森功至

登録日:2021/04/20 Tue 20:09:20
更新日:2025/06/19 Thu 21:57:43
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(もり)功至(かつじ)日本の男性声優である。
1945年7月10日生まれ。東京都出身。血液型はB型。

●目次

【概要】

日本大学豊山高等学校出身。
トップ声優・ベテラン声優の一人であり、我が国を代表するヒーロー声優で神谷明とは双璧をなす。

10歳の時に親の勧めで児童劇団こじかに子役として入団し、3年後には俳協の前身である太平洋テレビジョンに移籍する。
俳優業と並行して声優活動も行っていたところ、『マッハGoGoGo』の主人公・三船剛を演じた事がきっかけとなり劇団河へと移籍し声優業を優先するようになる。

元々は(もり)深雪(みゆき)の名前で活動していたが、姓名判断にて「森の中で深い雪に閉ざされ、一生陽の目を見ない名前」と診断されたため、本名・芸名共に現在の物へと改名したという経緯がある。

50歳後半頃、当時所属していた青二プロダクションを退所し自らが代表を務めるオフィスもりを設立。講師を務めるなど後進の指導にあたっていたが、2018年6月27日に同社の自己破産を受けて、現在はプラスワンカンパニー所属となっている。


【特色】

声種はテノール。
1970年~90年代にかけて、敵味方問わず様々な美形・二枚目キャラを演じている。
特に、『マッハGoGoGo』以来『科学忍者隊ガッチャマン』『宇宙の騎士テッカマン』などタツノコ作品との縁が深い。
既に老境の昨今でもその若々しい声質で青年役で出演する機会が多々ある。
この他にもナレーターや吹替として活動している。

東映動画・東映アニメーションの作品にも数多く出演しており、特に80年代に入るとジャンプアニメに度々登場。池水通洋と並ぶ東映のワンポイントリリーフとなる。
一方、特撮とは縁が遠く、歴史あるウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊の三大シリーズのどれにも全く出た事が無い。

アニヲタ的には、いやアニヲタでなくとも『機動戦士ガンダム』のガルマ・ザビ、『北斗の拳』のシュウ、『美少女戦士セーラームーン』のネフライト役等で知っている人も多いだろう。
アニメをあまり見ないという人でも、『めざましテレビ』や『マジカル頭脳パワー!!』、『いきなり!黄金伝説。』など意外なところで氏の声を耳にした事があるかもしれない。

2013年には第7回声優アワードにて、タツノコプロ50周年としてシナジー賞を受賞している。

趣味の一つにパソコンを挙げており、黎明期の頃からネットワーク活動を行っている。
(実は同じくパソコン通として知られている古谷徹よりも少し早く開始している。)

2010~11年頃に全国で起こったタイガーマスク現象に関連したニュースで(本来主演を務めた富山敬が他界していたため)伊達直人役という事で顔出し出演した事もあるが、これについて「(テレビに顔を出すことによって)子供の夢を壊したくない」(意訳)という持論を語っている。
一方で「ナレーションとしての括りでこんな顔でも良ければ顔を出す」「アニメキャラであっても雑誌媒体なら顔を出す」「深夜放送ならアニメ宣伝でも顔を出す」とも語っている。
実際、ナレーションを担当していた『マジカル頭脳パワー!!』などで顔出し出演もしている他、SNSでは実写の姿写真をアイコンにして発信・交流を行っている。

『美少女戦士セーラームーン』で敵役のネフライトを演じた際は、月野うさぎ/セーラームーンの親友・大阪なるとの間に恋が芽生えるが悲恋の結末を迎えるアニメオリジナルのストーリーが展開され、なるを演じた柿沼紫乃が役に入り込みすぎ号泣してしまい、何度もNGを出してしまうという出来事があり、柿沼は後に「森さんとスタッフ一同に迷惑をかけてしまった」と語ったが、森自身は「役者冥利に尽きる」と語っている。

きかんしゃトーマス 魔法の線路』では、のちに自身が担当するジェームスの後任を務める江原正士と共演を果たしている。
ちなみに、同作での駅の構内アナウンスも森氏が担当している。

死去した野沢那智や滝口順平から持ち役の一部を引き継いでいる。

【主な出演作品】

・アニメ


・ナレーション


・吹き替え


ゲーム



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最終更新:2025年06月19日 21:57