2」相当の補正を受けて底上げされ、「飛燕の一撃」によって
さらに高められた速さによって追撃を行う事で「月光」を常に発動出来る状態にまで持っていき、安定して高い火力を叩き出す事が可能となっている。
(原作のクラスであるワイバーンナイトのスキル「貫通」を再現していると思われる)
常に固定4ダメージを受けるのは痛いが、空いているBスキルに「攻め立て」を継承してやればこれを逆手にとって能動的に発動を狙いやすくなるため、長所にもなり得る。

欠点としては飛行ユニット共通の弱点である弓に対する特攻、
魔性の槍を使う場合は自傷ダメージによって継戦能力が低くなる事、魔防がやや低めなので魔法ユニットの誘い出しは不得手である事。
速さはあくまで「飛燕の一撃」や「魔性の槍」による補正頼りのため素の速さは決して高くはない事、敵のHPが跳ね上がる難易度インファナルなどでは「恐慌の奇策」が腐りやすい事か。

…と、短所もそれなりにあるが、全員が入手できるイベント配布キャラとしては、
原作でのネタっぷりが嘘のような飛行槍ユニットとして屈指の高性能キャラに仕上がっている。
「攻め立て」を継承するだけでヴァルターのスキル構成はほぼ完成を見るのもライトユーザーには地味にありがたい点。
(攻め立ては比較的ガチャでの排出が狙いやすい☆4シャニーから3まで一気に継承できるため)

CV:大川透氏の渋く威厳のある声も非常にカッコイイので必聴。


Wiki篭り……お前さえ良ければ私の項目の追記・修正係にしてやってもいいぞ? ……いや、なれ?

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