登録日:2011/02/17 Thu 02:11:12
更新日:2026/06/12 Fri 15:03:38
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はいからさんが通るとは、1975年から1977年まで週刊少女フレンドにて連載されていた少女
漫画。
著者は大和和紀で、単行本は全8巻。
概要
大正時代を舞台とした、当時としては異色の時代ラブコメである。
連載当時(1970年代後半)の人気作品のギャグも盛り込まれているのが特徴。
1977年には講談社漫画賞少女部門を受賞しており、朝日放送制作・テレビ朝日系で
アニメ化された。
しかし、アニメは当時テレビ朝日が独占放映権を獲得したモスクワオリンピック関係のごたごたで中途半端なタイミングで
打ち切りとなってしまった。
噂ではこの一件で作者が自作品のメディアミックスに躊躇するようになってしまったとか……
連載40周年記念に映画化が決定、2017年に前編が公開され、翌年に後編も公開。
ようやくラストまでアニメ化される事となった。
アニメ以外にも
実写化作品として舞台版、TVドラマ版、映画もあり、最初の舞台版主演の水谷良重(現:2代目水谷八重子)のシングルと南野のシングルとしてそれぞれ作品名と同名かつ異なる作者による楽曲も制作されている。
女学生が大学の卒業式で袴を着るようになったのは、本作の実写映画の影響が大きいと言われている。
物語
時は大正七年(1918年)、
ロマンの薫りに満ち溢れる時代。
跳ねっ返りのジャジャ馬娘である花村紅緒は、
ひょんなことで知り合った青年将校の伊集院忍とは祖母の代から決められた許婚だと父から聞かされる。
そんな親が決めた縁談に従うのが嫌な紅緒は「この縁談、自分で壊してやる!」と言わんばかりに花嫁修行のために伊集院家に乗り込んだが、
紅緒は次第に忍に心惹かれていく……。
登場人物
声:横沢啓子(TV版)、
早見沙織(劇場版)
演:花鳥いつき(関西テレビ版)、三田寛子(
フジテレビ版)、石川梨華(TBS版)、南野陽子(劇場版)、水谷良重(1978年・1980年版舞台)、柏原芳恵(1991年版舞台)、藤あや子(1995年版舞台)
跳ねっ返りのジャジャ馬のおてんば娘。
酒乱でもあり、それがきっかけで何度も騒動を起こすトラブルメーカー。
剣術と
英語が得意で、中でも剣術の腕は忍と互角に渡り合い、伯爵を負かしてしまう程。
学校へ自転車で登校中に忍と出会い、後に彼とは許婚だと聞かされる。
最初は忍に反感を持っていたが、そばに居るうちに彼に魅かれていく。
声:
森功至(TV版)、
宮野真守(劇場版)
演:平みち(関西テレビ版)、野口五郎(フジテレビ版)、沢村一樹(TBS版)、
阿部寛(劇場版)、片岡孝夫(1978年・1980年版舞台)、加納竜(1991年版舞台)、金田賢一(1995年版舞台)
大日本帝国陸軍の歩兵少尉で紅緒の許婚。
日本人の父とドイツ人の母の間に生まれたハーフでもある。
ハイカラを忌み嫌っていたため、最初は紅緒を揶揄ってばかりいた。
彼女曰く「恐怖の笑い上戸」。
彼も紅緒の魅力に惹かれてゆき、愛するようになる。
しかし、彼女の起こした騒動の一件によりシベリアに左遷され、消息を絶ってしまった。
声:杉山佳寿子(TV版)、
梶裕貴(劇場版)
演:瀬川佳英(関西テレビ版)、林啓二(1978年・1980年版舞台)、片桐光洋(1995年版舞台)
歌舞伎役者で紅緒とは一つ下の
幼なじみ。
引っ込み思案の大人しい性格で、その性格とは真逆の紅緒に剣術でしごかれたり、
色々振り回されるが、幼い頃から彼女に想いを寄せており、婚約を取りやめたい紅緒に駆け落ちを提案するほど。
女形の役者ということもあって、かなり女らしい顔つきで今作一の男の娘である。
声:増岡弘(TV版)、
三宅健太(劇場版)
演:柳沢慎吾(劇場版)、菅原謙次(1978年・1980年版舞台)、城後光義(1991年版舞台)、小野ヤスシ(1995年版舞台)
金魚の入れ墨がトレードマークの車屋。
駆け落ち中の紅緒達にちょっかいを掛けて、紅緒に完膚なきまでに叩きのめされる。
以後、紅緒を「親分」と呼び、彼女を慕う。
彼曰く、紅緒に負かされるまで喧嘩に負けたことが無いという。
声:吉田理保子(TV版)、
瀬戸麻沙美(劇場版)
演:城戸真亜子(フジテレビ版)、吉澤ひとみ(TBS版)、篠山葉子(劇場版)、紅貴代(1978年版舞台)、大原ますみ(1980年版舞台)、永吉京子(1991年版舞台)、西崎みどり(1995年版舞台)
紅緒と同じ学校に通う同級生で、忍の幼なじみ。
優秀な成績の上に容姿も抜群だが、女性解放運動を唱えているため、教師から紅緒とはまた違う形で問題視されている。
忍に恋心を抱いているが、親友である紅緒が忍の婚約者だと知り戸惑う。
声:永井一郎(TV版)、
石塚運昇(劇場版前編)、
銀河万丈(劇場版後編)
演:伊武雅刀(TBS版)、河原崎長一郎(劇場版)、春本泰男(1978年・1980年版舞台)、沢本忠雄(1991年版舞台)、浅香春彦(1995年版舞台)
紅緒の父親で、陸軍少尉の忍の上官で階級は少佐。
妻を亡くした後、紅緒を男手一つで育ててきた故、じゃじゃ馬な娘に育ってしまった事に嘆いている。
余談
1980年代序盤「伊集院忍」っぽい名前を記した名刺があるフリーライターの元に渡り、彼はその名刺の「『はいからさんが通る』の少尉」から来た名前「伊集院静」として作家デビュー、直木賞作家となった。
作家の伊集院は後に作者夫妻とも知り合い、講談社編集者だった作者の旦那は伊集院氏のいい遊び仲間となり、作者は彼原作の作品を書いている。
テレビアニメ版の紅緒役の横沢啓子は最初はオーディションで受かったものも、一転して落とされた事がある。理由は前番組のアニメの「若草のシャルロット」で横沢が
メインヒロイン役だった為、2作品連続でのヒロイン役は前例がない為であった(現在はそういうケースは珍しくないものも、当時は禁忌とされていた)。
しかし、再オーディションでの適任の
声優がいなかった為、横沢が改めて紅緒役に起用されることになった。
『まぁ見てなさいって。追記・修正・編集、オール丁の腕のさえ! 誰がおめおめとアニヲタの餌食になどなるもんですか!』
- 最初はギャグ一辺倒だが後半は割とシリアス。主人公が結婚前に未亡人になる漫画もなかなかなかろう。 -- 名無しさん (2014-10-13 06:02:17)
- このマンガで「酒乱」と「女装」を知りましたwwwww -- 名無しさん (2014-10-13 09:13:35)
- リアルタイム世代だが「主に泣いてます」での扱いのインパクトが強すぎて記憶が上書きされてしまった -- 名無しさん (2014-11-13 20:54:35)
- 日露戦争や関東大震災を真っ向から描いた少女漫画なんて後にも先にもこれくらいじゃないか?しかもそんなことしといてストーリー自体はガッチリ王道少女漫画という・・・ -- 名無しさん (2018-08-13 00:20:28)
- 映画は面白かったな。半年後くらいに金曜ロードショーあたりで流れないかな -- 名無しさん (2018-10-19 15:53:01)
- 打ち切りは視聴率低下じゃなくてオリンピック放送優先のせいじゃなかった? -- 名無しさん (2019-11-03 13:01:27)
- 昔の名作ならではの迫力ってものが伝わってくる作品。 -- 名無しさん (2021-04-21 06:49:37)
- かぐや様3期でこれのOPのオマージュがでてきたときは驚いた -- 名無しさん (2022-06-13 07:40:20)
- 映画化されて今度こそ最後までやって良かった。これを機にその原作から見た次回作の『KELLA(キラ)』もアニメ化してほしい -- 名無しさん (2024-07-21 23:38:01)
- ↑間違えた。KILLA=〇、KELLA=× -- 名無しさん (2024-07-21 23:40:12)
最終更新:2026年06月12日 15:03