ウルトラマンゼロ ビヨンド

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ウルトラマンゼロ ビヨンド - (2017/12/30 (土) 16:38:47) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2017/09/02 (土) 09:30:00
更新日:2024/03/18 Mon 17:33:16
所要時間:約 4 分で読めます







\ショウラァッ!/ \デヤッ!/


 \ヘアッ!/  \イィーサァァッ!/



ネオ・フュージョンライズ!!


俺に限界はねぇ!


画像出展:ウルトラマンジード(2017年7月8日~) 第8話「運命を越えて行け」より
@円谷プロ、「ウルトラマンジード」製作委員会


ニュージェネレーションカプセルα!β!


ウルトラマン

ゼ ロ ビ ヨ ン ド !


画像出展:ウルトラマンジード(2017年7月8日~) 第8話「運命を越えて行け」より
@円谷プロ、「ウルトラマンジード」製作委員会


俺はゼロ!

ウルトラマンゼロ ビヨンドだ!!



円谷プロ制作の特撮作品『ウルトラマンジード』にて初登場するウルトラマンゼロの新たな進化形態。
「ビヨンド(beyond)」とは「~を越えて」「~の向こうに」という意味で、正しく今までのウルトラマンゼロを越えた存在という事を表している。


【スペック】

身長:49m
体重:3万5千t
(※通常のゼロと同じ)


【概要】

伊賀栗レイトウルトラゼロアイを装着した「ライザー(ゼロモード)」で
ニュージェネレーションカプセルα」と「ニュージェネレーションカプセルβ」をスキャンし、
ネオ・フュージョンライズを果たした姿。

メインカラーは銀をベースに青紫のライン一色と、
かのスペースコロナモードウルトラマンレジェンドを思わせるカラーリング。
赤と青と銀を基調とするド派手カラーだった通常ゼロに対してかなり落ち着いた印象が見受けられる。

頭部の2本のゼロスラッガーエメリウムスラッガーも驚きの4本に増えており、更にビームランプも3倍の3つに増えているなど見た目も武装も超パワーアップ。
プロテクターは無くなってスッキリしてしまった代わりに、両肩からは槍のように尖ったアーマーが装備された。
また、ジード伏井出ケイと同型のライザーを使用している影響なのかは定かではないが、
カラータイマー周りにはジードと同じくベリアルの爪にも似た鋭角状のシンボルが施されている。

またオーブトリニティを思わせるパーツも多少はついているが、あえて各ウルトラマンの要素を抑えめにしているため、
ジードのフュージョンライズと比べるとゼロの要素が強めである(そもそもあちらは変身のためのカプセル使用だが、こちらは強化のためである)。


戦闘能力は当然凄まじく、本調子が出ないはずのゼロでも一度変身すればあのギャラクトロンをいとも簡単に打ち破るほど。
スピーディさに拍車がかかり、重い一撃を連続に食らわすことで敵を圧倒していく。
口調もルナミラクルゼロ同様やけに落ち着いたものになり、強者の風格すら漂わせる。
雑誌のインタビューなどの情報を踏まえると、ウルティメイトイージスによる今までの強化形態を越えた戦力を秘めていると思われる


変身アイテム

ギャラクトロン戦で苦戦するゼロの前に、『帰ってきたウルトラマン』のときの親父のごとく、
突如何の前振りもなく光の玉状態で現れたウルトラマンヒカリによって託されたパワーアップアイテム一式。通称「ヒカリ宅急便
曰く「ゼロ専用」とのことで、これらのカプセルやライザーをジードが使えるかは不明。
ノアさんがイージス作るのにアナザースペース中の人々の光をもらったことを考えると、ちょっと気軽に持って来すぎではなかろうか

ウルトラゼロアイウルトラゼロアイNEO*1

ライザー

ライザー(ゼロモード)

ライザーにウルトラゼロアイを合体させると、ゼロモードになる。
ジードライザーという名称はリクが名付けた「ジード用のライザー」ということなので、名前に「ジード」は冠さない。
装填ナックルに装填されたカプセルをスキャンする機能等は通常のライザーと殆ど同じ。
ゼロビヨンドに変身する際はカプセルをスキャンした後にウルトラゼロアイ同様、目元にライザーを近づける。

玩具版ではゼロモードでなければニュージェネレーションカプセルを読み込ませてもゼロビヨンドの変身音声は流れない仕様となる。
あくまでゼロビヨンドになるにはゼロアイが必須なようだ。




ウルトラマンギンガ! ウルトラマンオーブ オーブオリジン!

ニュージェネレーションカプセルα!


ウルトラマンビクトリー! ウルトラマンエックス!

ニュージェネレーションカプセルβ!


ニュージェネレーションカプセルα
ニュージェネレーションカプセルβ

2013年から登場した4人の新世代ウルトラマン達(ニュージェネレーションズ)の力を宿した特殊な2つのウルトラカプセル。
αには「ウルトラマンギンガ」と「ウルトラマンオーブ オーブオリジン」の力が、
βには「ウルトラマンビクトリー」と「ウルトラマンエックス」の力が宿っている。
オーブだけ形態名付きで呼称されているので少々締りが悪い。

元々はそれぞれ各1つのカプセルだったが、ライザーの機能により2つのカプセルが1つに融合し、現在の形となった。
宿されているウルトラ戦士のガッツポーズを取っていた従来と違い、2人のウルトラ戦士が向き合ったデザインになっているのも特徴。

ちなみに「何で順当に『ギンガ×ビクトリー』『エックス×オーブ』の組み合わせじゃないの?」と思う人も多いかもしれないが、
おそらくこれは玩具のギンガカプセルの都合によるもので、ギンガとビクトリーを順にスキャンするとギンガビクトリーに、
ギンガとエックスを順にスキャンするとライトニングアタッカーになってしまうからであると思われる。

ビクトリーとエックスは師弟コンビであり、両者とも怪獣の力を使って戦う。
ギンガとオーブは先輩ウルトラマンの力を使う繋がりと、一応共通点はある。
また、ウルトラフュージョンカードの属性色が同じ者同士でもある*2


【必殺技】


バルキーコーラス

周囲の宙空に8つの光球を生み出し、その光球から一斉に破壊光線を発射するゼロビヨンド最大の必殺技。
貫通力に優れており、ギャラクトロンのバリアを一瞬で撃ち抜き破壊し、ボディまでも貫いた。

技名を直訳すると「重なる合唱」と中々神秘的。決してバルキー星人とは関係ない。


クアトロスラッガー

頭部のゼロスラッガーから4つの光の刃を飛ばし敵を切り刻む技。
ミラクルゼロスラッガーオーブスラッガーショット同様、
エネルギーの刃を飛ばしているだけなので、スラッガーは頭から分離しない。
また、第10話において、「4枚の光の刃を筒状に回転させることで、拡声器代わりに出来る」という意外な能力が判明した。

ビヨンドツインエッジ

クアトロゼロスラッガーを二つずつ合体させてゼロツインソード型にした状態。
二刀流タイラントを滅多斬りにした。
一振りの大剣にすることも可能。


ワイドビヨンドショット

両腕を左右に広げてエネルギーを貯め、L字に組んだ腕から放つゼロビヨンド版ワイドゼロショット。
光線技に強いはずのタイラントを易々と撃破するほどの威力を持つ。


ゼロ百裂パンチ

超スピードで打ち出される連続パンチ。
体重が倍近いギャラクトロンが宙に浮かぶ程の威力を持つ。サーガの連続キックを思わせる描写へとつながった。
名称といい、もしかしたら元ネタはこの人が使うアレか。
描写的にはジードでのゼロのポジションに似た承太郎オラオラを思い浮かべた人も多かったようだが。


バリア(仮)

ジード(マグニフィセント)のアレイジングジードバリアと同時使用し、ゼガンを包み込んだ。


ツインギガブレイク

ビヨンドツインエッジに全エネルギーを集めることでボディラインが発光、刀身が紫色に輝き巨大な刃状のエネルギーを形成する。
そして、「俺の刃を刻み込め!」の言葉と共に巨大なZの字を敵に斬りつける。



【活躍】


■第8話『運命を越えて行け』

この回で初陣を飾る。
前話「サクリファイス」ラストでギャラクトロンの攻撃を受け意識が消滅したが勇気を振り絞り決意したレイトの言葉を受けゼロが復活。
ジードに加勢するが、ケイに二体目のギャラクトロンを召還されるが、唐突に現れたヒカリから専用のライザーとニュージェネレーションカプセルを手渡され、ネオフュージョンライズ。

クアトロスラッガーで二体のギャラクトロンを怯ませ、半壊している別の一体をアクロスマッシャーとなったジードに任せ、
ゼロ百裂パンチで打ち上げてから続けざまにドロップキックで地表に叩き付け、バルキリーコーラスで粉砕するのだった。


■第9話『誓いの剣』

レイトの娘であるマユのリトルスターを狙うタイラントに対しネオ・フュージョンライズ。
左腕の鎖鎌を蹴り返し、火炎攻撃をクアトロスラッガーで打ち消してビヨンドツインエッジで滅多切りにする。
そしてとどめのワイドビヨンドショットで粉砕、見事に勝利した。


■第10話『ココロヨメマス』

失恋したと思い込むザンドリアス「ジーっとしててもドーにもならないんだからーっ!!」と激励するモアに触発されてネオ・フュージョンライズ。
クアトロスラッガーで破壊光線を打ち消した後、メガホン状に高速回転させて「坊や!! 男だろ!? かわいいあの子が待ってるぞ!!」と叫んでなかば無理やりに衛星軌道上へと飛ばした。

その後、飛ばされたザンドリアスは彼女(メスのザンドリアス)と再会。愛の抱擁を交わすのだった。


■第14話『シャドーの影』

シャドー星人クルトが召喚した時空破壊神 ゼガンのゼガントビームとマグニフィセントのビッグバスタウェイの撃ち合いによる
エネルギー干渉で生じたワームホールを打ち消すためにネオ・フュージョンライズ。
両の拳にバリアを形成。二つのエネルギーを弾き返した。

このやり方はゼロ自身も「少々荒っぽい」と称しており、翌話冒頭ではレイトの右肩にやや負担がかかっていたようだ。


■第15話『戦いの子』

アレイジングジードバリアをレンズ状に形成させゼガントビームの被害を最小限にとどめようとするマグニフィセントを見たゼロは、
「そうか……その手があったか!」とゼロビヨンドとなりマグニフィセントに合わせる形でバリアを形成。
球体状のフィールドに閉じ込められる形でゼガンは自身のエネルギーを受ける形で異次元へと消えていった。


■第16話『世界の終わりが始まる日』

満を持して再び地球に降臨した宿敵ベリアルに対しネオ・フュージョンライズ。
「ヒヨッコどもの力を集めたところで、俺様には勝てん!」と挑発するベリアルに対し、ゼロは
「試してみるか? ブラックホールが吹き荒れるぞ!」と言い返し百烈パンチを繰り出し、クアトロスラッガーを炸裂させ、ほぼ互角の勝負を繰り広げる。
しかし、プリミティブの乱入の後繰り出されたベリアルデスサイズを受け吹っ飛ぶ。
キメラベロスとなったベリアルにプリミティブを吸収され、
ゼロビヨンドは必殺のバルキリーコーラスを放てずに月へ飛び立つのを見送るのだった。


■第17話『キングの奇跡! 変えるぜ! 運命!!』

インターバルの20時間を経てゼロビヨンドとなり、月面でキメラベロスと交戦。
「お前との戦いは血が滾る…!」と復讐に燃えるベリアルに立ち向かうが、ジードを取り込んで力を増したせいかキメラベロスの爪一振りで吹っ飛ばされ、一方的に打ちのめされていた。

ジード=リクの意識内でもベリアルに操られるがままゼロビヨンドを打ちのめす描写がある。
キングの爺さんの力でライハがリクを救い出さなければ完全にベリアルと融合していたことであろう。


■第18話『夢を継ぐ者』


レギオノイド・ダダが右腕をアームドリルに変えて放ったビームを回避するものの、空中戦に持ち込まれ、ついには宇宙空間へと移行される。
マイクロミサイルをクアトロスラッガーで相殺する中、レイトに一旦引くように言われるが、このまま引けないと大気圏突入するが、その最中レギオノイド・ダダのガンビームを受けたのか変身解除されてしまう。

ジードにおけるゼロが長期戦に不向きだったとはいえ、レギオノイド・ダダは時間切れに持ち込ませるほどのカスタマイズだったといえる。


■第20話『午前10時の怪鳥』

ギエロン星獣戦でネオ・フュージョンライズ。
ギエロン星獣と交戦するロイヤルメガマスターの周囲を覆うかのようにドーム状のバリアを張り、青い結晶状の破片を広範囲に散らばらないよう封じ込めた。

なお、ジードにおけるギエロン星獣は破片が一片でも残っていれば融解して気化、
容器に密閉保存しても気化して毎日午前10時には再生する特性を持っている。
これに対処するには冷却保存する必要があり、最終的にギエロン星獣の破片は市民の協力を得て回収されAIBによって宇宙の隅々に投棄されることになった。


■第22話『奪還』

キングギャラクトロン戦でネオ・フュージョンライズ。
ジードが変身したロイヤルメガマスターと並び立つ形で共闘となる。

ストルム機関から放つ強大な力にロイヤルメガマスターともども押されかけるが、ロイヤルメガマスターからの87フラッシャーの援護を受けてツインギガブレイクで粉砕した。


■第24話『キボウノカケラ

エンペラ星人ダークルギエルの怪獣カプセルでアトロシアスとなったベリアルと交戦。
ツインギガブレイクを放つがギガバトルナイザーで受け流され、ベリアルショットをビヨンドツインエッジで弾き返す、と一進一退の状況が続く。

しかし、ルミナとマユを人質にしたケイによって状況が一変。
アトロシアスに一方的に痛めつけられるが、ライハが駆け付けたことでルミナとマユが救い出され、怒りのゼロキックが炸裂。
拳と拳がぶつかり合う状況が続くが、アトロスヘルクローを腹に受け致命傷を負い、幾度も大打撃を受けネオ・フュージョンライズが解けてしまった。



【余談】

ウルトラシリーズにおいて本編の活躍が終わったウルトラマンに、数年後更に新たなパワーアップ形態が用意されるのは、極めて珍しい事例と言える。

似たような例を別の特撮作品で挙げるとすればこれとかだが、
そもそも自身も主役のクロスオーバー映画(これなど)というのならばともかく、過去作の戦士が客演時に新たな強化形態を得るという展開は、
特撮物全体を見ても劇場版やOVならともかくTV本編でというのはかなり特殊な事例である。
初登場の8話では、聴覚障碍者向け字幕の文字色が「ゼロの台詞が主役を示す黄色」「ジードの台詞が(主役台詞用の黄色ではなく)白色」となっていたため視聴者からは「本当に客演なのか」「番組乗っ取り」とか言われたけど

また初回の変身はライザーが装填した二つのカプセルしか認識できないことと、カプセルを合体させるプロセスがあったため、
約1分半というタイプチェンジの中でも特に長い変身バンクとなっていた(参考としてトリニティフュージョンは約55秒)。

次のエピソードでは変化済みの状態からのスタートだったので、
もう上記の「ニュージェネレーションカプセルβ」のコールは聞くことはないジードのそれと大差なくなった。



「追記修正したい……僕には、2万年早すぎますか?」

「俺の相棒だったらもう30分早く判断しろ……!」


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