ウソツキ!ゴクオーくん

登録日:2012/07/01 Sun 12:00:55
更新日:2024/03/21 Thu 21:09:12
所要時間:約 13 分で読めます







追記・修正よろぴこ。




























ウ ソ だ よ ~ !

オレっちはウソが大好物でね!



『ウソツキ!ゴクオーくん』は、2011年から2021年にかけてコロコロコミック系統で連載されていた勧善懲悪漫画
元々は別冊で連載されていたが、2012年9月号よりコロコロ本誌へ移籍することとなった。
作者は吉もと誠。単行本は全25巻。



概要

世の中には、と真実が当たり前の様に蔓延っている…。
嘘を利用して悪事に手を染める者、
またはそれに加担する者…。
主人公であるゴクオーくんは、嘘をつく悪人に対し、
嘘を武器に制裁を与えていく…。

悪人をウソで陥れて制裁するという、コロコロコミックの漫画には珍しいダークヒーロー的な作品。
コロコロコミック掲載故からか、制裁を加えられた悪人は大体更正して真人間になることが多く、
悪人は救いようのない結末を迎える漫画・アニメに触れてばかりの大人からも逆に新鮮味が感じられるとしてかなり高い評価を得ている。

とは言え、教師なのに教え子を陥れようとした男や恐喝を繰り返していた男はきっちりゴクオーの私刑以外にも法的な裁きは受けており、
あくまでも「自らの非・嘘を認めて謝罪した者」のみが救われているのも大きなポイント。

ちなみにゴクオーによって嘘を暴かれ、真の意味でクラスメイト達に受け入れられた者は何だかんだでその後も出番に恵まれ、
ヒロインの天子を陥れようとした戸屋に至ってはその後の話でイケメンスポーツマンとして大活躍する事すらあった。


上記の通りストーリーのメインは『嘘を暴く事』であり、いわゆる倒叙物のミステリーに通じる物がある。
ストーリーだけでなく、作中にちりばめられている伏線やどんでん返しも子供向け作品にしては中々の物。
特にキャラクターの本当に何気ないしぐさや発言、掲示物までもが後々の嘘発覚に大きな貢献をすることもあり、
ある程度作品の性質が分かってくるとすべてのコマの隅々まで目を通しながら読むようになる。





※ここから先はネタバレを含むので注意








登場キャラ

【八百小学校】

◆5年2組
CV:西墻由香(CM及びコロコロテレフォン、コロコロオールスター小学校より)
主人公。通称「ゴクオーくん」。
ありとあらゆる嘘が大好物で、常に煙草型のチョコを口に銜えている。
実は彼は地獄初代閻魔大王・地獄王で、少年の姿は仮の姿だと思われる。入学手続きの際の保護者や住所の欄や家庭訪問*1はどうしているのだろうか?
嘘をついて悪事を働いた人間にその正体を見せ、奥義『悪漢舌(あっかんべー)』を使い、舌を引っこ抜く。
そして「嘘のつけない(正直な事しか話さなくなる)舌」を相手にプレゼントする。
他にも『針千盆(はりせんぼん)』『余裕綽笏(よゆうしゃくしゃく)』『因果王砲(いんがおうほう)』という大技がある。『悪漢舌』の弱体ver.こと『あっかんべッ!』も存在する。

因みに彼自身も嘘をつくのが得意。
その嘘を武器に、相手の嘘を暴いたりと、「嘘を持って、嘘を征する」のが彼のやり方。
ちなみにその「嘘」をつまらないと一蹴されると激怒する一方で、「嘘」以外の自分の評価については基本的に無頓着。
1週間以上ウソを見ないとウソバテになってしまう。
八百小学校所属で、『怪盗ジョーカー』にゲスト出演およびコラボレーションしたことがある。
尚、正直者には余り関心がないが、正直すぎて嘘をつけてない天子を気に入っている。

天国侵攻から182(ひとばつ)日後、神からの罰により人間にされてしまう(ネコカラスとバトラー、地獄長達も同様)。
それに目を付けたサタンにより始末されそうになるが、ユーリィに助けられる。
人間になってからはあれこれと試行錯誤していたが、それでも信念を曲げなかったため、ユーリィからキセキを与えられて不完全だが復活することができた。でもって戻った。
だがサタン編が終了した後にネクストという神の後継者が究極の嘘を手に入れる為にゴクオーの前に現れ、地獄の仕事を放棄していた罰としてまぁあながち間違っちゃいない。嘘がつけない舌を与えられ、嘘がつけないというウソバテよりも辛い苦しみを味わうことになったが、天子の提案によって舌は抜かれ、最後には天子によって孤地獄から出られたサタンと共に、ネクストを孤地獄に封じることが出来た。

  • ネコカラス
ゴクオーのペット。
その名の通り、猫と鴉が合体したような生き物で、「ニャア」「カア」と鳴く。ウソで罪を犯した者を地獄に送る能力を持つ。
正体は地獄の番犬ケルベロス。凄まじい雄叫びをあげるが、時折「ニャア」「カア」と鳴くときもある。
死者の裁きの時には浄玻璃の鏡を首から下げ、現世での罪を暴く。
番外編では主役を務め、ニワトリ達やハトの嘘を暴いたことも。一人称は「ぼくっち」。石が大好物。
天子に懐いており、一緒にいることが多い。

天国vs地獄篇にて、ゴクオー不在時に転生羽を仕込まれ、天子の覚醒を促進させてしまう。
そのことに自責の念を感じ、ゴクオーと共に完全天使化を阻止した。

天国侵攻の罰により、まさかの公式擬人化を果たした。
でも12巻で元の姿に戻った。

  • 小野天子(おの てんこ)
今作のヒロイン。閻魔大王と四大天使の一人と地獄長のみなさんに気にいられていて、おまけに神の後継者にも名前を名乗られていてるため、何気に凄い
ゴクオーと同じく、八百小学校5年2組所属。
涙脆い所もあるが、やる時はやる、肝っ玉の据わった女の子。「心の清らかな人間」としてユーリィに狙われている。
亡き祖母に作ってもらった筆箱を宝物としている。

天国vs地獄篇にてユーリィに騙されたゴクオーに筆箱を破かれ、今まで溜まりに溜まっていた彼への不満と怒りが爆発。
この時にネコカラスに仕込まれていた転生羽により天使の力が覚醒し、遂に天国へ連れて行かれてしまう。
しかしゴクオー達の活躍で完全天使化を免れ、仲直りする。祖母とも再会を果たし、筆箱もゴクオーに修繕された。

後に天国侵攻の罰で人間にされたバトラー達に謝罪をしに行った所、「そんなコト言うなーー!!」とめちゃくちゃ怒られた

ネクスト編で嘘のつけなくなったゴクオーの舌をサタンに抜いてもらおうと提案し、見事に成功させた。

  • 番崎竜丸(ばんざき たつまる)
クラス一のガキ大将。喧嘩っ早いが、弟の虎丸を可愛がっている。カレーが好物。
特にゴクオー相手に嘘を付いたことが無い、むしろ大体騙される側なのに「嘘で結ばれた絆」の中になぜかリスト入りしていた不思議な境遇を持つ男。
初期の頃はよくいる乱暴キャラだったが、回を重ねるごとに作中一の良識人&兄バカと化している。取り巻きの恵比寿&梶野と行動を共にすることが多い。
2巻のオマケ漫画では、ゴクオーに騙されてハヤシライスを食わされたことも。
「いや、うまいんだけどね」

  • 戸屋ススム(どや-)
学校一のスポーツマンだが、あることがきっかけで天子を陥れる事となる。
ちなみに更正後は清く正しい熱血漢となり、体育祭で大活躍。

  • 江里戸秀一(えりと しゅういち)
クラス一の秀才でスポーツもでき、児童会にも所属する優等生だが、特に嫌味なところもなく寧ろ成績の悪いクラスメイトを庇うなど性格も良い。
しかし人気ホビーが好きといった年相応な一面もあったりする。
初登場時はクラスメイトのカンニング行為にホビーと引き換えに加担してしまったが、元々良心が強かったためかいち早く自身の過ちに気づき、
ゴクオーの制裁も結果的に未遂で終わる。

  • 平近鉄平(ひらちか てっぺい)
通称ヒッチー。クラスのお笑いキャラだが実は元恥ずかしがり屋。4年生の時にあることがきっかけでお笑いキャラをやることになり、
それが原因で幼馴染のノンコから誤解され彼女だけ笑わせられずにいたがゴクオーの介入により誤解も解け彼女を笑わせることも成功した。

  • 学田学(がくた まなぶ)
江里戸に次ぐ秀才の眼鏡くん。通称ガク。学級委員所属。
ゴクオーとは対照的にウソが嫌いで生真面目な性格。それと同時にどんな相手にも自分を貫く強さも持つ正直者である。
クラスメイトにも容赦なく物を言う性格ゆえに、当初クラスでは浮いていたが、
窮地に陥っていた所をゴクオーに救われ、ウソに対する認識を少しだけ改め、クラスメイトとも和解した。
現時点で、ゴクオーに正直を面白いと認められた唯一の人物。

  • 左丹下ルシオ(さたんげ-)
現校長・左丹下炎の親戚。ゴクオーの邪魔をする。

…ていうのは仮の姿。実際は左丹下炎もといサタン本人。いつもはこちらで生活。校長はガマブクロウが化けているヤツ。


その他の5年2組の紹介は「八百小学校5年2組(ウソツキ!ゴクオーくん)」を参照。


◆その他の生徒、教師
  • 番崎虎丸(ばんざき とらまる)
番崎の弟。2年2組所属。
しっかりとした性格だが、風邪をひいた時にレアフィギュアを兄にねだったり、
サンタクロースを信じていたりなど年相応に純粋な所を持っていて、素直である。

  • 大荒輪太郎(おおあらわ たろう)
6年2組所属。顔が濃い。
初登場時には児童会選挙に立候補しており、選挙に向かう途中で勢い余って窓ガラスを割ってしまう。
たまたま通りかかった天子に罪を擦り付けようとしたがゴクオーに嘘を暴かれ、逃亡を図った所で制裁された。
その後は心を入れ替え、児童会副会長として活躍する。ただし、ちなつには頭が上がらない。

  • 児童会の皆さん
校門前でビラを配っていた児童会のメンバー。メガネくんに赤毛ちゃんなどがいる。

  • 矢木増スギル(やきまし-)
新聞クラブの生徒。4年1組所属。
バンダナがトレードマークで、常に面白いスクープネタを求めている。

  • 藤堂ちなつ(とうどう-)
児童会会長。6年1組所属。
眼鏡っ娘な優等生だが、苦手なものはグリンピースとお化け屋敷、習字。だがそこがいい。

  • 亜刷(あすり)
5年3組所属。戸屋にライバル意識を持っている。
体育祭の時に裏スポーツマンシップ作戦に出て、卑怯な手段で勝利をもぎ取ろうとしていた。取り巻きたちに、金髪やメガネなどがいる。
実は転校が迫っていたため、負け続きだった彼は戸屋にどうしても勝ちたいと思っていた。最後は全員リレーで戸屋と正々堂々と勝負した。
その後は引越しの日が来るまで戸屋にスポーツ勝負を挑んでいたという。

  • 金髪、メガネ、箒ヘアー
亜刷の取り巻きたち。本名は不明。亜刷の陰謀に加担する。

  • 険市(けわし)
虎丸が所属する2年2組の担任教師。自分にも他者にも厳しい性格で、他の生徒達から恐れられている。
自分の生徒に「3大ありえない」のルールを施す徹底的行動主義者。
ゴクオーによる制裁を加えられて改心した後は、厳しくも良い教師へと昇華できたらしく、31話はある意味必見。


【地獄】
  • サタン/佐丹下炎(さたんげ ほむら)
かつて500年前に大罪を犯し、無間地獄の奥底に封印された二代目閻魔大王候補。
地獄の釜が開いた日に復活し、現世では校長として八百小学校に潜入。
人間達に悪の心を植え付け、現世を第二の地獄に変える「現世地獄化計画」を進めようとするが…?
ゴクオーからは「サタ公」と呼ばれている。
元々は天国出身。そのためコトワリよりも天国の機密情報に詳しい。
しかし生まれつき持った優れた才能と力により周囲から恐れられ、天国からも地獄からも見捨てられた過去を持つ。
その報復のために世界を変えようと目論見、天国侵攻の罰により人間になったゴクオーを始末しようとするが、本当は一人ではなかったのに、自分は一人だと思いこんでたことをゴクオーに告発され、弧地獄無期懲役をかけられる……と思っていたが、
最後に天子の本当の想いと、ゴクオーの「ありがとう」を聞いて、血の涙を流しながら自ら弧地獄へと入っていった。

  • ガマブクロウ
サタンのペット。
カエルとフクロウが合体したような姿をしている。鳴き声は「ホーホロ」。また、人間の姿に化けることができる。
サタンと出会うまでは何でも化ける能力を使って人を笑わかせていたが、次第に自分がわからなくなったときにサタンと出会う。
ちなみに正体はベルゼブブ。

  • バトラー
アスタロト族。
ゴクオーの側近で、亡者裁きが仕事。地獄長達の上司でもある。
ゴクオーの勝手な行動に翻弄されがちだが、一番信頼している。
天国侵攻の罰により人間の姿にされ、しばらくの間は地獄長達と共に八百町のアパートに住むことになったが、罰の期限が切れたと同時に復活する。

  • ナナシノ
どの生き物にもなれなかった穴の開いた特魂霊。
500前に生まれ先が決まるまで地獄に居たが、人間の愚かさを知っていたが故に人間に生まれ変わることを拒み、誰だって操れる能力で地獄から抜け出し、そして500年のも間現世を彷徨っていた。が、人間に生まれ変わらなかった疲労が押し寄せ、少し休憩するつもりで一人の男の子の脳内に入り込んだのが始まり。それから男の子の生活を見てみると、人間は愚かな生き物ではないのかと思い始めるようになり、最後には自分の本当の気持ちに気づき、自分に関わった人の記憶が無くなっていくのを怖がらずに人間に生まれ変わる。おまけに生まれ変わり先は、脳内にいた男の子の弟として生まれる



◆10大地獄長
地獄の各エリアを取り仕切る者達。
チームワーク力は抜群で、いざという時は「嘘で結ばれた絆」の元に団結する。

  • グンショー
火責め地獄長。ヤンキー風の鬼で、「~コラ!」が口癖。おバカだが人情に溢れる性格。
必殺技は「グンショー四六四九(ヨロシク)パンチ」と、ゴクオーとの合体技「極炎悪漢舌」。

  • レツ
極寒地獄長。少年の姿をしているが、実は地獄長の中では3番目に年上。クールな性格で、グンショーとは犬猿の仲。
ゴズの弟子で、地獄拳法を使いこなす。

  • ネイター
針地獄長。ガタイのデカい鬼で、グンショーからは「ダンナ」と慕われている。元軍人だったため、仕事ではあまり喋らないようにしている。
裁縫が得意。天国vs地獄篇ではそれが逆転勝利の鍵となった。

  • タメイキ
砂地獄長。その名の通り、いつも溜め息をついているお姉さん。
気ままな生活を送っていた所、ゴクオーにスカウトされた。

  • チチジ
電気地獄長。妻子持ちのサラリーマンの鬼。
温厚な性格だが、怒らせるとメチャクチャ怖いらしい。

  • カゲスキ
暗闇地獄長。闇に生きる忍者で、地獄忍法を使いこなす。
好物は地獄むすび。7巻のラフスケッチでは素顔を見ることができる。

  • マダム・グロリアス
閃光地獄長。和服を着たBBA…もとい年配の女性で、扇子と光を使いこなす。
地獄長達のまとめ役で、過去にバトラーの教育係を担当していたらしい。
公式Twitterによると三者面談の際はゴクオーの祖母役となっている。

  • リョク
植物地獄長。面倒くさがり屋で昼寝好き、更に女好きだが、実は地獄一の名医だったりする。
地獄の植物を操る力を持ち、グロリアス&レツとの連携でミカエル達の足止めをした。

  • ゴリゴリゴーレム
岩石地獄長。見た目はグレンラガンみたいな岩石の巨人で、タメパンチ攻撃が得意。
普段はラガン状態。

  • コトワリ
言霊地獄長。地獄一の博識で、天国の機密情報も知っている。子鬼みたいな姿をしており、語尾に「~でチュ」が付く。
自分を可愛く見せようと努力しているらしい。あざとい。


【天国】

◆四大天使
  • ユーリィ・L・神城(-エル かみじょう)
八百小に転校してきた謎の少年。学年は6年で、児童会に所属している(役職は不明だが、恐らく会計と思われる)
その正体は大天使ウリエルで、人間を救うキセキの力を持つ者。「大天使の素質」を持つ天子を天国へ連れて行くため現世に現れた。
鬼畜眼鏡でゲスでロリコン。天子を手に入れるためならば手段を選ばない。
ゴクオーからは「ユリ太郎」と呼ばれている。時には天子を守るために悪人を制裁することも。

しかし内心では人間が善から悪に変わることを防げず、彼らを救うための天使やキセキが少ないことに思い悩んでいる。
神の目を盗んで「心優しい人間だけを救う計画」を建てていた際に生まれつき心が清らかな天子に目を付け、天使に転生させようとした。

天国vs地獄篇で遂に計画を遂行させようとしたが、すんでの所でゴクオーの妨害により失敗。焦りとキセキの使い過ぎにより敗北し、裁きを受けた。
ゴクオーに計画を全て話した後、天子の祖母に諭され自暴自棄に陥るも、事情を知った天子に「たくさんの出会いのキセキをありがとう」と感謝されたことで救われ、泣き崩れながら「現世に負けないでくれ」と激励。
その後は堕天牢に投獄され、神に「自分が『いた』ということを八百小の生徒達に残してほしい」と願う。その結果、現世において「親の意向でフランスへ留学した」ということになった。
天国侵攻から182日後、サタンに追い詰められたゴクオーの前に颯爽と登場。
神から罰として「現世でサタンから人間を絶対守る」「ゴクオーにキセキの半分を与えて復活させる」という使命を与えられ、再び現世に降り立った。
「残念だったな、サタン…。ボクというキセキが今…、起こってしまったよ」
「大天使ウリエル。復活だよ」

だがサタン編が終わったあとも相変わらずである。



  • ミカエル
大天使の一人。他の3人と違い、唯一青年(8頭身)の姿を取っているイケメン。どうしてこうなった。
ゴクオーとは旧知の仲。

  • ラファエル
大天使の一人。少年の姿をしており、挑発的な言動が多い。
だが地獄組とユーリィ達に下されるであろう神の罰を軽くするよう頼もうとする所から見ると、実はいい奴なのかもしれない。

  • ガブリエル
大天使の一人で紅一点。常に何か食べている。歯の発達が半端ない。

  • ヘビバト
ユーリィのペット。
その名の通り、蛇と鳩を組み合わせた姿をしている。鳴き声は「ニョロッポ~」。
魔怪物と魂を呼び寄せることができ、そのせいで地獄が大混乱に陥った。
ダイヤモンドが大好物。一人称は「ミー」。
その正体は大蛇ウロボロス。

  • ラクレス
ユーリィの側近。コイツも眼鏡をかけている。
ゴクオー不在時に天子をさらおうとしたら、地獄長達に先回りされていたりと残念な役回りが多い。
天国vs地獄篇で天子覚醒時にゴクオー達をフルボッコにした。もう残念ラクレスとは言わせない!

…と思いきや決戦時に不意打ちを仕掛けた所をバトラーに蹴られたため、やっぱり最後まで残念ラクレスだったとさ。
とはいえユーリィの苦悩を一番に理解し、彼の計画に最後まで付き合っていた所を見ると、側近の鑑と言えよう。

  • 天子の祖母
天子が6歳(小学校に入学する前)の時に亡くなり、死後も天国から彼女の様子を見守っていた。
天国vs地獄篇でユーリィを諭し、天子とも再会できた。

◆神
  • ネクスト
七夕の時に人間になりすました所をユーリィに見つかり、「GODだ!」と言ったついでにユーリィを封印した神の後継者ほんとこの漫画凄いな
人の心を読め、増大で無限なキセキを扱えることから、神の後継者ということは間違いないらしい。
ゴクオーに究極の嘘を見せる為に、人間の気持ちを弄んだ結果、究極の嘘を見せる為の材料となる4つのうちの3つ、最大限の怒り、苦しみ、喜びを手に入れる。、自分は人間を罵倒しているつもりが、本当は人間に興味があるということをゴクオーの口からきいた時には酷く動揺していた。
そして最後はサタンの協力もあってかゴクオーによって孤地獄に封じ込められる。
だが、キセキを忍ばせ脱出するが記憶を完全に失い、ゴクオーの案によりネク助と名を変えて八百小に入学される。だが、校門が風で閉まる音で孤地獄に封じられる音を思い出しまたネクストとなる。小野天子に最悪の嘘をして、ゴクオーに倒されそうになるが小野から取った悲しみを奪ったため究極の嘘でゴクオーが初めて入学した日まで戻させるが、小野の嘘で何かを感じ、時間が戻る。最終的にゴクオー&サタンだけではなくネクストに封じられたキセキを吸収した結果、普段より強くなったユーリィに必殺技「天国地獄大地獄」で大ダメージをうけた後結晶の中に封じ込められ、結晶の力でキセキを抜き取られ「お前は神じゃない。神のキセキで稀に生まれる意識を持った存在がネクスト。お前は自分が神の子、神の後継者と思い込み成長してしまった!」と言われ泣くが小野に励まされた後結晶の中で眠りについた。

【その他】
  • 5年2組担任教師
1話で登場した、天子が在籍する5年2組の担任教師。本編で本名が記載されていないため、この名前で記載する。
自分が犯したミスを指摘した天子を妬ましく思い、彼女のノートを盗み、切れ端に番崎の悪口を書いて罪を被せた。
クラスに転入してきたばかりのゴクオーに嘘を看破され、「嘘のつけない舌」をプレゼントされる。
そして騒ぎを聞きつけた校長に全て暴露したことにより解雇され、皆見が新たな担任になった*2
何気に2巻のオマケ漫画にも登場している。

  • マフライオン
別コロ時代に掲載された月コロでの読み切りに登場。
その名の通り、ライオンのようなカツラとマフラーで顔を隠している。
通学途中や帰宅途中の子供達から金品やゲームを巻き上げている。
正体はメガネをかけた中~高校生位の少年。
最後はゴクオーに制裁され、「嘘のつけない舌」をプレゼントされる。
そして警官に補導された。

  • 性悪店員
本編に本名が記載されていないため、この名称で記載する。
夏バテならぬウソバテで苦しむゴクオーが立ち寄ったコンビニの店員。
番崎達がプレイしていたガチャガチャのレアフィギュア「ゴールドラゴン」を店にカプセルが入荷したときに全て抜き取り、ネットオークションで転売していた。
ノーマルフィギュアばかりが出る原因がそれで、風邪をひいた虎丸のためにゴールドラゴンを入手しようとした番崎は苦戦を強いられた。
最後はゴクオーにウソを見破られ、「子供たちの事情を知りながらも嘘をつき続け、金を絞り取ろうとした罪」として「嘘のつけない舌」をプレゼントされる。
そして店長の前で自らが行ったことを全て暴露したことで当然ながらクビになった。ちなみにガチャガチャで使ったお金は無事、番崎達の手元に戻った。

  • サンタの置き引き犯
本編に本名が記載されていないため、この名称で記載する。
クリスマスにサンタクロースに扮して金品(宝石やネックレス等)を置き引きしていた窃盗犯。
自作の『クリスマスケーキ全品半額』のポスターや3つの袋*3を使っての犯行をしていたが、ポスターに店の住所や店名、地図等を書かなかったり、被害届が出ていた箱を捨てずに二重袋に隠していた事で透けて見えてしまったりなど詰めが甘い部分が見受けられる。
サンタは居る事を同級生に証明したい虎丸に捕まり500円玉をプレゼントするも、ゴクオー達や警官と出くわした事が運の尽きで、最後はゴクオーに上記のウソを見破られ、「盗みの罪に加え、子供の夢を踏みにじった罪」として「嘘のつけない舌」を文字通りプレゼントされ、そのまま逮捕された。

  • 火柱ボンバ
『怪盗ジョーカー』とのコラボ回(5巻収録)に登場。キャラデザ的に『ジョーカー』のキャラだがここに記載する。
「芸術=爆発」を信条とする指名手配中の爆弾魔で、美術館の展示品を次々と爆破していた。
ジョーカー曰く『ボマーよりヤバそう。』
タッグを組んだゴクオーの嘘とジョーカーのトリックに振り回され、二人によって「嘘のつけない舌」をプレゼントされる。
(この時ジョーカーも地獄に連れて行かれるが、ゴクオーの素性を知って制裁に協力した)
そして鬼山警部に現行犯で逮捕された。実は爆弾がないとダメらしい。


コロコロで展開しているTCG「デュエル・マスターズ」でも、再び怪盗ジョーカーと共演。
《ウソと盗みのエンターテイナー》としてカード化している。
…重ねて言っておくが、二つともコロコロコミックの連載作品である。字面だけ見ると教育に悪いことこの上ない。

このカード、コロコロ同梱のプロモーションカードとしてはなかなか強力で、コスト踏み倒しのメタになっている。
だがしかし、このカードは一切パックに再録されておらず、今のところコロコロについていた物しか出回っていない。
このカードが欲しいからと言って子供に鮫トレを仕掛けたりすると、ゴクオーに《地獄門デス・ゲート》に引きずり込まれるので気を付けよう。

ゴクオーくん単体でのコラボとしては、2013年冬の次世代ワールドホビーフェアにて《魔刻の斬将オルゼキア》の限定アルトアート版に
ネコカラスと共に登場。
フレーバーテキストは「俺様の前で嘘をつく時は、魂を差し出す覚悟をしろ!」。

超BBPでは《デモニック・バイス》のイラストにも登場。
フレーバーテキストは「お前は地獄行きだ。 ---ゴクオーくん」となっている。

コロコロ連載陣とのコラボデッキ『コロコロスペシャルデッキ40枚』では、《イフリート・ハンド》のイラストに登場。
フレーバーテキストでは「ようこそ地獄へ。オレっちは初代閻魔大王、地獄王。 ---ゴクオーくん」と喋っている。


更に『パズドラZ』ともコラボし、じーさん、ゾンビーくん、ムラ神様と共にレアモンスターとして登場。
コロコロ限定のシリアルコードで行けるスペシャルダンジョンで仲間にすることができる。







「なぁアンタ、この項目を立て逃げしたな?」

「え、建て逃げ項目?よく追記・修正出来たね」

「そこは普通、『追記・修正出来たね』じゃなく、『よく見つけられたね』だろ?」

「…あ!!」

「ネコカラス!」


バクンッ


「……こ、ここはどこだ?」

「ようこそ地獄へ。オレっちは初代閻魔大王、地獄王」

「ひ、ひぃぃぃぃぃっ!!!」

「つまらねェウソをついた挙句、この項目を建て逃げした罪に罰を与える」


ガシィッ


「悪漢……ベ――――ッ!!」

「うわああああああ!!!」

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最終更新:2024年03月21日 21:09

*1 もしかしたら地獄に教師をお招きしてそこで家庭訪問をしているのだろうか?

*2 だが公式Twitterによるとその後もどこかで担任を続けているらしい

*3 二重袋+付け髭を第三の袋にしていた