ウルトラマンゼロ ビヨンド

登録日:2017/09/02 Sat 09:30:00
更新日:2024/03/18 Mon 17:33:16
所要時間:約 4 分で読めます




※推奨BGM:「ジード戦い-優勢2」


僕の目の前でゼロさんは消えた…。僕を守るために身代わりに…!

でも、信じてますよ!ゼロさんはきっと帰ってくる!

だから僕も行かなきゃ!みんなを守るために…!!

次回、ウルトラマンジード!


運命を超えて行け


俺に限界はねぇ!









行くぜレイト!!


はい!



\ショウラァッ!/ \デヤッ!/



\ヘアッ!/  \イィーサァァッ!/



ネオ・フュージョンライズ!!


俺に限界はねぇ!


画像出典:ウルトラマンジード(2017年7月8日~) 第8話「運命を越えて行け」より
©︎円谷プロ、「ウルトラマンジード」製作委員会


ニュージェネレーションカプセルα!β!


ウルトラマン

ゼ ロ ビ ヨ ン ド !


画像出典:ウルトラマンジード(2017年7月8日~) 第8話「運命を越えて行け」より
©︎円谷プロ、「ウルトラマンジード」製作委員会


俺はゼロ!

ウルトラマンゼロ ビヨンドだ!!



円谷プロ制作の特撮作品『ウルトラマンジード』にて初登場するウルトラマンゼロの新たな進化形態。
「ビヨンド(beyond)」とは「~を越えて」「~の向こうに」という意味で、正しく今までのウルトラマンゼロを越えた存在という事を表している。


【スペック】

身長:49m
体重:3万5千t
(※通常のゼロと同じ)


【概要】

伊賀栗レイトウルトラゼロアイを装着した「ライザー(ゼロモード)」で
ニュージェネレーションカプセルα」と「ニュージェネレーションカプセルβ」をスキャンし、
ネオ・フュージョンライズを果たした姿。

メインカラーは銀をベースに青紫のライン一色と、
かのスペースコロナモードウルトラマンレジェンドを思わせるカラーリング。
赤と青と銀を基調とするド派手カラーだった通常ゼロに対してかなり落ち着いた印象が見受けられる。

頭部の2本のゼロスラッガーエメリウムスラッガーも驚きの4本に増えており、更にビームランプも3倍の3つに増えているなど見た目も武装も超パワーアップ。
プロテクターは無くなってスッキリしてしまった代わりに、両肩からは槍のように尖ったアーマーが装備された。
また、ジード伏井出ケイと同型のライザーを使用している影響なのかは定かではないが、
カラータイマー周りにはジードと同じくベリアルの爪にも似た鋭角状のシンボルが施されている。

またオーブトリニティを思わせるパーツも多少はついているが、あえて各ウルトラマンの要素を抑えめにしているため、
ジードのフュージョンライズと比べるとゼロの要素が強めである(そもそもあちらは変身のためのカプセル使用だが、こちらは強化のためである)。

戦闘能力は当然凄まじく、本調子が出ないはずのゼロでも一度変身すればあのギャラクトロンをいとも簡単に打ち破るほど。
スピーディさに拍車がかかり、重い一撃を連続に食らわすことで敵を圧倒していく。
口調もルナミラクルゼロ同様やけに落ち着いたものになり、強者の風格すら漂わせる。

雑誌のインタビューなどの情報を踏まえると、ウルティメイトイージスによる今までの強化形態を越えた戦力を秘めていると思われる
ただし、位置づけとしては本調子が出せない状態でフルパワーを発揮するための緊急形態であり、その都合上ゼロが好調の時は出番はない。

一応ウルティメイトゼロが敗北したギガバトベリアルに対しては、
ジードの乱入で傷を攻撃されるまでは有利に立ち回っていたなど、不調の状態でもウルティメイトゼロ以上のポテンシャルは見せている。
さらに言うと数値上ではジード作中一のスペックを誇る(ジードの名誉のために言っておくと握力とジャンプ力では敵わない形態もある)。
作品間の比較はバランスの問題もあってあまり意味ないことを考えれば、中々の扱いだともいえるだろう。

なお、非常に強力な形態だが、使用には制約があり、原則として伊賀栗レイトと一体化しているときしか使えない。
上位形態のギャラクシーグリッターも、カプセルだけでは足りずニュージェネレーション初期組の4人+ジードの補助が必要になるため、基本的にゼロ単独でこの形態に変身することはできず、この点においてウルティメイトシャイニングとは差別化されている。
底なしの成長力と発展性を考えれば、そのうちこの制約もクリアしそうだが。


変身アイテム

ギャラクトロン戦で苦戦するゼロの前に、『帰ってきたウルトラマン』のときの親父のごとく、
突如何の前振りもなく光の玉状態で現れたウルトラマンヒカリによって託されたパワーアップアイテム一式。通称「ヒカリ宅急便
曰く「ゼロ専用」とのことで、これらのカプセルやライザーをジードが使えるかは不明。
ノアさんがイージス作るのにアナザースペース中の人々の光をもらったことを考えると、ちょっと気軽に持って来すぎではなかろうか

ウルトラゼロアイウルトラゼロアイNEO*1

ライザー

ライザー(ゼロモード)

ライザーにウルトラゼロアイを合体させると、ゼロモードになる。
ジードライザーという名称はリクが名付けた「ジード用のライザー」ということなので、名前に「ジード」は冠さない。
装填ナックルに装填されたカプセルをスキャンする機能等は通常のライザーと殆ど同じ。
ゼロビヨンドに変身する際はカプセルをスキャンした後にウルトラゼロアイ同様、目元にライザーを近づける。

玩具版ではゼロモードでなければニュージェネレーションカプセルを読み込ませてもゼロビヨンドの変身音声は流れない仕様となる。
あくまでゼロビヨンドになるにはゼロアイが必須なようだ。




ウルトラマンギンガ! ウルトラマンオーブ オーブオリジン!

ニュージェネレーションカプセルα!


ウルトラマンビクトリー! ウルトラマンエックス!

ニュージェネレーションカプセルβ!


ニュージェネレーションカプセルα
ニュージェネレーションカプセルβ

2013年から登場した4人の新世代ウルトラマン達(ニュージェネレーションズ)の力を宿した特殊な2つのウルトラカプセル。
αには「ウルトラマンギンガ」と「ウルトラマンオーブ オーブオリジン」の力が、
βには「ウルトラマンビクトリー」と「ウルトラマンエックス」の力が宿っている。
オーブだけ形態名付きで呼称されているので少々締りが悪い。

元々はそれぞれ各1つのカプセルだったが、ライザーの機能により2つのカプセルが1つに融合し、現在の形となった。
宿されているウルトラ戦士のガッツポーズを取っていた従来と違い、2人のウルトラ戦士が向き合ったデザインになっているのも特徴。

ちなみに「何で順当に『ギンガ×ビクトリー』『エックス×オーブ』の組み合わせじゃないの?」と思う人も多いかもしれないが、
おそらくこれは玩具のギンガカプセルの都合によるもので、ギンガとビクトリーを順にスキャンするとギンガビクトリーに、
ギンガとエックスを順にスキャンするとライトニングアタッカーになってしまうからであると思われる。

ビクトリーとエックスは師弟コンビであり、両者とも怪獣の力を使って戦う。
ギンガとオーブは先輩ウルトラマンの力を使う繋がりと、一応共通点はある。
また、ウルトラフュージョンカードの属性色が同じ者同士でもある*2

なお、ウルトラカプセルを使ったフュージョンライズは本来、ウルトラマンの力を強化するためのものだが、
ジードは強化のみならず変身自体をライザーの機能に依存しており、ライザーを純粋な強化に使っているのは現状だとゼロのみとなる。


【必殺技】


バルキーコーラス

周囲の宙空に8つの光球を生み出し、その光球から一斉に破壊光線を発射するゼロビヨンドの必殺技。
貫通力に優れており、ギャラクトロンのバリアを一瞬で撃ち抜き破壊し、ボディまでも貫いた。
手からではなく「光球から光線を放つ」という仕組みなので射角を自在にコントロールできるという利点もあり、超至近距離から多角的に最大火力を叩き込むことも可能。

技名を直訳すると「重なる合唱」と中々厨二神秘的。決してバルキー星人とは関係ない。


クワトロスラッガー

頭部のゼロスラッガーから4つの光の刃を飛ばし敵を切り刻む技。
ミラクルゼロスラッガーオーブスラッガーショット同様、
エネルギーの刃を飛ばしているだけなので、スラッガーは頭から分離しない。
また、第10話において、「4枚の光の刃を筒状に回転させることで、拡声器代わりに出来る」という意外な能力が判明した(ブーストメガホン)。

ちなみにキャラクターデザインの後藤正行氏は別案も用意していたが、坂本浩一監督の要望により4本のままとなったらしく、
後のインタビューでは「いままでスラッガー3本ついたのはあったため、3本じゃ越えられないからやっぱり4本じゃないと駄目なんですよ(要約)」とのこと。


ビヨンドツインエッジ

クワトロスラッガーを二つずつ合体させてゼロツインソード型にした状態。
二刀流タイラントを滅多斬りにした。
一振りの大剣にすることも可能。


ブーストメガホン
クワトロスラッガーを筒状に回転させ、拡声器として使用する。
増幅された声の波動によってザンドリアスを宇宙まで送り飛ばした。


スラッギングコーラス

クワトロスラッガーとバルキーコーラスの同時発射によるゼロビヨンド最大の必殺技。
光線にスラッガーの斬撃も加わることでさらに高い破壊力を発揮する。


ワイドビヨンドショット

両腕を左右に広げてエネルギーを貯め、L字に組んだ腕から放つゼロビヨンド版ワイドゼロショット。
光線技に強いはずのタイラントを易々と撃破するほどの威力を持つ。


ゼロ百裂パンチ

超スピードで打ち出される連続パンチ。
体重が倍近いギャラクトロンが宙に浮かぶ程の威力を持つ。サーガの連続キックを思わせる描写へとつながった。
名称といい、もしかしたら元ネタはこの人が使うアレか。
描写的にはジードでのゼロのポジションに似た承太郎オラオラを思い浮かべた人も多かったようだが。


ビヨンドディフェンサー

ジード(マグニフィセント)のアレイジングジードバリアと同時使用し、ゼガンを包み込んだ。


ツインギガブレイク

ビヨンドツインエッジに全エネルギーを集めることでボディラインが発光、刀身が紫色に輝き巨大な刃状のエネルギーを形成する。
そして、「俺の刃を刻み込め!」決め台詞と共に巨大な「Z」の字を敵に斬りつける。


ゼロ百裂キック

ゼロ百裂パンチと同じように、超スピードで連続キックを繰り出す。

ダイナモキャノンボール

本編未使用技。
全身のエネルギーを開放してエネルギーの塊となって敵に体当たりする技で、要はゼロビヨンド版ウルトラダイナマイト。

ビヨンドリープアタック

これも本編未使用技。超能力を使い、瞬間移動で敵を翻弄する。


【活躍】

■第8話『運命を越えて行け』

この回で初陣を飾る。
前話「サクリファイス」ラストでギャラクトロンの攻撃を受け意識が消滅したが勇気を振り絞り決意したレイトの言葉を受けゼロが復活。
ジードに加勢するが、ケイに二体目のギャラクトロンを召還されるが、唐突に現れたヒカリから専用のライザーとニュージェネレーションカプセルを手渡され、ネオフュージョンライズ。

クワトロスラッガーで二体のギャラクトロンを怯ませ、半壊している別の一体をアクロスマッシャーとなったジードに任せ、
ゼロ百裂パンチで打ち上げてから続けざまにドロップキックで地表に叩き付け、バルキーコーラスで粉砕するのだった。


■第9話『誓いの剣』

レイトの娘であるマユのリトルスターを狙うタイラントに対しネオ・フュージョンライズ。
左腕の鎖鎌を蹴り返し、火炎攻撃をクワトロスラッガーで打ち消してビヨンドツインエッジで滅多切りにする。
そしてとどめのワイドビヨンドショットで粉砕、見事に勝利した。


■第10話『ココロヨメマス』

失恋したと思い込むザンドリアス「ジーっとしててもドーにもならないんだからーっ!!」と激励するモアに触発されてネオ・フュージョンライズ。
クワトロスラッガーで破壊光線を打ち消した後、メガホン状(この時の名称ははブーストメガホン)に高速回転させて「坊や!! 男だろ!? かわいいあの子が待ってるぞ!!」と叫んでなかば無理やりに衛星軌道上へと飛ばした。

その後、飛ばされたザンドリアスは彼女(メスのザンドリアス)と再会。愛の抱擁を交わすのだった。


■第14話『シャドーの影』

シャドー星人クルトが召喚した時空破壊神 ゼガンのゼガントビームとマグニフィセントのビッグバスタウェイの撃ち合いによる
エネルギー干渉で生じたワームホールを打ち消すためにネオ・フュージョンライズ。
両の拳にバリアを形成。二つのエネルギーを弾き返した。

このやり方はゼロ自身も「少々荒っぽい」と称しており、翌話冒頭ではレイトの右肩にやや負担がかかっていたようだ。


■第15話『戦いの子』

アレイジングジードバリアをレンズ状に形成させゼガントビームの被害を最小限にとどめようとするマグニフィセントを見たゼロは、
「そうか……その手があったか!」とゼロビヨンドとなりマグニフィセントに合わせる形でバリアを形成。
球体状のフィールドに閉じ込められる形でゼガンは自身のエネルギーを受ける形で異次元へと消えていった。


■第16話『世界の終わりが始まる日』

満を持して再び地球に降臨した宿敵ベリアルに対しネオ・フュージョンライズ。
「ヒヨッコどもの力を集めたところで、俺様には勝てん!」と挑発するベリアルに対し、ゼロは
「試してみるか? ブラックホールが吹き荒れるぞ!」と言い返し百烈パンチを繰り出し、クワトロスラッガーを炸裂させ、ほぼ互角の勝負を繰り広げる。
しかし、プリミティブの乱入の後繰り出されたベリアルデスサイズを受け吹っ飛ぶ。
キメラベロスとなったベリアルにプリミティブを吸収され、
ゼロビヨンドは必殺のバルキーコーラスを放てずに月へ飛び立つのを見送るのだった。


■第17話『キングの奇跡! 変えるぜ! 運命!!』

インターバルの20時間を経てゼロビヨンドとなり、月面でキメラベロスと交戦。
「お前との戦いは血が滾る…!」と復讐に燃えるベリアルに立ち向かうが、ジードを取り込んで力を増したせいかキメラベロスの爪一振りで吹っ飛ばされ、
内部にジードがいることで前回同様トドメが刺せないこともあり一方的に打ちのめされていた。


ジード=リクの意識内でもベリアルに操られるがままゼロビヨンドを打ちのめす描写がある。
キングの爺さんの力でライハがリクを救い出さなければ完全にベリアルと融合していたことであろう。


■第18話『夢を継ぐ者』


レギオノイド・ダダが右腕をアームドリルに変えて放ったビームを回避するものの、空中戦に持ち込まれ、ついには宇宙空間へと移行される。
マイクロミサイルをクワトロスラッガーで相殺する中、レイトに一旦引くように言われるが、このまま引けないと大気圏突入する。
だが、その直後に制限時間の2分弱を過ぎてしまった。

ジードにおけるゼロが長期戦に不向きだったとはいえ、レギオノイド・ダダは時間切れに持ち込ませるほどのカスタマイズだったといえる。


■第20話『午前10時の怪鳥』

ギエロン星獣戦でネオ・フュージョンライズ。
ギエロン星獣と交戦するロイヤルメガマスターの周囲を覆うかのようにドーム状のバリアを張り、青い結晶状の破片を広範囲に散らばらないよう封じ込めた。

なお、ジードにおけるギエロン星獣は破片が一片でも残っていれば融解して気化、
容器に密閉保存しても気化して毎日午前10時には再生する特性を持っている。
これに対処するには冷却保存する必要があり、最終的にギエロン星獣の破片は市民の協力を得て回収されAIBによって宇宙の隅々に投棄されることになった。


■第22話『奪還』

キングギャラクトロン戦でネオ・フュージョンライズ。
ジードが変身したロイヤルメガマスターと並び立つ形で共闘となる。

ストルム器官から放つ強大な力にロイヤルメガマスターともども押されかけるが、ロイヤルメガマスターからの87フラッシャーの援護を受けてツインギガブレイクで粉砕した。


■第24話『キボウノカケラ

エンペラ星人ダークルギエルの怪獣カプセルでアトロシアスとなったベリアルと交戦。
ツインギガブレイクを放つがギガバトルナイザーで受け流され、ベリアルショットをビヨンドツインエッジで弾き返す、と一進一退の状況が続く。

しかし、ルミナとマユを人質にしたケイによって状況が一変。
アトロシアスに一方的に痛めつけられるが、ライハが駆け付けたことでルミナとマユが救い出され、怒りのゼロキックが炸裂。
拳と拳がぶつかり合う状況が続くが、アトロスヘルクローを腹に受け致命傷を負い、幾度も大打撃を受けネオ・フュージョンライズが解けてしまった。



■劇場版『つなぐぜ! 願い!!

シャイニングウルトラマンゼロの力を使い体力を消耗したため、レイトと再び一体化し、変身した。
ギャラクトロン二体を「ウルトラゼロキック→ゼロ百裂キック」のコンボとスラッギングコーラスで撃破し、
ウルティメイトファイナルオーブトリニティとともにサイバー惑星クシアでギルバリスとの決戦に臨むが、
やはり本調子ではなかったのか圧倒的な火力に押され、通常形態に戻ってしまった。
本調子のゼロビヨンドが見れると期待したファンは、またも消耗のカバーだったことに落胆したとか……


■ヒットソングヒストリー『ニュージェネレーション編

ややパラレルワールド的な位置付け。
復活したエタルガーに対しネオ・フュージョンライズして挑むが返り討ちに遭ってしまい*3
カプセルの力を失ってゼロビヨンドへの変身が出来なくなると言う事態に陥ってしまう。
ニュージェネレーションヒーロー達もエタルガーに封印されてしまい、ビヨンドの力を取り戻せなくなってしまった為にロッソ&ブル兄弟に助力を願う。
彼等を解放した後、エタルガーとの再戦に臨む際にはギンガ・ビクトリー・エックス・オーブと合体してゼロビヨンドになると言う豪華な強化変身を遂げる。
ラストはワイドビヨンドショットをジードのレッキングバーストとロッソのフレイムスフィアシュート、ブルのアクアストリュームと同時にエタルガーに叩き込んで勝利した。



EPISODE.11にて復活したウルトラダークキラーが生み出したウルトラマンゼロダークネスと決着を付けようとするゼロに対して、
「今度は僕たちがゼロを助ける番だ」とジードが用意したブランクのウルトラカプセル二つに、
ギンガ、ビクトリー、エックス、オーブが力を注いでニュージェネレーションカプセルα・βを即席で作り、それを使ってゼロビヨンドに変身した。
ニュージェネレーションズ全員がその場にいたことに加え、ジードがカプセルを操る能力を会得していたからこそ出来た離れ業であり、流石のゼロも変身後「お前、こんなことが…」と驚いていた。

今回のゼロビヨンドは(公式Twitter曰く)仲間の力を直接供給されたためか、黄金のオーラを纏っている。
今回もダークキラーゾーンで体力を大幅に消耗していた上に共にいたグリージョにエネルギーを分け与えた状態で戦闘を行っており、
ダークキラーが一度ルーブに倒された後も一人だけカラータイマーが鳴っていて声にも疲労がうかがえるほどの状態であったため、
通常よりもパワーアップしていると思われるとはいえ、相変わらず本調子と言えるかどうかは極めて怪しいところではある。

後にこの状態のゼロビヨンドがS.H.フィギュアーツにて再現された際、「ギャラクシーグリッター」という名称が付けられ、明確にゼロビヨンドの強化版という扱いとなった。
それにより、「ウルトラマンゼロビヨンドギャラクシーグリッター」という凄く長い正式名称となってしまったが……まあこの辺りは上には上がいるから別に気にしてはいけない。
なお、本編でのギャラクシーグリッターは上述の通りゼロビヨンドが光のオーラを纏ってる演出だったが、
フィギュアではその演出の再現は不可能に近いためゼロビヨンドを全身金色にリペイントした高級感溢れる見た目となっている。
既存商品のリペイント商法とか言ってはいけない



ゼロビヨンド自身は出てこないものの、ジード・ベリアルのウルトラメダルと共鳴したゼロのウルトラメダルが「ウルトラマンゼロビヨンドライズメダル」に変化する形で登場。
自称・弟子のゼットを理屈を超えた3人のウルトラマンの力を秘めた最強のウルトラフュージョン形態・デルタライズクローへ変身させる。


【余談】

ウルトラシリーズにおいて本編の活躍が終わったウルトラマンに、数年後更に新たなパワーアップ形態が用意されるのは、極めて珍しい事例と言える。

似たような例を別の特撮作品で挙げるとすればこれとかだが、
そもそも自身も主役のクロスオーバー映画(これなど)というのならばともかく、過去作の戦士が客演時に新たな強化形態を得るという展開は、
特撮物全体を見ても劇場版やOVならともかくTV本編でというのはかなり特殊な事例である(後に後輩の作品で新形態やアイテムを得た世界の破壊者が近い事例か)。

また初回の変身はライザーが装填した二つのカプセルしか認識できないことと、カプセルを合体させるプロセスがあったため、
約1分半というタイプチェンジの中でも特に長い変身バンクとなっていた(参考としてトリニティフュージョンは約55秒)。
ちなみに公式のインタビューによれば1分36秒とのことで、坂本監督やキャストにも長いバンクと言われていた。

次のエピソードでは変化済みの状態からのスタートだったため、もう上記の「ニュージェネレーションカプセルβ」のフルコールは聞くことはないジードのそれと大差なくなった。

また、映像作品では小澤雄太氏の口パクに宮野真守氏が声を当てているが、ステージイベントでのアテレコは難しいため、小澤雄太氏が直接叫んでいることがある。


俺の追記・修正を刻み込め!


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ウルトラマンゼロ
  • ウルトラマンギンガ
  • ウルトラマンビクトリー
  • ウルトラマンエックス
  • ウルトラマンオーブ
  • ウルトラマンジード
  • 特撮
  • 円谷プロ
  • ウルトラマン
  • ウルトラシリーズ
  • ウルトラカプセル
  • スペースコロナ
  • パワーアップ
  • ゼロを越える
  • バルキーコーラス
  • ウルトラゼロアイNEO
  • ニュージェネレーションズ
  • フュージョンライズ
  • ネオ・フュージョンライズ
  • 二刀流
  • 紫色
  • 運命を越えて行け
  • ウルトラマンゼロ ビヨンド
  • メガホン

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年03月18日 17:33

*1 デザインが変わっても本編では「ウルトラゼロアイ」表記。「ウルトラゼロアイNEO」は玩具版の商品名。

*2 ただし、カプセルの属性色は他のウルトラマンや怪獣がフュージョンカードの属性を踏襲しているのに対し、エックスは緑、オーブオリジンは白に変更されているため、一致しなくなっている

*3 回想シーンでは既にカラータイマーがなっていたため、消耗した状態で変身したのかもしれない