ロールパンナ

登録日:2011/06/18 Sat 09:34:04
更新日:2025/04/12 Sat 11:36:26
所要時間:約 6 分で読めます





優しい…?真心…?



…わから……ない……



ロールパンナは、アニメ「それいけ!アンパンマン」に登場するキャラクター。
声:冨永みーな


●概要


白い覆面で顔を覆ったロールパンの女の子である。
ジャムおじさんが新しい仲間を作ろうとした際、メロンパンナの「姉が欲しい」という希望もあり、メロンパンナより後に生まれたが姉になった。
(同様の例に『鉄腕アトム』のアトムの両親、『魁!!クロマティ高校』のメカ沢兄弟がいる)

非常に珍しい「まごころ草」の花粉を混ぜて作られたが、ばいきんまんの手により「バイキン草」のエキスも混ざってしまったため、
善悪両方の心を宿してしまった。
胸の2つのハートマークがそれを象徴しており、
赤いハートが良い心を、
青いハートが悪の心を表している。

普段は無口でクールな性格。
初期は強さを求める面が強く出ており、自分を「強い」と豪語するばいきん仙人には「アンパンマンより強いのか…!」と戦いを挑んだ。

一方で花が好きという乙女な一面も。
広大な花畑で黄昏れることもしばしばある。
映画『ロールとローラ うきぐも城のひみつ』でローラ姫と可愛く百合百合する様は必見。
また、ピーターのバイオリンやチェロヒキーさんのチェロ、ハンバーガーキッドのハーモニカ等のような音楽にも深く関心を寄せている。因みにキッドとは一晩一緒に過ごしたことがある。

アンパンマンのマントを繕ったこともあり、裁縫は得意。

ばいきんまんに唆されると悪の心が反応し、どんな悪行も厭わないようになってしまう。
アンパンマンを敵視しているため、アンパンマンの名を聞いただけで悪になる場合もある。

ただし、最近は仲良くなってきたのかアンパンマンと一緒でも悪堕ちすることはほとんど無くなっており、
むしろ、アンパンマンを助けたりしている。(逆に助けられることも)

ロールパンナは妹のメロンパンナを非常に大切に思っているため、メロンパンナが呼び掛けることで大抵は良い心が反応し、元に戻る。

さらに、メロンパンナがピンチに陥った時はたとえ異世界であっても直ぐさま駆け付ける。

シスコ(ry

なお、しょくぱんまんカレーパンマンクリームパンダ等他のパン戦士とは初対面時こそやや険悪なムードだったものの、後に和解し現在の関係性は良好。
特にクリームパンダの事はメロンパンナと並ぶ弟分として可愛がっている。


●戦闘能力


ロールパンナの戦闘能力はとても高く、最強のパン戦士候補として君臨している。
また、唯一得物(武器)を持つパン戦士でもある。


  • 飛行
他のパン達同様、飛行可能。
ただしスピードは他より速いようで、飛行音からして音速を超えているらしい。
また、嵐の雲の中を飛行している際、乱れ落ちるを平然と回避していた。

  • ロールリボン
ロールパンナの主力。
伸縮自在のリボンムチのように扱う他、敵を拘束することも出来る。
巨大な岩石を粉々に粉砕する破壊力を持つ。
ロぉぉおおルぁぁああああ!!

  • ローリングハリケーン
ロールリボンを螺旋回転させ竜巻を生む。
ボス級の敵も簡単に吹き飛ばしてしまう。

  • 電撃
ロールリボンで拘束し電気を流す。

  • トリプルパンチ
ばいきんまんのの中でのみ使用。
アンパンマン、メロンパンナの二人と同時にパンチを繰り出す。


●ブラックロールパンナ


バイキン草の力により、悪の心が強くなった姿。
簡単に言えば殺意の波動に目覚めたロールパンナ。
全身が黒く染まり、目は赤く輝く。
言動も凶暴化し技のキレも上昇、敵対する者には一切容赦しない。
ばいきんまんに″アンパンマンは敵だ!″と論される、またはアンパンマンと直接会うと変身してしまう。
優しい時の記憶も薄れてしまうようで、共演したキャラに対し「誰だお前は!!」と一蹴するのもザラ。
劇場版ゆうれい船をやっつけろ(アニメではロールパンナのふたつのこころ)で初登場した。


でもやっぱりメロンパンナが呼び掛けると反応して元に戻る。

シスコ(ry


ただし、バイキン草を大量に注がれたり、まごころ草の花粉を取り除かれる、バイキン光線をまともに受けたり等して強制的にブラック化された際はメロンパンナの声もなかなか届かなかった。

また、ヒヤリが開発した薬で分離した悪のロールパンナに至っては、メロンパンナに対して反応しないばかりか彼女さえ普通に攻撃しようとした。

なお、メロンパンナ以外のサブキャラでも、優しい時の記憶を強く印象付けたものを思い出させることで良い心を反応させることは可能。

ちなみに、初期は悪モードになっても見た目は白いままで、ブラック化するようになったのは登場してしばらく経ってから。
やはり視聴者であるちびっこたちに、今が善悪どちらの心なのかを分かりやすく見せるためだろう。

2000年代に入った頃から次第にブラック化する機会が減っていき、特に最近はロールパンナ=正義の印象がかなり濃厚になったため、滅多なことでは登場しなくなった。

しかし改めてみると、彼女の持つ属性は「シスコン」「悪堕ち」「仮面キャラ」「SMプレイ」。
子どもたちに変な性癖を植え付ける気なのだろうか。


●余談


アニメ版では放送300回目から登場しており登場初期は劇場版も含めて比較的出番が多かったが、児童向けアニメとしては非常に複雑な境遇のキャラクター故か、クリームパンダが登場して以降は入れ替わるように出番が少なくなり、現在は年に1、2回ほどの登場ペースになっている。
さらに長年ドキンちゃんを担当していた鶴ひろみ氏が急逝した事で冨永みーな氏が後任、ロールパンナと兼任になり、エンディングでロールパンナの名前がクレジットされる事は極稀になってしまった。

立場が立場なのでメロンパンナも一緒に登場することも多いが、登場しない話も結構多い。

やなせ曰く、宝塚歌劇団の男役をモデルにしており、また、「悪役(ブラックロールパンナ)のほうが美少女ぶりが冴えて格好よくなるのには少々困っている」「なぜこのような陰のあるキャラクターを考えたのだろう」などと語っている。

登場する時や攻撃時の掛け声は、ターザンをイメージしている。

善悪の心の狭間で苦悩するキャラクター性と、赤と青のパーソナルカラーがそれぞれ善悪の心を象徴している点、2つの相反する心を持つ原因が外的要因に起因する点が人造人間キカイダーと類似しており、しばしば比較される。ただし両者はそれぞれの色の意味するところがロールパンナは温かさの赤に冷酷さの青、キカイダーは理性の青に暴力の赤である点、外的要因で付加された2つ目の心がロールパンナはバイキン草による悪の心、キカイダーは良心回路による善の心である点がそれぞれ正反対である。

私は……


追記・修正するために戦う…!







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最終更新:2025年04月12日 11:36