アーマリオン

登録日:2014/06/28 Sat 16:55:36
更新日:2024/12/28 Sat 10:56:47
所要時間:約 4 分で読めます





アーマリオンとは、『スーパーロボット大戦OGシリーズ』に登場するロボット

スペック

分類:改良空戦型アーマードモジュール
形式番号:XRAM-004FA
全高:21.9m
重量:45.8t
空中浮揚機関:テスラ・ドライブ
開発者:ロバート・H・オオミヤ、リョウト・ヒカワ
所属:地球連邦軍ハガネ隊
メカニックデザイン:小野聖二


概要

ディバイン・クルセイダーズを裏切って地球連邦軍に投降したリョウト・ヒカワが発案した強化案を元に、リョウトが乗っていた機体とは別のリオン・タイプFを改修したアーマードモジュール
強化改修にあたってアルトアイゼンヒュッケバイン、ゲシュペンストMk-Ⅱなどのパーソナルトルーパーの予備パーツを使用しており、パーソナルトルーパーど同じタイプの両腕もついて格闘戦ができるようになった。このため、外見と仕様はパーソナルトルーパーとアーマードモジュールの中間に位置している。

リオンシリーズのアーマードモジュールではあるが、機体デザインは角ばって鋭くなり、原型を留めていない。また、武装面においてもアルトアイゼンを彷彿とさせるものを中心に装備されているため、格闘戦主体のアーマードモジュールに仕上がっており、射撃中心のリオン・タイプFとは真逆の仕様となった。
なお開発にはロバート・H・オオミヤも関わっており、SRX計画の機体であるRシリーズの開発の合間を縫ってリョウトの補佐をする形で参加していた。

両腕に『スプリット・ビーム』の発射口があり、細かいビームを拡散するように発射して牽制したり、ビームを集中させて刀身を作り、ロシュセイバーとして使用することができる。

また、両肩に装備されている多数の小型ミサイル『スクエア・クラスター』で多くの敵を迎撃したり、頭に付いている『ハード・ヒートホーン』の電熱を利用して敵を切り裂くことも可能であり、これらの武器を使った戦法はアルトアイゼンを彷彿とさせるものになっている。

原型機がテスラ・ドライブを搭載したリオンシリーズの一つ『リオン(リオン・タイプF)』であるため飛行が可能であり、テスラ・ドライブの使用時に発生する『T・ドットアレイ』を応用して足に付いているブレードからブレイク・フィールドを発生させ、敵を切り裂く必殺技『ソニック・ブーストキック』の使用も可能である。

装甲もリオンより頑丈でビームコートも施されており、敵が発射したビーム兵器の威力を軽減することができる。

パーソナルトルーパーと同じタイプの腕があるため、本来なら換装武器の使用ができてもおかしくないはずだが、ゲーム中ではなぜか換装武器の使用ができなくなっている(OG外伝では修理装置や補給装置の装備が可能になった程度であり、換装武器の使用ができるのは第2次OGになってから)。
Record of ATXではこれについて「フレーム剛性の関係で固定モーションをかける必要がある為、固定武装の運用が望ましい」と説明されているので、第2次OGの頃になってフレーム剛性について解決したと思われる。

DC戦争の最中に急造された機体ではあるが、開発者であるリョウトの才能とロバート助力もあってその性能は非常に高く、旧式機を改造したとは思えないほど優れている。

アーマリオンの名前は『アーマー』と『リオン』を組み合わせたものであり、武装と装甲を大幅に改修したことを意味している。ラドム博士を称えているわけではない。


劇中での活躍

スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONSの第25話終了時に参入。
パイロットは本機の開発者でもあるリョウト・ヒカワが務めており、主力として活躍している。また、漫画「Record of ATX」にも登場しており、アニメ「スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ」で使用していたビルトシュバインに代わって、リョウトが本機を使用している。

OGsのOG2シナリオやOG外伝ではリョウトがヒュッケバインMk-Ⅲに乗り換えているため、誰も乗ることはなかったが、第2次OGではヒュッケバインMk-Ⅲがアーマラ・バートンのガリルナガンによって完全に破壊されてしまったため、再びリョウトが乗っている。

ヒュッケバインMk-Ⅲが破壊されたことを受けて大幅に改修されたのか第2次OGのアーマリオンにはグラビコン・システムが搭載されており、グラビティ・ウォールを展開して防御する事ができるようになったほか、換装武器の所持も可能になったため、さらに汎用性が強化されている。

OGsのOG1シナリオから登場しているアーマリオンだが物語が進むに連れて旧式化しており、強力な機体が登場するようになることもあって相対的に弱くなっている印象が強い。また、『バリア貫通』の効果を持った武装がないのも欠点になっている。

武装・必殺技

スプリット・ビーム

両腕から発射する拡散ビーム砲。射程に優れており、エネルギーの消費も小さいが、威力は低め。

ロシュセイバー

スプリット・ビームの発射口から発生させる非実体剣。第2次OGからは換装武器を装備しているものの、必殺技を使用するときは固定装備の方を使用する。

スクエア・クラスター

両肩に多数装備されている小型ミサイル。全体攻撃可能武器。アルトアイゼンのスクエア・クレイモアを参考にしたものと思われる。

ハード・ヒートホーン

頭部に付いている角の電熱を利用し、突撃して切り裂く。アルトアイゼンのヒートホーンを参考にしたものと思われる。射程が1しかないため、敵に隣接しないと使用できない。

ソニック・ブーストキック

アーマリオン最大の必殺技。両腕のロシュセイバーで敵を攻撃した後、両脚に付いているブレードで敵を蹴りあげ、高く飛び上がった後に高速で急降下して足元にブレイク・フィールドを展開し、機体を高速回転させながら敵を切り裂く大技である。


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最終更新:2024年12月28日 10:56