リョウ・ルーツ

登録日:2011/12/23(金) 23:49:22
更新日:2023/05/24 Wed 16:02:16
所要時間:約 5 分で読めます





リョウ・ルーツとは、ガンダム・センチネルの登場人物。
CV:藤原啓治

作中の年齢は22歳。父は一年戦争で戦死し、母は人工知能「ALICE」の開発にかまけて家庭をおざなりにした挙句謀殺されており、このことからとことん反抗心を剥き出しにする性格になった。

そのため、軍に入隊するも体の良い職業訓練校としか見ておらず度々問題を起こしていたものの成績自体は良い方だったらしく、上官からは「人材不足でなければクビにしていた」とまで言われている。また、戦争をヒーローごっこと同列に見るような発言までするなど幼稚な面もあった。
だがこの性格が「常識では計れない不条理な男」としてALICEの教育に適任だとされ、Sガンダムの専属パイロットに任命された上にペズンの反乱が起きたことにより野戦任官で少尉に昇進している。(Sガンダムのパイロットについては身分不相応だとは思っていた模様。)

そして、SOL破壊作戦にて初出撃。SガンダムBstモードの超加速に辟易するも任務を達成。が、帰艦したとき漏らしていた。(マニングスからは「初陣ではよくある事」とフォローされたが)

だが、その後の訓練では相変わらず身勝手な行動を繰り返すもマニングスとの模擬戦で敗北。以後、彼を越えたいという思いが生まれる。

ペズン攻略戦の直前にはクリプトと共に無神経な発言をしてチュン・ユン等と険悪な雰囲気になり、その後の戦いではジョッシュが駆るゼク・アインに翻弄される等焦りが目立った。

エアーズの前哨戦では論理爆弾で行動不能になったチュン・ユン等ネロ隊を助け、先の険悪な空気を払拭し、「貸し」を作る。

そして、エアーズ戦ではGクルーザーで多数の敵機を撃破するもFAZZ隊がガンダムMk-Ⅴに撃破されたためマニングスの指示を受けEx-Sガンダムに変形し、Mk-Ⅴ討伐に向かうも撃破できず「この売女(ビッチ)め!」と捨て台詞を吐いた。(「売女」にショックを受けるALICEは可愛い。)

だが、敵のエアーズ脱出戦でMk-Ⅴとタイマン勝負。リフレクター・インコム等を駆使するも装備の殆どを破壊され撃墜寸前まで追い詰められ、死の恐怖からガチ泣きするもALICEがMk-Ⅴを撃破し九死に一生を得る。

この辺りから当初の幼稚な言動は鳴りを潜め、口は悪いままでありつつも仲間思いな言動が増えていく。

その後、ペンタの最終決戦では投降してきたエイノーの意思確認のためブル・ランに乗艦するが、そこでマニングスの戦死を聞かされ、慟哭した後エイノーを殺そうとするがテックス等に止められる。*1
マニングスを越えられないままだったのは彼にとって大きなショックであった。

だが、悲しむ間もなくNDのシャトル追撃のため出撃。チュン・ユンの犠牲もあってSガンダムを合体させ、ゾディ・アックとの決戦に挑むが、ここでALICEが完全覚醒し、リョウ、クリプト、テックスの3人は実質乗っているだけの状態になるもガンダムに意思がある事を察し始め、最後ALICEが彼らを脱出させた時にこれを確信。そして地球に降下し、シグマンが出迎えるなかアウドムラに着艦し、任務を完了した。

初出撃の際に漏らしたり、Mk-Ⅴ戦でガチ泣きする等情けない描写が多いが、普通に考えたらあまり実戦経験のないパイロットがこういう状況になれば当然とも思えるため、ある意味「一番リアルなガンダムパイロット」とも言えるかもしれない。

また、テックスは彼を「自由な心を持った当たり前の人間」と評したが、クリプトは「孤児の独り善がりにしか見えない」とツッコんだ。まあ普通に考えたらクリプトの意見が正しいだろうが、そう取れるテックスが良い奴すぎるのか…。

この他、艦の食事が一週間交代で同じ物の繰り返しである事を愚痴っていたが、ステーキが本物の牛を使っていることを知ると「牛に悪い」と言うなど食べ物は大事にするようだ。

外部出演

GジェネではZEROで初登場した後、3Dを除いて据え置き系にはEx-S共々全て登場している。外伝キャラはハブられることが多いなか、これはこれで凄いのではないだろうか。

原作での描写が描写なので主人公勢の中では能力が低い。
しかし成長率は大抵悪くなく、WORLDでは「気合」を覚えるためテンションが上げ易く何気にユニコーンガンダムとの相性が良い。まあどんな機体に乗せてもいいので十分価値のあるキャラである。

また、専用BGMも評価が高い。(センチネル系のBGMはどれも評価が高いが。)ただZEROとそれ以降では曲調が異なり、ZERO時代の曲の復活を望む声も多い。

EXVSシリーズにはフルブからEx-Sガンダムが参戦しているのだが、版権の問題か残念ながらパイロット不在。(当初は黒塗りの人影、後にそれも削除)
しかし格闘モーションに頭突きがあったり、リョウが乗っている事を思わせる要素もある。


余談だが、藤原氏が後年ガンダム00で演じたアリー・アル・サーシェスとは声の他に口が悪い、ガンダムに乗るなどの共通点があり、リョウを知っていた人は奇妙な物を感じた人もいた。まあ実力や根の部分は正反対と言って良いが。またGジェネWORLDではサーシェスをEx-Sに乗せると特殊台詞が発生したりする。


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最終更新:2023年05月24日 16:02

*1 直後にテックスがリョウの怒りを代弁するかのごとくエイノーを殴り飛ばしていた。