リオン(FE)

登録日:2012/03/26(日) 02:16:13
更新日:2024/03/14 Thu 01:33:26
所要時間:約 5 分で読めます




この項目には『ファイアーエムブレム 聖魔の光石』のネタバレが含まれているよ。

閲覧には気を付けてね。





僕は魔王……人の弱さを知らぬ、強く完全なる王……。





出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS



CV:中村悠一、田村睦心(幼少期)(FEヒーローズ)


マギ・ヴァル大陸の国の一つ、グラド帝国の皇子。
ルネス王国の双子の兄妹であるエフラムエイリークとは親友の間柄。いつも彼等と何かを競い合っても勝てなかったという。
エイリークに対して秘かに恋心を抱いていた。
しかし、兄妹どちらにもない高い闇魔法の素質と豊富な知識を持っている。

争いを好まない心優しい性格で、民のことを一番に考えている。
かつて魔王フォデスを封じた聖石「ファイアーエムブレム」の力で火傷した少女を救ったことをきっかけに、石の力を利用して民衆を救おうと考え始める。
この頃から、ノールを始めとする宮廷魔道士達と聖石に関する研究を始めたという。
かつて失われた偉大な闇魔道のひとつ「時の垣間」の一部を利用する事で未来を予知する術を知り、それを以て人々を危機から救おうと思い立つ。
南海で発生する嵐を予知して船出を禁止した事で、民衆の反感を買いつつも結果として大勢の人々を救うなど、それは確かな成果を出し始めていた。
元々闇魔法自体が魔物にも通ずる得体の知れない代物として周囲からの反感は大きく、特に神殿関係者とは常々対立していた。
だがそれでも彼は「たとえ周囲に認められずとも、人々を救えればそれで良い」「闇魔法でも人々を救う術になる事を証明したい」と、ひたむきに研究をつづけた。

しかしそんなある時、聖石の力で未来を予見した所、数年後に強力な「地揺れ」(大地震)がグラドを襲うことを知ってしまう。
更に追い打ちをかけるかのように、翌年には父である皇帝ヴィガルドが死去。突如としてのしかかる皇帝という重責、既に確定している未曽有の国難、父が最期に遺した「いかに親交のあるルネス王国だろうと、グラドの難民を容易く受け容れはすまい」という絶望的な宣告。哀しみと絶望に耐えかねたリオンは、すがるように聖石の力で父を蘇生させようとし、それに成功した。

だが、甦った父はただの抜け殻でしかなかった。この時に聖石から闇の力が込められた塊「魔石」が分離する。
更に封印されていた魔王の魂が復活し、リオンは身体を乗っ取られてしまう。
魔王に良心を付け込まれたリオンは聖石を破壊し、傀儡と化した父を操って新たに結成した「帝国六将」を指揮して魔王の本格的な復活のために行動を開始する。
まず手始めにルネスを制圧し、勢いに任せて侵攻したフレリアの聖石を破壊。ルネスから逃れたエイリークやエフラム隊に邪魔されながらも、マギ・ヴァル大陸を戦乱の渦に巻き込んでいった。
途中、妻を亡くしたルネスの騎士オルソンを仲間に引き入れたり、デュッセルグレンが造反することもあった。
(グレンはヴァルターに殺害され、結果的にクーガーの裏切りに繋がった)
時折、各所で双子の前に現れては、長年築いてきた絆を否定するようなことも発言している。

ジャハナを制圧して聖石を破壊するが、エフラム隊がグラドを制圧。次々と残りの六将が撃破されていき、ルネスも奪還される。
グラド帝国軍の残党を引き連れ大河ナルーベで双子と再会するも、意識を魔王に憑依され、彼らにそのことを知られてしまう。
そこで双子を峰火山ネレラスへ誘い、不意打ちで彼らが持っていたルネスの聖石を破壊し、「闇の樹海で待つ」と言い残して去る。
エフラム編では、エフラムの必死の呼びかけで何とか自我を取り戻す。

魔殿がある闇の樹海へ赴き、ミルラの養父ムルヴァを撃破。死竜として甦らせ、アーヴと共にエイリーク達の行く手を阻ませた。
だがアーヴとムルヴァも倒され、リオンは魔殿に辿り着いたエイリーク達と対峙する。

エイリーク編では既に魔王に意志を乗っ取られているが、エフラム編だとリオンの自我がまだ保たれている。
かつて、何をしても双子に敵わなかったリオン。自分よりも強いエフラムにコンプレックスすら抱いていた。
今は、それに匹敵する力を手に入れた。もう昔の弱い自分じゃない。こんなに、強くなったのだから。
自らが「魔王」となって、多くの人々を犠牲にしてまでグラドを救いたい。

けれどそれは、偽りの力でしかない……。完全に魔王に心を蝕まれ、錯覚してしまっていたのだ。
双子は悲痛な想いを抱えて、リオンを止めるべく戦いを挑む。
リオンは闇魔道書・ナグルファルで双子を苦戦させるも、死闘の末に敗れる。
結局、最期まで彼は双子に勝つことができなかった。


僕は……どこで間違えたのかな……。


死の直前、リオンは自分が取り返しの付かないことをしたと漸く気付く。
変わり果てた自分を「親友」と言ってくれたエフラムに謝罪と感謝の言葉を、エイリークに秘めていた想いを告げて、リオンは逝った。
しかし、リオンはエフラムのような強さは無くとも、彼には無い優しさと聡明さを持ち、エフラムもそれを尊敬していたのだった。



リオンの亡骸を媒介に完全な復活を果たした魔王フォデスは、エフラム達の活躍で肉体を滅ぼされ、魂はロストンの聖石に封印された。
その直後、大陸南部で起きた大地震によりグラドは大きな傷を負う。かつてリオンが見た未来が実現してしまったのだ。
エフラムが亡き親友との思い出を胸にグラドへ旅立つ場面で、この物語は終わる……。


誰よりも民を想ったが故の行動が裏目に出て、哀しい運命に翻弄されたリオン。
彼の願いは最後の最後に、やっと叶うことができたのだろう……。




○ボスとして

シナリオでは17章、終章で2度対決することになる。
17章の時点では魔王がリオンの体を乗っ取りつつある状態なので、まだ全力ではない。


17章時パラメータ
※右側は「むずかしい」時のステータス。若干誤差あり。
HP-44→47
魔力-22→26
技-13→14
速さ-11→13
幸運-4→6
守備-17→18
魔防-19→21
体格-7
闇A杖A

所持品
ノスフェラート
リザイア


持ち替えによりドロップアイテムが変わることはないので、なるべくリザイアを使わせないように倒したい。
ノスフェラートの威力は15とかなり高いのだが、この魔法重さが18もある。
そのせいで攻速がぴったり0になっており地形効果を抜いた回避率はたったの4。
攻撃は37もあるが特に問題はない。必殺も決めやすいので、一ターンで倒すようにしよう。
ちなみに瀕死になると城門を離れて遠くの砦へ向かって移動する事がある。
また、亡霊戦士を攻撃範囲内に待機させるなどした場合、リザイアに持ち替えてしまう事がある。
恐らく「トドメが刺せそうな相手の場合はあえて弱い武器を使う」というAI仕様によるものと思われる。同じく瀕死のキャラを待機させても持ち替える可能性がある。
そうなると再度持ち替えするまではノスフェラートのほうがドロップになる。

その後、終章の時点では完全に「馴染んだ」状態のリオンが姿を現す。


終章時パラメータ
※右側は「むずかしい」時のステータス。若干誤差あり。
HP-75→77
魔力-29→30
技-19→21
速さ-15→17
幸運-9→11
守備-27→28
魔防-29→30
闇S杖S

所持品
ナグルファル

烈火ネルガル並のステータスまで強化された。
さらに彼専用の闇魔法・ナグルファルは、威力25、命中95というとんでもないチート武器でグレイプニルより明らかに強い。
このため攻撃力は54、魔防とHPが低いキャラクターでは即死し兼ねないレベルの攻撃を繰り出してくる。
……のだが、やっぱり重さが18もある。その上移動しない癖にただの床に突っ立っているので回避は17しかなく、攻速に至っては4しかない。
結果、今作で命中が50に落ちたルナでも面白いように当たってしまう。
もちろんこちらがほぼ確実に2回攻撃が出来る状態にあるので、一発が耐えられればあとは問題ない。
食らった後は即座に回復できるように態勢を整えておきたい。
一応防御系のステータスはカンスト目前の数値なため、普通に殴る場合は双聖器でなければ大ダメージを与えることは難しいかも。
ルナやワイバーンの貫通必殺でワンパンされることもままあるが。

アーヴと違って倒す必要こそあるものの、あっちと比べると必殺もなく回避や攻速が低すぎるので
ぶっちゃけアーヴを倒せるようになっているなら楽勝だろう。
これでも魔王(笑)に比べればまだマシと言われるのだが




なお、本編クリア後にEXマップ「ラグドゥ遺跡」を3回クリアすると、リオンを自軍ユニットとして使うことができる。

  • 初期値と成長率、所持品
ネクロマンサー LV14
HP-44(85)
魔力-22(50)
技-13(10)
速さ-11(10)
幸運-4(30)
守備-17(10)
魔防-19(15)
体格-7
闇S杖S

所持品
ナグルファル(専用武器)
リブロー
ハマーン

クラスは専用職のネクロマンサー。
サマナーと同じく闇魔法と杖の使用、そして亡霊戦士の召喚が可能。
おかげでユアンやノールをサマナーにしなかった場合でも亡霊戦士を召喚できる。
亡霊戦士のステータス自体もユアン達が呼び出すものより高い。

初期ステータスは武器レベル以外17章時点と同じで、ナグルファルはグレイプニルのほぼ上位互換であり耐久無限という強力な専用武器専用武器。
お土産で持ってくる2本目のハマーンも非常にありがたい。GBA作品でハマーンが2本手に入るのは聖魔だけ。
成長率はHPと魔力の伸びは優秀だが、それ以外は低め…どころか無いに等しい。成長合計210%は聖魔の全キャラ中ぶっちぎり最下位。
レベルアップ回数そのものが少ないのもあってステータスだけで言うとへっぽこ魔王でしかない。
だがナグルファルの圧倒的攻撃力(しかも壊れない)は魅力。ユアンノールも使えるけどな!
守備や魔防も初期ステータスが高いので、下級魔物程度であれば一掃できる。
そして、聖魔ではいくらでもドーピングができるので、ドーピングさえしてしまえば、魔力守備魔防すべて30というチートが爆誕。
サマナーに比べると技と速さの上限で若干劣るが、火力と耐久力で勝るメリットの方が圧倒的に大きいため気にならない。ストーンでも食らわない限りは無敵の要塞の完成である。
エフラムの強さに羨望と劣等感を抱いていたリオンだが、ぶっちゃけ彼よりも全然強くなる(上限値は技で1劣る以外リオンの圧勝、ナグルファルも重さ以外の性能はジークムント以上)。

とはいえ「むずかしい」のラグドゥ遺跡だと特に魔法系の魔物の攻撃力がえげつなく、流石にフルカンリオンでも連続で食らうと厳しい。
上記のようにストーン持ちも多く、回避カンストでも20%そこそこの命中を保つので万一石化させられると一巻の終わりな事も多い。
速さ上限は25と並程度で支援も組めないので回避率では他の仲間に劣る。これでもエフラムよりは速さ上限が1勝っていたりするが
闇魔法でしか戦えない都合上、闇以外の双聖器には備わっている魔物特効効果を使えないので額面上の攻撃力こそ最高ながら意外な場面で決定力に欠けることも。
なのでフルカンさせても安易に単騎突撃はさせず、念のためにレスト要員をもうひとり連れていこう。

また、ネクロマンサーらしくサマナーしか使えないはずの亡霊兵士の召喚も使える。
しかもこの兵士、他のサマナーのものより若干強い。
なお、敵操作のバグ技で本編中の彼を操作しても召喚は使えない。
ちなみに武器レベルは複数Sをつけられないはずだが、リオンのみ闇と杖が初期値の時点でどちらもSなので、
本編の杖使い全員が魔法のレベルSになっても彼がラトナを使いこなすことができる。
よって本編のキャラの杖を武器補正のかからないSにする理由は限りなくゼロに近い。




  • ファイアーエムブレムヒーローズ



出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS


ヒーローズでは2018年1月に大英雄戦で実装。イラストはミヤジマハル氏。
赤属性の魔法・歩行ユニット。

武器スキル無属性の敵と戦闘時、自分は3すくみ有利、敵は3すくみ不利となる『ナグルファル』
Aスキルは攻撃、魔防+2『攻撃魔防2』
Cスキルは周囲2マスの味方は、戦闘中、魔防+3『魔防の大紋章』

ナグルファルは緑属性だけでなくレイヴン系効果で弓暗器杖などの無属性にも有利、相性激化を継承すれば強力なユニットである総選挙リンや総選挙ヴェロニカに対し優位に立ち回ることができる。
魔王に乗っ取られる前の心優しい性格をしているが、どうも記憶が曖昧になっており、かつて多くの人を悲しませた気がすると言っているが……?

2021年3月のアップデートではナグルファルが錬成可能武器に。
特殊錬成では戦闘開始時自身のHPが50%以上なら、戦闘中敵の攻撃・魔防を-4し、更にHPが70%以上なら敵から攻撃された時に絶対追撃となる。
低めの速さを補っての絶対追撃を可能にし、受け性能を向上させた。

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

2020年5月には魔王に乗っ取られたリオンが参戦。イラストはカズキヨネ氏。
こちらはなぜか緑属性の魔法使いになり、歩兵ユニット。
大英雄枠から常設の英雄召喚として実装されるのはベルクトに続いて2人目。

想いを集めてでは上記の通常リオンと交流。
ちなみに魔王がわざわざアスク王国に従うのは召喚の際の契約があるかららしい。
魔王は自分を止めようとするリオンに対し、「お前もいずれこうなる」と煽っていたが、
実は上記の通常リオンは魔王に乗っ取られ聖魔兄妹に倒された時間軸から来た存在であり、逆にリオンから「いずれお前も滅びる」と言い返されてしまった。

武器スキルは『魔王の血書』
攻撃+3、敵が弓・暗器・魔法・杖の時、受けた範囲奥義ダメージを80%軽減、受けた攻撃のダメージを50%軽減する。
敵が弓・暗器・魔法・杖かつ無属性の時、自分は3すくみ有利、敵は3すくみ不利となる。

Aスキルに戦闘中、攻撃・速さ・守備・魔防が自分が受けている攻撃・速さ・守備・魔防の強化の値だけ上昇する『強化増幅3』
Bスキルは戦闘中、自分が受けている反撃不可を無効にする『見切り・反撃不可3』
Cスキルにはターン開始時、周囲1マスに味方がいなければ、自分の攻撃・魔防+6する『攻撃魔防の奮起3』

通常版の時点でも低かった速さを16と最低レベルにまで削り、攻撃・守備・魔防を大幅に増加。
魔王の血書はナグルファル同様のレイヴン効果に加え、相手が射程2武器なら範囲奥義含めたダメージを大きく軽減するため、
猛威を振るっていた「カウント軽減による即範囲攻撃奥義」を完封し、それ以外も(軽減無効さえされなければ)がっつり受け止めることが可能。
相性有利であるオフェリアはもちろん、不利である伝承リリーナでも耐えきれるレベル。
見切り・反撃不可との合わせ技で、無色かつ反撃不可の戦術が常道な杖ユニットを簡単に処理できる。
Aを「相性激化」にすれば青・無の射程2は完全に受け放題になるが、赤でも受けられるという利点が失われてしまうので一長一短。
元の「強化増幅」でガチガチに固めた方が幅広く受けられるが、パニック効果に耐性がないため不意に大幅弱化してしまう可能性があるのが欠点。

弱点として、射程1に対しては攻撃+3以外の効果は全て無効なので全く勝負にならず、レイヴンの鉄板の一つである近距離反撃戦術は不可能。
また、攻め能力は単発火力が高いだけで頼りなく、相手が魔防高めだと「安全に受けられるが反撃で落とし切れない」ケースも多い。
良くも悪くも射程2専用受け要員という役割に特化したユニットである。

ちなみに魔王の血書の攻撃はフォデスの幻影を召喚し、滅びの魔拳で攻撃するものとなっている。



剣を振り回すのは、ぼくには向かなくて。

槍も、斧もね……もちろん、弓もダメ。だからぼくは魔道を学ぶことにしたんだ。


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

2021年4月の子供の日ガチャに超英雄として少年リオンが参戦。イラストはazuタロウ氏。☆4排出枠。
今度は青属性の魔法使い。歩兵ユニット。
原作で双子と出会ったのはそれなりに成長してからと描写されていたため、このリオンはまだ双子と面識がない。

武器スキルは『グラドの史書』
攻撃+3。敵から攻撃された時、または敵のHPが100%で戦闘開始時、戦闘中、敵の攻撃・魔防-6、かつ戦闘中、自分の攻撃、魔防の弱化を無効。
敵が弓・暗器・魔法・杖かつ無属性の時、自分は3すくみ有利、敵は3すくみ不利となる。

Aスキルに周囲1マス以内に味方がいない時、戦闘中、攻撃・魔防+6になる『攻撃魔防の孤軍3』
Cスキルにはターン開始時、自分を除く最も守備+魔防の合計値が高い味方の守備・魔防+5する『守備魔防の大開放3』

レイヴン効果は相変わらずで、魔王リオンと比べて更に固くなった代わりに、HPと攻撃がわずかに下回る。
射程2専門受けユニットという役割は変わらず、魔王リオンのような理不尽なまでの固さはないものの、
刺さるスキルを当てられると崩壊する魔王と異なり、対策が存在しない戦闘中デバフ+弱化無効という性質から安定性はひときわ高い。
☆4枠にしては真っ当に強く、色の違いも含めて環境次第で使い分ければ十分一線級の性能。

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

2022年7月には水着の超英雄で実装。イラストはhou氏。こちらも☆4排出枠。
通常版以来の赤属性。歩行ユニットは変わらずだがなんと初の剣ユニットで登場
青年期時代の超英雄もこれが初。
エイリークの誘いからゼトと共に海へやってきた(は置いていった)。不埒な輩がいる事をゼトから聞き、自分でもエイリークを守れるかと不安がっていた。

武器スキルは自分から攻撃した時、または、周囲2マス以内に味方がいる時、戦闘中、攻撃、守備+5、絶対追撃『珊瑚の剣+』
Aスキルは戦闘開始時、自身のHPが100%、または【有利な状態】を受けている時、戦闘中、攻撃、守備+5 【有利な状態】 「1ターン」の効果全般(強化、移動+1、敵弱化ダメージ+等)『攻撃守備の万全3』
Bスキルは戦闘中、敵の攻撃、守備-3、かつ敵の攻撃、守備の強化の+を無効にする『攻撃守備の凪3』

見た目とは裏腹に守備と魔防はとてつもなく高い。その数値はクリスマスオルティナと同等レベル
しかも武器には強化に加えて絶対追撃も内蔵。Bスキルに切り返しは不要のため、攻守どちらも戦える。
凪で敵の強化も消して万全でさらに硬化。

ステータスも低い速さはそのままだがそれ以外は平均以上。

近距離武器に変わったので遠距離武器からの攻撃は何も出来なくなった。
耐久力は申し分ないが今まであったレイヴン効果が無いので無属性相手と有利にタメを張れなくなった。
万全自体もスキルと噛み合ってないので耐久力と対応力に見合った遠距離反撃が戦いやすい。


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

2024年2月にはバレンタイン版の超英雄で、エイリークとの比翼英雄版が登場。イラストはazuタロウ氏。
この登場で、聖魔の兄妹とリオンの3人は相互に比翼英雄として登場したことになる*1
リオン初の魔法・騎馬ユニットで、属性は魔王リオン同様の緑属性。

武器スキルは『儚く優しい心の器』。
【再移動(1)】を発動可能、奥義が発動しやすい(発動カウント-1)戦闘開始時自身のHPが25%以上なら、戦闘開始後敵に「敵の攻撃の○%」のダメージ
(○は3すくみ有利な時または魔防が敵より1以上高い時は40、そうでない時は20、自身が戦闘で攻撃可能な場合のみ発動、戦闘中にダメージを減らす効果の対象外、ダメージ後のHPは最低1)
戦闘開始時自身のHPが25%以上なら、戦闘中、攻撃、守備、魔防+5、さらに攻撃、守備、魔防が戦闘開始時の魔防の20%だけ増加、
戦闘中、敵の奥義以外のスキルによる「ダメージを○○%軽減」を半分無効(無効にする数値は端数切り捨て)

Aスキルは自分から攻撃した時または戦闘開始時敵のHPが75%以上の時、戦闘中敵の攻撃、守備、魔防+9、かつ魔防が敵より1以上高い時、敵は反撃不可
自分から攻撃した時、戦闘後敵の周囲3マス以内にいる最も速さが高い敵(戦闘相手を除く)に「ターン開始時スキル発動後、即座に行動終了」を付与の『鈍色の迷夢』。
Bスキルは自分から攻撃した時、戦闘開始後敵に7ダメージ、自分から攻撃した時、戦闘中の敵の速さ、魔防-4、自分が与えるダメージ+敵の魔防の20%の『魔の蛇毒』
Cスキルはターン開始時周囲1マス以内の味方が2体以下の時、自分の攻撃、魔防+6、自分から攻撃した時、戦闘中攻撃、速さ、守備、魔防が、自分の移動前と移動後のマスの距離(最大3)だけ増加の【奮激】を付与、
周囲1マス以内の味方が1体以下の時、戦闘中攻撃、速さ+3の『攻撃魔防の奮激』

比翼スキルは十字方向にいる敵に「ターン開始時スキル発動後、即座に行動終了」を付与
(英雄決闘で敵が未行動の時は「ターン開始時スキル発動後、即座に行動終了」を付与するかわりに即座に行動終了にする)


高い攻撃と魔防にものを言わせた圧倒的な攻撃力を持ち、今までのリオンと比較しても凄まじく高性能。
伝承カミラと同様、戦闘前に相手の攻撃依存の軽減不可ダメージを浴びせる。魔の蛇毒もあるのでこの戦闘前ダメージは更に増やせる。
そこからの本体の攻撃も、元々高めな攻撃と魔防をバフなどで最大30近くも更に強化。ダメージ軽減半減や反撃不可効果と相まって圧倒的な火力に。
更に大きな特徴が、相手ターンの開始後、行動を即刻強制終了する効果を与えること。
攻撃後には敵の周囲3マス以内にいる最も速さが高い敵に与えるほか、比翼スキルでは十字方向にいる敵全員にこれを与える。
敵が一列に並んでいる中に比翼スキルを使えば、それだけで相手は次のターンに何一つ行動できなくしてしまえる。
発動条件とステータス効果は対照的ながら、このあたりの効果には魔王の面影がちらつく。このためかついたあだ名が「比翼フォデス」。

弱点は物理攻撃全般がほぼ受けきれないこと。
自分のダメージ軽減する効果や近距離反撃は無く、守備も低めなため、物理に対しては反撃可能な弓相手ですらつらい。
今までのリオン同様速さが低く追撃不可も持たないため追撃はほぼ間違いなく受ける。騎馬特効にも注意が必要。


追記・修正をお願いします。










あ……きみたちは?
ぼ、僕はリオン。
うん。
一応グラド帝国の皇子……かな。

ルネス王国のエフラム王子、エイリーク王女……だよね?
うん。二人が今日来るって聞いて、ここで待ってたんだ。
僕、同じ年頃の友達、ずっと欲しかったから……。

ねえ、エフラム王子、エイリーク王女

こ、これからよろしくね!


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最終更新:2024年03月14日 01:33

*1 2019年11月にエフラムがリオンと、2021年4月に幼少期のエイリークがエフラムと、そして今回に至る。