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BOY-ボーイ-

登録日:2011/06/03 Fri 19:26:56
更新日:2026/08/14 Fri 08:20:47
所要時間:約 4 分で読めます







世  界


征  服


それが我が夢、我が野望じゃー!!



週刊少年ジャンプに1992年50号から1999年9号まで掲載された、ロックンロールケンカアクション漫画。
作者は梅澤春人。
初期から登場するキャラクターの多くは前作、『HARELUYA』の設定を改変したもの(いわゆるスターシステム)であり、
本作『BOY』には『HARELUYA II』という副題が付いている。
元々初連載、2作目のHARELUYA共に短期打ち切りで、コレでジャンプからサヨナラかと思われたがHARELUYAは終了間際に人気が急上昇しており、3度目のチャンスとしてバトル・不良要素を強く打ち出したこちらが始まった経緯がある。
アニメ版は1997年に『HARELUYA II BOY』の題で放送され、1話冒頭で晴矢が天界から堕とされるシーンがある。

この作品の特徴はメインの三人がそれぞれの夢や野望をおいかけつつ、ケンカ三昧の日々を送る青春漫画である。
また、喧嘩相手は幅広く、クスリでラリってる人や、人間解剖に趣味を持った多重人格者、レイプ犯など、現実的に考えたらシャレにならない連中だったりする。

また、ジャンプのお色気要素を担っていたりもするロックな漫画。

ジャンプ黄金期を支えた漫画の一つで、個性的なキャラクターやちょいちょい挟むギャグなどから人気も高かった。
そして当時のジャンプ漫画では数少ない、打ち切りになる事なく円満終了した漫画のひとつである。*1

単行本は全33巻。後に加筆修正を加えた「完全版」とも言うべき文庫版が全20巻で販売されている。
(電子書籍で販売されてるのは文庫版の方。)


【主な登場人物】



  • 日々野晴矢(ひびの ハレルヤ)
CV:三木眞一郎
楽園高校一年。
ニ~~~~ンうるぁぁー!!フバーッハッハッハ!!な主人公。
野望は世・界・征・服
無敵系主人公と言えば彼をイメージする人もいるのでは?

他を圧倒する実力とケンカの時に回る頭、そして背中から出て来る武器を駆使して戦う暴力的ドラえもん
背中から出て来るのは主に金属バットやフライパン。また、毛ガニや鍋、ガムテープ、キャンプセット、体育館の仕切りネット(投網)などが出て来る事もある。超便利。
もちろん武器なしでも無敵。一見バットを頼りにしているように見える為、それを封じて勝ち誇る敵は即座に制裁の拳が待ち受けている。
真っ向勝負で互角以上に戦えたのは神崎やミリオンのボス、丸鬼戸のボディーガードの豪田など極少数で、他はまぁ、善戦したかなっていうレベルに見えるほどの無敵っぷり。
本人曰く「(格闘技の類は)やったことがない」そうだが、鮫島戦では明らかに拳法に似た構えと技を披露している。
恐らくは父とのケンカの中で自然と身に付けたのかもしれない。
ちなみに彼の父・晴霽(ハレバレ)は老齢でありながらも彼並の戦闘能力を持っている。
こう見えても女の子には手は上げない紳士。(代わりに頭突きやくすぐりはするが。)
意外にも、実はこれだけケンカしてるのに警察に補導されたりした事は一度もなく、前科なしである。*2

超上から目線で仲間を下僕呼ばわりするが、仲間や認めた者を大切にする熱い漢。
誰よりも強いが、同時に誰よりも優しい男。岡本とみちるの恋を後押ししたり、一条のライブを妨害しようとする悪党を影でボコッたり、怪我を負った山ノ上先生を気遣ったり、揉山の妹のボディーガードの件で、最終的な手柄を揉山に譲ったりもしている。
そして仲間や努力をする人、夢に向かって進む人を侮辱したり踏み躙ったりする外道は絶対に許さない。
その心は、下記の『キラー』の一人がみちるの兄の肩身の銀細工をヤケクソになって下水道に捨てようとした際の


清志郎(アイツ)が守ろうとするモンは…
オレ様が守ろうとするモンなんだよォ…

清志郎(アイツ)が自分の意地張って守ろうとしたモンを捨てるってんなら!
そんときゃてめェー!!

人生にピリオド打つ
覚悟は
できてんだろなァ

オイ!!!

という(バットをひしゃげさせながら言ってのけた)言葉に集約されている。

それでいて恋には超純情。山ノ上先生への奥手っぷりは普段の彼とは別人レベルでちょっとかわいい。
この時ばかりは(普段伊部の事でイジりまくってる)一条に倍返しとばかりにイジられていた。

このように無敵キャラではあるが、決してデウス・エクス・マキナにはならない不思議な魅力がある漢である。

実は意外とシャイで照れ屋な所があり、一条とバンド組んだ際は一緒に練習するのが照れくさいようで、本番までずっと一人で自主練していた模様。
勉強は赤点ギリギリレベルだが、上記のようにかなり知恵が回る面があり、地の頭は決して悪くはない。でも世界征服目指すなら、もうちょい勉強しようぜ晴矢…

大好物はみそラーメンと、お好み焼きやもんじゃ焼きなどの粉もの料理。
不良の部類には入るが、喫煙はせず、カツアゲ*3も悪人以外からは絶対にしないなど一定の倫理観や良識は持っている。
飲酒は時々していたが、山ノ上先生に突っ込まれてからはピタリとやめている。

ボーカリストとしての才能があり、最終回手前で一条にスカウトされ、バンドマンとして世界征服を目指すことになる。*4


  • 岡本清志郎
CV:うえだゆうじ(上田祐司名義)
楽園高校一年。事実上のもう一人の主人公。
作中一の苦労人で仲間達のストッパー、そして
夢はフランスに行き、画家になること。

優しすぎる性格ゆえにケンカは決して強い方ではないが、根性と誰よりもタフな精神力、そしてひたむきに夢を追い続ける彼を仲間達はみんな慕っている。

ただし、ケンカに関しては比較対象が晴矢などのチート過ぎるメンバーなのもあり、その体の小ささから戦力外扱いされることも多い。
しかしながら彼自身も、渡仏費用を稼ぐためにアルバイトをしている工事現場で鍛えた体格に似合わぬ規格外の怪力を持っており、ブチキレた時の行動力と爆発力はある意味では晴矢組で一番恐ろしい男。
後半では彼自身も修羅場をくぐった故か、チンピラ一人ぐらいなら一方的にボコれるぐらいに強くなった。
ちなみにムスコさんも三人の中で一番ご立派らしい。
しかしながら激昂すると後先考えない無鉄砲な所があり、キラー編では『キラー』の連中に袋叩きでスティックで撲殺されかけ、ドラゴン・ジャケット編では黒咲の銃撃で両目を損傷し、危うく失明して画家の夢が絶たれる所だった。晴矢が治療代請求したのも当然である

高校一年の終わり頃にパリに留学に行けるだけの資金を貯め、遂に夢の第一歩を踏み出す。


  • 一条誠
CV:有馬克明
楽園高校一年。
黒のロン毛が特徴的なイケメン。(後にリアルファイト編で金髪に染めた影響で、それ以降髪の色が黒からやや濃いめの茶色に変わっている。)
夢はロックミュージシャン
地元の人気ロックバンド『FIRE GUN`S(ファイヤーガンズ)』メインギタリスト兼ボーカリスト*5
昔は不良で神崎狂とつるみ、今はちょっとケバくてもの凄いスタイルのいい彼女を持つ。

かつては不良校の代表と言われる布袋ヶ丘中学で神崎狂と共に暴れ回った不良であり、不良界隈でも広くその名が知れ渡っている。
神崎と決裂してからはどういうきっかけか音楽に目覚めて更生。晴矢と清志郎との出会いを期に過去の因縁に区切りをつけた(アニメ版では違法ドラックを扱うストーリーのため再現が難しいこともあってか元の所属先がゲストで登場した不良グループのマッドサタンに変更される)

ケンカの実力は高く、主に敵のNo.2を相手にする事が多いが、「ミリオン」とのバトルは彼がトリを務め、リアルファイト編ではボスのファールカップバラキを倒した事も。
彼の特技、ピック投げはスチールの下駄箱にすら突き刺さる。

基本的には良識人で情に熱い人物でツッコミ役でムッツリスケベ。

終盤では晴矢、雨宮、椎名と再びバンドを組み、『FIRE GUN`Zを再結成した。*6


  • 山奈みちる
CV:みうらうらら
楽園高校一年。ヒロインその①。
夢はジュエリーデザイナー。だがその設定は徐々に薄れる。(忘れてる訳では無いようだが)

さりげに相当な不幸属性の持ち主であり、
  • 1年前に兄を交通事故で亡くす
  • 持ち物運が無く、とにかく物を盗まれる
  • 三度もレイプに遭いそうになる
  • 裸の写真を取られそうになる
  • 何度も顔を殴られる暴行を受ける
……という散々な目に遭うジャンプヒロインには中々いないタイプだが、女子高生離れしたタフな精神力の持ち主。
だが基本はか弱い女の子である為、不良達に囲まれると為す術がない。やっぱり護身技ぐらい習った方がいいんじゃないかな…
2回ほど意図せずトラブルメーカーになってしまった事も。*7

徐々に岡本に惹かれていき、最終的に恋人同士になっていった。
だが岡本が夢を掴む為の、しばしの別れが近付いており……


  • 揉山正象
CV:梁田清之
楽園高校三年で番格。
必殺技トリプルパンチで相手をノックアウトし、愛車インパラに乗ってラブリーな女性を口説く、通称「モミーの旦那」。
…実際の戦闘能力は決して高くない。とは言っても並の不良よりは強いが。
山奈みちるに惚れているものの、その行動がいかんせん自己中すぎたせいで、
岡本(とみちる)の怒りを買ったり、晴矢達に舎弟ごとボコられたりで散々な目にあうというオチが待っていた。

初期では小物臭プンプンだが、時折見せる漢っぷりは半端なく、愛すべき番長。
不良界隈だけではなく裏社会の情報にも広く通じており、晴矢の協力者(とは言ってもほとんどが成り行きではあるが)として定着してからは自身の情報網が結果的に問題解決のキーマンになることもある。
中学生までは野球をやっており、本城とは元チームメイトだった。(ちなみにキャッチャーだったが、本人はサード志望だったらしい…)
最終回直前で留年が決定した。
可愛くて清楚な妹・静花がいる。兄に似なくて良かった!!*8


  • 伊部麗子
CV:鶴ひろみ
摩天学院高校、通称マジョ学の三年で、女番格。巨乳。外国人のバイカーの「叔父さん」がいるので、恐らくハーフ。

晴矢ほどではないが胸の谷間からいろいろ取り出す。
実は裁縫が得意で、後述の桃山太郎とつるんでた時は、太郎の影響でちょっとコスプレ趣味に目覚めかけた。*9

最初は悪役で登場したが、騒動後は一条にべた惚れしてヒロインその②になった。最終的には恋人同士に。
それ以降はチンピラまがいの事からはすっぱりと足を洗い、年相応の女の子らしい表情や、気さくで面倒見のいい一面を見せるようになり、かつてのワルっぽさはすっかり鳴りを潜めた。かわいい。
アメンカンバイカー編ではバイカーのたまり場の入場料や、そいつらが女の子からカツアゲして使い込んだお金を「取り返してきた」という面目で雨宮と椎名に立て替えてくれたのも彼女らしく、実は結構家は裕福であるっぽい。(※なお、立て替えたお金は後で二人がバイトして返しました)

素晴らしいおっぱいと脚と足技の持ち主。彼女の蹴りは木製バット二本叩き割る。こええ。
悪役の時はトリカブトの毒付きのダーツを武器にしていたが、仲間入りしてからは封印している。
一条に胸を見られたぐらいで赤面しながらオーバーリアクションしてた辺り、天草に操は捧げていなかったらしい。
だれだケバイっつったの?

高校卒業後は短大に通いながらSMクラブで女王様のバイトをしてるらしい。
全員「ハマり過ぎてる」


  • 山ノ上春香
遅れてきたヒロインその③。楽園高校保険医。22歳。

物凄く正義感の強い女性で、困っている人を放っておけない聖人君子を絵に描いたような人。
実は結構天然ボケで、晴矢のアホなギャグに乗っかる事もあるノリのいい人でもある。「ゴメンなさい…キジの鳴き声知らないわ…。どーしよ…」一条「どーもしなくていいんスよ〜!」

12歳の頃に、悪質な交通事故で家族全員を失うという悲惨な過去を持っている。
教師の父は看護師の母を庇うように亡くなり、新米警察官だった兄は自分に覆い被さって守りながら亡くなっていたという…。
その時の辛い経験が、現在の彼女の人格形成をしたと言っても過言ではない。

最初は晴矢を弱い者いじめをする不良と誤解して対峙したが、それが誤解だと知るや償いに飛び降り自殺しようとしたなど極端な面も。
だがそんな彼女に晴矢は惹かれていき…


  • 雨宮拓矢
楽園北中学の三年→私立楽園高校一年。愛称は「ママミヤ」。
一条の大ファンの「ロッケンロール」少年。バスケット選手並のジャンプ力を持つ。
当初はギタリスト志望だったが、一条の勧めでベーシストに転向した。(一条が言うには、「雨宮の指は人より長いので、メインギターよりもベースギターの方が向いている」との事である)

『FIRE GUN`S』は一条のバンド」というこだわり(というか、一条への感情は完全な限界オタク&厄介オタクのソレ)から晴矢への反発心が強いが、心の中では彼の強さに憧れてもいるツンデレ。*10
伊部にも(アメリカンバイカーの件で世話になったのもあってか)ちょっと憧れてるようで、最終章でバカ相手にブチキレたのも、一条と彼女を侮辱されたからだった。(そして一条もまた伊部をバカ共に侮辱されてブチキレ、全員シメている)

彼の初めて買ったギターのエピソードは涙無しでは見られない。


  • 椎名幹
楽園北中学の三年→私立楽園高校一年。晴矢からの愛称は「シイタケ」。
雨宮の同級生でバンド仲間の少年。
無口で影が薄いが、顔立ちはなかなかの美少年である。

15にしてドラマーとしては並外れた才能を持っており、素手でドラムを叩く技を持っている。
レッド・ツェッペリンのドラマー故・ジョン・ボーナムを「ロックの神」と崇めている。


  • ボブじいさん
岡本が偶然知り合ったホームレスの画家の老人。
道行く人の似顔絵で生計を立てている。

その正体はかつてフランスで名を馳せた天才画家・北原俊太郎
亡き妻マリアンヌに捧げた傑作『未完の情景』を巡るトラブルで全てに絶望し、地位も名誉も戸籍も名前も何もかも捨ててホームレスとなっていた。

彼との出会いは、岡本の人生に決定的な意味をもたらす事になる…。

ちなみにペットの猫「ピカソ」は普通の猫を遥かに上回る高い知能の持ち主。


【敵役】


『BOY』には、主要人物達以上に魅力的な悪役が勢揃いしている。


<以下、ボーイを盛り上げる魅力的な悪役。(一例)>

  • 神崎狂
戯堂(げどう)高校のボス。高校生でありながらジャンキーで売人。
金髪のロン毛と、ガイコツの模様の入ったライダースーツが特徴。
かつては一条の先輩で、憧れの人物だったが、ドラッグに手を出した辺りで決裂した。
彼自身の戦闘能力も高く、バタフライナイフが主な武器。

『ヘル・ビジョン(地獄絵図)』という名の凶悪なドーピングコンソメスー…ドラッグを使って、一条のバンドを利用して街中に『ヘル・ビジョン』をバラ撒こうと企む。
自身もそれを使って我が物顔で暴走するが、晴矢との真っ向勝負に敗北。
『ヘル・ビジョン』のやり過ぎで錯乱し、再起不能になったかと思われたが…

再登場した際はターゲットを一条から晴矢に変更し、世界各国のドラッグ*11を手に入れ、『ヘル・ビジョン』と合成した更に強力・極悪なドラッグ・カクテル『マッド・カクテル』を完成させる。*12
それを使って晴矢を抹殺しようとするも、晴矢の挑発によって『マッド・カクテル』を吐き捨ててマジギレ。
その後はクスリを完全に克服し、互角以上の戦いを繰り広げるも惜敗する。
そして何処か憑き物が落ちたかのような晴れやかな表情で、警察に自首した。

最終回では釈放されたのか、晴矢達のライブを見に来ていた。*13


  • キラー
戯堂高校と並ぶ都内屈指の不良高校・肩繰(カタクリ)高校の元アイスホッケー部で、晴矢の記念すべき(?)初対戦の不良チーム。

肩繰高校は不良を更生させるためにスポーツに力を入れており、彼等も本来は有能なアイスホッケーの選手だったが、校内のスケートリンクを悪用して暴力沙汰を起こしてしまい、大会からも追放され高校も退学させられた。
それ以降は潰れたボーリング場を溜まり場とし、スケート靴をインラインスケートに履き替え、道端でひったくり行為を繰り返していた。

なお、不良チームとしては珍しく明確なボスがいない烏合の衆である。


  • シュウ
元肩繰高OB(※ただし退学)のストリートギャング。
ハゲ頭にイナズマのタトゥー、舌ピアスと一度見たら忘れられない風貌をしている。
一条も爬虫類に例えた程の、神崎よりもヤバい目をした男で、行きずりの女を攫ってレイプ、それを撮影して裏ビデオとして販売という神崎とは別のベクトルでヤバい男。*16
そのビデオはただのレイプ動画ではない、相当にむごい内容のようで、無理やり見せられたスケーターの少年は「何が超ハード超リアルだよ!」と怒りさえ見せていた。
その所業は下記の天草鬼郎や、ドSケコマシ野郎・丸鬼戸零二の完全上位互換であり、この二人も完全にドン引きするレベルである。

戦闘力自体は『BØY』全体で見れば上の下、と言った感じだが、こいつの真の恐ろしさはその狡猾な頭脳。
仲間すら知らないアジトの隠れ部屋を使用する事で晴矢達に踏み込まれたアジトはニセモノと思い込ませ、そこからオンライン経由で山ノ上先生とみちるの公開レイプ処刑動画を送り込もうとし、一時期は二人を完全に絶望させた。
この様にケダモノを自称していながらその頭脳は秩序型犯罪者のソレであり、極めて厄介な敵と言える。

性格もまさに極悪非道を絵に書いたような男で、目的の為なら仲間を平気で裏切り、殺人さえもなんの躊躇いもなくしてのける。
それでいて自分がこうなった事を何処か他人や社会のせいにしている節があり、別作品のこいつらの同類である。
また、晴矢を劇中で唯一病院送りにした男
まぁ先生を助けるために怪我したから


楽園市の隣にある獄冥市を拠点に活動している暴走族集団…の皮を被った武装テロ組織。
その規模と暴力性は明らかに暴走族の範疇を超えている。

幹部クラスは体のどこかにナンバーが入っており、数の少ない方が格上。
その為、ナンバー1がボス。と、思われていたが…

詳しくは該当項目参照。


  • 天草鬼郎
女子高から共学になったばかりのマジョ学で唯一生き残った男の生徒。
女性の裸写真を無理矢理撮ってそれをネタに売春の強要などを行う。
だが伊部に徹底されてたのか、上記のシュウみたいに自身がレイプまではしなかった辺りまだ紳士……なのかもしれない。
「ムケ!」は彼の代名詞。


  • 桃山軍団
天才ゲーマー少年・桃山太郎を(表向きの)ボスにした非公式格闘集団。
小学生にリアルファイトを見せる事で金を払わせていた。

一人一人ネタレベルが高く、
  • 神崎なき後の戯堂高校のボスで、インパクトのある外見かつファールカップで弱点をなくしたサルパツキンアフロマンバラキ
  • 早漏かつ女に気づかせないでパンツを脱がす特技を持ち、ナオミとやっちゃおうとしたキジチャラ男二重人格者シンジ
  • そしてノーパンのまま戦闘し、思春期前の太郎に衝撃の映像を見せつけ、使用済みパンツを読者プレゼントにしようとしたイヌアムラー系コギャルナオミ
…など、色んな意味でぶっ飛んでる。
でも敵役だが、どこか憎めない愛すべきバカ達。

一条は当初は無理やり脅して金を巻き上げてる…と思っていたが、実際に戦ってみて、観客の小学生も双方合意の上で金を払って盛り上がっている、立派な「共犯」だとして考え改めている。
観客層を小学生に絞った裏格闘技と見てそこまで間違ってはいないし。むしろ見物料1000円は安いぐらいである。
バラキ本人たちも(自分たちもワルには違いないが)街の悪党どもをぶちのめし、正規の報酬としてギャラを貰え、子供達からちょっとしたヒーローとして扱われ、尊敬の目を受けられる事に悪くない感情を持っていたようで、Win-Winの関係を築いていた。*17

なお桃山もゲームの腕や攻撃を見抜く目は紛れもなく天才であり、バラキがボスに祭り上げたのも、桃山の底知れない才能を知ったから*18であり、作中でも普通に一条がどんな攻撃をするかを見抜いている*19



上記はあくまで一例であり、この他にも殺人スライディングをお見舞いしてくる野球部や、手刀でサメを殺す裏料理人、ラスボスの印象が全くない通り魔といったぶっ飛んだ方々がいるので気になったらチェックしてみましょう。



ちなみに「デストローーーイ!!」な方はこちら


【余談】

敵キャラクターの一人氷堂*20は、打者のヘルメットに向かってホップし死球を与える危険な魔球「ファックボール」を投げる。
この握りが中指だけを立てて4本の指で球を握るといういわゆるファックサインと同じものなのだが、ソフトバンク時代の杉内投手がこれを真似して投げてみたところ「ストレートと同じ振りから繰り出されるチェンジアップ」になり三振を量産。奪三振王に輝き球界を代表する投手となった。
中日の名リリーバーである田島は何故かその握りを知っており、彼から指導を受けた大野も同じ握りのチェンジアップを投げている。
大リーグボールジャイロボールなど創作の変化球(魔球)は多いが、実際に投げれる上に実践的な魔球という点では一線を画している。
これを得意技とした氷堂が、如何に野球において天才だった(そして本城の見る目も正しかった)かという事を明確に証明したと言えるだろう。
まあ、軌道も使われ方も全く違うわけだが…むしろ変化球としては正しい使われ方をしている


追記、修正カマーン。

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最終更新:2026年08月14日 08:20

*1 最終盤でみちるが「衣替えも夏休みもなかった気がする」とメタ発言しているが、これは作者が書くタイミングを見誤った為であり、一応ファイヤーガンズ復活編の舞台の季節が夏となっている。

*2 一度だけ神崎の件で事情聴取しに来た刑事さんを「事故で」ケガさせた事はあったが、あくまで事故(しかも目撃者も多数)だったせいか、ちょっとお説教食らったぐらいですんなり許されてる。

*3 とは言っても重傷を負わされた岡本の治療代。

*4 ちなみに、本人はドラマー志望だった。

*5 後に晴矢を迎えるに辺り、ギタリスト一本に絞った

*6 一条本人はバンド再結成に辺りバンド名を変えるつもりだったが、行きつけにしてるライブハウス「DALI」のマスターから、「初心の熱い思いを忘れないでほしい」と止められ、晴矢達三人が加わった事で「バンドチームが完成した」という意味でロゴを「S」から「Z」に変えた。

*7 一回目は古着屋に隠したドラゴン・ジャケットを間違って買ってしまい、二回目は兄の形見のベスパを、修理を怠った凡ミスで盗まれてしまう。(二回目の際は完全にみちるに落ち度があった為、一条から「バカタレ!」と叱られてしまった。残当。)

*8 正確には正象は父親似、静花は母親似である。

*9 どうも太郎がハマってる格闘ゲームのヒロインの衣装らしい。

*10 実はアメリカンバイカー編まで、晴矢の戦う所をほとんど見た事がなかったので、彼の実力を疑ってさえいた。

*11 部下曰く、「知ってるのから見た事のない訳の分からないものまであった」との事である。

*12 異なる種類のドラッグを組み合わせる、下手すると死亡しかねない超凶悪なドラッグの事。なお、完成した『マッド・カクテル』でも、分量を調整しても5分が限界だったらしい。

*13 恐らくは『ヘル・ビジョン』の入手ルートの提供と引き換えに釈放されたと思われる。『ヘル・ビジョン』の件は、まだ規制前の薬物である為立件出来なかったのだろう。

*14 化学合成した麻薬ではない、最初から麻薬成分の毒物を持つ植物などの事。主に大麻や阿片、マジックマッシュルームなどが該当する。逆に化学合成したものはコカイン、覚せい剤、ヘロイン、MDMAなどを指す。

*15 参考までに、合成麻薬であるMDMAの末端価格が1錠4〜5000円程。神崎は「『ヘル・ビジョン』はその辺の混ぜ物とはわけが違うんだ」と言っているが、特殊な入手方法などの事を考えると、この価格でも利益が出るギリギリなのかもしれない。

*16 ただし、その後のシュウ自身の発言を見るに、レイプが主目的で販売はついでである可能性が高い。

*17 報酬の件はちょっとだけ揉めた事はあったが、最終的に均等に四等分する形で成立している。

*18 実際、「ただのガキじゃねぇ」と心の中で素直に敬意を表しており、終盤で桃山を切り捨てたのはほぼ成り行きに近かった。

*19 しかもそれを行ったのがバラキが切り捨てた直後であるが、その瞬間「何故桃山を切り捨ててアドバイスを受けず自力で戦っているのか」の理由である「一条の攻撃が早すぎて桃山が攻撃を読む→マイクを通してバラキに伝える→ガードでは間に合わない」事実を悟っていた

*20 上記「殺人スライディングを繰り出す野球部」のエース