ヴァレット(遊戯王OCG)

登録日:2018/02/26 Mon 13:02:04
更新日:2024/02/20 Tue 21:51:22
所要時間:約 42 分で読めます




ヴァレット (英語名:Rokket)とは遊戯王VRAINS及び遊戯王OCGに登場したテーマ、あるいはそのテーマをメインとしたデッキである。
アニメにおける使用者はリボルバー/鴻上了見。この記事では関連の深い「ヴァレル」についても扱う。


概要

効果モンスター
闇属性/ドラゴン族
(1):フィールドのこのカードを対象とするリンクモンスターの効果が発動した時に発動できる。
このカードを破壊する。
その後、(カード毎の固有効果)。
(2):フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。
デッキから(同名カード)以外の「ヴァレット」モンスター1体を特殊召喚する。

一部を除くヴァレットモンスターはリンクモンスターに対象を取られた場合にその効果を無効にした後、自身を破壊して様々な固有効果を発揮することができる。
また破壊されたターンのエンドフェイズに自分以外の同テーマのモンスターをデッキから引っ張り出す能力も持つ。

一見厳しい発動条件だが、敵か味方かを問わないため、ヴァレルリンクモンスター等が持つ効果の対象にすることで能動的な発動が可能
フリーチェーンにより発動タイミングを選ばない上、チェーン不可能力によりチェーンを挟まれることなく発動できるため、両者が並ぶと非常に厄介。
ただし、ヴァレットモンスターの効果に対してチェーンすることはできるため、場合によっては完全にシャットアウト…とはいかない。

名前からもわかる通り、銃弾がモチーフとなっており、
ヴァレルモンスターが引き金(トリガー)となって銃身(バレル)からヴァレットが撃ち出され、相手(のカード)を撃ち抜く…というデザインになっている。


所属カード

▼ヴァレット

▽共通効果を持つヴァレット

アネスヴァレット・ドラゴン
星1/攻 0/守2200
フィールドの表側表示モンスター1体を選ぶ。
そのモンスターは攻撃できず、効果は無効化される。

撃ち抜いた対象を無力化する「麻酔弾」。
固有効果はフィールドの表側表示モンスター1体を選んで効果無効、攻撃不可にするというもの。
直接的な除去は行えないものの永続的に無力化させることができるため、地味ながら嫌らしい。
攻撃力は皆無だが守備力が2200とかなり高いため、相手の動き次第では案外破壊されないことも。

シェルヴァレット・ドラゴン
星2/攻1100/守2000
このカードが存在していたゾーンと同じ縦列のモンスター1体を選んで破壊し、
その隣のゾーンにモンスターが存在する場合、それらも破壊する。

無数の弾丸で相手を蹴散らす「ショットガンシェル」。
固有効果により自身の縦列にいたモンスター1体を選んで破壊、さらにその両隣にいたモンスターをも巻き込んで破壊する。
条件がめんどくさいものの、最大で3体ものモンスターを破壊できるのは中々魅力的。
メインにはしづらいがクイック・リボルヴやリクルートによりある程度調整して場に出せるため1枚は入れておくとよい。

オートヴァレット・ドラゴン
星3/攻1600/守1000
フィールドの魔法・罠カード1枚を選んで墓地へ送る。

邪魔な小細工を吹き飛ばす「オート弾」。
固有効果はフィールドの魔法・罠カードを1枚墓地に送ることができるといういたってシンプルなもの。
対象を取る能力ではないため、「対象に取られたカードを使われて無駄撃ちになる」という事態が少ない。
攻守はそこまで高いとは言えないが、疑似的なサイクロン要員と考えれば悪くない。

マグナヴァレット・ドラゴン
星4/攻1800/守1200
フィールドのモンスター1体を選んで墓地へ送る。

相手を物理的に沈黙させる「マグナム弾」。
固有効果を発動させることでフィールドのモンスター1体を墓地送りにすることができる。
攻撃力も1800あり、序盤から終盤までメインの戦力として扱いやすい優秀なヴァレット。
こちらもオートヴァレット同様に無駄撃ちしにくくサクリファイスエスケープに強い…のだが、効果処理時に相手モンスターがいなくなった時は要注意。
その時は自分のモンスターを破壊することになるため、仮に自分の場にヴァレルロードしかいなかった場合、撃ち抜かれるのはヴァレル自身である

メタルヴァレット・ドラゴン
星4/攻1700/守1400
このカードが存在していたゾーンと同じ縦列の相手のカードを全て破壊する。

一直線に相手を貫く「徹甲弾」。
固有効果による自壊時に自分の縦列に存在していた相手のカードを貫くように全て破壊してしまう一直線な除去効果を持つ。
射程範囲が縦一列とかなり狭いが、うまく決まれば相手のメインモンスターゾーン、EXモンスターゾーン、魔法・罠ゾーンのカード全てを1度に狙い撃つことができる。
また、逆に言えば縦にさえあれば何でも破壊できるため後から呼び出すのであればどこにあっても狙い撃つことが可能な万能除去と化す。
マグナと違い、対象は相手だけであるためヴァレルロードを誤射してしまう心配もない。撃ち出しているのはヴァレルロード本人だが

シルバーヴァレット・ドラゴン
効果モンスター
星4/闇属性/ドラゴン族/攻1900/守 100
相手のEXデッキを確認し、その内の1枚を選んで除外する。

切り札を奪う致命打になる「銀の弾丸」。
固有効果で相手のEXを確認して1枚を除外する。
破壊でも墓地送りでもなく除外なので再利用が難しく、墓地効果も発動させないため、上手く相手の切り札や展開の要を狙い撃ちすれば致命打を与える事も可能な銀の弾丸(シルバーバレット)の名に相応しい活躍が期待できる。
攻撃力も1900と高めなのも優秀。
ただしEXへの依存度が低い相手には効き目が薄い点と、相手が動き始める前に使用しないと効果が薄いため中盤以降は腐り気味になってしまう点には注意。

エクスプロードヴァレット・ドラゴン
効果モンスター
星7/闇属性/ドラゴン族/攻2000/守2000
お互いに2000ダメージを受ける。

大爆発で敵味方関係なく焼き尽くす「榴弾」。
固有効果で互いに2000ダメージを与える。
バーン値としては高めなため終盤に発動出来れば引導火力にもなれる。
しかし自分もダメージを受けてしまうために下手すれば自滅してしまう可能性もあるので使い所は見極めたい。
地味に高レベルのヴァレットであるため、ヴァレット・シンクロンからレベル8シンクロが狙えるのは他のヴァレットにはない利点。

▽共通効果を持たないヴァレット

ヴァレット・シンクロン
チューナー・効果モンスター
星1/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守 0
(1):このカードが召喚に成功した時、
自分の墓地のレベル5以上のドラゴン族・闇属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを効果を無効にして守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに破壊される。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は闇属性モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

シンクロ召喚をサポートする「調律弾」。
アニメVRAINS作中において初めて登場したチューナーモンスターであり、「ヴァレット」でありながら「シンクロン」モンスターでもあるというカテゴリの塊なモンスター。
そのため、自身以外のヴァレットの共通効果やクイックリボルブによるリクルートの他調律によるサーチにも対応。
さらに闇属性レベル1ドラゴン族と恵まれたステータス持ちなので様々な手段でサーチ、リクルート、蘇生等が見込める。
自身の効果でレベル6以上の闇属性シンクロモンスターの素材を調達できるが、墓地に上級闇属性ドラゴン族モンスターを墓地に用意しなければならないため、採用する場合は出しやすい上級闇ドラゴンか墓地肥やし手段を用意する必要があるだろう。

ヴァレット・トレーサー
チューナー・効果モンスター
星4/闇属性/ドラゴン族/攻1600/守1000
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、デッキから「ヴァレット・トレーサー」以外の「ヴァレット」モンスター1体を特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は闇属性モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
この効果は相手ターンでも発動できる。

敵を撃つ目印となる「曳光弾」。
デッキ展開の軸となるヴァレットモンスター。
自分の場にある表側表示カード1枚を割ってデッキからヴァレット1体を場に出すことができる。
名称ターン1・使用後はターンが終わるまで闇属性モンスター以外をEXデッキから出せなくなる縛りはあるが、ヴァレルモンスターはすべて闇属性なのであまり気にならない。
優秀なのはこのリクルート効果をフリーチェーンで使えること。
リリースエスケープや、別のヴァレットを破壊してエンドフェイズでの展開につなげたり、使い終わった魔法・罠を始末する(一例としてクイックリボルブにチェーンしてもう1体増やす)など、使い方は豊富。
トレーサー自身がレベル4のチューナーで闇属性のドラゴン族なので、リンク素材以外にサベージ、エクスチャージ、フュリアスの素材にできる。

ヴァレット・キャリバー
チューナー・効果モンスター
星4/闇属性/ドラゴン族/攻1700/守 100
このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードは闇属性リンクモンスターのリンク先となる自分フィールドに手札から特殊召喚できる。
(2):このカードをリリースして発動できる。
手札から「ヴァレット・キャリバー」以外のドラゴン族・機械族の闇属性モンスター1体を特殊召喚する。

弾丸を放つ「銃口」。
手札からリンクモンスターのリンク先に出すことができるレベル4チューナーのヴァレット。
リリースして手札からさらに別のモンスターを出すこともできるので、自分から出ていく効果を持たないモンスターの補助にも。

ヴァレット・リチャージャー
効果モンスター
星4/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守2100
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):EXデッキから特殊召喚された自分フィールドの闇属性モンスターが戦闘・効果で破壊された場合、
手札・フィールドのこのカードを墓地へ送り、破壊されたそのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターとは元々のカード名が異なる闇属性モンスター1体を自分の墓地から選んで特殊召喚する。
(2):EXデッキから特殊召喚された闇属性モンスターが自分フィールドに存在する限り、相手はこのカードを攻撃対象に選択できない。

弾丸を補給する「再装填装置」。
EXから出した自分の闇属性モンスターが破壊された時に手札・墓地から除外してそれとは別のモンスターを蘇生させるレベル4のヴァレット。EXから出した自分の闇属性モンスターがいる時には攻撃対象にならない効果も持つ。
発動条件的には相手の除去に対する牽制となる受動的なカード。能動的に効果を使用する場合は自決出来るカードと組み合わせたい所。

ヴァレット・コーダー
効果モンスター
星4/闇属性/サイバース族/攻1700/守 300
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのサイバース族モンスターを「コード・トーカー」モンスターのリンク素材とする場合、
手札のこのカードをリンク素材にできる。
(2):このカードを「ヴァレル」モンスターのリンク召喚に使用する場合、このカードの種族をドラゴン族として扱う。
(3):自分フィールドのこのカードを「ヴァレル」モンスターのリンク素材とする場合、
手札の闇属性モンスターも1体までリンク素材にできる。

閉ざされし世界を貫く新風を掴む「暗号弾」。
後述するヴァレルコードの意匠を持つミニコード。ヴァレット唯一のサイバース族。
場のサイバース族モンスターを用いてコード・トーカーをリンク召喚する場合に手札から素材にできる効果と、ヴァレルのリンク素材にする場合に自身をドラゴン族扱いにできる効果、場の自身をヴァレルのリンク素材にする場合に手札の闇属性1体をリンク素材にできる効果を持つ。
【ヴァレット】で重要になるのは(3)の手札の闇属性1体をリンク素材にできる効果。ヴァレットは全て闇属性なのでリンク素材を水増しして大型ヴァレルに繋げやすくなるのが魅力的。後述のデュアルウィール・ドラゴンやヴァレルロード・R・ドラゴンを墓地に送って墓地効果に繋げたりも出来る。
ただし、ドラゴン族ではなくサイバース族なのでヴァレルの名を持たない一部のリンクモンスターの素材にできない点には気をつけたい。
(1)の手札からリンク素材になれる効果と(2)のドラゴン族扱いにできる効果は正直オマケ。
一応【ヴァレット】でも無理なく採用できるコード・トーカーにはアクセスコード・トーカー、ドラゴン族をリンク素材に指定するヴァレルはソーンヴァレル・ドラゴンがいるため無いよりかはマシ、と言った所か。

▼ヴァレル



閉ざされし世界を貫く我が新風!
リンク召喚!現れろ!リンク4、ヴァレルロード・ドラゴン!

リンク・効果モンスター
◤ ▲ ◥
 
リンク4/闇属性/ドラゴン族/攻3000
【リンクマーカー:左/左下/右下/右】
効果モンスター3体以上
(1):このカードはモンスターの効果の対象にならない。
(2):1ターンに1度、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力・守備力は500ダウンする。
この効果の発動に対して相手はカードの効果を発動できない。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(3):このカードが相手モンスターに攻撃するダメージステップ開始時に発動できる。
その相手モンスターをこのカードのリンク先に置いてコントロールを得る。
そのモンスターは次のターンのエンドフェイズに墓地へ送られる。

リンク4・攻撃力3000の大型モンスター。
「ヴァレット」モンスターの長と言える「ヴァレル」モンスターであり、「ロード」の名を冠する。
詳細は該当項目を参照。


ヴァレルソード・ドラゴン

閉ざされし世界を切り裂く我が烈風!
リンク召喚!現れろ!リンク4、ヴァレルソード・ドラゴン!

リンク・効果モンスター
  ▶
リンク4/闇属性/ドラゴン族/攻3000
【リンクマーカー:上/左/左下/下】
効果モンスター3体以上
(1):このカードは戦闘では破壊されない。
(2):1ターンに1度、攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示にする。
このターン、このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。
この効果の発動に対して相手は効果を発動できない。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(3):1ターンに1度、このカードが表側表示モンスターに攻撃宣言した時に発動できる。
ターン終了時まで、このカードの攻撃力はそのモンスターの攻撃力の半分アップし、
そのモンスターの攻撃力は半分になる。

リボルバーが手に入れた2枚目のヴァレル。ヴァレルロードが「銃身」ならこちらはさしずめ「銃剣」か。
その効果は一言で言ってしまえば戦闘のプロ
戦闘破壊耐性に加え、他のモンスターを守備表示にしての2回攻撃と攻撃宣言時に戦闘する相手モンスターの攻撃力の半分を奪う効果を持つ。

特筆すべきは相手モンスターの攻撃力の半分を奪う効果で、この効果によってほぼ全てのモンスターを戦闘破壊する事が可能。2回攻撃と合わせて大ダメージも狙える。

守備表示に変更する効果はチェーン不可能かつ相手ターンにも使えるので相手モンスターの攻撃妨害やヴァレットの効果を起動させる事も可能。

ほぼ全てのデッキでアタッカーを任せられる程の凄まじい突破力を誇るモンスターであるが、魔法・罠に対しては無力であり、ヴァレルロードと違いモンスター効果の対象にもなるので油断は禁物。
更に、2回攻撃するにはモンスターを守備表示にする必要があるが、守備表示に出来ないリンクモンスターを対象に発動は出来ず、既に守備表示のモンスターも同じく対象に出来ない。
一応自分のモンスターを対象に発動すれば2回攻撃は得られるので完全に腐ってしまう場面は少ないが、これはこれで打点や展開との相談になる。攻撃した後のモンスターを守備にするのがベターか。
リンクマーカーも上向き矢印があるので迂闊にEXゾーンに出すと相手に利用される事もある。


ヴァレルガード・ドラゴン
リンク・効果モンスター
◀  
リンク4/闇属性/ドラゴン族/攻3000
【リンクマーカー:上/右/下/右下】
効果モンスター3体以上
(1):このカードは効果では破壊されない。
(2):1ターンに1度、自分の魔法&罠ゾーンのカード1枚を墓地へ送って発動できる。
このターンに破壊され自分または相手の墓地へ送られたモンスター1体を選び、効果を無効にして自分フィールドに特殊召喚する。
(3):1ターンに1度、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを表側守備表示にする。
この効果の発動に対して相手はカードの効果を発動できない。
この効果は相手ターンでも発動できる。

リボルバーが手に入れた3枚目のヴァレル。こちらは銃身を持つ手を保護する「ハンドガード」が由来か。
効果破壊耐性に加え、魔法・罠ゾーンのカードをコストに破壊されて墓地に送られたモンスターを効果を無効にして蘇生とモンスター1体を表側守備表示にする、補助的な効果を持つ。

ヴァレットを守備表示にして固有効果で破壊させ、このカードで蘇生させて各種素材に再利用するのが主な使い方となるか。
地味に守備表示にする効果はセットモンスターにも使えるのでリバースモンスターの効果の起動にも使える。
相手モンスターも奪えるが、メインフェイズ2となるので追撃には使えず、効果も無効となるので素材にするしかないのでやや微妙か。


ヴァレルロード・(サベージ)・ドラゴン

雄々しき竜よ。その獰猛なる牙を今、銃弾に変え撃ち抜け!
シンクロ召喚!いでよレベル8!ヴァレルロード・(サベージ)・ドラゴン!

シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがS召喚に成功した場合に発動できる。
自分の墓地からリンクモンスター1体を選び、装備カード扱いとしてこのカードに装備し、そのリンクマーカーの数だけこのカードにヴァレルカウンターを置く。
(2):このカードの攻撃力は、このカードの効果で装備したモンスターの攻撃力の半分アップする。
(3):相手の効果が発動した時、このカードのヴァレルカウンターを1つ取り除いて発動できる。
その発動を無効にする。

ヴァレルロードがまさかのシンクロモンスターに。
S召喚時に墓地のリンクモンスターを装備してリンクマーカーの数だけヴァレルカウンターを載せ、そのカウンターをコストに相手の効果の発動を無効に出来る。
元々高い攻撃力に加えて装備したモンスターの攻撃力の半分アップするので戦闘には滅法強くて場持ちも良く、カウンター効果で相手を牽制する為凄まじい制圧能力を誇る汎用Sモンスター。

高リンクモンスターを装備すればその分強化されるがその分こちらの消費も激しく、カウンターも1ターンに1度なのでその隙を狙われて処理される事も多い。
リンク2〜3辺りでも十分な制圧能力を発揮するので安定性を求めるならそちらを狙おう。

また、S素材に出来ないリンクモンスターを墓地に送った上でこのモンスターを別途S召喚する必要があるので、展開力に優れたデッキでないと扱いにくいので要注意。
更にS召喚時は無防備なのでその隙を狙われるとあっさり落とされるので油断は禁物。


ヴァレルロード・(エクスチャージ)・ドラゴン

天翔ける雄々しき轟。二つの雷鳴となり交わりし時、十万億土の扉開き、その力を現す!
エクシーズ召喚!現れろ、ランク4!ヴァレルロード・(エクスチャージ)・ドラゴン!

エクシーズ・効果モンスター
ランク4/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
ドラゴン族・闇属性レベル4モンスター×2
(1):X召喚したこのカードは他のモンスターの効果の対象にならない。
(2):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、
フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力・守備力は600ダウンする。
その後、自分の墓地から「ヴァレル」モンスター1体を選んで特殊召喚できる。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに除外される。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はモンスターを特殊召喚できず、直接攻撃できない。

今度はエクシーズモンスターとなったヴァレルロード。
X召喚した場合限定のモンスター効果の対象にならない耐性と、X素材を使ってモンスターの弱体化&ヴァレルの蘇生。
素材の縛りと効果から【ヴァレット】での運用が主となる。

効果的に劣勢からの巻き返しと言う状況が多くなるので、蘇生させるモンスターの筆頭としては突破力の高いヴァレルロードやヴァレルソード辺り。
除外デメリットの前に自主退場が出来る後述のFも相性は悪くない。

蘇生モンスターの除外とモンスターの特殊召喚不能、直接攻撃不可のデメリットは非常に重いので使うタイミングや相手を倒せなかった時のフォローは忘れずに。


ヴァレルロード・(フュリアス)・ドラゴン

ネットワークに宿りし寂然たる二つの憤怒。今、禍根を越え1つとなる!
融合召喚!現れろ、ヴァレルロード・(フュリアス)・ドラゴン!

ネットワークに宿りし二つの憤怒!今1つとなりて我が敵を撃ち抜け!
融合召喚!現れろ、ヴァレルロード・(フュリアス)・ドラゴン!



融合・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
ドラゴン族・闇属性モンスター×2
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのモンスター1体と相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の闇属性リンクモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン効果を発動できない。

融合モンスターとなったヴァレルロード。
ただし、使用したのはリボルバーではなくPlaymaker。最終決戦を前にリボルバーがPlaymakerにあるカードの対策として譲渡していた。最終決戦ではPlaymakerは後述の素材の条件を他のカードの効果で成立させて、このカードの召喚に成功している。
自分のモンスターをコストに相手のカードを破壊、墓地から自身を除外して闇属性リンクモンスターを蘇生させる効果を持つ。
素材に種族・属性で二重の縛りがあるものの、汎用性の高いモンスターが多いので【ヴァレット】以外でも普通の融合や龍の鏡辺りの墓地融合で出す事も可能。

ヴァレットは勿論、被破壊時に発動する効果持ちモンスターをコストにすれば更にアドバンテージが稼げ、自身を対象にしても(2)の効果にも繋がるので単独でも使用可能。
更にフリーチェーンなので相手の妨害にも使える。

墓地から除外する事で闇属性リンクモンスターを蘇生可能。
連続リンク召喚や自身の融合素材にして墓地に用意出来ると尚良し。
ただし、蘇生したターンにはそのモンスターの効果は使えないので要注意。
融合素材に使え、効果が使えなくても攻撃力の高いヴァレルシリーズが狙い目。


ヴァレルエンド・ドラゴン

閉ざされし世界を葬る我が豪風!
リンク召喚! 現れろリンク5、ヴァレルエンド・ドラゴン!

リンク・効果モンスター
 
リンク5/闇属性/ドラゴン族/攻3500
【リンクマーカー:上/左/右/左下/右下】
効果モンスター3体以上
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドのこのカードは戦闘・効果では破壊されず、モンスターの効果の対象にならない。
(2):このカードは相手モンスター全てに1回ずつ攻撃できる。
(3):フィールドの効果モンスター1体と自分の墓地の「ヴァレット」モンスター1体を対象として発動できる。
対象のフィールドのモンスターの効果を無効にし、
対象の墓地のモンスターを特殊召喚する。
この効果の発動に対して相手はカードの効果を発動できない。
この効果は相手ターンでも発動できる。

LEGENDARY GOLD BOXで登場したOCGオリジナルのヴァレル。
リンク5は本来リンクヴレインズに存在し得ない特別な存在である事に加えて、「エンド」の名前とヴァレルロード・ヴァレルソード・ヴァレルガードの特徴を持つ3つ首のドラゴンという外見からしておそらくはヴァレルの終着点。
ロード・ソード・ガードの耐性を合体させた様な破壊耐性・効果対象耐性に加え、
3500打点からの相手モンスターへの全体攻撃と、チェーンを組ませないモンスター効果無効化&「ヴァレット」蘇生が可能な大型モンスター。
非常に場持ちが良く全体攻撃からの大ダメージも狙えるモンスターだが、
対象耐性持ちの処理はヴァレルロード、自身を越える打点を持つ大型相手の突破力ならヴァレルソードの方が向いている為、状況に合わせて使い分けたい。


ショートヴァレル・ドラゴン
リンク・効果モンスター
◤ ▲ ◥
 
◣ ▼ ◢
リンク・効果モンスター
リンク2/闇属性/ドラゴン族/攻 800
【リンクマーカー:左/右】
「ヴァレット」モンスター2体
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが墓地に存在し、
自分フィールドに「ヴァレル」リンクモンスターが存在する場合、
自分フィールドのリンク3以下のモンスター1体をリリースして発動できる。
このカードを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、
リリースしたモンスターとリンクマーカーの数が同じモンスターのリンク素材にできない。

自身が墓地にいて場にヴァレルリンクモンスターがいる時にリンク3以下のモンスターをリリースして自己再生出来るリンク2。
リリースしたモンスターと同じリンク数のリンク素材には出来ないため、リンク1〜2辺りをリリースコストにしたい。
もしくはヴァレルロードで奪った相手のリンクモンスターをコストにすると無駄がない。


ソーンヴァレル・ドラゴン
リンク・効果モンスター
◤ ▲ ◥
  ▶
リンク・効果モンスター
リンク2/闇属性/ドラゴン族/攻1000
【リンクマーカー:左/下】
「ヴァレット」モンスターを含むドラゴン族モンスター2体
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札を1枚捨て、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
この効果でリンクモンスターを破壊した場合、さらにそのリンクマーカーの数まで
自分の手札・墓地から「ヴァレット」モンスターを選んで特殊召喚できる(同名カードは1枚まで)。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はリンク2以下のモンスターをEXデッキから特殊召喚できない。

手札1枚をコストに表側表示のモンスターを破壊出来るリンク2。リンクモンスターを破壊すればそのリンクマーカーの数まで手札・墓地からヴァレットを展開出来る。
相手がリンクモンスターを展開していれば除去ついでに展開も可能。手札コストもヴァレットにすれば墓地から蘇生出来るため無駄がない。
また自身を破壊する事も可能であり、ヴァレルロード・S・ドラゴンに繋げて自身を装備させたり、ヴァレット・リチャージャーのトリガーにしたりも出来る。
発動後はEXからリンク2以下が出せなくなる制約がかかるので、リンク3以上などを展開して一気に勝負を決めたい。


ヴァレルロード・(ライオット)・ドラゴン

雄々しき騒乱の竜よ!今こそ雷霆万鈞の引き金を引け!
降臨せよ! ヴァレルロード・(ライオット)・ドラゴン!

儀式・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
「ヘヴィ・トリガー」により降臨。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手がモンスターを特殊召喚する際に発動できる。
その特殊召喚を無効にし、そのモンスターを破壊する。
その後、このカードまたは自分フィールドの「ヴァレット」モンスター1体を選んで破壊する。
(2):このカードが墓地に存在する場合、自分の墓地の、
「ヴァレル」モンスターまたは「ヴァレット」モンスター1体を対象として発動できる。
自分の手札・フィールドのカード1枚を選んで破壊し、対象のモンスターを手札に加える。

BURST OF DESTINYでまさかの儀式モンスター化を果たしたヴァレルロード。
場にいる時は相手の特殊召喚を無効にして破壊しつつ自分かヴァレットを破壊する効果、墓地にいる時は自分の手札・場のカードを破壊してヴァレルかヴァレットをサルベージする効果を持つ。
特殊召喚を行わないデッキはかなり少ないため多くのデッキに刺さり、ついでにヴァレットのリクルートのトリガーにもなれる。ヴァレットが居なくても自分をコストに出来るため最低限の仕事は出来る。
更に墓地へ行ってもサルベージ効果で状況に応じたヴァレットやヴァレルの回収が出来るため無駄が少ない。自身もヴァレルなので自己サルベージも可能なので柔軟に動ける。
問題は無効に出来る特殊召喚はシンクロ召喚やリンク召喚などの“チェーンを組まない特殊召喚”であり、儀式召喚や蘇生・帰還などの“チェーンを組む特殊召喚”には対応出来ない所か。
また、儀式召喚ギミックを追加する事による事故率の上昇も見過ごせない。幸いにもこのカードは単体で手札と墓地を行き来出来るため無理に儀式召喚を狙わずとも使い回しやすい手札コストと割り切ってしまうのもあり。
変わった所では【ドライトロン】で“実質ノーコストで回収出来る儀式モンスター”として使われる事もある。下級ドライトロンは墓地からも自己特殊召喚出来るのでこのカードの回収コストとして適しており、あちらの儀式魔法で墓地からの儀式召喚も出来るため相性が良い。


ヴァレルコード・ドラゴン

閉ざされし世界を導く我が暴風
リンク召喚! 現れろ!ヴァレルコード・ドラゴン!

リンク・効果モンスター
リンク3/闇属性/ドラゴン族/攻2500
【リンクマーカー:上/左下/右下】
効果モンスター2体以上
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):リンクモンスターのリンク先のこのカードは効果では破壊されない。
(2):モンスター3体を素材としてリンク召喚したこのカードが
相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に発動できる。
フィールドのモンスターを全て破壊する。
(3):墓地のこのカードを除外して発動できる。
フィールドの攻撃力3000以上の闇属性モンスター1体を選んで除外し、
自分のEXデッキ・墓地から「トポロジック」モンスター1体を選んで特殊召喚する。

BURST OF DESTINYでまさかのトポロジックとの合体を果たしたヴァレルロード。
リンクマーカーと攻撃力はトポロジック・トゥリスバエナと同じだが、「コード」と言う名前とOCGタイムスで明かされた「終点のヴァレル・エンクリプト」と言う攻撃名からするとコード・トーカーシリーズ、特にデコード・トーカーを意識している*1と思われる。
リンクモンスターのリンクにいる間は効果破壊耐性を得る効果と、モンスター3体を素材にした自身が相手モンスターと戦闘する際に場のモンスターを全て破壊する効果、墓地から自身を除外しつつ場の攻撃力3000以上の闇属性を除外してEX・墓地からトポロジックを特殊召喚する効果を持つリンク3。
全体破壊効果は強力だが、自身も巻き込んでしまうため攻撃を通すにはリンクモンスターのリンク先に出す必要があるためやや面倒。
可能なら相手リンクモンスターのリンクマーカーを利用したい所だが、都合よくこちらにリンクマーカーを向けてくれるとは限らないため不安定で狙いにくい。
墓地効果もトポロジックを直接EXから出せるのは魅力的だが、攻撃力3000以上の闇属性を除外する必要があるのが問題。
わざわざ自分の切り札クラスのカードをコストにするには割に合わないため、出来れば相手のカードを除外したいがやはり相手が都合よく出してくれるとは限らないため不安定で使いにくいと言わざるを得ない。
総じてどの効果も強力ではあるものの自分のカードのみで機能させようとすると重く、相手のカードを利用しようとすると不安定なため使い所に微妙に困るカードとなっている。ヴァレルコード・トーカー的な名前だったら…*2


ヴァレットのサポートカード

魔法カード

クイック・リボルブ
速攻魔法
(1):デッキから「ヴァレット」モンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃できず、エンドフェイズに破壊される。

ヴァレットをデッキからリクルートする速攻魔法。呼び出したヴァレットは攻撃できずエンドフェイズに破壊される。

ある程度のデメリットはあるものの、それ以外の制約がほぼないので素材、壁、ヴァレルロードの弾にする…など様々な方法でヴァレットを活用できる。
発動回数の制限もなく、自壊デメリットもヴァレットのリクルート効果で後続を呼べるためほぼ気にする必要がない。

スクイブ・ドロー
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドの「ヴァレット」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊し、自分はデッキから2枚ドローする。

自分のヴァレットを破壊することで2ドローすることができる速攻魔法。
もちろん破壊されたヴァレットはリクルート効果を使えるため、特に問題はない。

リボルブート・セクター
フィールド魔法
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドの「ヴァレット」モンスターの攻撃力・守備力は300アップする。
(2):自分メインフェイズに以下の効果から1つを選択して発動できる。
●手札から「ヴァレット」モンスターを2体まで守備表示で特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。
●相手フィールドのモンスターの数が自分フィールドのモンスターよりも多い場合、
その差の数まで自分の墓地から「ヴァレット」モンスターを選んで守備表示で特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。

1ターンに1度手札か墓地のヴァレットを守備表示で特殊召喚することができるフィールド魔法。
手札からの場合は2体までしか呼べないが、安定して盤面を整えることができる。
墓地からの場合は相手のモンスターの数を超える数は出せないものの、最大で5体の特殊召喚が狙える。

どちらにせよ、能動的な展開手段に欠けているヴァレットの補助としては強力。
微量ながらヴァレットの攻守アップもついており、ヴァレットを軸にするならぜひとも採用しておきたいカードである。

ヴァレル・リロード
装備魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地の「ヴァレット」モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
そのモンスターを特殊召喚し、このカードを装備する。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは除外される。
(2):装備モンスターが破壊された事でこのカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。

言わばヴァレット版の早すぎた埋葬
他のヴァレット蘇生カードと違い状況に左右されずに蘇生が行えるのが強み。
蘇生したヴァレットは各種素材に使うのもいいが、
(2)の効果でアドバンテージを回復するために共通効果での自壊やスクイブ・ドロー、タクティカル・エクスチェンバーでの破壊を狙っていきたい。
ただしこのカードが破壊されるとせっかくのヴァレットが除外されてしまい、再利用が困難になってしまうため相手の魔法罠除去には十分警戒すること。

ヴァレル・サプライヤー
永続魔法
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「ヴァレル」リンクモンスターが存在する場合、
自分・相手のスタンバイフェイズに自分の墓地の「ヴァレット」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに破壊される。

「ヴァレル」リンクモンスターがいればスタンバイフェイズにヴァレットを蘇生する永続魔法。蘇生したヴァレットには自壊デメリットこそつくが共通効果でリクルートに繋げられるため実質ノーデメリット。
そのまま各種素材にしたり、相手に合わせて適切なヴァレットを蘇生させて相手の動きを牽制したり出来る。
ただし、蘇生タイミングがスタンバイフェイズなので発動ターンに蘇生は出来ない点には注意。

ラピッド・トリガー
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):融合モンスターカードによって決められた自分フィールドの融合素材モンスターを破壊し、
その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはEXデッキから特殊召喚されたモンスターしか攻撃できず、
EXデッキから特殊召喚された他のモンスターが発動した効果を受けない。

場の素材を破壊して融合召喚する速攻魔法。
破壊と融合召喚は同時ではないため、時の任意効果はタイミングを逃すが、ヴァレット達の共通効果はエンドフェイズに発動するため問題なくリクルートが可能。
主にヴァレルロード・F・ドラゴンを出しつつ可能なら追撃し、相手ターンはEXデッキから出てきたモンスターの効果を受けつけない耐性で耐えつつリクルートしたヴァレットを弾に破壊効果で妨害と言う設計。
ただし、このカードで融合召喚したモンスターはEXデッキから出てきたモンスターしか攻撃出来ず、ダイレクトアタックも不可能なので要注意。
サーチ手段に乏しい速攻魔法であるため、デュアルウィール・ドラゴンとの併用が前提になる点にも気をつけたい。

ヘヴィ・トリガー
儀式魔法
「ヴァレルロード・R・ドラゴン」の降臨に必要。
(1):レベルの合計が8以上になるように、
自分の手札・フィールドのモンスターをリリース、
またはリリースの代わりに自分の手札・フィールドの「ヴァレット」モンスターを破壊し、
手札から「ヴァレルロード・R・ドラゴン」を儀式召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはEXデッキから特殊召喚されたモンスターとの戦闘では破壊されず、
EXデッキから特殊召喚されたモンスターが発動した効果を受けない。

ヴァレルロード・R・ドラゴンの専用儀式魔法。
リリースの代わりにヴァレットを破壊して儀式召喚可能で、儀式召喚したモンスターにEXデッキのモンスターに対する戦闘破壊耐性とEXデッキのモンスターが発動した効果を受けない耐性を付与する。
特殊召喚に反応して破壊するヴァレルロード・R・ドラゴンに強固な耐性を付与する事で高い制圧力を発揮出来る。
ただし、上述した通りヴァレルロード・R・ドラゴンで止められない儀式召喚や蘇生・帰還して来たモンスターはこの耐性を素通りしてしまうため油断は禁物。
儀式魔法であるが故に、ヴァレルロード・R・ドラゴンを引けないと手札で腐ってしまう点も要注意。

罠カード

ヴァレル・レフリジェレーション
通常罠
(1):自分フィールドの「ヴァレット」モンスター1体をリリースし、
自分フィールドの「ヴァレル」リンクモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
装備モンスターは以下の効果を得る。
●1ターンに1度、自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
このターン、そのモンスターは戦闘・効果では破壊されない。
この効果は相手ターンでも発動できる。

自分フィールドの「ヴァレット」モンスター1体をリリースすることで自分フィールドの「ヴァレル」リンクモンスター1体の装備カードとなるサポートだが、罠カードのため即効性がなく発動コストにヴァレットモンスター1体をリリースするためイマイチ発動しにくい。
そこまでして得られる効果もフリーチェーンで1ターンに1度、自分フィールドのモンスター1体を戦闘・効果破壊から守るというもののためなんとも使いづらくしかもヴァレルロード自身は①の耐性のせいでこの効果で自身を守れないという致命的な部分が露呈している。

とはいえフリーチェーンで対象を取る効果のため効果を無視して第2のヴァレット発射効果として使うのが無難であろう。因みにこの効果は②の効果とは違いチェーンができてしまうためそこらへんは気をつけよう。

タクティカル・エクスチェンバー
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊し、そのモンスターと元々のカード名が異なる「ヴァレット」モンスター1体を
自分のデッキ・墓地から選んで特殊召喚する。

自分フィールドの表側表示のモンスター1体を破壊し、破壊したモンスターとカード名が異なるヴァレットをデッキもしくは墓地から特殊召喚する事で、モンスターを弾丸の交換のように入れ替える。

リンク・デス・ターレット
永続罠
(1):このカードの発動時の効果処理として、このカードにカウンターを4つ置く。
(2):自分が戦闘ダメージを受ける度にこのカードにカウンターを1つ置く。
(3):自分メインフェイズ2に、このカードのカウンターを1つ取り除き、
自分の墓地の「ヴァレット」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、フィールドから離れた場合に除外される。
この効果を発動するターン、自分は闇属性のリンクモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

発動タイミングこそ限定されているが、ヴァレットモンスターの大量蘇生が狙える。
ただし蘇生したヴァレットは効果が無効になり、場から離れると除外されてしまうためいずれの共通効果も使えず、
蘇生効果を使うとリンクモンスターしか出せなくなるため墓地アドバンテージを大幅に失うことが予想される。
このカードを使うのであれば、蘇生したヴァレットで次のターン相手の動きを大幅に制限できるように、
それこそアニメでリボルバーがやったようにエクストラリンクを目指すぐらいの気持ちで使うのがいいだろう。


▼モンスター

スリーバーストショット・ドラゴン
リンク・効果モンスター
  ▶
リンク3/闇属性/ドラゴン族/攻2400
【リンクマーカー:上/左/下】
トークン以外のモンスター2体以上
(1):1ターンに1度、ダメージステップにモンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時に発動できる。
その発動を無効にする。
(2):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
(3):このカードをリリースし、自分の墓地のリンク2以下のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
その後、手札からレベル4以下のドラゴン族モンスター1体を特殊召喚できる。
この効果はこのカードが特殊召喚したターンには発動できない。

守備貫通能力に加え、ダメージステップ中の効果発動を1度だけ封じることができるリンク3モンスター。
自身を直接ヴァレルロードの素材にすることは難しいが、リリースすることで墓地のリンク2以下モンスターと手札の下級ドラゴンを特殊召喚することができる。

ステータスが高いとは言い難いツイン・トライアングルを一度こいつに変換することである程度攻めつつ、ヴァレルロード降臨を補助する役割を持つ。
特殊召喚されたターンにはリリースできないがそれ以外に制約はないので、潰されたときのためにリビングデッドの呼び声などを伏せておくのもあり。

ヴァレットに関係する効果は持たないが、翼のデザインとカードの名称から同系列と思われる。

リローダー・ドラゴン
リンク・効果モンスター
◤ ▲ ◥
 
◣ ▼ ◢
リンク2/闇属性/ドラゴン族/攻1800
【リンクマーカー:左/右】
「ヴァレット」モンスター2体
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカード以外の自分フィールドのリンクモンスター1体を対象として発動できる。
手札から「ヴァレット」モンスター1体を、
そのカードのリンク先となる自分フィールドに特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはリンク素材にできず、
エンドフェイズに破壊される。
(2):このカードが戦闘で破壊され墓地へ送られた時、
自分の墓地の「ヴァレット」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。

リンク2モンスター。他のリンクモンスターのリンク先にヴァレットを供給する効果と、戦闘破壊で墓地へ送られた際に墓地のヴァレットを手札に加える効果を持つ。

なお、供給は「対象を取る」のでヴァレルロードを対象とする事は出来ない。ナンテコッタ...
代わりに、直接ヴァレルロードの素材にする事が出来るモンスターとして使える。

ブースター・ドラゴン
リンク・効果モンスター
◤ ▲ ◥
◀   ▶
リンク2/闇属性/ドラゴン族/攻1900
【リンクマーカー:左下/右下】
「ヴァレット」モンスター2体
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):1ターンに1度、このカード以外の
フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力・守備力は500アップする。
この効果の発動に対して相手はカードの効果を発動できない。
(2):リンク召喚したこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合、
このカード以外の自分の墓地のドラゴン族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。

リンク2モンスター。ヴァレルロードの効果の簡易版とも言える(1)の効果で同モンスターと同じくヴァレットの射出が主な使い方となる。
相手ターンに使えない点こそあれど、リンク2という召喚条件を考慮しても強力な効果である。
また、リンク召喚している事を条件とした戦闘・効果によって墓地へ送られた際に墓地のドラゴン族モンスターを自分のフィールドに蘇生する効果も持つ。

こちらも直接ヴァレルロードの素材にする事が出来るモンスターとして使える。

ストライカー・ドラゴン
リンク・効果モンスター
◤ ▲ ◥
  ▶
◣ ▼ ◢
リンク1/闇属性/ドラゴン族/攻1000
【リンクマーカー:左】
レベル4以下のドラゴン族モンスター1体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「リボルブート・セクター」1枚を手札に加える。
(2):自分フィールドの表側表示モンスター1体と自分の墓地の「ヴァレット」モンスター1体を対象として発動できる。
対象のフィールドのモンスターを破壊し、対象の墓地のモンスターを手札に加える。

リンク召喚時にリボルブート・セクターをサーチ出来るリンク1モンスター。自分のモンスターを破壊して墓地のヴァレットを回収する効果もある。
リボルブート・セクターを素引き出来なかったらこのカードにアクセス出来るか否かが勝敗に直結すると言っても過言ではないレベルで【ヴァレット】における最重要カード。
後半の効果も、自身を破壊してリンク素材にしたヴァレットをサルベージしたり、場のヴァレットを対象に取ることでサルベージは出来なくなる代わりにヴァレットの効果を誘発させる、と言った具合に柔軟に動ける。

デリンジャラス・ドラゴン
リンク・効果モンスター
◀   ▶
リンク2/闇属性/ドラゴン族/攻1600
【リンクマーカー:上/下】
ドラゴン族・闇属性モンスター2体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手エンドフェイズに、このターン攻撃宣言をしていない
相手フィールドの攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊し、その元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。
(2):このカードが墓地に存在し、自分フィールドに「ヴァレット」モンスターが特殊召喚された場合に発動できる。
このカードを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。

相手エンドフェイズに攻撃して来なかった相手の攻撃表示モンスターを破壊&元々の攻撃力分のバーンを与えるリンク2。
実質的に攻撃を強制する効果と言えるが、このカード自身はそこまで攻撃力が高くないので聖なるバリア −ミラーフォース−などの攻撃反応罠との併用は必須。更に言えば魔法の筒などで“攻撃を無効”にしても“攻撃宣言自体は行われている”ためそのモンスターに対して破壊&バーンは出来ない点にも気をつけたい。
どちらかと言えば後半の自己再生効果の方がメイン。
除外デメリットこそあるが、適当なヴァレットを特殊召喚するだけで自己再生出来るのでリンク3以上へ簡単にアクセス出来るのが魅力的。

スピードローダー・ドラゴン
効果モンスター
星6/闇属性/ドラゴン族/攻2400/守 600
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分が効果ダメージを受けた時に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
その後、自分が受けたダメージと同じ数値分のダメージを相手に与え、
与えたダメージの半分だけ自分のLPを回復する。
(2):このカードがアドバンス召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「ヴァレット」モンスター2体を手札に加える(同名カードは1枚まで)。

アニメでリボルバーがウィンディとの《魔法の筒》をめぐる攻防の末発動した前半の効果は自分からダメージを負っていくカードを採用しない限りあまり使う機会はないだろう。
注目したいのは後半の効果。召喚権を使ってしまうのがネックだが一気に2枚もサーチできるのは強力。
サーチしたヴァレットをリボルブート・セクターで特殊召喚できれば無駄がない。墓地に送られた後はツイントライアングル・ドラゴンやヴァレット・シンクロンの効果での蘇生対象にできる。

アブソルーター・ドラゴン
効果モンスター
星7/闇属性/ドラゴン族/攻1200/守2800
このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「ヴァレット」モンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「ヴァレット」モンスター1体を手札に加える。

最上級モンスターだが場にヴァレットがいると言う非常に緩い条件で特殊召喚が可能で、墓地に送られたらヴァレットをサーチ出来る。
特にサーチ効果はタイミングを逃さないのでシンクロ召喚やリンク召喚などに使用しても良く、どこから墓地に置かれたかも問わないので手札やデッキから落としても良いと非常に優秀。

デュアルウィール・ドラゴン
効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻2500/守1500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードをリリースし、自分の墓地のカード名が異なる「ヴァレット」モンスター2体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分のデッキ・墓地から「ラピッド・トリガー」または「ヘヴィ・トリガー」1枚を選んで手札に加える。

自身をリリースして墓地のヴァレット2種類の蘇生、墓地から除外してラピッド・トリガーかヘヴィ・トリガーのサーチorサルベージが可能な最上級モンスター。
ヴァレット2種類を蘇生する効果は非常に強力であるが、自力で特殊召喚する効果を持たない最上級であるため場に出しにくいのが難点。ヴァレット・キャリバー辺りの補助は必須。
墓地効果の方はラピッド・トリガーかヘヴィ・トリガーを採用する場合は必須となるため、無理に場に出さずトレード・インやおろかな埋葬などで手札・デッキから直接墓地に叩き込むなどの工夫が欲しい。




追記・修正はヴァレットに撃ち抜かれた人にお願いします。

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最終更新:2024年02月20日 21:51

*1 リンクマーカーが一致しており、攻撃名も「“デコード(復元・復号)”・“エンド(終わり)”」に対して「“終点”のヴァレル・“エンクリプト(暗号化)”」と意識したものになっている。また、デコード・トーカーのリンク先にこのカードを出す事で一方的に向こうを破壊する事が可能であり、このカードが墓地に行ってもあちらのリンク先にモンスターが2体以上いるなら攻撃力が3000を超えるため除外してトポロジックを呼び出せる…と意識したかの様なメタカードとなっている。

*2 ヴァレット・コーダーの手札リンクの対象になれば適当なサイバース族リンク2と手札リンクで降臨したり、墓地効果でリクルートして来たトポロジック・トゥリスバエナを手札リンクでアクセスコードに繋げたりと重さを軽減しつつシナジーが生まれていた。