王道遊我

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王道遊我 - (2022/09/06 (火) 13:51:21) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2020/10/26 Mon 11:09:58
更新日:2024/04/24 Wed 20:59:23
所要時間:約 5 分で読めます





さぁ!僕とラッシュデュエルで勝負だ!!


王道遊我は、遊☆戯☆王SEVENSの主人公である。(CV:石橋陽彩)


●目次

概要


プロフィール

ゴーハ第7小学校に通う小学5年生。
歴代主人公でも最年少であり、一人称は「ボク」。実は表遊戯以来の一人称だったりする。
髪型は歴代主人公の中でも比較的まともだが、今度は銀河美少年リュウセイさんIVの少年時代や弟と言われてしまう事に

頭脳明晰、かつ機械工学に長けており、工作・改造技術とプログラミング技能のどちらも小学生とは思えないほど高い次世代メ蟹ック
作品例としては自転車を利用した人力発電機、(簡易的な)嘘発見器、ギターを利用した騒音フィルタ付きの煙突など。
これらの作品や、既存の機械を改造したものをまとめて「ロード」と呼んでいる。
カイゾーの扱いなど少々マッドサイエンティスト気味。

寝ている描写こそあるもののちゃんとした寝床での就寝シーンは合宿回のみ。でさえソファーで寝てたのに・・・。でも給食のデザートを楽しみにしたりAIレストランやラーメン屋へみんなで食べに行ったりと食事描写はあるので安心してほしい。

ちなみに放課後は家に帰る様子がなく、いつも街外れにあるらしい「ロード研究所」に籠ってロードの開発を行っているが、家庭環境がどうなっているのかは不明。ある程度家庭状況が判明している他メンバーに比べて明らかに何かが隠されている。
……かと思いきやごく一般家庭ごく一般的母親がいることが判明。なおさらなんであんなところでよく寝泊りしているんだという話になるが……。
好きなものはうどん*1
嫌いなものはピーマンとテントウムシ*2。特にテントウムシに関しては「テントウムシをやっつけるためならなんだってする」とまで言わしめている。

その他、前述の通り工事の音がうるさいからと騒音を打ち消すロードを発明したり、ロアのファン達の大きな声援に対して真っ先に耳を塞いだりと、大きな音が特に苦手なのではないかという説もあったりする。
またフィジカル面では一般的な小学生以下らしく、運動音痴でカナヅチ。野球の腕も人並み。これもある意味では原点回帰であろう。因みに遊我以外のメンツは運動神経抜群であるため、バランスをとるためともいえよう。

性格

自分の信念(ロード)に対してはどこまでも真摯な一方、小学生としてはかなり変わり者でマイペース。
そのずば抜けた頭の回転もあってか、どこか大人びた、あるいは達観したような態度を取ることもしばしば。
ライバル枠のルークが「いかにも子供らしい」性格なのとは対照的である。

心理フェイズにはとても強く、冷静で頭の回転が速く、かつ洞察力が高い上に口が良く回る。
煽り・脅しにも強く、とっさに相手の弱みや自己矛盾を見抜いて脅迫してみたり煽ってみたりと、王様以来の心理戦を積極的に活用する主人公。
それはデュエル以外でも有効であり、ロミンの空腹や弱みが何であるかなどを的確に看破している。
一方で、必要がなければ自分から余計な事はあまり喋らないタイプで怖いぐらいに空気を読みすぎている。カイゾーやルークへの対応などからナチュ畜疑惑はあるけど
ナンバーシックスの正体にもいち早く気付いていた様ださすがに年齢までは予想外だったが。その後社長に就任したミミを仮面越しにも関わらずすぐに看破していた。
また、相手の主張・スタンスをあまり否定したりもせず、むしろ積極的に理解を試みる。
気遣いもでき、ギタリストであるロミンにギター型デュエルディスクをサプライズでプレゼントしている。

とはいえ性格問題ナシの完璧超人というわけでもなく、主にデュエル中に想定外の劣勢になると明らかに動揺を見せてしまうなど、小学生らしさが見える場面もしばしば。肝が座っているというより人より予測を建てて行動することが得意……という性格。
多少ドライなところもある*3が、給食や恐竜、ロボの変形など、子供心を擽るものに心躍らせる年相応な面もある。


遊我の周囲の人間も、「ロード」を貫く遊我にだんだんと感化され、信念を大事にするようになってきている。ロードビングだ!ボク!、遊馬のような器の広さを見せることが多々ある。流石王候補。
遊馬と異なる点は良く言えばアッサリ、悪く言えば先述された通りドライとも取れる態度を取ることがあること。どちらかと言えばこっちの性格に近いところもあるのかもしれない。

発明と同じくらい「デュエル」も大好きであり、ついには新しいデュエル「ラッシュデュエル」を発明してしまうほど。
このふたつが絡む場合には、多少の不確定要素や怪しさ程度では全くブレずに、よくも悪くも突っ込んでいく。
デュエル面での当面の目標は「デュエルの王*4になること」「ラッシュデュエルの普及」の二点と思われ、そのためならラッシュデュエル発明者としての所有権にすら頓着しない*5
自分一人でルールを独占せず別の人間がそこに書き加えて新しいルールを作り出せるようにと、ラッシュデュエルのプログラムにはわざと空白の部分を残しておいたのだが…。

またバトルロイヤル編ではゴーハがラッシュデュエル大会を開催するという不自然な行動*6にもあまり興味を示さなかった。
しかしこれはオーティスが認めず遊我はラッシュデュエルを開発した者としての責任を追及される
まだ小学生ですよね?

皆で楽しむためにルールを生み出すほどの情熱と無邪気さを持ちつつ、小学生としては意外なほど肝の据わったところや懐の深さも見せる、いそうでいなかったタイプの子である。




そしてその本質は「かなりの自信家」
実際小学生離れをした実力、能力はある上「このジャンルで負けても他で勝てるからいい」という一歩引いた考えであるのだが、全てにおいて自分を凌駕した存在と出会うと自信と心が折れる
その際に今まではデュエルの勝敗にはそれほど頓着しない風に見えていたが、自分が敢えて残しておいた領域をうまく利用され、完膚無きまで叩き潰された時は「運が悪かっただけ」と自分に言い聞かせ続ける程落ち込み、敗北へのくやしさすら認めきれないレベルであった。
敗北を受け止めきれず言い訳を続ける遊我にロアが激怒&叱咤。これによってやっと遊我は立ち直りネイルと向き合う覚悟を決めた。

遊我が「みんなに楽しんでもらえるよう」に作ったラッシュデュエル、そしてそれによって得た「仲間」たちは本物であり、折られた心は彼らによって救われる事となる。


一方、自信家であるのはあくまで自分で完結できる場合のみで、何をどうやっても他人まで被害を受ける事態だと意外と消極的だったりする。
ネイルとの戦いの際も、負けなきゃノーペナという状況では堂々と受けていたが、ルークたちのアカウントを削除してブランクIDカードを利用する(当然自分たちでは戻せない)というプランには当初乗り気ではなかった*7
自分のトラウマにぶち当たりデュエルを放棄しようとすらした際もここで逃げれば仲間たちがひどい目に遭うと考え直して立ち向かっていった。
ゴーハ主催のラッシュデュエル大会では、3人1組と知るや真っ先に自分をメンバーから外している。
もっとも、参加したくないわけではないため、メンバーが集まればノリノリである。

基本的に誰に対しても明るく真摯に向き合っているため老若男女全体からの人望が厚い。
どれくらいかというと万年引きこもりだった男がデュエル(和解)後電話一つで駆けつけてくるレベルである。


さらに彼の思いは最終回でゴーハ市そのものが変わるキッカケとなった。

活躍

ゴーハが管理する*8「キュークツな」デュエルに縛られるのを嫌い、ラッシュデュエルという新たなデュエルルールを開発。
これをどうにかしてゴーハ製デュエルディスクにインストール出来ないか、と試行錯誤していたところから本編が始まる。

同じく既存のデュエルに挑む同級生・ルークと、彼に導かれたどり着いた遺跡で現れた謎の男・オーティスの助けにより、第一話にしてラッシュデュエルのインストールに成功。
この点についての詳細は明かされていないが*9、ゴーハ製デュエルディスクでラッシュデュエルが利用可能になった。
…どころか、デュエルディスクが物理的に変形、ラッシュデュエル仕様になった。


全世界的に。


1話目からルールを作り上げた挙げ句、全世界に強制的に広める…。
なんとかスペシャルルールの人もびっくりの荒業である。後者は遊我というよりオーティスの意図によるものが大きいが。
新しい召喚法を作った主人公は過去にいたが、ルールそのものを作ったのは彼が初である。ルールは遊我スペシャルルール!
ただしカードの書き換えそのものは行われていない様子。

当然、デュエルを管理するゴーハコーポレーションは大激怒。
安立ミミなどの刺客を送ったり、書き換えられたデュエルプログラムをアンインストールしようと奮闘してはいるものの、成果はイマイチ。
実のところ悪気があったわけではないのだが、結果としてゴーハのシステムを恒久的に書き換えてしまったため、ゴーハには凶悪なハッカー(クラッカー)としてマークされている。

初期は主にラッシュデュエルの普及へと全力を注ぐ。
始めは今どきらしくプレイ動画をネットに載せることで普及を試みたがゴーハ社の妨害により難航することとなった。
そこでアナログに“学校新聞”での普及を試みるとなんと成功。今後この新聞によって物語が広がっていくこととなる。
霧島ロアにラッシュデュエルの所有権を賭けたデュエルを挑まれる。様々な妨害があったものの勝利した。

ロア達との和解も済み一件落着………と思うや否やなんとカイゾーが攫われてしまう。お前がヒロインポジかよ慌ててカイゾーの一部をサドルに埋め込み跡を追ってみると辿り着いたのはなんの変哲もないAIレストラン。しかしそこはセツリの庭への入口だった……
なんと新召喚方法を生み出してきた西園寺ネイル立ちふさがり、遊我に黒星をつけた。
しかし仲間の覚悟もあり遊我は復活。同じく新召喚方法を利用することでネイルに勝利した。


ラッシュデュエルの大会が開かれる!ということでそれに具えルーク達と強化合宿に来た遊我。
そこで遊我は重騎を乗りこなす不思議な少女と出会う。短い間だが楽しい時間を過ごした遊我であったが
程なくして彼は彼女と思わぬ場所での再会を果たす……。
重騎を乗りこなしながらのデュエルを行うゴーハ第六小最強デュエリスト六葉アサナ
自力でのマキシマムモンスター製造に成功し、ラッシュデュエルの存亡を賭け遊我と対立した。


ラッシュデュエルを潰すという計画から一変、むしろラッシュデュエルを取り込んでしまえば良いという結論にたどり着いたゴーハ社によってチーム戦ラッシュデュエル大会が決行。
当初はそれほど乗り気でなかった遊我だがかつての敵であったギャリアンやシュベールといったゴーハ第6小のメンバーとチームを組み参加することとなる。
しかし開幕直前、第6小で異常事態が発生したことにより2人が緊急帰還。
大会の裏で遊我の、そしてゴーハの想像を超えた何かが動き出そうとしていた………
1年目の〆ラスボス*10は全ての元凶男オーティスであり、自称ゴーハ第7小最強デュエリストでもあり、また遊我自身でもある。
今までの積み重ね、そして互いの全てをかけた決勝戦のデュエルの決着は1年目の最後にふさわしいものであったと言えよう。

大会後ゴーハ社との因縁もひと段落・・・と思いきや宇宙より真の社長「ゴーハ6兄弟」が帰還。
ラッシュデュエルのプログラムを掛け6本先取の勝負を挑まれる。フュージョン召喚をもちいるゴーハ・ユウオウが立ちふさがり、敗北を喫した。
そして未知の召喚法に驚きと好奇心を抑えきれない遊我は敵のアジトに乗り込む。
そこで遊我は未知の召喚を生み出したのはユウオウではなく別の存在であると知るのだった。

ゴーハ6兄弟、及び宇宙戦士を討ち果たしたその後なんと本人の申し出でゴーハ社に就職したおい、学校行けよ
セツリ課にて辞任したネイルに代わるエースの課長となり、毎日大好きなロードを開発できるためそれなりに楽しい日々を送っているようだ。
しかし裏蒼月流ナナホの来襲、また6人目ゴーハ・ユウガによって再びラッシュデュエルが脅かされる事態に。
さらにはまたもやあいつが裏で関わっていることが判明。ラッシュデュエルどころかデュエルのプログラミングそのものの危機に陥る。

それを止めるために遊我たち一向はなんと宇宙へ旅立ちオーティスとの最終決戦に臨む。そして……

関わりのある人物

第一話で出会った少年。すべてはここから始まった。
遊我が開発者であるのに対し彼は機械を壊してしまうというまさに天敵レベルの謎能力を持つ。
しかし仲はとても良く、共に王を目指すライバルであり親友である。
互いに対する信頼も非常に高い。彼のトンチキ行動は遊我含め全員に生暖かく見守られている。
ちなみに唯一遊我が複数回負けた相手。

「それでこそルークだよ!!」

生徒会長。話の流れから察するに第一話以前から遊我と関わりのあった数少ない…というかレギュラーでは唯一の存在。
遊我と開発するロード、及び問題行動に頭を悩ませていたがその過程でラッシュデュエルへと踏み出すこととなる。
真面目であるが柔軟な思考もできるため遊我との相性もよい。初期は「生徒会長」と少し距離を置いた呼び方だったが、あることがキッカケで遊我は彼の覚悟を受け取ることとなり、それに伴い「ガクト」と呼ばれ方が変動した。

一応今作ヒロイン…だがどちらかというと遊我の仲間の一人、という方が適切。
デュエルの基本も知らない素人だったが、遊我たちの影響でラッシュデュエルを始める。
ある目的により遊我たちと仲良くなりながらも陰で監視していた。
しかし遊我は気づきながらも気にしておらずむしろ助けになりたいと考えていた。
ロミン自身も遊我たちに対して段々と心を開いていき今では頼もしい仲間の一人となっている。
ただ感性が一番常識的なのもあり遊我のマッドサイエンティスト気質はたまに引いている。

遊我が手ずから改造したゴーハ社製……の、改造ドローン。
彼を一人の人格を持つ存在として扱ういっぽう、ロードでもあるためことあるごとに使い回す便利パーツとしても扱われている。

最初に立ちふさがった敵。
ほぼ一方的な理由で遊我と因縁があり、デュエルではせこい手奇策で遊我を追い詰めた。
しかし一方的かと思いきや意外と遊我には高く評価されている。遊我が思い悩んだ際に向かったのは彼の家だった。チームバトルロイヤル編ではメンバーに逃げられてしまったこともあり遊我と同チームを組む。

ゴーハ技術最高責任者として遊我と対立した。
セツリというまるで意味が分からん独自の概念を持っており、理解できたのは遊我のみである。
同じ開発者としてシンパシーを感じたのか敵でありながらお互いの好感度は初めから高い。
そのため和解後は自身の切り札であるマキシマムカードを無償で貸してくれたりしてくれる。

ラッシュデュエルを潰すため(目的は他にあるが)遊我と戦うが、それとは別に伝統を変えることは正しいことであるのかという両者の考えによっても対立した。
戦いの末分かり合うことできたため、それ以降は後方彼女的ポジションとなっている。
因みに彼女の愛機R6も遊我を気に入っている。

遊我に過去セブンスロード・マジシャンを託した謎の男。




デュエルについて

歴代主人公と比べるとデュエルの腕前は可もなく不可もなくと言った所で、運命力もまあまあ。なにせ自作ルールを使っているのに第2話で同級生に負けている。とはいえ、遊我自身ラッシュデュエルのコンセプトについて「どんなピンチでも逆転のチャンスがある」と言うように、必ず勝ち続けることを強いられている状況ではないのがこのシリーズの特色でもある。
遊戯王シリーズでも珍しくヒロインキャラにガチで負けた
手札事故を起こした*11ことが複数回ある。

使用デッキ



行く手を阻む山も!壁も!惑星も! ロードを切り開き突き進む!

いくぞ!セブンスロード・マジシャン


初期はエースモンスターセブンスロード・マジシャンを主体とした【魔法使い族】であった。
しかし話が進むにつれて属性・種族混合デッキ*12となっている。
属性を統一していないのはエースの特性を活かすためであり、デッキの雰囲気は初代主人公を思い出させるようなごちゃまぜ感。
他にもセブンスロード・ウィッチを始めとした「セブンスロードシリーズ」、ならびにそれらをサポートする魔法・罠カードを多数採用しており、【セブンスロード】とも言える。

マキシマム編からは複数種類のマキシマムカードも使用している。


ちなみに、現状ラッシュデュエル最強の汎用除去で、実質ハノイの崇高なるミラフォとも言える罠カード《ダーク・リベレイション*13複数枚採用している。鬼か。まぁ遊戯王おなじみの強いほどアニメではカマセな役回りになるカードでもあるが。
十代以来の天使の施しを使用した主人公でもある。

デッキについての余談

彼のデッキには遊戯王シリーズあるあるの決定的問題がある。
それはズバリデッキが重すぎることである*14
基本的に登場するエース級モンスター(上級モンスター)全てをデッキにそのまま入れている。
その結果彼のデッキは少なくとも25%以上が上級モンスターによって占められていることが明らかとなった。
さらにマキシマムモンスターが入っているので手札事故不可避レベルである。*15
とはいえ決して無策ではなく、数々の手札交換カード*16を駆使しデッキを回して魅せる様はさすが主人公と言ったところであり、レベル7モンスターのサポートも組み込み無暗な上級採用をしているわけではない。




追記を阻む誤字も錯誤も悪文も!ページを編集し突き進む!!
アニヲタウィキ・マジシャン!!


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