クーガー(FE)

登録日:2019/06/22 Sat 16:10:55
更新日:2023/08/29 Tue 00:08:22
所要時間:約 5 分で読めます




俺はこの手で兄貴の仇を討つ…

奴をやれるのなら…俺はグラドを裏切ろうが構わん。


クーガーとは、『ファイアーエムブレム 聖魔の光石』に登場するキャラクター。

CV:関幸司(FEヒーローズ)

本作の敵役であるグラド帝国に所属する竜騎士。
帝国六将の一人グレンの弟にして副官。
兄と違い顔は傷だらけで三白眼。目つきがかなり悪く近寄り難いが、普段は寧ろ温厚で心優しい。
しかし、戦場になると人が変わったように熾烈な一面を見せる。
飛竜の名前はゲネルーガ。

エイリーク編ではヴァルターに兄を殺された挙句、エイリークの仕業だと嘘を吹き込まれ自軍と対立。
しかし実際にエイリークと対面し真相に気づいた彼はヴァルターを討つべくルネス軍につく。

エフラム編では反逆者デュッセルの討伐を命じられ、苦悩しつつも自軍と交戦。
この時はデュッセル本人との会話かターナの説得によりデュッセルの元で真実を明らかにすることを決断する。
が、ターナの第一声がなんかおかしい

因縁のヴァルターとの戦闘時にはやっと敵が討てることに歓喜する。
大抵の場合かなりの実力差がついているだろうが、一応スキル『貫通』には注意。

  • 初期値(エイリーク編/エフラム編)と成長率
ドラゴンナイト LV11/9
HP-37/29(85)
力-18/13(55)
技-12/8(40)
速さ-13/10(45)
幸運-5/3(35)
守備-15/12(25)
魔防-2/1(15)
体格-11
移動-7
属性-炎
槍D

所持品:キラーランス/鉄の槍(エフラム編)/天空の鞭

最初は敵として登場。
エフラム編では10章でターナ・デュッセルのいずれかで、エイリーク編では13章でエイリークで会話すると加入。

力・技・速さに長けたアタッカー。
耐久面は伸び悩むが、竜騎士らしく守備の初期値が高いため物理攻撃には強い部類に入る。
ただし、幸運と魔防は初期値・成長率共に低いので弓に加えて魔法と必殺にも注意したい。

最大の特徴はルートによって加入時期と能力が変化する点
エイリーク編ではエフラム編より加入が3章遅く初期レベルが2上がるがHP+8・力+5・技+4・速さ+3・守備+3と大幅に強化される。
今までハードブースト等で初期値が変わるキャラはそれなりにいたが、クーガーの場合はその上がり幅は異常。
ファンの間ではこれは兄を奪った存在への怒りの為とも言われている。
この状態の彼は本作屈指の初期値を誇るエース候補であり、同じ飛行系で成長率の高いターナと支援を組めば前線でより活躍できる。
槍使いはライバルも多いものの、ヴィドフニルの使い手としても有力な候補となる。
エフラム編ではターナには見劣りするが及第点の能力ではあり、前作で言えばヒース程度の働きはできる。

クラスチェンジ先はドラゴンマスターとワイバーンナイトの2つ。
前者は力・守備が高く剣も使えるようになり、後者は技・速さに長け『貫通』のスキルもある、と一長一短。
本編では力の上限値が高く成長率と相性が良いこと、剣が追加され斧に強くなること、昇格候補が彼のみという点等からドラゴンマスターにするのがオススメ。
(ワイバーンナイトはペガサスナイトからでもCCできる)
敵がカンスト前提の通信対戦では貫通持ちで速さの上限値の高いワイバーンナイトの方が活躍できる。
EXマップでも強力な敵が多いのでワイバーンナイトの方が…と言いたいが、連戦での死亡のリスクを減らすため3すくみに対応できるドラゴンマスターの方が良いと見る向きもある。
上限値が高く斧と「大盾」のスキルもあるジェネラルに比べるとかなり見劣りしてしまうので強みを生かすという点では微妙だが。

支援会話の相手はゼト・ナターシャ・アスレイ・ターナ・デュッセル。
グラド人としての誇りを窺わせる会話が多い。

ゼトとの会話では、貧乏農家の生まれだったが野犬から王を救ったことで取り立てれた過去が判明する。
腕を見込んでルネス騎士団にも勧誘されるが、自分の故郷はあくまでグラドであるとして辞退する。
とはいえゼトとは立場を越えた強い友情をはぐくむ事となった。

同じグラド人であるナターシャとは、故郷グラドを相手に戦うことについての会話となる。
本来のグラドを取り戻すために自分達の手でケリをつけると語るクーガーの姿を見て、ナターシャの迷いは晴れたようだ。

アスレイはクーガーの飛竜ゲネルーガに興味を示し、初対面にもかかわらずアスレイを受け容れたゲネルーガに思わず驚く。
彼がゲネルーガに贈った銀星石のお守りのおかげでクーガーとゲネルーガは弓の餌食にならずに済んだことが語られる。
クーガーはその分の礼として魔法使いにとって貴重な竜曜石を渡した。

ターナとは互いに弓兵を警戒し伝え合うという形で協力する。
最終的にはフレリア騎士団に勧誘され辞退するが、それでも彼を見つけ出すと息巻くターナの意思の強さに感銘を受ける。
そして、後日談のペアEDでは捜索を続けていたターナに発見され正式にフレリア軍に迎え入れられた。

デュッセル相手だと共に祖国のために戦う意思を示すほか、彼が所有する槍についての会話となる。
最後にはデュッセルの家に代々伝わる魔槍を見せられ、それがヴァルターを狂わせた槍であることを知るとあえて預かることにし、
いつの日か正しい戦いのために使いこなすことを誓う。
デュッセルもクーガーに預けるのが最良と判断し、正式に彼に槍をゆだねる。

このように兄への想いを持ちながらもクールな性格であり、何より忠誠心にあふれる若者と言える。
兄を失ったことで苛烈な性格となったが、本来はもっと穏やかな好青年だったのだろう。

  • FEH
2019年11月の大英雄戦で登場。イラストはaragon氏。
原作と同じ青属性の槍・飛行ユニット。GBA作品の味方ドラゴンナイトの実装は彼が初。

武器スキルは奥義が発動しやすい(発動カウント-1)『キラーランス鍛+』
Bスキルは敵が剣、槍、斧、竜、獣の時、戦闘中、敵の強化の+を無効にする『強化無効・近距離3』
Cスキルはターン開始時、自分を除く最も守備が高い味方の守備+6『守備の開放3』

ステータスではドラゴンナイトらしく攻撃と守備がやや高い。
物理に対する防御力はかなり高い。まさに殴り合いは得意。
代わりに速さ並しかないので追撃出来るか出来ないかの境界線でやや火力不足気味。魔防は当然低い上、飛行特攻も。
当時☆5限定の英雄しか持っていなかった「強化無効・近距離」と「守備の開放」を所持していた事から継承素材としても重宝される。

2023年5月のアップデートで専用武器『復讐の烈槍』が追加。
奥義が発動しやすい(発動カウント-1)
自分から攻撃した時、または、周囲2マス以内に味方がいる時、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+4かつ戦闘開始時、敵のHPが75%以上の時、戦闘中、絶対追撃
威力はキラーランス鍛+の上位互換。そして条件付きのステータス強化と絶対追撃で速さを徹底カバー。
特殊錬成は戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+4、自身の奥義発動カウント変動量-を無効、受けるダメージ-自分の守備の15%(範囲奥義を除く)
攻めへの強化は勿論だが奥義カウント妨害も屈せず、自慢の守備で受けるダメージを減らす更なる防御力を手にした。


これが笑わずにいられるか?
夢にまで追い求めていた項目にようやく会えたのだ・・・
ヴァルター・・・お前は楽には追記・修正させない。

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最終更新:2023年08月29日 00:08