ウルフ(FE)

登録日:2012/02/23 (木) 21:30:46
更新日:2020/04/25 Sat 10:33:03
所要時間:約 4 分で読めます




ファイアーエムブレム暗黒竜と光の剣、及び紋章の謎に登場するキャラクター。


・暗黒竜と光の剣

オレルアンの王弟 ハーディンが率いる「狼騎士団」の一員。

元々は「草原の民」と呼ばれる奴隷階級の出身で、解放運動に尽力したハーディンに対しては命を捧げることも厭わない厚い信頼を寄せている。

同じくこの階級の出身であり、同僚のザガロ・ビラク・ロシェとはクラス上の上下関係はあれど、上司と部下ではなく兄弟家族のような絆で結ばれている。

ハーディンと共にニーナの護衛にあたっていたが、ドルーアの軍勢の前に全滅寸前まで追い詰められた。
そこへ間一髪、マルス率いる連合軍が駆け付け合流。以後はその一員として「暗黒戦争」を戦い抜く。


・ユニット性能

クラスはホースメン。FC版では独自職という位置づけが強い。
顔グラフィックはゴードンとか汎用弓兵系の中では赤色で、一味違う感じがあり、強そうに思える。

…が、実際は今作を代表するイラナイツの1人。
低い初期値に加えて成長率も微妙なところで、クラスチェンジ不可なので早期CCで能力値の下限を上げることもできないと無い無い尽くし。
HP、力、武器Lv、運がそれなりに伸びるので全く役に立たないわけではないが、防御や技、素早さの成長が壊滅的なので中盤から前線に出すことができなくなる。
FC版では運が高くても魔法回避率が上がるくらいでしかないため、移動力を活かしたハイエナ要員として使うのが精いっぱい。

終盤ではスナイパー枠が出揃ったり、強力な飛行系のユニットや魔道士が増え、飛行系ユニットに強いとか間接攻撃ができたりとかそういったメリットは消滅する。

使いたければドーピングアイテムをありったけ注ぐしかないが、今作のホースメンというユニットをそうまでして使う価値は皆無。
通常プレイなら素直にベンチ入りさせるか、使うにしても開けたマップでのツナギ要員として扱うのが無難。

暗黒戦争終結後は、ニーナと婚約しアカネイア聖王国初代皇帝に就いたハーディンに変わり、狼騎士団隊長に就任した。


・紋章の謎

第一部は暗黒竜と大体同じ流れ。顔グラは、なかなかの美形になり、運が伸びやすい=必殺による事故死を防ぎやすい、となって強化されたかに見えた。
が、取り巻く環境はさらに悪化した。
まず、ホースメンが独自職ではなくハンターの上級職になってしまったことで、ホースメンを使いたい場合は成長率とLvアップ回数の両面でウルフより優秀なカシムを育てればいいのでは、という話になってしまった。
さらに、騎馬ユニットの仕様変更により室内戦では馬から降りなくてはならず、低い能力が技-2、守備-2、移動力-3とさらに低下するため、将来性では移動力7で大活躍するスナイパーに大きく水をあけられている。
結果として暗黒竜以上にイラナイツ度の増したユニットになってしまった。これでもザガロよりはマシなのだが、使っててしんどいのは致し方ない。

第二部では暗黒皇帝となったハーディンに対しても疑念を持たず、彼の走狗と化した。
「狼」が「狗」(いぬ)になるとはなんとも皮肉な話である。
アカネイア近郊の峡谷で狼騎士団を率いて待ち伏せ、山間部の狭い地形で戦列が縦に伸びきったアリティア軍を強襲。
しかし、多くの精鋭を擁するアリティア軍には及ばず、ザガロ・ビラクと共に討死する。
オレルアン王の停戦命令を発動させれば戦わずに撤退させられるが、仲間にはならない。

そのため、特に思い入れがなければ停戦命令を使って無抵抗にされた上で殺されて経験値の足しにされるのがオチ。
仮に戦うとしても攻撃速度が2しかない時点で誰にも追撃を出せない。敵のホースメンの成長率の低さをモロにこうむる形になってしまった…。

なお、撤退させてた場合は完全にフェードアウトしシナリオ面での変化はない。
ロシェに対して啖呵を切りながら、 国王命令でアッサリ帰還しその後は我関せず と言う展開はプレイヤーの笑いを誘った。


・新・暗黒竜と光の剣

やはり狼騎士団の一員としてハーディンと共に加入。何故か上司であるハーディンを差し置いて上級職での加入。
元々それなりにイケメンだったが、顔グラが新調されて切れ長の目が涼しいクールなイケメンになった。
しかし台詞や会話イベントなどの追加がなく、相変わらず死に際以外の台詞を喋らないモブっぷりは相変わらず。

そして、やはりというか初期値が低く、リメイクでもイラナイツ再来…




かに思われた



蓋を開けてみれば、クラスによっては200%となる(1度のレベルアップで2ポイント伸びる)HPの成長率を筆頭に、魔力と魔防以外の他の能力も軒並み規格外な成長率を身に着け、LvUPで全ての能力が一斉に上がるのもザラ…という覚醒を果たした。

初期値が低いのでホースメンのままでは使いにくいが、今作の新システム「兵種変更」で変えてやればOK。

特にオススメなのがジェネラルで、序盤ではほぼ全ての敵の攻撃を無効にする驚異の防御性能を発揮する。
初期の速さが低い為に追撃が発生せず、手槍を持たせれば程良い削り役もこなせる。

同じくチート成長率を獲得したザガロと共に、今作の最強ユニットとして君臨し、イラナイツの称号を返上した。

大陸一(笑)「………」



このあからさまな強化には諸説あり

・ファンからの要望でホースメンが強化された

・開発者に熱烈なホースメンファンがいた

・むしろ開発者がホースメンだった

などが挙げられる。




でも引き続き登場。旧作とは違い、ロシェだけでなく4人全員を仲間に出来るようになった。

18章での立ち位置は変わらないが、撤退させると19章の初期配置として再登場。ハーディンを守る為ロシェ以外の全員がオレルアン王の命を破ってアカネイア軍に加わったのである。ザガロで説得すると仲間になる。

「新・暗黒竜」ではまだセリフがなかったためキャラが掴みにくかったが、今作では他のキャラと共に大幅にセリフが追加され、説得に訪れたザガロに対して

「俺はハーディン様のために死ぬっ!!」「たとえ最後の1人になってもハーディンを守る」と努髪したり、マイユニットとの拠点会話でも高圧的な態度を取る(会話を進めていくとマイユニットの力を認めてそれを謝るが)など、クールな外見に反してかなり苛烈な性格である事が判明した。
(ハーディンの変心によって情緒不安定になっているとも取れるが…)
また、ザガロの説得会話の中で王に即位したハーディンから「もし自分が過ちを犯す事があったらお前たちの手で正して欲しい」と託されていた事も明かされ、たとえハーディンを討つ事になろうとそれを果たす事が忠義であると悟り、仲間に加わる。

さすがに前作のような壊れた成長率はなくなったが、それでも全キャラ中上位に食い込む程の高さを保っている。初期値もノーマルでなら一応実戦で使えなくもない程度の能力を持つ。
しかし、加入がかなり終盤で既にエース達がひしめいてる時期であり、そんな彼らを差し置いて入り込む余地があるかと言われれば厳しい。
成長率は高めなので訓練場で育成すればマシにはなるが、LV12で加入する為成長の幅が狭く、よほど良い成長を引かない限りノーマルでも21章以降使い続けるのは難しい。
ハードくらいなら最速でLV20にすればかろうじて使えなくもないが、マニアック以上になると徹底的にドーピングしたり錬成武器を持たせないとまず使えない。迂闊に攻撃を喰らえば超攻撃力による追撃であっさりやられかねない。


英雄戦争が終結した後、仕える主君を失った彼はかつての仲間と袂を分かち、再び戦乱の中に身を投じていった。

その戦いぶりは、まるで死に場所を求めているように激しいものだったという。



「俺はハーディン様のために追記・修正する!!」

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