三田灯(家政婦のミタ)

登録日:2011/11/03 Thu 00:56:32
更新日:2023/11/15 Wed 23:21:35
所要時間:約 8 分で読めます




承知しました


三田 灯(ミタ アカリ)は日本テレビ系TVドラマ『家政婦のミタ』に登場する主要人物であり、物語の中心となる阿須田家に派遣された家政婦である。

年齢は36歳(1975年12月25日生まれと設定されているため)髪は茶色がかったセミロングで、常に黒いキャップくすんだ色のダウンジャケット黒いズボンを着用している。
家政婦として家事を行う際は、長い髪を後ろで一つにまとめ、黒一色のエプロンを着用する。

家政婦と言えば、日本においては「お喋りお節介見たわよ」等の印象が強い。
しかし三田はそのどれにも全く当て嵌まらない、「無表情無感動無関係」を貫くニュータイプの家政婦である。


【能力】
基本的なスペックはかなり高く、特に家事においては全てを完璧に、しかも素早くこなす超人である。
鉄拳もかなり上手い。
また、リアルファイトにも長けており、電話やら何やらを投げつけられても一向に動じず、成人男性(恵一)を軽々と背負い投げしたりもした。
一瞬にして家の廊下からベランダ(2階)まで瞬間移動する能力まである。
記憶力もずば抜けており、AKB48アンパンマンのキャラクター全員の名前を丸暗記している。
更に勉強も出来る様で、私立中学受験の数学問題を一瞬見ただけで簡単に解いた。
しかし歌は棒読み。

持参した鞄からは
  • ケーキのロウソク
  • 二日酔いの薬
  • お手玉
  • スプレー
  • 特殊な洗剤
  • 髪留め用ゴム
  • 強力洗剤と綿棒
等々、ありとあらゆる物をドラえもんの四次元ポケットのごとく取り出す。
なぜか開けることは難しく、最初は嫌々だった恵一もドライバーを使って開けようと子供達よりも本気になっていた。
でも、流石にダイナマイトや頭のよくなる薬は無いらしい。あってたまるか。


【思考】
冷徹。
家政婦として雇い主の命令は絶対遵守するものだと思っており、自分の出来る範囲の事であれば何でもやる。
ということはつまり、業務命令とあらば人だって殺すのも厭わない。
ただし、時間をさかのぼる命令はさすがに無理の他、「笑え」という命令だけは聞けず、そう命令されると自分から辞める。
しかし家庭内の問題は家政婦の仕事としては管轄外であるとも思っており、
基本的に雇い主と仲良くなろうという気が毛頭ないので話し相手も一切しないし、いくら誘い受けされても励ましや慰めどころか返事すらしない。
その為、阿須田家の家庭内不和には一切口出しせず、例え口論から取っ組み合いに発展していても淡々と家事(家政婦の仕事)を優先続行する。
重要な場面で決断を丸投げされても
「それは貴方が決める事です」
「無理です、私は貴方の家族ではありませんので」
と一蹴する。
というか、あの家族はみんな人任せにする傾向がある。
段々、阿須田家の面々も三田さんのその対応を覚えてきたので三田さんに先制して「そう言うんだろ」と言うようになったが、
その場合はその事については何も言わずに静かに去る。
その上融通も利かない為、それが例え親子の感動的なシーンの後でも何の躊躇いも無く超過料金を請求し、自分が休みの日に命令をされたら拒否する。
ただし、残業(延長)ならOKらしい。


【行動】
以下は阿須田家に派遣されて以降、三田が家政婦として命令されて取った行動。
何度も言うようだが、三田はあくまで依頼主である阿須田家の人々の命令に従っているだけである。

  • 風呂やトイレがピッカピカ!まるで新品みたい!に半日で掃除


  • 希衣「お母さんに一緒に会いに行ってくれる?」
    →三田「承知しました」と川で幼女と心中未遂

  • 結「こんなもの(母の遺品)全部燃やして!」
    →三田「承知しました」と遺品を庭に投げ捨て灯油を撒き着火

  • 翔「だったらあれ(仏壇)も燃やせよ!」
    →仏壇も庭に投げ捨てファイヤー

  • 燃えカスの中から出て来た熱々の金属製の入れ物を素手で掴み、開ける

  • 海斗「古田ってクラスにイジメやってる奴が居て(ryこらしめてくれないかな」
    →三田「承知しました」と古田の顔面にグーパン後マウント

  • 海斗「あいつ(古田)殺してくれないかな」
    →三田「承知しました」古田危うし

  • 海斗の泥まみれだったスニーカーがピッカピカ!まるで新品みt(ry

  • 結「明日、父親の会社に行って様子見て来てくれないかな」
    →三田「それは出来ません。明日はお休みを頂いています」と拒否

  • 結「これ(父親の不倫)全部バラして来てくれないかな」
    →三田「承知しました」と父親の会社に凸、演説しながら道行く人々に中傷ビラを配る

  • 警備員「会社の敷地内で勝手な事されたら困るよ」
    →敷地内スレスレの敷地外に移動しビラ配り続行

  • 幼女に7500円で5時間雇われる

  • 雇い主(幼女)を誘拐、元雇い主(阿須田家)を脅迫する

  • 翔「(ゲームの鉄拳の)相手してよ」
    →翔を(ゲームの鉄拳で)フルボッコ

  • 翔「ヤらせてよ」
    →先にキスか脱ぐか翔に聞いて、脱ぎだす。結が来なきゃ最後までするつもりだった(翔は直前で「やめろ」と言った)

  • 翔「この家(隣の家)、めちゃめちゃにしてくれないかな」
    →スプレーで「家族を守りたい」と落書き

  • 結「私を殺して」
    を逆手に持って

  • 結「(↑の後に)今度は、やめてって言っても無視していいから」
    ミータネーター本領発揮

  • 「お遊戯の練習に付き合って!」
    →八つ裂きにしてやる ※台詞の一部です

  • 「(クビになった)会社に戻してください!」
    →無理です

  • 「時間を戻してください!」
    →無理です

  • 「お遊戯会を中止にしてください!」
    →金属バット片手に学芸会を滅茶苦茶にするミタさん→お父さんの夢でした
    →爆破予告でひと騒動起こす

  • 幼女「私がジャンケンで勝ったら昔のこと教えて!」
    →完封勝利


  • 翔「バスケで(ry」
    →あかりダンク炸裂

  • クソババア「旦那の不倫、調べてきて」
    →これでもかと言うくらい写真を取る、君にホールインワン

  • クソババア「これから何するか分からないし、アンタが死ねば!?」
    →ガソリンで水浴び


…もう私の事は放っておいてください!


【生い立ち】
かつて川で溺れそうな所を父に救われるが、代わりに父が死亡し、そのせいで母から疎まれる。
その後、母の再婚相手に体を求められて家出、家政婦の晴海に匿われて過ごす。
やがて夫と息子に恵まれるも、今度はかつての義父の息子(=種違い)に関係を迫られた。
夫が弟を追い返すも、逆上した弟が三田の家に放火。
夫と息子を失い、憎むべき弟もすぐに自殺した。
愛する者も憎む者も亡くした上に、旦那の母からは息子と孫を亡くしたことを逆恨みされ「笑顔が周りを不幸にする」「謝らなくていい、死ぬまで二度と笑うな」と辛辣な罵倒を浴びせられた。(
こうして、三田さんから笑顔が消え失せたのであった…
いつも装着している黒いエプロンは息子と夫を亡くした十字架を背負う意味であり、提供や公式サイトの白は昔のイメージであったと思われ、 身に着けているものも黒くなるのはアナキン・スカイウォーカーがダースベイダーになるのと同様。

【関係者】
  • 三田純
演:藤本哉汰
三田の息子。
翔と同い年で、享年5歳。
三田が身につけている帽子とデジタル時計は、純の形見である。
将来のは宇宙飛行士だった。

  • 三田直也
演:神尾佑
三田の夫。
三田が持つ鞄は、夫の形見である。
医者だったが、ドクター真木ィ!では無い。

  • 仁村美彦
三田の異父弟。幼少期には三田にとても可愛がってもらっていたという。
しかし成長に伴い姉に異常な愛情を抱くようになり、三田の結婚後にはストーカー行為を始める。それを知った直也から「もう二度と現れるな」と宣告されたため逆上し、家に放火して直也と純を焼死させ、自殺する。

  • 義母
演:赤座美代子
直也の母で三田の姑。
息子と孫の葬儀の際に上記の罵倒を三田にぶつけ、彼女の感情を封印させた張本人。
彼女の発言に関しては息子と孫を失った悲しみのあまり言ったことだとして責めきれないという面もあったが、ドラマ特別版に挿入された夫と息子の死後初めて墓参りに訪れた三田と偶然再会したシーンにて、三田に同行していた阿須田家の兄弟達から自分の過去の発言を問いただされ「貴方があんなこと言ったから三田さんは笑わないんですよ」と言われるも「覚えていない」と言った挙句「変ないいがかりはやめろ」などと反論、自分を正当化する救いようのない人物。

  • 義父
演:須永慶
直也の父で三田の舅。
葬儀の場でこそ激昂する妻を止めるそぶりを見せていたが、内心では妻同様三田を責めていた。


【備考】
作中で2回クビになっている(しかし2回共再度雇われている)。

「笑わない」のではなく「笑ってはいけない」と思っている。
又、恵一に「心が無いのか」と問われ「有りません」と即答した。

三話では、遊園地で二人分の食事を前に座ったまま微動だにせず閉園時間まで居座っている事が発覚。
所長によるとはこの場所は幸せだったころ家族3人でよく行っていた場所であり、姉は「2人のことを思い出しているのだろう」と推測しており、間違いないと思われる。
五話で姉に「本当は色々考えてるんでしょ」と聞かれたが「何も考えていません」と答えた。

第4話では住民票上は晴美家政婦相談所に住んでいるが、業務時間以外にどこで暮らしているのかは所長も把握しておらず、劇中でも最後まで描かれていない。

ただ、六話で結を諭したり、七話で指示と違う内容を伝言したりと、本の僅かだが柔らかくなっている。


因みに名を名乗る様に求められた際は、必ず「家政婦の三田です」と返答している。
律儀にも程がある。

中の人は松嶋菜々子。
放送中、風邪薬のCMに出演していた。
TV放映時は合間にCMが挟まる為、暗い松嶋菜々子(三田)→明るい松嶋菜々子(CM)→暗い松嶋菜々子(三田)→明るい松嶋菜々子(CM)…という、
なんとも言えないサンドイッチを味わう羽目になる。

ちなみに彼女が着用しているDUVETICAのダウンジャケット(81,600円)は完売する程の人気が出た。



wiki篭り「追記・修正したいんですけど~三田さん、どうしたら良いですかねぇ?」
三田「それは貴方達が決める事です」
wiki篭り「…ですよねぇ」

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最終更新:2023年11月15日 23:21