バンジョー&カズーイ

登録日:2019/8/18(日) 21:55:23
更新日:2019/09/13 Fri 17:06:20
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OK、あのババアのおシリを
クチバシでさしてやるわ。いきましょ、バンジョー!

ふう… こんかいは、かなりタイヘンな
「よかん」がするな…


バンジョー&カズーイとはレア社開発の『ディディーコングレーシング』及び『バンジョーとカズーイの大冒険』シリーズに登場するクマ&トリのコンビである。



【概要】

青いリュックと黄色いパンツが特徴なオスのクマ『バンジョー』と口うるさい赤いメスドリ『カズーイ』の二匹からなる凸凹コンビ。
カズーイは普段バンジョーのリュックの中に隠れており、必要に応じて飛び出してはバンジョーをサポートしていく。
両者の詳しい関係性は不明だが、小突きあうことはあれど、大きな喧嘩はせずに長年同居生活を続けているあたり、良好な関係を築いている様子。

『バンジョーとカズーイの大冒険』は任天堂から発売されたタイトルだが、版権は開発担当のレア社が保有している。


【性格】

  • バンジョー
一人称は『ボク』。
一度寝ると簡単には起きない程の寝坊助なのんびり屋だが、正義感が強い心優しきクマ。
温厚な性格で、口やかましいカズーイのストッパーを務める。
蜂蜜と昼寝をこよなく愛し、バンジョーをかき鳴らしたり、嬉しくなるとディスコダンスを踊りだすなどラテン系なノリの持ち主。
結構な出不精で、アクション取得の際にはカズーイが代わりにやってほしいと頼んだり、平和な生活を謳歌した結果見る影もないほど太ったりなど自分に甘いところがある。*1
家族構成は妹のチューティがおり、『1』では彼女がグランチルダに攫われたことで10年にも及ぶ因縁の戦いが幕を開けることとなる。
初登場時は高い声だったが、2以降は低い声となった。
日本では空耳の一種である「ナハ♪」が最も有名なかけ声であろう。原語(英語)での表記は「Guh Huh」で、2のセパレートパッドの縁にもこう書かれている。

実はディディーコングレーシングのプロフィールにて、嫌いなものに「空を飛ぶこと」が入っており、ひょっとしたら飛行機に乗ったり、カズーイで空を飛ぶ度に心中複雑な思いを抱えているのかもしれない。まぁレーシングOPでは颯爽と運転している上に交通事故を起こしているが
ちなみにもう一つの嫌いなものは暗がり。暗いステージも何食わぬ顔で冒険しているような気もするが

環境がホットだろうがアイスだろうが黄色いパンツ一丁で歩きまわっている彼だが、ガレージ大作戦のエンディングでは白いシャツに黒いジャケットを羽織った姿を見ることができる。


  • カズーイ
一人称は『あたい』。オープニングで吹いているラッパはおそらくカズー(Kazoo)。
バンジョーとは正反対にせっかちかつキツイ性格。口も悪く、思ったことはメタ発言含めズバズバ言うため、余計な一言を言ってはバンジョーに諫められるのがお約束。
自分より遙かに大きいボスキャラに対してもそのスタンスは崩さず、煽ったり挑発したりと割と剛胆な面も。
鳥だけに物覚えが悪いのか、はたまた態とかは不明だが、他のキャラを名前で呼ぶことが少なく、変なあだ名を付ける癖がある。

がさつな印象が強いが、エステに通ったり色仕掛けを使ったりなど女の子らしいところも。
2でセパレートしたままエリアを出ようとすると「ちょっと、バンジョー!! あたいをおいてっちゃダメ!」と言われる。かわいい。
日本未発売のGBAソフト『グランティの復讐』では機械のボディに魂を移したグラちゃんに誘拐され、攫われヒロインまでこなしてしまう。かわいい。
羽なのにレンチを握ったりゲームコントローラーを苦も無く操作したり結構器用。

基本的に「トリ」と紹介されているが何の鳥なのかはよく分からない。
技の一つ「キツツキアタック」のおかげでキツツキっぽいイメージもあるが、足の長さはサギやツルなどの水鳥のようで、長いクチバシはトキ(特に色からしてショウジョウトキ)などのようで、「カズーイダッシュ」の健脚ぶりはダチョウのようでもある。
一方で「ハリセンカズーイ」の海外版の名称が「Breegul bash(ブリーガルバッシュ)」だったり、『グランティの復讐』には「Breegull(ブリーガル)」と言うカズーイとよく似たトリが多数生息する「Breegull Beach(ブリーガルビーチ?)」というステージがあるため、海外のバンカズファンは彼女の種族名を「Breegull」としているようだ(「gull」はカモメ)。
カズーイ用のセパレートパッドの縁には「Bree」と書かれており、バンジョーのパッドとの関連を考えるとこれは彼女の鳴き声のつづりである可能性が高い。


ガレージ大作戦のエンディングでは上着を着たバンジョーに合わせ黒い蝶ネクタイをつけている。メタネタと毒舌が詰まったスタッフロールは必見。


【主な出演作】

ディディーコングレーシング

バンジョーのデビュー作。カズーイは家でお留守番の設定。
クラスは重量級で、同クラスのクランチやドラムスティックに比べると最高速は劣るが、加速・旋回性能は優れており、重量級入門にもってこい。

ちなみに後年発売された「バンカズ2」のクイズに「バンジョーのデビュー作は?」という問題が出題される。
勿論、答えはこちらなので引っかからないように。

バンジョーとカズーイの大冒険シリーズ

カズーイデビュー作。
数々のアクションを駆使し、魔女『グランチルダ』の野望を打ち砕くのが目的。
詳しくは項目を参照。

【バンジョーとカズーイの大冒険〜グランティの復讐】

日本未発売のGBAソフト。(かつて携帯アプリで配信されていたらしい)
時間軸は1の2ヶ月後で、メカグランチルダに誘拐されたカズーイを取り戻すため、マンボやボトルズのご先祖さまの力を借りてバンジョーが過去の世界を冒険する。
2Dグラフィックでもバンカズの世界がしっかり作られている。

【バンジョーパイロット】

日本未発売のGBAソフト。当初はディディーコングレーシングの続編として開発されたが、版権のゴタゴタで急遽バンカズキャラに差し替えて発売された。
バンジョーはともかくカズーイが飛行機に乗る必要ある?

【バンジョーとカズーイの大冒険 ガレージ大作戦】

Xbox360用ソフト。2から8年越しの事実上の続編として発売されたが、「ロード オブ ゲーム(略称ログ)」を名乗るテレビ頭の差し金でゲーム性は大きく変わっている。(カズーイは羽を切られアクションを没収されてしまった)
集めたパーツでカートや飛行機を作り、グランチルダと戦ったり球体と化したジンジョーと相撲を取ったりボトルズの悩みを解決しながらジグソーを集めていく。
ハードが変わりグラフィックは進化したが、キャラクターデザインはかなりバタ臭くなってしまった。

【ソニック&セガ オールスターズ レーシング】

実はマリオよりも先にソニックと共演している。
デザインは『ガレージ大作戦』準拠で、カートに乗って参戦。

大乱闘スマッシュブラザーズSP

2019年6月13日にて配信されたNintendo Directにおいて、終盤にまさかの参戦が発表された。任天堂タイトルの作品に出演するのはバンカズ2を最後に実に19年ぶり。
元々はレア社が任天堂傘下時代に生まれたキャラクターということで、以前より参戦して欲しいキャラランキングで上位を占めていたものの、
レア社は現在はXboxを展開するMicrosoft傘下であるため版権の都合で半ば諦められていたが、今回めでたく実現。おそらく皆ドンキー達と同じ反応をしたことだろう。

参戦ムービーでは同じレア社出身で任天堂側に版権があるドンキー、ディディー、キングクルールと共演。
最後はジンジョネーターで吹っ飛ばされ、地面に激突したキングクルールの上に岩が落ちてくるというファンがニヤリとする原作のオマージュで締められた。
ネット上では『生き別れた兄弟が19年ぶりの再会を果たした』ということで歓喜に包まれた(ディディーとの共演は22年ぶり)。

英語版では「参戦」の訳がキャラクターごとに異なっており、バンカズでは『Raring to go!』となっている。これは「待ちきれない、うずうずしている」という意味の熟語とレア(Rare)社を掛けた洒落。

そして9月5日に待望の参戦。キャッチコピーは『のほほんアニマルズ』。のほほん…?
タマゴミサイルやワンダーウィングといった大冒険シリーズで使用されたアクションを駆使して戦う。
原作再現度はなかなかに高いものの、やはりというべきか、ワザのほとんどがカズーイ主体でバンジョー単体の攻撃は弱攻撃、ダッシュアタック、空前の3種類のみ。
だが、威力は結構高く空前はバーストを狙えるワザでもあるので、パワーキャラとしての面目躍如にはなる…かもしれない。
色違いではなんとグランチルダをモチーフとした毒々しい緑のカラーが使用可能。また、バンジョーのパンツの柄がグランチルダのマフラーと同じという細かい仕様。

ホームステージはバンジョーの家やグランチルダの砦がある「クルクルやま」。
一定時間が経つとステージ全体が回転する仕掛けになっており、回転が止まる度に足場の数が変化する。
背景にはバンカズで登場したキャラやアイテムが登場しており非常に賑やか。

性能としては軌道が異なる3種類のタマゴ技とカズーイのリーチの長さ、攻撃判定の強さを活かした中距離戦ファイター。
ワンダーウィングや高性能なスマッシュ攻撃などバースト手段も豊富に揃っている。
弱点は全体的に大ぶりかつ、隙が大きいワザが多く、相手に近づかれると気軽に振れるワザが少なくなること。
また、単発の威力はそこそこあるものの、コンボに向いたワザが少ないため、バースト手段は豊富でも、そこに至るまでのダメージを稼ぐ手段に乏しい。


  • 通常必殺ワザ:タマゴミサイル / タマゴばきゅーん
前方に山なりにタマゴを発射する。
ボタンを押しっぱなしにするとカズーイを機関銃のように構える「タマゴばきゅーん」に移行。連射力に優れたタマゴを直線状に発射する。
ただし、連射そのものはそこまで速くない、ワザに移行・解除までの時間が長い、上空からの攻撃に弱いといった弱点も多いため、使用機会は少ない。

  • 横必殺ワザ:ワンダーウィング
金のハネを一枚消費し、無敵状態で突っ込む突進ワザ。
発動前に力を溜める予備動作が入るため、インクリングのスプラローラーのようにとっさの奇襲には使えず、攻撃されると潰される危険性があるが、一度発動してしまえば長時間の無敵判定と高威力&強いふっとばし力を持つ。
非情に強力ではあるが、1ストックにつき5回(サドンデス時には1回)しか使えず、全て使い切ってしまうとストックを落とすまで使用不可能となってしまう極端なワザ。
また、いくら強いといってもガードはされてしまうので、隙を見て使っていきたい。

  • 上必殺ワザ:ショックジャンプ
緑のジャンプ台を使い、高くジャンプする復帰ワザ。
ソニックのスプリングジャンプ同様、使用後は自由に動ける上に空中で使用した場合はジャンプ台に攻撃判定が付く。
ボタンを押しっぱなしにすることでタイミングをずらしたり、上昇距離を伸ばすことが可能。
ジャンプ中は無防備の為、復帰ルートを読まれると阻止されやすいので注意。

  • 下必殺ワザ:おケツタマゴ
カズーイのお尻から放物線上にばくだんエッグを発射する。
発射されたタマゴは地面に当たるとバウンドし、数秒後に爆破する。
崖際で復帰阻止に使用したり、拾うことで投擲アイテムとして使用したりと汎用性が高い。
弱点としては弾速が遅く、相手に拾われて逆利用されてしまうこともあるため注意。
背面から発射するので、相手に向かって撃つ時はしっかり背中を向けること。
空ダに失敗してワンダーウィングが暴発するのは誰もが通る道

  • 最後の切りふだ:ジンジョネーター
前方にジンジョネーターの石像を召喚。
命中すると石像からジンジョネーターが飛び出し、連続で体当たりを繰り出す。
他の切りふだと異なり、巻き込みが出来ず、複数の敵に命中した場合は一番バンジョーに近い者が攻撃対象となる。


【その他】

クソゲスリスゲー『Conker's Bad Fur Day』、『あつまれ!ピニャータ』などレア社制作のゲームに度々カメオ出演している。


【余談】

バンカズシリーズではアクションのほとんどがカズーイ依存となっており、しばしば『バンノーなカズーイの大冒険』とネタにされてしまっている。
だが少し待って欲しい。

タマゴミサイルの存在に忘れられがちだが、カズーイそのもののパワーや攻撃力はとても低く、強力なクチバシ攻撃もバンジョーのパワーと体重があって初めて成立するものとなっている。*2
またカズーイの性格上、見知らぬ他人との交渉など到底出来るはずもなく、温厚なバンジョーが橋渡しをしなければ録に会話もままならない。
2では手に入れたアイテムはリュックに収納されているという設定となっているため、やはりカズーイのみでは必要なアイテムを渡せない。また、「バンジョーじゃないとしゃべらないキャラ」まで登場しているが、その基準は結構ガバガバ。*3

以上からお互いがお互いの苦手分野を補う、文字通りの『二人で一人』となっており、カズーイ単体では決して冒険は成り立たないという点には留意していただきたい。
それでも8割くらいはカズーイ働いてるからやっぱりカズーイ万能だけど。

追記・修正は相棒同士でお願いします。

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