戦士タイプ(RPG)

登録日:2015/1/14 (水) 22:48:00
更新日:2024/03/15 Fri 13:49:10
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「戦士」とは、戦う事を生業とする者の事を指す。
……が、「魔法使い」だろうが「武闘家」だろうが、本来なら戦いを生業とする以上はみんな「戦士」と言える。

ここでは主にRPGにおける「戦士」タイプのキャラクターについて説明する。
作品によっては「ファイター」「ウォーリア」等と呼ばれたりもする。


概要

あまり魔法に頼らず、己の肉体と装備とを武器に戦う専業戦士といった位置づけ。
主に接近戦用の武器を扱う力の強いパワータイプのステータスを持つ。
使用できる防具も「鎧」「兜」や「」と言った重装備が中心で、パーティー物理攻撃を担当する。
一方で防御力やHPも高いため壁役としての活躍も期待でき、生存力も高い。

主人公は大抵この戦士タイプである事が多い反面、ヒロインが戦士タイプであることはあまり無い。
ある意味ではRPGの華と言える……かも知れない。
また、このタイプは良くも悪くも細かい事は気にしない単純思考のキャラクターが多い。


長所

・役割が分かり易い

この手のキャラクターは基本的に「通常攻撃」でダメージを稼ぐことが仕事なので、とりあえず物理攻撃だけさせておいても問題は無い。
さらに通常攻撃は特殊な武器を装備していない限りは「無属性」である場合が多く、敵の耐性や弱点を把握する必要がほとんど無い。
無論MPの管理・節約に悩む必要も無いのでガンガン攻めていける。ガンガンいこうぜ。

・装備が豊富

戦士タイプのキャラは体力に優れるという特徴からか重量のある装備も可能で、装備に悩むことが少ない。
強力な装備は重い事が多いので、それだけキャラを強くできる。高い力と強力な武器で相手に強烈な一撃を与えてやろう。
ただし作品にもよるが、多段系の所謂コンボ系武装は装備に採用されないケースが多い。
戦士タイプの場合は一撃の攻撃力が高い武器の方が採用され易い。
これはもちろん防具にも言えることで、守りをガッチリ固めることが出来る。
ただし、純粋な攻撃力(防御力)を取るか追加効果や特殊効果を取るか等、そういう意味では装備に悩むかも知れない。
また基本的には避ける防具よりは受けて耐えるタイプの傾向が強い。
しかし何故かかなり軽い筈の杖やローブは装備できない場合が多い。

・HPと防御力が高い

HPが0になることは即ちキャラが戦えなくなる(作品によっては死ぬ)事を意味する。
最大HPが高いということはそれだけでパーティーに大きな安心感と安定感を与えてくれるというメリットがある。特にボス戦では有利なことが多い。
概要でも少し触れたが防御力も高く、強烈な攻撃を受けても意外と生き残ってくれる事も多い。
回復アイテムを持たせれば攻撃を耐えてからの立て直し、という事も十分できる。
ただし、割合ダメージやHP吸収などの特殊攻撃をしてくる敵には気を付けよう。

・アタッカーとして安定する

高い攻撃力からの通常攻撃はそれだけでも大きなダメージになる。
さらにMP切れなどがないので、実は魔法タイプよりも火力が安定しやすい。高耐久でタフなのも安定していると言える。

・壁役としてパーティーを守る

「陣形」の概念があるRPGでは、戦士をパーティの先頭に配置することで敵の攻撃を受け止める壁役として機能する。
いわゆる「タンク」と呼ばれる役目である。
魔法使いや僧侶などは打たれ弱く、詠唱中に攻撃を受けると行動がキャンセルされることもあるので、
仲間を守ることはそれだけスムーズな攻略につながる。
ただそれだけだと確実性に欠けるため、「かばう」や「におうだち」のように直接攻撃を代わりに受けることができる能力があると評価がかなり上がる。
下記の通り火力インフレが進む毎に鈍足アタッカーの需要が落ちることを考えると、パーティにおける戦士キャラの役割は攻撃よりも寧ろ仲間を守ることの方が重要ともいえる。

短所

・素早さが低い

素早さが低いために敵の先制行動を許してしまう。
結果として自分や味方の被害に繋がってしまい、自慢のHPが削られてしまう事もしばしば。
そのため守備力やHPは低くとも素早さに優れる速攻アタッカーの方が被ダメージが少なくなることが多く、火力がインフレする終盤ほどこの傾向が強まる。
またドラクエ勇者的な重要キャラは戦士と同等かそれ以上に装備が充実していることも多く、そうなるとますます戦士がいらない子に…。
ただし、ターン制で回復アイテムを持っている場合は素早さが遅い事を逆手に取り、「敵の攻撃をやり過ごしてから回復」という作戦行動もとれる。
こうすることで次のターン開始時にHPを高く維持しやすい。
また装備の利点でも記述したが、多段系のコンボ系装備は素早さに長けた職業に配される場合が多く、
戦士の装備は単発攻撃力に秀でるが多段系のコンボ技などに乏しいケースが多い為、ゲームのシステムによっては低火力の不利な状況に陥る事もある。

・できる事が少ない

長所の「役割がわかりやすい」の裏返しになってしまうが、戦士は基本的に「物理攻撃」しかすることが無く、味方の回復やサポートといった小回りは利き難い。
そのため回復アイテムを持っていないと咄嗟のピンチに対応できず、そのまま押し切られてしまう場合がある。
また「技」が存在せず通常攻撃「のみ」で戦うタイプの作品の場合は集団戦も苦手。
これは基本的に「通常攻撃」は一度に一体しか攻撃できない仕様であることが多いため。
(武器によっては複数の相手を一度に攻撃できる場合もあるが、そうしたものは大抵肝心の一撃の攻撃力に劣る)

・物理攻撃が効き難い相手は苦手

戦士は鍛え上げられた肉体からの直接攻撃を持ち味としているため、霊体や精霊などの実体を持たない敵や全身が鉄でできたゴーレムなど物理攻撃が通りにくい相手には苦戦を強いられる。
また、回避率が設定されている作品だと、通常攻撃メインでは攻撃が当たりにくくて辛いことも。
魔法がエンチャントされた武器を装備させるというのも一つの手だが、そういった武器は使用者の魔力によって威力が変動することも多いため、
そうした場合魔力が低い戦士では真価が発揮できない。
物理攻撃が効きにくい相手と遭遇した場合は素直に壁役に徹するのも手である。

・装備代が掛かる

戦士は装備を固めてこその戦力なのでなるべく強力な装備を買い与えてやりたい所だが、たいてい性能の良い品は値段も相応に高い。

「新しい街に到着!」
「新しい武器と防具を買いに行こう」
「思ったより高い……」

という経験をした人も多いのではないだろうか。
その点、魔法使いは魔法攻撃がメインかつ主要防具である回避系防具は低コストかつ種類も少ないケースが多いので、
レベルアップによる自力修得タイプの作品ならば少なくとも金を回す必要が薄い。

・魔法防御が低い

これは作品によるが、戦士タイプのキャラは物理防御に秀でている一方魔法に対する防御力は明らかに低いことが多い。
その為、魔法攻撃を受けると思わぬ大ダメージを受けてしまう。
耐性のある防具を装備させたり魔法攻撃をしかけてくる敵を優先して倒す等、対策を怠らないように。
しかし素のHPの高さのおかげで苦手な魔法攻撃も意外とあっさり耐えられることもある。
そもそも例外的に魔法にも強い戦士もいるにはいるので、そういう場合は遠慮なくそのキャラに肉壁になってもらおう。


戦士タイプのバリエーション

物理アタッカーの役割を担いながらも、従来の素早さの低い重装備型とはまた違ったタイプの職業。
特にDQの「戦士」はパーティの基本形を担う職業でありながら、こういったライバルの多さからその地位が揺らぎやすい。

格闘家

重い防具を身に着けず、素手、爪、籠手と格闘術で攻撃する変則タイプの戦士。
鎧や盾の装備に制限があるので防御力には劣るが、素早さやクリティカル率などに勝る。
また、軽装で戦うので装備代がかかりにくいという戦略上のメリットがある。

敵に合わせた耐性装備を付けられず、物理属性が「打撃」しかできない*1ので打撃吸収相手には手も足も出ないなど、
尖った能力を持つ代わりに装備変更で柔軟な働きができる戦士の汎用性は持たない、というバランスにされることが多い。

徹底的に強化すれば素手で巨大なモンスターを倒せるようになることも。

…剣や魔法で戦っているところに素手で殴りこむのはどう考えてもおかしい気がするのだが、
こうしたモンク、武道家、格闘家などと呼称される素手で戦う前衛ジョブは、
ダンジョンズ&ドラゴンズなどの太古のTRPGから見られ、
ドラクエFFなどの有名作にも継承され、「由緒正しいのだから当然いる」状態になってしまっている。
TRPGなどのハードなゲームで、一人だけカンフー映画のごとく活躍してる「伝統的な」格闘家はシュールさが否めない。

ゲーム的には「武器や鎧といった装備品に頼る戦士と、全く違う装備をする前衛」がいると、
戦略や戦術のバリエーションが広げられるので、便利に多用されてきたのだろう。
拳で戦うことに関しても、「魔法で自分の体を強化している」「武器ではなく『気』を使って戦う」などの理由付けがされることもある。

狂戦士

重い防具やを身に着けず、重量級の両手武器をメインに扱うタイプの戦士。普通の「戦士」が防御寄りの場合、攻撃型の物理前衛として登場することが多い。
大抵は大斧とか大剣とかハンマーとか鉄球辺りの「野蛮」っぽい武器が割り振られる。
鎧を着て剣で戦う洗練された戦士が「騎士」として割り振られ、「戦士」がこうした野蛮ファイターとして設定されることもある。

通常の戦士と比較してパワーや火力に優れており軽~中装故に素早さもある程度担保されやすいといった特徴を持ち、手数を稼ぐ格闘家とは逆に一撃の重い物理アタッカーのポジションにいることが多め。
一方で防御・回避面はからきし。HPは多いのでそこいらの後衛よりは耐えることが多いもののタンク職として登場することは稀*2



魔法戦士

文字通り、戦士と魔法使いを合わせたジョブ。
戦士の強さに魔法力を合わせた上級職…というよりはどちらもできる代わりに能力の下がっている「器用貧乏」タイプが多い。
詳しくは当該項目を参照。


主な戦士タイプのゲームキャラ

『DQ2』の主人公で「ドラクエ」シリーズ初の戦士タイプ。呪文は全く覚えず最大MPも0のまま。
しかしサマルトリアの王子は(FC版では)「てつのやり」、ムーンブルクの王女は魔法タイプなので、DQ2の物理アタッカーは彼一人となる。
(SFC版以降はサマルトリアの装備品が大幅に優遇されているので、最終的に物理アタッカーが二人になる)。
最大の特徴として「全ての装備品(MSX版のあぶないみずぎはまあ例外とすべきだろう)を装備できる」というすごい特徴を持つ。
これは当時、まだ装備に「男性用」「女性用」といった性別による制限がほぼ無かったからでもあるが。
戦士タイプとしては意外と高い素早さも見逃せない(それでも他の二人よりかは低いが)。
50ゴールドとどうのつるぎ。

純粋な戦士ポジの開祖はDQ2主人公だが、パーティーに加わる名前付きキャラとしてはこちらが初。
HPが高く、強力な武器や優れた防具を装備することができる反面、呪文が使えないのでやれることは少なく、行動順も遅いと
上記の戦士タイプの長所と短所に忠実な性能を持つキャラクター。
FC版ではAIの学習がうまくいくまでは、魔法使い系に比べて変な行動を起こさない、お手軽かつ計算できる戦力である点が、
リメイク版以降ではバグの修正によって、盾装備により強力なブレス耐性を得られる点がありがたい。
かなりやりこむ頃には長所の数々が他のキャラに追い付かれて厳しい立場になるが、普通にクリアする分には頼もしい男。

戦士以上にパラディンとしての側面が強いが、重アタッカー及びタンクとして必要な能力を備えている。
素早さの低さと全体攻撃技がないという欠点を抱えているが、能力と装備の豊富さで物理耐久にかけては右に出る者がいない。
攻撃力も基本的には勇者に次いで高い。
そして何より終盤で習得する「におうだち」が便利で、状態異常にかからない限り他の仲間は攻撃や回復に専念できる。
作中でも「勇者の盾」盾おじさまと呼ばれ、壁役であることが強調されている。
ちなみに特技「におうだち」が登場したのはからで、それまではダイ大クロコダインのように壁役に徹する戦い方はできなかった。

  • 戦士/ナイト、モンク/スーパーモンク(FINAL FANTASY)
FINAL FANTASYシリーズの記念すべき第一作目から登場する、戦士タイプのジョブ/その上級ジョブ。
戦士/ナイトはゲーム中に登場する数多くの武器や防具を装備できるので、攻撃と防御のバランスに優れている。
後半に通用する装備品の多くが宝箱から手に入る本作では、ゲーム進行に合わせてどんどん強くなることを実感できるジョブになっている。
モンクに比べると序盤の立ち上がりが遅いかもしれないが、各種装備により耐性を多く得られるので特殊攻撃に強く、倒されにくい。

対照的に、モンク/スーパーモンクはHPと攻撃力に特化した攻撃型。
現在のレベルに応じて武器を装備していないときの攻撃力と、防具を装備していないときの防御力が上がるという特徴を持ち、「レベルを上げれば上げるほど強くなる」を地で行く性能になっている。
武器の特典は発揮できないが攻撃回数も攻撃力もグングン伸びるため、相手に与えるダメージはかなり大きい。ただし、耐性がつけるのが難しく特殊攻撃には弱い。

『FF4』の主人公で、前半は「暗黒騎士」、後半は「パラディン」の二つの姿を持つ。
「暗黒騎士」時代は前衛タイプでありながら、HPを消費して「あんこく」という全体攻撃が使えるが威力は低め。
「パラディン」になると「あんこく」は使えなくなるが装備品の自由度が大幅に広がり、マメな変更を駆使することで安定したアタッカーとして最後まで活躍する。
白魔法を使えるようになるが、精神・MP共にお世辞にも高いとはいえないので、移動時「ケアルラ」「テレポ」や、緊急時の「エスナ」用にでも考えとこう。
また「かばう」というアビリティを持ち、味方一人を守ることができる。
「バーサク」を使って後は放っておけば勝手に敵を叩いてくれるが、その場合は「かばう」が使えないことに注意。
「ふく(服)」という防具があるが、なぜか暗黒騎士時代のセシルは装備できない……。(暗黒騎士セシル以外は全員装備できる)
DS版では壁役としての適性が大きく試されるようになっており、「ひきつける」でその耐久力を活用するのがセオリーの一つに。

HPや力に優れるが、守備力が低い斧使い。見た目は樵のようだが、初代では辺境の部族兵であるという設定があるのが一因か。
その破壊力により、他のクラスでは処理が遅れがちなアーマーナイトに対して物理系でありながら有利に戦える。
『暗黒竜と光の剣』とそのリメイクである『新・暗黒竜と光の剣』、『新・紋章の謎』に登場する戦士トリオ「サジマジバーツ」が特に有名。
FC版、SFC版当時は武器の斧が「無駄に重くて攻撃速度が下がる」「命中が低い」「しかも買える場所が少ない」という多重苦な武器。
そもそも戦士というクラス自体に上級職が無く、成長回数でも他のクラスに勝てないという、まさに冬の時代だった。
しかし『トラキア』以降は体格や力で斧の重さを軽減可能、斧や斧使いの性能自体も見直され、他の武器やクラスに見劣りしない働きが可能となった。
不遇の象徴だったサジマジバーツもリメイク版では重さの軽減ができ、弓も使える「ウォーリアー」、一撃必殺の狙える「バーサーカー」へのクラスチェンジが可能になるなど、大きく化けた。
技のサジ、速さのマジ、二人のいいとこ取りのバーツと覚えよう。
マジを戦士からダークマージに変更する人が多いのは内緒だ

フルプレートを身に纏い、時には大きな盾を持つ重装歩兵。
武器は基本的に槍を使うが、ソードアーマーやアクスアーマー等それぞれ異なる武器の使い手として細分化されることも。
こちらは守備や力に優れるが、速さや移動力には最も劣る。
ある意味では戦士以上に他作品の戦士のイメージに近いかもしれない。
敵の攻撃が集中する箇所に配置することで、味方を守りつつ反撃でダメージを与え、後続にとどめを任せるというタンクの典型。
ただしアーマーキラーやハンマー、魔法など弱点も多いので注意したい。
こちらも初期の『暗黒竜』ではCC不可、『聖戦』では該当キャラの成長率が低い上にマップが広すぎる、『トラキア』ではハンマー地獄と長らく冷遇されてきた。
しかし『烈火』でのオズイン以降は能力の底上げ、加えて計算式の変更による回避ゲーの抑制により壁役としての存在感を発揮し始めた。
とはいえ特に有名なのは元祖アーマーのドーガや不遇・ネタキャラの代表格であるアーダンあたりか。
上級職は純粋な強化系であるジェネラルと、分岐CCがある作品では重装騎兵のグレートナイトにもなれる、というのが基本。
耐久力の高さを買われてボスキャラとして登場することも多く、作品によってはアーマーでありながら万能職みたいな敵専用クラスも登場する。

テイルズ オブ ファンタジア』の主人公。
公式的には「戦士」ではなく「剣士」なのだが、ステータス的には戦士タイプなので記述する。
剣技はもちろん回復技や攻撃アップ技も使えるので割と器用(どちらも対象は自分のみだが)。
SFC版ではクレスしか前衛が居ないので戦闘メンバーから外すことはまず無いだろう。
『エターニア』では乱入しておきながらリッドに2対1の勝負を挑むなどチキンな一面が見られる

  • メガテン主人公勢
おおよそ初代から『ソウルハッカーズ』までと『SJ』の主人公はこれに当てはまる。『真3』以降は魔法を使える主人公も増え、純戦士からは外れてゆく。
魔法は一切使えないが悪魔召喚プログラムで悪魔の召喚と交渉が出来る為、純粋な戦士と呼ぶには意見が分かれるかもしれない。
しかし戦闘面ではダメージの通りが良い剣と、弾薬次第で状態異常をばら撒ける銃で悪魔達を薙ぎ払う、まごう事なき戦士。
優秀な剣が手に入れば悪魔顔負けの火力でメインアタッカーを張れる作品も多い。
ただしランダとギリメカラは勘弁な!

カイリキーとともにかくとうタイプの代表格といえるポケモン。
トップクラスの「こうげき」に高水準な「HP」「ぼうぎょ」と物理面はピカイチだが、とくしゅわざの威力「とくこう」耐久力「とくぼう」と「すばやさ」に難がある……
と戦士タイプのテンプレのような能力を持った重火力ポケモン。
しかし戦士タイプとしては珍しくさまざまなタイプのわざ(属性攻撃)や、素早さを無視できる先制攻撃技(マッハパンチ)をもち、
それらも特性「ちからずく」あるいは「てつのこぶし」で強化することができ、非常に汎用性が高い。デビュー当時の評価は高く、今でも使う人は存在する。
かくとうタイプ大好き穴久保ポケモンことギエピーではBW編のレギュラーとして大活躍した。
なお、共に挙げたカイリキーはローブシンよりパワフル方面で劣る代わりに「とくぼう」に優れており、
技の命中の低さを無視できる「ノーガード」特性、サポートに使える変化技のラインナップが広いなど、また違った形での強みを持つ。
他にもいわタイプじめんタイプはがねタイプがこの項目に相応しいポケモンを多く送り出している。

ご存知マリオの宿敵なカメ族の長。
だが、今回は事情によりマリオを「クッパ軍団」に迎え入れたことで共闘する。
ステータスとしては圧倒的なHPと攻撃力で敵を粉砕していく、FFでいうと「モンク」ポジション的性能を持つ。
物理相手には無敵の強さを誇るが、調子に乗ると魔法攻撃で返り討ちにあうのがお約束。
(だいたいブッキータワーの大詰めではじめて経験した人も多いのではないか)
しかし、ただ物理一辺倒というわけではないのがこの魔王。
確かにステータスだけで見ればすばやさと魔法面は非常に低いが、
その魔法(スペシャルわざ)はダメージよりもむしろ追加効果に注目され、
「きょうふのしょうげき」で敵を「きょうふ」(攻撃力と防御力を激減させる)状態にしたり、
「どくガスもくもく」で文字通りを浴びせたりと搦め手にも長けているあたり、
この男もやはり王であることを再確認させてくれる。

聖剣伝説3』の主人公のひとり。
草原の国「フォルセナ」で衛兵として働いている青年で、剣なら右に出る者はいないほどの実力を持つ。初期クラスは「ファイター」。
「力」がとても高く、1発の物理攻撃で与えるダメージ量は全主人公中トップ(ただし総ダメージでは1クリックで2回攻撃できるケヴィンのほうが上)。
HPや防御力も高い一方で魔法防御は低い、典型的な戦士タイプキャラ。
だが、光のクラスに進んだ場合はHPを回復する魔法「ヒールライト」をおぼえるため、自力で仲間を回復できるようになる。
一方、闇のクラスに進んだ場合はその戦闘時に限り武器に属性を付加する「セイバー」系魔法を覚えられ、仲間の攻撃をサポート可能に。
この手の戦士タイプではめずらしく、成長すると回復や補助もある程度こなせるキャラとなる。
リメイク版では時代に合わせて、相手の攻撃を引き受ける壁役としての性格を持ったり、
光のクラスであれば自動サポート効果と耐久力による存在自体が生命線キャラ、
闇のクラスであればHP管理をすることで絶大な破壊力を生み出すアタッカー型と、長所がよりハッキリ分岐するようになった。

この他にも戦士タイプのキャラクターをご存知の方は追記をお願いします。

フィクションにおける戦士タイプ

その他、ゲームっぽい世界観にもよく戦士は登場する。
ジョブのイメージ通り脳筋が多いが、「長く生き残ってきたベテランの戦士」的なキャラ付けなら頭が回る場合も。
パワーキャラの項目も参照。


追記、修正は武器、盾、鎧、兜を装備してからお願いします。

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最終更新:2024年03月15日 13:49

*1 作品によっては武器を一切装備できなかったり、装備可能でも攻撃力が落ちたりする。

*2 FF14などはタンク職なので無いわけではない