ライオウ(遊戯王OCG)

登録日:2011/10/25 (火) 12:41:15
更新日:2020/03/15 Sun 23:19:53
所要時間:約 4 分で読めます




サンダー・キング!

ライオウ
光属性 雷族
☆4
ATK/1900 DEF/800
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、お互いにドロー以外の方法でデッキからカードを手札に加える事はできない。
また、自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードを墓地に送る事で、相手モンスター1体の特殊召喚を無効にし破壊する。


ライオウとは、漫画版遊戯王GXで登場した下級モンスターである。
漫画版では「デッキからの特殊召喚」及び「通常ドロー以外のドロー」を封じる効果を持っていた。
漫画版とOCG版の効果を比較しても、両者に影響を与える効果が差異となっているので、一概に上位・下位の区別は出来ない。
環境やデッキによって漫画版の効果が羨ましくなることもあればOCG版で良かったと思うこともある。


まず最大の目玉といっても過言ではない第一の効果であるサーチ封じはかなり凶悪。
ガチデッキの多くは回転を安定化するためにサーチカードを採用、依存している場合が多いが、それらを全て封じ込めてしまうのだ。
サーチが出来なければキーカードを回収するには何が来るかもわからない不安定なドローに頼るしか無くなり、必然相手の展開速度は遅く不安定になってしまうため、かなりの隙を作ることが可能となる。
先攻でこいつを出された場合、こいつを退かせない限り強欲で謙虚な壺などのサーチカードは死に札になり初動が大きく崩れる。
墓地へ行くことで真価であるサーチ効果を発揮するクリッターなども、こいつに殴り殺されるとただの死に損になる。
これだけで生半可なデッキはガタガタにされてしまうのだ。

更に特殊召喚を無効にする効果が地味ながら凶悪。
ルール上「チェーンに乗らない特殊召喚」しか無効に出来ないのでカードの効果による特殊召喚こそ止められないものの、
マスター・ヒュペリオンやダーク・アームド・ドラゴン等のチェーンに乗らない特殊召喚をするモンスターや環境の花形たるシンクロ、エクシーズモンスターを道連れにして墓地へ行くことが出来る。
しかも「特殊召喚を無効にして」なので、神宣同様場にでることすら許さないと言うオーバーパワーっぷり。フィールドを経由することで発動するタイプの効果ごと無効化できてしまう。
発動条件が自身を墓地に送ることなので、スキルドレインでも止められない。
エクストラデッキから出てくる切り札に頼る、素材とするモンスターが戦闘に向かないタイプのデッキも大体これで死ぬ。


そこへ追い打ちを掛けるように攻撃力も下級メタモンスターとしては異例の高さの1900と言う高数値であり、デメリットアタッカーでもない限りほとんどの下級モンスターを寄せ付けない。
極めつけには光属性なのでオネストにも対応、狩りに来た大型モンスターも処理できるため相手の目論見を崩すことだって出来てしまう。
もちろんライオウを倒すような存在でも大抵は効果でサーチできないため呼びにくく、チェーンに乗らない特殊召喚を間に挟むようなら効果で無効化破壊することだってできる。

これだけみると完璧無比だが当然ながら欠点は存在する。
チェーンに乗る特殊召喚には対応しないため征竜などには戦闘補助や除去がないと一方的にやられてしまう。
通常召喚でこいつの打点を越えてくるヴェルズ・ヘリオロープなんかも天敵か。
無効化できるとはいえサイバー・ドラゴンやフォトン・スラッシャーには道連れをほぼ強要される。
この点は厄介なパンクラトプスをこれ1枚で処理できるとプラスで捉える事もできるが。

守備力は低いため表示形式を変更するモンスターやカードには弱い。
特に裏側守備表示にするカードの類は効果ごと無効化されてしまうため、ライオウを簡単に除去できるようなモンスターが躍り出てくる。
当然ながら自分のサーチも封じられてしまうため自分もサーチカードを使うデッキの場合、こいつがいる限り自分も死に札を量産してしまう可能性もあるため投入できるデッキ、使用できる状況もそれなりに限定されている。

また根本的な弱みとしてサーチをあまり~ほぼ使わないデッキに対しては強みがやや薄れる。
それでも特殊召喚無効化効果もあるが、一回しかできない以上、現在は手数で強引に越してくる事もあるため過信はできない。

強力なメタではあるものの、スキルドレイン等と同様あくまで敵の行動を封じるための一手段、ないしローリスクハイリターンな汎用妨害カードとして使われる事が多い。

とはいえ欠点を考慮してもこれといった欠点のない下級アタッカーとしてはかなりハイスペックなのは事実である。
以上のガチガチなメタパワーの為、グッドスタッフ(スタンダード)を筆頭に大会対策のデッキを構築する際には環境次第でほぼ必須となることも珍しくないガチカードである。


ちなみに冒頭のサンダー・キングはライオウの英語名。
キングを名乗るには控え目なステータスかも知れないが、怒りの海王と言うATK800のバニラがかつて存在したので十分に強力なステータスと言えるかも知れない





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こんな優秀なカードのレアリティと言えば相場が決まっている。

3箱に1枚の割合で入る悪名高きスーレア…。

え、スーレアじゃないんですか?
でもウルトラにしては地味ですよね、レアですか?
Vジャンの付録とか?



まさか…。


ライオウは単行本「遊戯王GX第2巻」の付録である。

単行本の付録である

1枚につき450円程度で入手できる。

3積み推奨とは言え、まだ良心的と言える…、が。
ゲーム付録よりも、Vジャンの付録よりも優しくない点が有る。

それは


再録されない

という点だ。

単行本の販売戦略にも関わるためか、増刷される限り再録される可能性は極めて薄い。

特定のカテゴリーじゃなく、あらゆるデッキに入り得るグッドスタッフはもう少し敷居を下げて貰いたい…。
新たに遊戯王を始める場合、ストラクチャーか、適当なパックを見繕うかが普通だろう。

カード1枚が高額だと初心者は手を出しづらくなってしまう。

まして同じ単行本を3冊買うなど普通は無いだろう。

採用率の高いカードを集めた再録パックであるGOLD SERIESにライオウを収録してくれれば…。


そしてもう1点、これはKONAMIや集英社に言うべき点では無いのかも知れないが。


抜き取り被害

が多いという問題がある。

単行本を買わずに、店員の目を盗んで付録カードのみを抜き出す不逞の輩がいるのだ。

○○「単行本付録でIF強化来たお!ジェネラル3積みで満足するお!」
○○「3冊買ったのに1枚しか入ってないお…。」

こんなことになった人もいる。
悪辣と非難されるKONAMIの販売戦略ではなく、犯罪者のせいでこんな状況が生まれているのだ。



万引きは犯罪です。付録だけでも罪状・量刑は変わりません。


話が逸れたが、このライオウ
海外のGOLD SERIESでは収録されている

海外でも単行本付録なのだが…。

価格なども相まって単純な比較は出来ないが、GOLD SERIES2012での収録に期待されていた。
が、結果は残念であった。


追記・修正お願いします。

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