ゴゴゴ(遊戯王OCG)

登録日:2013/09/21 Thu 19:29:20
更新日:2025/05/04 Sun 16:03:47
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ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ 



「ゴゴゴ」と言う名の如く、迫力満点の連中がやってくる!!!

ゴゴゴとは遊戯王OCGにおけるカテゴリーの一つ、遊戯王ZEXALの主人公九十九遊馬の使うカテゴリの一つでもある。
デッキテーマとしての成立は第7期パックの「ORDER OF CHAOS」。


【概要】

遊戯王ZEXALにおいて遊馬デッキにおいては華やかな活躍が多く、
設定的に特に優遇されているガガガの影に隠れドドドと共にひそかに数を増やしているカテゴリー、それこそがゴゴゴである。

と言っても、登場当初は《ゴゴゴゴーレム》のみしか存在せず実質カテゴリーともいえないダジャレカードでしかなかった(しかもいわゆる《エルフの剣士》枠のかませ役)
が、《ゴゴゴジャイアント》の登場から一変しカテゴリーとして認知されるようになる。

更にのちに《ゴゴゴゴースト》や《ゴゴゴギガース》などの「ゴゴゴ」に関するカードの登場により【ゴゴゴ】はそれなりに戦えるテーマとして認知されるようになった。

2013年9月21日発売のパックにも「ドドド・ゴゴゴ編」として纏められ、サポートカードもいくつか収録された。

これからも地味に増え続けるカテゴリーとして人気も増えるであろう。


基本的にはシナジーが強めで「ランク4を出し続ける」みたいなコンセプトなので、適当にゴゴゴを集めるだけでもデッキとしては機能する。
難しい動きも無く初心者でも扱いやすいデッキでもある。

ちなみにスターター2012を集めるだけでもゴゴゴのパーツは結構そろったりするので、
交響魔人マエストローク》目当てにスターター漁った人だと、なんとなくパーツが集まってなんとなく組んでたりする。


【カード】

●モンスター
  • ゴゴゴゴーレム
星4/地属性/岩石族/攻1800/守1500
(1):守備表示のこのカードは1ターンに1度だけ戦闘では破壊されない。
一番初めに出たゴゴゴ、1ターンに1度だけ戦闘破壊耐性を持つ。
アニメでは基本的にはいわゆる「かませ犬」としての役目が大きく戦闘破壊耐性むなしく突破されることが多かった。
現実ではゴゴゴデッキにおいてあんまり素引きしたくないカードであり、とっとと墓地に置きたいカードである。
ステータスがわりと高く、かつ上記の効果があるため、初期はアストラルと遊馬でプレイングが異なっていた。

  • ゴゴゴジャイアント
星4/地属性/岩石族/攻2000/守 0
(1):このカードが召喚に成功した時、自分の墓地の「ゴゴゴ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
その後、このカードは守備表示になる。
(2):このカードは攻撃した場合、バトルフェイズ終了時に守備表示になる。
釣り上げ効果と攻撃時守備になる効果を持つ。
現実でもアニメでもエクシーズの起点にする一枚であり、ゴゴゴデッキの中核をなす。
攻撃力もそれなりであり守備力もカメンレオン対応なのはうれしいカードである。

  • ゴゴゴゴースト
星4/闇属性/アンデット族/攻1900/守 0
このカードが特殊召喚に成功した場合、
自分の墓地の「ゴゴゴゴーレム」1体を選択して表側守備表示で特殊召喚できる。
その後、このカードは守備表示になる。
「ゴゴゴゴースト」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
\レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!/
特殊召喚に成功した場合《ゴゴゴゴーレム》を釣り上げる効果がある。
《ゴゴゴジャイアント》と違ってアンデットなので《ゾンビ・マスター》などのサポートを受けられる。
このカードに特化したデッキが、いわゆる【ゴゴゴアンデット】である。

  • ゴゴゴギガース
星4/地属性/岩石族/攻 0/守2200
このカードが墓地に存在し、
自分が「ゴゴゴ」と名のついたモンスターの特殊召喚に成功した場合、
このカードを墓地から表側守備表示で特殊召喚できる。
「ゴゴゴギガース」の効果は1ターンに1度しか使用できず、
この効果を発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない。
こいつが墓地にいてゴゴゴを特殊召喚に成功した場合自身を特殊召喚する効果を持つ。
ただしこの効果を使えばバトルに行けないのでマイナス。無理に採用する必要もない。
しかしランク4×3を狙っていけるのは大きいのでそれを狙うなら採用する価値はある。
リビングデッドの呼び声》で相手エンドフェイズに蘇生させれば踏み倒せるので、それを狙うか。
ちなみに墓地が整っていれば、《ゴゴゴジャイアント》→《ゴゴゴゴースト》→《ゴゴゴギガース》&《ゴゴゴゴーレム》、という流れで手札1枚からゴゴゴが4体並ぶ。

  • ゴゴゴゴーレム-GF(ゴールデンフォーム)
星4/地属性/岩石族/攻 ?/守1500
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上の「ゴゴゴ」と名のついたモンスター1体をリリースした場合のみ特殊召喚できる。
このカードの攻撃力は、リリースしたそのモンスターの元々の攻撃力を倍にした数値になる。
このカードの戦闘によって発生する相手への戦闘ダメージは半分になる。
また、1ターンに1度、相手フィールド上で効果モンスターの効果が発動した時に発動する。
このカードの攻撃力を1500ポイントダウンし、その効果を無効にする。
遂にクリアマインドの境地に到達した《ゴゴゴゴーレム》
ゴゴゴをリリースして特殊召喚する特殊召喚モンスターで、リリースしたゴゴゴの攻撃力の倍になる。
効果モンスターの効果を攻撃力を1500下げて無効化する効果もある。

  • ゴゴゴゴラム
星4/地属性/岩石族/攻2300/守 0
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、
このカードの表示形式を変更する。
フィールド上のこのカードが破壊され墓地へ送られた時、
デッキから「ゴゴゴ」と名のついたモンスター1体を墓地へ送る。
レベル4で2300という《ゴブリン突撃部隊》に並ぶ破格のステータスを誇る……
が、普通に出すと守備表示になってしまう。《リビングデッドの呼び声》で蘇生しても守備表示になってしまう。
守備表示で特殊召喚して出すか、上記の《ゴゴゴゴーレム-GF》のリリースにするかしよう。
ゴゴゴを墓地に送る効果は結構有用。

  • ゴゴゴアリステラ&デクシア
星4/地属性/岩石族/攻 0/守2200
(1):このカードとこのカード以外の
「ゴゴゴ」モンスターがモンスターゾーンに存在する限り、
相手は「ゴゴゴ」モンスターを攻撃対象に選択できず、効果の対象にもできない。
(2):このカードを含む「ゴゴゴ」モンスターのみを
素材としたXモンスターは以下の効果を得る。
●このX召喚に成功した時、
相手フィールドの表側攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示にして守備力を0にする。
ギラグさんが使いそうな腕だけのゴゴゴ。他のゴゴゴと並んでいる時に対象耐性を付与するため、どっちかというと防御向け。
後半の効果は面倒なモンスターを殴り倒すのに役立つが、リンクモンスターやそもそも守備表示でいることが多い超重武者には効果がないことも念頭に置こう。
ただ、VJ定期購読特典であり再録もされていないため、入手は困難。一応通販で200円くらいで売ってたりするが。
漫画版では《ゴゴゴアリステラ》《ゴゴゴデクシア》という独立モンスターだった。


  • No.55 ゴゴゴゴライアス
ランク4/地属性/岩石族/攻2400/守1200
レベル4モンスター×2
このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
自分の墓地から岩石族・地属性・レベル4モンスター1体を選択して手札に加える。
「No.55 ゴゴゴゴライアス」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
また、このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
自分フィールド上の全てのモンスターの守備力は800ポイントアップする。
まさかのゴゴゴのナンバーズ。
サルベージ効果は《ゴゴゴゴースト》以外のゴゴゴが効果範囲内で、守備力強化は全体に及ぶ。
ただしゴゴゴはこれ自身も含めてそんなに守備力が高く無い。

  • ドドドドワーフ-GG(ゴゴゴグローブ)
星4/地属性/岩石族/攻 0/守1800
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
手札から「ズババ」モンスターまたは「ガガガ」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードが墓地に存在し、自分フィールドに「ドドドドワーフ-GG」以外の、「ゴゴゴ」モンスターまたは「ドドド」モンスターが存在する場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
ゴゴゴでありドドドでもあるドワーフ。
(1)は手札のズババまたはガガガを特殊召喚する効果。《オノマト連携》なら特殊召喚先とこのカードをまとめて調達できる。
(2)は他のズババまたはゴゴゴがいると自己蘇生できる効果。エクシーズに繋げばいいので除外デメリットは気にならない。

  • ゴゴゴゴブリンドバーグ
星4/地属性/戦士族/攻1400/守 0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚した時に発動できる。
自分の手札・デッキ・墓地から戦士族以外の「ゴゴゴ」モンスター1体を特殊召喚する。
このカードが攻撃表示の場合、さらにこのカードは守備表示になる。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はXモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
(2):X素材のこのカードがXモンスターの効果を発動するために取り除かれた場合に発動できる。
デッキから「ドドド」モンスター1体を手札に加える。
ゴゴゴ入りした《ゴブリンドバーグ》。
(1)は本家の効果が特殊召喚先が戦士族以外の「ゴゴゴ」になったものの、手札だけでなくデッキや墓地からも特殊召喚できる様になった効果。自己蘇生できる《ゴゴゴギガース》を持ってくれば更なる展開が狙える。発動後はXモンスターしかEXから出せなくなるものの、元々X召喚主体のデッキならばほぼノーデメリット。
(2)はXモンスターの効果の発動コストとして素材から取り除かれたら「ドドド」をサーチする効果。《ドドドドワーフーGG》をデッキから落としつつ特殊召喚できる《ドドドドウォリアー》をサーチすれば《ゴゴゴギガース》の蘇生も狙えるため展開が伸びる。

●魔法
  • ゴゴゴ護符
永続魔法
自分フィールド上に「ゴゴゴ」と名のついたモンスターが2体以上存在する場合、自分が受ける効果ダメージは0になる。
また、1ターンに1度、自分フィールド上の
「ゴゴゴ」と名のついたモンスターが戦闘を行う攻撃宣言時に発動できる。
その自分のモンスターはその戦闘では破壊されない。
ゴゴゴが二体いる場合効果ダメージを防ぐ効果とゴゴゴを戦闘破壊から1度守る効果を持つ。

  • ガードゴー!
通常罠
(1):自分フィールドの「ガガガ」、「ドドド」、「ゴゴゴ」モンスターのいずれかが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合、そのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
その後、手札から「ガガガ」、「ドドド」、「ゴゴゴ」モンスターを合計2体まで守備表示で特殊召喚できる。
破壊をトリガーに大量展開。
ゴゴゴだけでなくガガガ・ドドドでも使用可能。
と言うか、多分ここが一番使いやすい。

ズババ? 知らん、そんなカードは俺の管轄外だ。


【相性の良いカード】

ランク4特化デッキなので当然フル投入前提のカードになる。

ゴブリンドバーグ》の効果でタイミングを逃さない連中も多いこのデッキならフル投入も見込める。
フォトン・スラッシャー》等と増援を共有可能。

  • カゲトカゲ
《キングレムリン》などからサーチ可能な一枚でかなり強力、エクシーズ特化なら是非採用したい。
《ゴゴゴゴーレム》素引きした時の保険になる。

  • カメンレオン
《キングレムリン》対応かつゴゴゴ自身はもちろん相性の良いカードにこちらに対応するカードが多く、特に《ゴゴゴゴースト》と相性が良い。
《カゲトカゲ》とは採用はかち合ってしまうがこれは使用者の好みに近い。

  • フォトン・スラッシャー
特殊召喚条件の緩いアタッカー、正規召喚すれば《カメンレオン》のつり上げにも対応する。

  • 重力解除
「○○した場合守備表示になる~」と言うゴゴゴのデメリットをひっくりかえせる。
コンバットトリックとしてもなかなか面白くビートダウンの補助にも出来る。
永続だと最終突撃指令でもいい。

  • モンスター・スロット
このカードの発動条件を満たしやすく、効果を成功させやすい。

  • 岩投げアタック
墓地肥やし&バーンと言う地味な効果だが、これで《ゴゴゴゴーレム》や《ゴゴゴギガース》を墓地に送っておくと楽になる。
他に安定の《おろかな埋葬》等も良い。


【ゴゴゴデッキの派生】

●ゴゴゴ希望皇
いわゆる希望皇ホープの特化デッキ。
ホープ出してランクアップマジックから《CNo.39 希望皇ホープレイV》を出してバーン&ビートが基本戦術になる。
このデッキではランク4エクシーズが黙ってても出てくるため意外とランクアップマジックを使いやすい。
ホープ以外では採用するエクシーズを強力な《No.16 色の支配者ショック・ルーラー》や《No.50 ブラック・コーン号》などのナンバーズに絞り、
《RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース》から《CNo.106 溶岩掌ジャイアント・ハンド・レッド》や《CNo.69 紋章死神カオス・オブ・アームズ》にランクアップさせてみても面白い。
また《希望郷-オノマトピア》と《ゴゴゴゴースト》の相性も抜群。
総じてファンデッキの色が強いがはまればかなりの爆発力を誇る。
ただし、ZW等ホープのサポートモンスターの相性は微妙。精々、《ZW-阿修羅副腕》くらいか。

●ゴゴゴライロ
ライトロードの墓地肥やし性能をあてに、【ゴゴゴ】に《光の援軍》などを採用したタイプ。
《フォトン・スラッシャー》などと増援共有でランク4を出せる《ライトロード・モンク エイリン》や安定の除去性能をもつ《ライトロード・マジシャン ライラ》などが候補になる。
意外と光と闇がたまる為カオスモンスターの採用も見込めるのは楽しい。

●ゴゴゴ岩石
岩石族に特化させて《地球巨人 ガイア・プレート》や岩石コアキメイルを混ぜて使ってみる構成のデッキ。
どちらかと言えば「展開力のあるメタビ」に近い動かし方になる。

●ゴゴゴアンデット
【アンデット族】の動かし方からそのまま《ゴゴゴゴースト》を全面的にプッシュするデッキで上記のカードをほとんど使わない。
終末の騎士》や《おろかな埋葬》等で《ゴゴゴゴースト》を落としつつ《岩投げアタック》等で《ゴゴゴゴーレム》も落とす。
アンデットワールド》で墓地のモンスターをアンデットにしつつ、《ゾンビ・マスター》や《生者の書-禁断の呪術-》からガンガン展開してワンキルを狙うデッキ。
《ゴゴゴゴースト》と《ゴゴゴゴーレム》以外はほぼ使用しないデッキでもある。
除外とかクリス以外に明確な弱点も無いが、だいたい「《蒼血鬼》で充分だよね」と言う事でゴゴゴが抜けるのは秘密。


【弱点】

たいして癖のないデッキだが除外と特殊召喚封じにめっぱう弱い。
除外されたら墓地蘇生のカードがほぼ使えず、エクシーズ封じの《大天使クリスティア》でも出されたらもう泣くしかない。
マクロ裂け目などの除外用のカード対策に《サイクロン》などの除去カード、クリスティア等に相手には…《因果切断》でも積んでおこう、《救援光》とかで帰ってきても知ら管。




追記・修正はガガガよりゴゴゴを愛する人にお願いします

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最終更新:2025年05月04日 16:03