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ムスタファーの戦い

登録日:2016/05/03 Tue 23:36:30
更新日:2026/07/20 Mon 21:04:18
所要時間:約 14 分で読めます



現在この項目は加筆・修正依頼が出されています。
依頼理由は「情景やセリフの書き起こしがメインになっているため」です。
修正できる方は協力をお願いします。


ムスタファーの戦いとは、映画『STAR WARS エピソードⅢ シスの復讐』のクライマックスにおいて描かれた戦い。
ジェダイマスターオビ=ワン・ケノービとその弟子アナキン・スカイウォーカーこと、シスの暗黒卿ダース・ヴェイダーによって繰り広げられた死闘である。


EP3公開以前より、本編の映写やルーカスの口から「火山の惑星でオビ=ワンとアナキンが殺し合う」という展開の存在が明かされており、ファンの間では様々な考察がされていた。
どのような過程で二人は剣を交え、そしてアナキンが何故漆黒のヘルメットとスーツに身を包むようになったのか……それが明かされる本作最大の見どころ。
特に後者の理由付けをするには避けては通れない展開であり、後述の展開も含めて本作はシリーズで初めてPG-13指定された。

新三部作の、そして続三部作を除くスター・ウォーズサーガにおける最後の戦いであり、最も激しく、長く、そして哀しいライトセーバー戦である。



背景

クローン戦争末期、正体を見せたパルパティーン、もといシス卿ダース・シディアスの思い通りに事は進行していた。
  • 議長の暴走を危惧したメイス・ウィンドゥらジェダイマスター達の「非常時大権を最高議長から取り戻す」大義に基づく強制逮捕
  • ジェダイへの不信とパルパティーンを信じたい気持ちの間で迷うアナキン
  • そのアナキンと知らず知らずのうちに分断され、グリーヴァス討伐に向かったオビ=ワン
  • ジェダイ殲滅へ秘密裏にクローン・トルーパー達へ仕込んだ「オーダー66」
  • いずれ処分されることを知らない、「共和国の敵」で「シスの配下」だったヌート・ガンレイ独立星系連合
全てを自分に有利な形で利用し、ジェダイに「共和国転覆を企てた大罪人」の汚名を着せつつ、シディアスは新しい秩序と平和のために共和国を解体すること、および自らが統治する銀河帝国設立の正当性を隙のないものに仕上げた。
自分にとって不都合な真実を知る独立星系連合の幹部たちも、シスの弟子に迎えられたアナキン……もとい「ダース・ヴェイダー」の手でぬかりなく抹殺すれば、何も問題はない。
クローン大戦で疲弊しきった元老院議員たちが、何もかも仕組まれていたと知る由もなく、万雷の拍手で承認したことは言うまでもなかった。
ついに、シディアスは悲願だった銀河帝国と銀河帝国皇帝を完成させたのである。

対してジェダイ達はと言うと、発令されたオーダー66によるクローン・トルーパー軍団の殺戮に対応できず、銀河の裏で蠢いていた陰謀にさえ気付くことなく屠られていく有り様。
惑星コルサントのジェダイ聖堂にいた残りのジェダイも、ヴェイダーの手で子供までもが皆殺しにされた。
元老院が手放しで銀河帝国の誕生を歓迎する傍ら、曲りなりに彼らが享受していたはずの民主主義、そしてジェダイ達は静かに死んでいったのだ。
かくして、銀河は暗黒の時代を迎えた……。

だが、まだ諦めていないジェダイがいた。オビ=ワン・ケノービとマスター・ヨーダの二名だ。
2人はオーダー66を辛くも生き延び、聖堂襲撃の一部始終を目撃したベイル・オーガナ元老院議員の助けを借り合流。
共和国の平和と自由の守護者として2人の暗黒卿を討つ決意を固めた。

ヨーダが全ての黒幕であるダース・シディアスに元老院で挑む一方、オビ=ワンはかつての弟子だったアナキン……ヴェイダーとムスタファーで決戦を迎えることになる……


戦いに至るまで

アナキンとオビ=ワンが戦うに至った過程で、ジェダイとシスという相容れない立場のみならず、暗黒面に堕ちたアナキンが精神的に追い詰められたことによる変節、すれ違いの連続や勘違いも特筆せねばならない。

シディアスの罠に嵌められて罪を重ね続け、もはや後に退けない事実から現実逃避していたアナキンだったが、それすらも無意識のうちに、今や「必要なのは強い力だけ」「いずれ最高議長を倒し、パドメと二人で銀河を支配する」という欲望に溺れてしまっていた。
なにしろ彼は、共和国を脅かしたジェダイを狩り立て、戦争の発端である分離主義者達を始末し、全バトルドロイドの機能を停止させ、終いに戦争を終結させたのだ。
その功績だけを見れば、まさしく英雄に相応しい。
暗黒面に堕ちたのも相まって、彼を満たす万能感は凄まじいものだったのである。失うことを恐れていた、かつての青年の姿など消え失せたかのように。

勿論、妻のパドメ・アミダラは銀河の支配など全く望んでいないのだが、アナキンはそれさえ気付けないほど己の傲慢さに支配されており、愛するパドメの説得に耳を貸さない所にもそれが表れている。
しかも、パドメに先の蛮行(子供まで手にかけたジェダイ聖堂襲撃の件)の真相を問い質されても、その情報源がオビ=ワンだと聞くや「僕らを仲違いさせようとしているに違いない*1と否定するまでに、師への不信も増大していた。

この時点で、二人のすれ違いが深刻なのは明白である。
アナキンはジェダイの裏切りを主張し、強い力、銀河の支配を唱える。
一方のパドメは、ただ家族が側にいてくれるだけで良い、そんな当たり前の幸せを願っていた。

これにはパドメも「アナキン、私死にたい…あなたが遠い人になってしまった…」と嘆くほど、夫婦の愛は脆く崩れ落ちてしまったが、彼女の悲劇はまだ終わらない。
黙ってパドメの船に乗り込んでいたオビ=ワンが姿を見せたことで、アナキンはそれを自身を亡き者にするためオビ=ワンと策謀したのだと勘違い、激しい怒りと共にパドメをフォースグリップで締め上げたのである。
不幸中の幸いとして死なずには済んだものの、さしもの師も絶句する惨状にはとても平和的解決が見込めようもない。
何たってアナキン視点ではパドメと不倫した(と吹き込まれたアナキンが勝手に思い込んでる)師匠が堂々と現れたのだから、正当性はともかく、著しく冷静さを欠いてしまったのは無理からぬ話。

アナキンはここまで過ちを犯し、不信感を増大させてもなお、弟子としてオビ=ワンを殺したくないとの情をまだ残しており、実際にその思いを吐露している。
が、それは傲慢さに支配された「シスの弟子」としての上から目線であり、共和国……民主主義に忠誠を誓ったオビ=ワンには到底受け入れ難かった。
加えて現時点でもヨーダですら手に負えない実力者なのに、まだ伸びしろが秘められたアナキンを放置することなぞできず、銀河の頂点に君臨したシスを打倒するためにも、このチャンスは絶対に逃せない実情があった。
オビ=ワンがアナキンと対峙したのも偶然ではなく、シスとして精神のバランスを欠いている彼を親友として、肉親として止めるために相応しいからだ。

故に、オビ=ワンに最初から「アナキンを倒す」という選択肢がある時点で、アナキンが後に退けない時点で、師弟の衝突は避けられないものとなっていた。

シスの論理だな、独裁主義だ。…私の義務を果たす

果たせるかな?

かくして、正義に殉じるはずの青と青のライトセーバー同士がぶつかり合う、悲壮な「ムスタファーの戦い」の火蓋が切られたのである。


死闘

オビ=ワンとヴェイダーの戦いは、結論から言ってしまえば最後の一撃に至るまでが実に熾烈で、恐ろしく壮絶な泥沼の争いであった。

まず、アナキンのセーバーフォームであるシエンの派生型ドジェム・ソによる攻撃的な剣撃は、ヴェイダーとなってからいつもに増して激しい動きを見せた。
暗黒面のフォースによって更に荒々しさを増し、オビ=ワンを防戦一方に押さえ込みカウンターの起点を与えないほどの力を発揮した。
一方、オビ=ワンのセーバーフォームは防御主体のソレスであり、シエンが相手となっては受けに回るのが自然だが、不思議なことに防御がメインでありながら、ヴェイダーへの攻撃も鋭さは劣っていなかった。

これは両者が長年修行してきた仲であったがゆえに、互いの癖を知り尽くし、そして互いのフォームの影響を受けていたため。
その結果、防御も堅いシエン攻撃も鋭いソレス…と、それぞれ弱点を補い合うフォームに育っていたのだ。

攻防ともに秀でたフォーム同士の激突となれば、オビ=ワンの守りは押し切られて破られる兆しもなく、ヴェイダーも安易に隙を見せることは無かった。
フォームに依存しない生身による肉弾戦、フォースのぶつかり合いでも、両者は一歩も譲らなかった。
こうまで拮抗するのでは決着もつかず、まさしく膠着状態に陥るのも必然。

と言っても、二人の歳の差は離れており、そのままでは膂力と体力に優れる若い側…ヴェイダーが優勢になるのは明らか。
そこでオビ=ワンは正面から戦うばかりではなく、あえて足場が不安定な配管の上を移動する、狭い廊下に入り込むなどの立ち回りもこの戦いで見せつけた。
実はドジェム・ソには弱点があり、
  • 最大パワーを発揮するためには脚を強く踏み込む必要がある
  • 太刀筋は大きく振りかぶる傾向にあり、そのため盤石な足場や広い空間が必要
これらを見抜いていたため、意図的にヴェイダーが本領を発揮できないように仕向けていたのである*2


無論、先刻のパドメとの悶着やオビ=ワンへの執着によって、ヴェイダーの集中と力を削がれていることも膠着状態に陥る要因だった。
オビ=ワンも彼の精神的な弱さを見抜いているため、戦闘中でも「お前の教育を誤った、私のミスだ」と悔いながらパルパティーンの危険性を説き、彼を暗黒面から連れ戻そうと説得を試みた。
だが、愛するパドメの説得を聞き入れなかったヴェイダーが聞く耳を持つわけもなく、「ジェダイの陰謀に早く気づくべきだった!」「ジェダイこそ邪悪の権化だ!」と、最後までジェダイが悪だと主張してはばからなかった。

オビ=ワンが「そこまで腐ったか!」と失望を見せるぐらいに暗黒面へ堕ちた事実は、亡きクワイ=ガンの後を継いで彼なりに慎重に鍛えたにもかかわらず、パルパティーンに懐柔させてしまったオビ=ワンが後悔の念で包まれるには十分すぎた。
が、「銀河の為になんとしてでもアナキンを倒す」という強固な使命感で戦っているため、その後悔が戦闘へ深く響くようなことは無い。
ただし年齢差による体力の問題は如何ともカバーしきれず、後半でも依然としてヴェイダーの動きは見切れている一方、そのまま戦い続ければ先にオビ=ワンの身体が力尽きるのは時間の問題だった。

この「ムスタファーの戦い」は戦闘シーンの激しさもさることながら、戦いの舞台が次々と移り変わっていくのも見どころの一つ。
最初にパドメとの悶着もあった発着場からスタートし、分離主義者たちの死体が横たわるメインコントロールルーム、シールドを失い溶岩に沈む施設、溶岩の海を流れる堤防に滑空するドロイドたち……と、目まぐるしく移り変わっては互いに退かぬ攻防が繰り広げられる。
合間合間でヨーダ対シディアスin元老院の戦闘シーンと切り替わることも相まって、EP3のクライマックスを飾るに値する、大いに見ごたえありの戦いとなっている。

ちなみに、この戦いの最中でオビ=ワンは柱に括り付けられたケーブルを使い、ターザンのごとく勢いをつけて遠くの足場へ飛び移ったのに対し、ヴェイダーはフォースによる驚異的なジャンプ力をもって後者のぴったり頭上に降り立つ、という離れ業も披露している。
しかし、これが後の結末の遠因となることをアナキンは知らなかった……。


決着

長らく決着がつかなかった師弟の戦いの末、「お前の負けだ!地の利を得たぞ(I have the high ground)」と叫ぶオビ=ワンにヴェイダーは信じられない選択をとり、敗北することとなる。
その選択とは……


安定しない足場から跳躍し、地面に足を付きカウンターの構えに入ったオビ=ワンの懐に突っ込み、相手のカウンターを受け流した上で更なるカウンターを返して勝利をもぎ取ること


……「ムスタファーの戦い」までを視聴してきた人には、あまりに無謀な道として映ったものと思われる。
スター・ウォーズの世界観を把握した人はとっくに理解の通り、ライトセーバーは人体なんて簡単にスパスパ切れる。
EP3だけでも、序盤でアナキンがドゥークーの両腕を切り落としたことがその証明。
もし上記のカウンター返しが決まらなかった場合、ヴェイダーの方が肉体を切り落とされることは少し考えれば分かるはずだろう。
そして何より相手は防御に長けたフォーム3・ソレス、その名手たるオビ=ワンである。その相手が有利な場所で迎撃態勢を取っている所に飛び込むのは、本来であれば自殺行為という他なかっただろう。


そう、ヴェイダーはオビ=ワンが繰り出したカウンターの一撃をまともに受け、左腕と両足を切断されて地に転がったのである。


この凄惨な結末からも察しの通り、ヴェイダーの一手は客観的に見れば、まさに上記で述べたように自殺行為も同然。
オビ=ワンも彼には内心、このような愚挙を犯して欲しくはなかった。
やめておけ」と制止した所からも先が読めていた模様。

ところが、肝心のヴェイダーはその無謀さも理解出来ない程に、暗黒面の力が齎す万能感に支配されて「僕の力を見くびるな!」と自信に満ちていた。
ここまでの間、二度困難な大ジャンプをこなした体験による成功バイアスが、彼から冷静な判断力を奪っていたのだ。
更にそれ以上に、長年オビ=ワンに対して密かに抱き続けていた「能力では自分が優っている」という反骨精神や鬱憤が禍して、オビ=ワンの言葉に容易に触発されたことも敗因に繋がった印象が否めない*3

もしも、ヴェイダーがもう少し冷静であれば、こんな道を選ばずとも安全で堅実な対処ができていたはず。
  • フォースによる観察に集中すれば、近くまで駆けつけていたシディアス卿の気配を容易に感じ取れたであろうから、彼と合流するまで時間を稼ぐ
  • より遠くの地面へと高く跳躍して、オビ=ワンから距離を取って仕切り直す
そうやって粘り続ければ、若さとフォースの量故の体力面で完全に勝るばかりか、自軍の増援も目と鼻の先に居たヴェイダーは、形はどうあれ少なくとも勝利は保証されていた。
しかし暗黒面に魅入られた結果、自身が勝つためのこういった適切な選択肢を、力に溺れたことで自らかなぐり捨てたのである。


その後…

傲りが招いたヴェイダーの末路は、手足とバランスを失って地面を転がり、敗北感と激痛に苛まれうめき声を上げながら必死に地を這う、かつての面影が微塵も見当たらないものであった。
オビ=ワンに慟哭の声を上げさせるには余りあるもので*4、そんな彼に対してヴェイダーは血の涙を流しながら彼への怒り、嫉妬、憎しみを込めた呪詛の言葉を吐く*5という、どうあっても歩み寄りは二度と叶わない地獄絵図がそこにあった。

あんたが憎い!!!!

ここで双方にとって悲劇だったのが、ヴェイダーはその身ゆえマグマの炎に焼かれる苦痛から逃れられず、オビ=ワンはそんな彼を自分の手で終わらせられないことであった。
オビ=ワンが私的にも深く愛していたアナキンを自らの手で殺めることが出来なかった、更にパルパティーン到着まで一刻の猶予も無かったという理由もあるが、
何よりジェダイが組織として滅んでもなお、オビ=ワンは敬虔なジェダイを貫いていたのが意図せずして悲劇を強めた。

何故ならジェダイの戒律には「戦う術を失った生物を殺害することを許されない」というものがある。
例えその生物が、天敵たるシスであっても、暗黒面に堕ちた弟子であってもだ。
その義務に従っていたオビ=ワンは、手足を切られマグマに焼かれて苦しむアナキンを介錯したくてもしてやれない。
只々、彼のライトセーバーを拾い上げ、その場を去ることしか出来なかったのである……。


かくして、長き哀しき師弟対決はオビ=ワンの勝利に終わるかと思われたが……。
その後のことを思えばヨーダの敗北とは別の形で、光と闇の戦いにおける旧世代のジェダイの限界、そして予言に記されていた「フォースにバランスをもたらす」ことが、光を絶対視するあまり闇を否定していたジェダイ・オーダーにも向けられていたことを暗示した戦いでもあった。


余談

  • EP6のアナキンの頭部の大きな傷は当初、オビ=ワンによる刀傷の痕と言われていた。しかし実際は火傷の傷であった事がEP3で判明している…かに見えたのだが、後のスピンオフ『ケノービ』にてマスクの左半分を破壊するシーンがあり、こっちが傷の正体とも取れる。まぁどう見ても火傷の傷じゃないしね
  • この殺陣シーンは一部スティーブン・スピルバーグが監督している。また、ものすごい目まぐるしい戦いだが早回しやスタントを全く使っていない、クリステンセンとマクレガーによるガチ演技なのだ(フレームをちょっと削って微加速したカットはある)。
    特にクリステンセンは撮影の8週間も前から現場入りし、念入りに体を鍛えていた。
    一応スタントマン自体は用意されていたが、出番がないまま終わった彼らは酷く残念がったそうな。
  • 噴火の映像は一部本物の映像が使用されている。エトナ山が噴火したと聞いて飛んでいったとか。
    • 似た話が日本国は1986年の三原山噴火にもあり、当時「ゴジラ」でゴジラが三原山に落ち、続編で復活する可能性があったので、スタッフが勇躍して撮影に行ったが、あまりに危なくて資材を放り出して撤収したという。
  • EP3の数年後を描くコミックで、ベイダーが「あの時の戦い」を振り返る場面がある。サイボーグ化されてある意味冷静さを得た自分なら、地の利を得たというオビ=ワンをフォースのパワーに物を言わせて首を吊り上げ、マグマの川に引きずり落として焼き殺す、というビジョンを見ていた。
  • ムスタファーはもともと地形が険しく、それだけ秘密基地を作っても目につかないという利点がある。そのため以前から紛争・戦いが多発しており、単に「ムスタファーの戦い」といっても他にも多数起きている。
    • 「クローンウォーズ」では、フォース感応者の赤子を拉致したシスたちとの闘いと、ダース・モールサヴァージ・オプレス兄弟およびプレ・ヴィズラ一味によるブラックサン首脳部の襲撃・暗殺がムスタファーで行われた戦闘として有名。前者ではまだジェダイ・ナイトだったアナキンが関わっていたが、この時点では後にジェダイと真逆のシスに堕ちた挙げ句ここで敬愛する師と激戦を繰り広げるとは思いもしなかっただろう。
    • 戦後を描いたコミックでは、ヴェイダーが復活したシスの暗黒卿モミンと戦っている。
  • オビ=ワンのセリフ「地の利を得たぞ!」は、原語版のセリフは「I have the high ground!」となっているが、英語圏では迷言としてネタにされたそう。
    というのもオビ=ワンは終盤でアナキンの位置より高い岩場に移ってこの言葉をかけているが、「high ground」は「有利な立場」と「高い場所」の2つの意味が取れるため
    「高いところにいるアピールいるか?」
    「いや浮いたドロイドに乗っているアナキンと岩場に足つけたオビ=ワンならオビ=ワンが有利なのは確か」
    「オビ=ワンも長期戦とアナキンへの複雑な思いで感情が高ぶっているから、正確な意味を考えずに口走ってしまったのでは」
    と様々な解釈が生まれた模様。
    そう考えると「地の利を得たぞ!」は「high ground」の2つの意味を上手く合わせて訳した上手い例と言えるのかもしれない。ただ媒体によっては「私の方が有利だ」と訳されているものもあり、やはり解釈が分かれている模様。
    • この地理的高低を絡めた決着は、スタントコーディネーターのニック・ジラードが普段のクリステンセンの様子を見ていて思いついたそう。
      撮影期間中に2人は高台にあるレストランへ毎日のように食事に行っていたが、ジラードは最短距離で行こうと急傾斜の土手を上がって行く一方、クリステンセンは毎回緩やかな傾斜の道路を回って来ていたのを見て「ヘイデンは坂道や高いところ嫌なんじゃないか?ならオビ=ワンが高台で待ち受ければ勝てるだろう」とアクションに組み込んだという。
  • 日本語吹き替えの「あんたが憎い!」というセリフは丸一日かけて何十回とリテイクされた。






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最終更新:2026年07月20日 21:04

*1 補足すると、シディアスは事前に、オビ=ワンがアナキンのことでパドメと相談を持ち掛けた件を、「どうやら不倫を犯した上に、その関係につけこんでクーデターを目論むジェダイの仲間として巻き込んだらしい」という具合に、わざと誤解を与える表現でアナキンに吹き込んでいる。

*2 EP3小説版では、先のドゥークー伯爵もこの弱点に着目し、アナキンの下半身を積極的に狙うことで翻弄する一幕があった。

*3 ゲーム版EPⅢではこの選択が成功してオビ=ワンを返り討ちにするIFも存在するため、全く成功の見込みが無い愚挙ではなかった可能性もある。

*4 ジェダイの預言を信じてアナキンを鍛え上げ、フォースにバランスにもたらす者だと期待を寄せていたのに、それが闇に傾いてしまったのである。師として絶望しかないだろう。

*5 特にオビ=ワンへの憎悪が大きい。オビ=ワンがもっと自由を与えていてくれれば母親を救えたかもしれない。オビ=ワンよりも自分の方が強いはずなのにマスターになれない。それどころか自身に相応しい任務すら彼に横取りされた。議長をスパイさせようとした。パドメに裏切りを仕向けた。親愛なる師だったオビ=ワンも、結局憎きジェダイの一人でしかなかった……と、真っ当な不満と爆発した不信感がアナキンを激しい憎しみに捕らえていた。