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それいけ!アンパンマン

登録日:2012/09/24 Mon 07:07:36
更新日:2026/08/08 Sat 01:03:33
所要時間:約 10 分で読めます




げんき100ばい!アンパンマン!

それいけ!アンパンマン』とは、やなせたかしの絵本『アンパンマン』を原作としたテレビアニメである。
1988年10月3日に放送を開始した。
企画制作は日本テレビ、アニメーション制作はトムス・エンタテインメントが担当。


概要

日本テレビ系列のアニメでは最長寿を誇る作品で、劇場版も30作以上制作されており、日本人ならほぼ全世代が知っているであろうアニメ作品の一つ。

元号が昭和、平成、令和と3つの時代をまたいで現在も続く長寿アニメのひとつでもあり、世代を超えて愛され続けている。

内容は基本的に1回の放送でAパートBパートを2話に分ける1話完結型。
放送が始まった10月初週や放送回数が100の倍数、クリスマスなど時折30分で1話の構成もあり主要キャラが多数登場する事も多い。
かつてはクリスマスなど1時間スペシャルが放送されており、24時間テレビ内でスペシャルが放送されたこともある。
作風は幼児向け故に分かり易い勧善懲悪ものが多いが、たまに重いテーマを扱う事も。
また、制作の都合から時折過去作の再放送が行われることもある。

主題歌を担当しているのは双子ユニットのドリーミング。
OP曲の「アンパンマンのマーチ」がデビュー曲となり、以降アンパンマンの主要テーマは一部を除き全てドリーミングが歌唱している。

放送開始1年前の1987年には第1話(パイロット版)が作られていたが、アンパンマンは現在と造形が異なり、身長が高く、顔も丸形ではなく四角形だった。このデザインには原作者のやなせも苦言を呈したことから、お蔵入りとなった。
なお、この第1話は2008年7月29日に放送された『スッキリ!!』の特集で公開されており、製作したのは東京ムービーではなく亜細亜堂で、アンパンマンの声を担当したのは山田ふしぎだった。

開始時は昭和天皇崩御直前の自粛ムード、あるスポンサーが放送開始直前で降りるなど逆風の中で始まり当初は2クールで終了予定だったが、文化庁の表彰を受けるなど高い評価と人気を得たことから放送続行となり現在に至っている。
第48話B「アンパンマンととぶ木馬」は最終回の予定で作られており、第49話でばいきんまんと敵対しないのはこの名残である。

当初から全編ローカルセールス番組である。
2025年春以降は金曜10:50 - 11:20に日本テレビと山形県・山形放送の2局ネットで放送されるのが最速であり、その他の局では平日の昼前または土日の早朝に放送されている。
製作局の日テレも含めてかつては夕方放送としていた局も多かったが、2024年春改編の山形放送を最後に消滅した。
地域により放送時間は異なるが、2011年以降は佐賀県以外の全都道府県で視聴可能。
なお、TVerでの見逃し配信は長らく行われていなかったが、2025年12月19日の第1717話から開始された(旧作の配信自体はYouTubeで実施している)。

日本テレビでの放送時間は開始から1996年9月23日までは月曜夕方、同年10月4日から2016年3月25日までは金曜夕方で放送され、2016年4月1日から金曜の午前中に移動となっている。
1996年4月1日からは字幕放送を開始し、2008年4月4日放送分からはキッズステーションおよびBS日テレを除く全ネット局で解説放送も開始した。
2010年4月2日の第1029話からはハイビジョン制作に移行している。

BS日テレでは開局した2000年12月から本作のスピンオフとして『それいけ!アンパンマンくらぶ』という教育番組が平日朝の帯番組として放送されている。
番組は過去作4話の再放送とアンパンマンにちなんだ工作・体操・クイズなどの企画で構成される。この企画パートには過去に野中藍がお姉さん役で出演していたこともあった。

1989年からは2020年を除いた毎年夏に劇場版の長編作品が公開されており、その数も30作以上に上る。劇場版に登場するゲストキャラには、作品の性質からいわゆる子供を持つ女優やお笑い芸人が声優に起用されることが多い*1

また、同じ放送局・制作会社の組み合わせである『ルパン三世(第2シリーズ)』と大半のスタッフが共通しており、本作のSEがルパンに使われて(あるいはその逆)一瞬戸惑ったという人も居るだろう。

2025年にNHKで放送されたやなせたかしの人生を描いた朝ドラ『あんぱん』においては本作の誕生秘話が描かれており、終盤でアニメ化のエピソードが放送された際、本作の1話の映像の一部がドラマ内の劇中劇としてそのまま完全に流された。
アニメ開始から37年、日テレ以外の局で本作の映像が使われたのは史上初であり、しかもそれがあのNHKということは非常に話題となり、ソーシャルメディア等ではアンパンマン関連の語句がトレンド上位を独占する事態となった。

登場人物

非常に多くのキャラクターが登場しており「登場キャラクターが最も多いアニメシリーズ」としてギネスに認定されている。

アンパンマンと仲間達

多すぎるのでパン戦士とパン工場関係者のみ記載。

声:戸田恵子
パン工場レギュラーその1
本作の主人公。
言わずと知れたあんパンのヒーロー。
友達は愛と勇気だけとネタにされるが、それは正義の味方の孤独さを表しているのである。
詳しくは本人の項目で。

声:増岡弘(第1話 - 第1464話、映画:第1作 - 第31作)(1988年10月3日 - 2019年8月9日)→山寺宏一(第1465話 - 、映画:第32作 - )(2019年8月16日 - )
パン工場レギュラーその2
アンパンマンの生みの親。
パン作りに留まらず何でもこなせるハイスペックな方。
詳しくは本人の項目で。

声:佐久間レイ
パン工場レギュラーその3
ジャムおじさんの助手の女の子。
もっともアンパンマンの新しい顔を投げており、その精度は著しく高い。
詳しくは本人の項目へ。

声:山寺宏一
パン工場レギュラーその4
幼少のアンパンマンに拾われて以降、パン工場で飼われている
二足で立ったり乗り物を操縦したりと明らかに名犬以上のスペックを誇る。
詳しくは本人の項目で。

声:柳沢三千代、冨永みーな(代役:第532話Bパート、第533話
、第538話Bパート)(1999年8月6日、1999年8月13日、1999年9月17日)
短気で熱血カレーパン戦士。
口から激辛カレーを出して攻撃するが、出しすぎると力がなくなってしまう。
この世界においてギャグなどの三枚目な扱いが多い。
詳しくは本人の項目へ。

声:島本須美
紳士的でナルシストな食パン戦士。
名前が平仮名だったりジャムおじさんから作られてなかったり明確な弱点がないなど、アンパンマンやカレーパンマンと違い異なる部分が多い。
ドキンちゃんから想いを寄せられているが、彼が彼女の事をどう思っているかは30年以上経った現在も不明で前述の件からこれからも判明される事はないと思うが、彼女の手作りを受け取る時はいつも感謝しているので少なくとも満更でもないのは確かである。
詳しくは本人の項目へ。

声:かないみか
1992年(平成4年)9月21日放送の第200話『メロンパンナちゃん誕生』から登場したアンパンマンの妹分として誕生した初めての女の子であるメロンパン戦士。
初めて登場するとあっという間に準レギュラーの地位を確立するほどの人気キャラになり、1990年代はほぼ毎回登場していた。
2000年代に突入して人気が落ち着いた現在もサブタイに名前が載ってなくても比較的登場する事が多い。
後に姉であるロールパンナ誕生を境に終わりなき苦悩を抱える事になるが、現在もたまに会える姉と束の間の幸せな時間を過ごしている。
詳しくは本人の項目へ。

声:冨永みーな
メロンパンナの姉である覆面のロールパン戦士。
作中随一の強さと重い運命を持つ。
詳しくは本人の項目で。

声:長沢美樹
パンダのような顔をしたクリームパン戦士。
自己紹介をしてゲストキャラにパンダ?と言われるのがお約束になっている。
詳しくは本人の項目へ。

ばいきんまんと仲間達

声:中尾隆聖
バイキン城レギュラーその1
アンパンマンと終わりなき戦いを繰り広げるバイ菌のライバル
いつも傍若無人だが、たまにいい一面も見せる。
詳しくは本人の項目で。

声:鶴ひろみ(第13話 - 第1389話Aパート、映画:第1作 - 第29作)(1988年12月26日 - 2018年1月19日*2)→冨永みーな(第1390話Aパート - 、映画:第30作 - )(2018年1月26日 - )
バイキン城レギュラーその2だが、たまに2パート中の1パートのみしか登場しないことがある。
ばいきんまんを助けるためバイキン星からやってきた女の子のバイ菌。
…だったのだが、次第に彼を尻に敷く扱いが増え今は完全に立場が逆転してしまった。
詳しくは本人の項目へ。

声:肝付兼太(第159話Aパート - 第1330話Aパート、2016年クリスマススペシャル*3、映画:第3作、第5作 - 第28作)(1991年11月25日 - 2016年10月21日、2016年12月23日)→矢尾一樹(第1376話 - 第1680話Aパート、映画:第29作 - 第35作)(2017年10月6日 - 2025年1月10日)→岡本幸輔(第1720話Aパート - 、映画:第36作 - )(2026年1月16日 - )
ボロボロな服を着ている骸骨
ドキンちゃんに好意を寄せているが、ストーカー気味な行動が多いため彼女からは嫌悪されている。
詳しくは本人の項目へ。

  • フランケンロボくん
声 - TARAKO(第375話、第720話Bパート - 第1625話Aパート)(1996年4月22日、2003年9月12日 - 2023年7月21日)→高山みなみ(第1668話Bパート - )(2024年9月20日 - )
雷の力で命を持った小さなロボットの男の子。元々はばいきんまんが一旦作り、失敗したと思い込んで捨てたメカにも拘らず、ばいきんまんのことを「パパ」と呼んでいる。寂しがり屋で、触ると何でも感電してしまうため、友達が出来ないのが悩み。

  • コキンちゃん
声:平野綾
ドキンちゃんの妹分である青いバイ菌の女の子。実の妹であると紹介したものもあったがどちらが正しいのかは不明。
嘘泣きが得意で彼女の涙を浴びると悲しくないのに涙が出てしまう。
ドキンちゃんより我儘だが、悪行はしてないのでアンパンマン達とも仲良し。
元々は2006年の映画短編出身のキャラクターだが、人気になったからか、2007年からテレビ版にも登場しており、2012年からは映画にも短編、2015年には映画本編にも登場したり、2011年4月以降のアンパンマンたいそうやサンサンたいそうのEDにも登場している。

  • かびるんるん
声:柳沢三千代、佐久間レイ、山寺宏一 他
ばいきんまんの代表的な手下。「カビカビー!」としか喋れないが知能は高く、スパイ活動からバイキンメカの製造までばいきんまんの悪事を全面サポートする頼れる部下たちである。
アンパンマンの顔に取り付いて腐らせることで力を奪うこともできる。

  • やみるんるん
声:佐久間レイ、山寺宏一、原えりこ 他
ばいきんまんの手下。ばいきんまんの指示でかびるんるんと同様に悪さを働く。アンパンマンに覆い被さって顔を汚す事も可能。
主に光や灯りに関連したキャラクターが出る回に登場する事が多い。
2000年代になってから登場頻度が極端に高くなっており、劇場版に登場したことも。一時期はばいきんまん以外の人物に従っていた事実を知る者は少ない。

ばいきんまんと仲間達(その他)

かなり多いため、代表的なキャラのみ記載。

  • バイキン仙人
声:矢田稔
ばいきんまんと同じくバイキン星出身で魔法を操る仙人。
アンパンマンに負け続けているばいきんまんに厳しい修行をさせることが多い。ばいきんまん以外には温厚で女の子に弱く、ドキンちゃんやコキンちゃんから「おじいちゃん」と呼び慕われつつ甘えられている。強力な魔法アイテムをばいきんまんに貸すこともある。好きな食べ物はケーキ。

  • ドクター・ヒヤリ
声:千葉繁、宝亀克寿(代役:第318話Aパート)(1995年2月13日)
ばいきんまんの仲間で自称、天才発明家のマッドサイエンティスト。
悪知恵と科学力はばいきんまんと互角であり、自らが発明したお化けや発明品をばいきんまんに貸す事もある。

  • べろべろまん
声:佐久間レイ、山寺宏一 他
ばいきんまんの手下。口から出したままの舌でなんでもぺろぺろと舐めて相手をベトベトにする。
甘い物が大好きでお菓子のキャラクターが出る回に登場する事が多い。
近年では登場頻度は少なくなっている。

項目があるキャラクター

(五十音順に記載)

劇場版

※項目がある作品のみを記載する。
記念すべき第1作目の映画作品。挿入歌は屈指の名曲。
第2作目。ばいきんまん大活躍であり、様々な姿に変身するが…。
第4作目。異なる種族同士の対立をテーマにした作品。
第11作目。お馴染みの楽曲がサブタイトルを飾った作品。本当の勇気を探す物語。
第17作目。強さとは何かが問われる作品。ゲストは映画シリーズでは珍しい男の子。
第18作目。「アンパンマンのマーチ」の歌詞に込められた真意にスポットを当て、「生命」をテーマとした作品。最高傑作との呼び声も高い。
第21作目。歴代最凶にして最強の敵キャラクターが登場。立ち向かうのは自らの心を持ったジャイアントだだんだん。
第23作目。

関連項目

過去に勝俣州和が所属していたCHA-CHAがこの曲を歌っていた。
デカパンが第3話で「ほれいけ!DEKAPAN-MAN」というパロディを行ったのだが、内容が完全にオリジナルに失礼であると判断されたため、BSジャパン放送版では修正、映像ソフトでは収録見送りになっている。




追記・修正は「勇気りんりん」を踊りながらお願いします。

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最終更新:2026年08月08日 01:03

*1 前者はメインゲスト、後者は敵役またはメインゲストの仲間役に起用されるパターンが多数。

*2 鶴没後の2017年クリスマススペシャルでは佐久間レイが代役を務めている。

*3 生前の音声を用いた形でライブラリ出演しているため、台詞が「ホラー」の一言のみである。