EMウィップ・バイパー

登録日:2014/07/21 Mon 07:30:00
更新日:2025/04/16 Wed 18:58:03
所要時間:約 4 分で読めます





俺はEMウィップ・バイパーを召喚!

ビヨンッ!

シャー!


《EMウィップ・バイパー》とは遊戯王ARC-Vに登場するモンスターである。
主人公榊遊矢の使用する「EM」モンスター。

シルクハットと蝶ネクタイがチャーミング。


概要

星4/地属性/爬虫類族/攻1700/守 900
(1):1ターンに1度、フィールドの表側表示のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力・守備力をターン終了時まで入れ替える。
この効果はお互いのメインフェイズにのみ発動できる。


第9期第1弾「ザ・デュエリスト・アドベント」で登場した、地属性・爬虫類族の下級モンスター。
モンスター1体の攻守を入れ替える誘発即時効果を持つ。


攻撃力は準アタッカークラスであり、効果を使用することで、守備力1700までのモンスターを戦闘破壊できる。
バトルフェイズにこそ使用できないが、相手ターンでも効果を使用できるため、立たせておくだけでも多少の牽制にはなる。

シンクロ以前の環境であれば、三枚積み必須とされるほどに重要視され、守備力1700ラインという存在を作っていたかもしれない。

地味ながら、効果と攻撃力は優秀でも守備力が低いという相手には有用な効果である。
登場当時の有名どころでは、《ヴェルズ・オピオン》や《CNo.101 S・H・Dark Knight》等の高攻撃力持ちがこのカードで殴れる範囲にある。

特に相性が良いのが《No.103 神葬零嬢ラグナ・ゼロ》で、このモンスターのエクシーズ素材と弱体化要員を兼任できる。
メインフェイズなら両者ともフリーチェーンなため、結構いやらしいまねができる。


他にも自分フィールド上のモンスターにも効果を使用できるため、守備力が高い壁モンスターをアタッカーに変える事もできる。
さらに誘発即時効果なのを利用して、自身を含む守備力が低いアタッカーを《奈落の落とし穴》から守ることもできる。

また爬虫類族なので、無駄に強いが爬虫類族ゆえに許されるサポート群の恩恵を受けられる。
キングレムリン》からのサーチもできるので、《カゲトカゲ》らとセットで《毒蛇の供物》のコストとして採用するのも一考である。
《カゲトカゲ》以外にも、《ジェントルーパー》含めて遊馬産の爬虫類族はエクシーズ召喚と相性が良いので、
《EMウィップ・バイパー》軸のラグナ・ゼロ主体エクシーズデッキを作ってみるのもまた一興だろう。



アニメにおける活躍


星4/地属性/爬虫類族/攻1700/守 900
(1):1ターンに1度、相手フィールドの表側表示のモンスター1体を対象として発動できる。
エンドフェイズまで、そのモンスターの攻撃力・守備力を入れ替える。

アニメでは相手モンスター1体を対象に発動する起動効果で、相手のメインフェイズでは発動できなかった。
自分モンスターも対象にできるうえ、相手ターンにも発動できる誘発即時効果になったので全体的にOCGは強化されてると言っていいだろう。


上述の通り、アニメARC-Vで遊矢が愛用するEMの1体。

初登場は「遊矢vsストロング石島」戦。

遊矢の初ペンデュラム召喚メンバーの一体だった。
自身の効果で、バーバリアン・キングの攻撃力と守備力を入れ替えた。

アクションデュエルでは鞭やロープのように扱って移動できる特性を持っている。


その後もたびたび登場し、《オッドアイズ・ドラゴン》が《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》に書き換わったことで役目がアクションカード探し以外なくなった《EMディスカバー・ヒッポ》よりも目立った活躍をする。

アクションデュエルにおける移動手段としての汎用性が高いほかにも、
遊矢のデッキの打点不足を効果で間接的に補えることから、他のEMと比較すると出番が多い。

そのため、放送初期はARC-Vの過労死候補や、とりあえず出しておく《ゴゴゴゴーレム》ポジと見られていた。

が、OPが変更された舞網チャンピオンシップ編からは出番が全くと言っていいほどなくなっている。
遊矢が獣族との融合モンスターである《ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》を使い始めたり、
そもそもOCGよりも弱いアニメ効果でも、漢権現坂の従える超重武者を筆頭に対処できる幅が非常に広いので、
物語展開上彼がいると厄介な場合が多いのだろう。でもOPからハブることないじゃないか


視聴者からは「仕草が可愛い」「ダンス可愛い」と意外と見た目も評判。
持ち主の遊矢とともに一緒にアクションをとるので表情が豊かなのも後押ししてるか。

また遊矢の腕に巻き付くことが多く、前作に続きDWネタが微妙に流行っていたり、いなかったり……。(そもそも名前がね)

ちなみに遊矢が振り回して、ウィップ・バイパーに攻撃させるというアクションデュエルならではの攻撃をとったことも



公式サイトによれば、効果名は「混乱する毒(コンフュージョン・ベノム)」。
なお毒と言いつつ、実際には尻尾に付いたハート型アクセサリーを振り子のように振って行うただの催眠術である。
おい、毒使えよ。


ちなみに「バイパー」とはクサリヘビ科の蛇を指す英単語。
どうみても見た目はクサリヘビよりはコブラだが、DWのバイパーウィップもコブラよりの見た目だったので気にしない方がいいかもしれない。


追記・修正はウィップ・バイパー軸の【EM】を作ってからお願いします。


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最終更新:2025年04月16日 18:58