コイカツ!

登録日:2019/11/10 (日曜日) 15:32:54
更新日:2019/12/11 Wed 23:54:33
所要時間:約 4 分で読めます




コイカツ!は、Illusion(イリュージョン)ブランドより発売されている成年向けPCゲームである。
ジャンルは「3DキャラメイクH恋愛シミュレーション」


【概要】

ゲーム内でのストーリーは簡単に言うと、主人公が女子高の中の唯一の男性として女生徒と親交を深めあいながらHな関係になっていくというもの。
これだけだとよくあるアダルトゲームであるが、このゲームの肝は3Dキャラメイクシステムを採用しているということ。
つまりは攻略の対象となる女キャラをプレイヤーがデザインすることができるというものである。
その自由度は極めて高く、単純に理想の女子をデザインするもよし、アニメやゲームのキャラを再現するも可能である。
3DCGは大きく分けてアニメ調なものとリアル調なものに分別されるが、本作はアニメ調に入るために、二次創作には非常に向いている。

デザインしたキャラはストーリーモードで登場させることが可能で、あなたの理想の彼女との学園生活を送ることができる。
その気になれば学園の生徒全員をあなたのデザインしたキャラで埋め尽くすことも可能で、単純に推しキャラでハーレムを作るもよし、学園アニメのクラスを再現するもよし、極端なことを言えば、生徒全員がバニーガール姿だろうが素っ裸だろうが、果ては女騎士やニンジャやゾンビや異星人が徘徊しているカオスな学園にするも自由なのだ。

なお、キャラメイキングをしなくてもデフォルトで多数キャラモデルが用意されているので、キャラメイキングをしない人でもゲームを楽しむことはできる。
キャラメイキングなしでこのゲームを買う人なんてまず存在しないだろうが
ストーリー以外にもこのキャラメイキングを生かすシステムがいろいろ盛り込まれており、様々な方向から楽しむことができるだろう。


【ストーリー】

主人公は叔母が理事長を務める学園へ転校してくるが、その学校はなんと女子高だった。
叔母の言うには、女子ばかりの環境では社会に出たときに男性に接する経験がなくて困るので、主人公に女生徒たちを男子に慣れさせてほしいという。
無茶苦茶な内容に戸惑う主人公だったが、もはや選択の余地はなく依頼を受諾。
こうして、女子たちと恋愛の練習をする「コイカツ部」を作ることになった主人公。果たしてうまく行くのだろうか?


ゲームとしての本筋とするのがこのモード。
プレイヤーは、昼休み、部活時間、放課後の三つの時間の中で女の子たちと交流してコイカツ部へ勧誘していくことが目的となる。
タイムリミットなどは設けられておらず、ゲームオーバーもないので何回でも一日を繰り返して好感度を上げていくことができる。
また、好感度とは別に「H度」というパラメータもあり、Hな話題をふったり体を触ったりすると上昇し、Hに誘いやすくなる。
なお、ゲームの目的上、女の子とのHは”ある例外”を除いてすべて和姦なのであしからず。
H度が高い状態でHに誘うと、たとえ周りに人のいる廊下やグラウンドでもHに応じてくれる。ちなみにHが終わったとき、周りにいる女の子たちは顔を抑えて逃げ出していくと地味に芸が細かい。
しれっとHが終わるまで見続けていたようだがな

学園内では3Dモデルで移動することができ、女の子たちも絶えず移動しているため、目的の子に会うためには走り回る必要がある。
学園は3階建てで、各学年のクラスのほかに体育館、グラウンド、プール、食堂、保健室、和室、漫研部部室etc……と、けっこう広い。
学園の3Dフィールドはかなり細かく作りこまれており、足を止めて壁の張り紙を見るだけでも作りこみのすごさが伺える。
女の子たちも闇雲に動き回っているわけではなく、昼休みには食堂に集まったり中庭で談笑したりスマホを見ていたりと、本物の女子高生のように活動しているため、攻略を一休みして観察してみるのもおもしろいだろう。

女子との交流を深めていくとコイカツ部のレベルが上がり、H時に見れる体位が増える。
また、学園内のあちこちに特殊なHスポットが用意されており、たとえばトイレやシャワーを覗けたり、女の子を連れて体育倉庫に行くと特別な体位でHできたりする。
移動が少々めんどうだが、F3キーでワープできるので覚えておこう。

女の子と仲良くなるとできることが増え、いっしょに運動したり勉強したり、帰宅の途中に自宅に誘うこともできるようになる。
デートに誘うと日曜日にイベントが起き、思いっきりイチャラブを楽しめる。さらにデートの回数を繰り返せば……。

なお注意点として、好感度を上げれば女の子のほうから主人公を探して話しかけてくれるようになるが、序盤で闇雲に意中ではないキャラの好感度を上げるとストーカーよろしく付きまとわれて本命へアタックする邪魔になる。
追加データでできるようになる設定で、話しかけられても画面切り替えが起きなくなる設定が可能なので好感度の高いキャラが増えたら切り替えておこう。

それから、メイキングしたキャラクターとは別にシナリオキャラという固定キャラがおり、イベントスポットに行くとイベントが開始される。
ぶっちゃけこのゲームが普通のエロゲーらしい唯一の要素ともいえるが、それぞれの個別シナリオの出来は決して低くはないので気分転換に楽しんでみよう。


【キャラクターメイキング】

このゲームの目玉と呼ぶべきシステム。
キャラの顔や体格、服装やアクセサリー、性格などを設定して、この世に一人だけのあなたのキャラを創造することができる。

と、いってもいきなりゼロから作れと無茶ぶりされるわけではなく、デフォルトのキャラモデルが用意されているので最初は着せ替え人形よろしく色々といじくりまわしてコツをつかんでいけばよい。
キャラ製作の近道としてはデフォルトキャラの中からイメージの近いキャラを選んで改造していくのが手っ取り早い。デフォルトキャラといっても非常に細かく作られているので、体形はそのまま流用しても違和感はあまりない。
各種パーツの設定は非常に細かく、目ひとつをとってみてもまぶたの上下の形から瞳の種類にハイライトの種類などが選べるとこだわりがうかがえる。
他にも肌の色や腕の太さ、爪の色さえも選べる。むしろいじれないところを探すほうが難しいほど。
基本となるのは以下の部位で、これらを調整して理想のキャラへ近づけていく。

キャラの一番目立つ箇所。
頭の大きさから目鼻の形まで、ミリ単位での微調整が可能。
瞳の色を変えればレイプ目にすることもでき、耳をとがらせればエルフ耳にもできる。
ほんの少しの大きさや角度の違いで驚くほど印象が変わるので、ここをうまくいじれるようになれば初心者卒業と言える。

体格をいじれる。
肌の色を変えれば人種の違いも表現できるし、青い肌にしてガミラス人ぽくもできる。
だが一番よくいじるのは胸の形だろう。巨乳もまな板も自由自在である。
ただし手足の太さの調整などは慣れがいるし、どうせ服に隠れてしまうので後回しでも構わない。
日焼け跡の表現など、かゆいところに手が届くのも素晴らしい。

髪形の調整ができる。もちろん髪の色も自由。
ほとんどの髪形はそろっているのでよほどはじけた髪形でない限りは作ることができる。

  • 服装
トップス(上着)、ボトムス(スカート・ズボン)、ブラ、ショーツ、手袋、パンスト、靴下、靴
これらを設定できる。また、服の色や柄などもある程度いじれる。
ブラには水着もあるため水着も可能。
無料拡張データを入れれば、ロボスーツや女騎士スーツなどといったコスプレ衣装も加わる。

  • アクセサリー
いわゆる装飾品だが、大きさや位置や色の設定が細かくできるため、変化して組み合わせることによって様々なことができる。
※例
ネクタイを広げてマントっぽくする。
ベルトを黄色に変えて頭に連続配置することでドリルヘアーを疑似再現する。
など。
ちなみに公式もなにを考えているのか「2連装砲塔の模型」「艦艇の模型」「魚雷発射管の模型」といった、あのゲームのキャラを作れと言わんばかりのものがある。

なお、服装とアクセサリーはキャラ設定とは別に服装個別で記録でき、ほかのキャラに瞬時に着替えさせることができるのでけっこう便利。

  • キャラ設定
そのキャラの名前や誕生日や血液型などの基本プロフィール。性格などを決められる。
性格は、正統派ヒロイン、素直クール、不良娘、後輩キャラなどの王道から、のじゃ娘、ヤンデレ、野性的などの変化球まである。
また、好きな食べ物や、運動や勉強が得意かなどの個性も決められ、同じ性格でも印象の違ったヒロインを作ることができる。
Hの際の好みも決められるが、そのままだとゴムなしNGやアナル拒否されてしまうため、こだわりがなければ全OK推奨。
個性の欄で「女の子好き」にチェックを入れれば学園でレズシーンを見れることがある。


これだけの設定項目があるので難しく思えるかもしれないが、要は習うより慣れろである。使っていたらやがてトントンいじれるようになる優しいシステムに思えてくるようになるだろう。
ただし少女漫画のキャラのように極端に目が大きかったり、ジャンプ漫画のキャラによくある特徴的すぎる髪形など、ディフォルメの強すぎるものは難しい。また、身長の制限上幼女キャラも難しい。
が、中にはアクセサリーを駆使してとんでもない奇抜なキャラを作り上げる猛者もいる。
とりあえず一般的な範囲内でいえば作れない顔はないと言っても過言ではない。
しかし、服に関して言えば話は別で、アニメやゲームキャラのコスチュームを再現するとなるとかなりの努力が必要となる。
そこまでするのは中級者以上の技量がいるので、とりあえず普通の服で我慢しながら顔や体格をうまく作れるようになろう。ポイントは髪形と目で、これをうまく作れるようになればかなり理想に近くできるようになる。

作ったキャラはキャラカードという形で保存しておける。このキャラカードには作ったキャラのデータが保存されているので、個人のサイトやイラストサイトなどで公表されているものを落とせば自分のコイカツ内で他人の作ったキャラを使用することができる。
特にアニメやゲームのキャラであれば、自分で作る前に人の作ったものを探すほうがお手軽。なかったとしても人の作ったキャラはいろいろな形で参考にできる。
ただし、他人のキャラカードを使用する場合、そのキャラカードに使われているパーツが自分のコイカツ内にないと欠けた表現になってしまう。拡張パックのデータなどが使われている場合は注意。


ちなみに男性キャラ(主人公)のメイキングも一応可能。ただし女性キャラに比べたらだいぶ使えるパーツは減る。

現在は公式サイトのほうから拡張データが無料ダウンロードできるため、コイカツ!をPCに入れたらまずこれを受け取ることがオススメ。
一気に使える服のデータなどが増えて、細かな調整などもぐんとやりやすくなる。
また、Hシーンにオナニーとレズも追加される。

【エクストラモード】


  • フリーH
読んで字のごとく。キャラとシチュエーションを自由に設定してHできる。
ただしストーリーを進めないと選べる体位が正常位しかないので注意。
メイキングしたキャラが半脱ぎで変な形にならないかのチェックにも使える。
日本製エロゲーでは未だ珍しいVRに対応しており、ヘッドセットが有れば従来をはるかに上回る臨場感が手に入る。
操作性も従来のVRエロゲーに比べると良好。おっぱいを揉むと振動する。
所詮VRコントローラーなので決して揉み揉み感は高くないのだが、VRエロゲーの時代がいつか来るときには歴史の一ページとして語られる日が来るだろう。


  • ライブ
キャラがステージ上で歌に合わせて自動でアイドルライブをやってくれる。
歌と振り付けは一種類しかないが、どんなクールな設定のキャラでもここでは満面の笑みで歌って踊ってくれるので見ていて飽きない。
他にはメイキングしたキャラの動きがおかしくならないのかのテストにもなる。
メイキングのときはうまくできたつもりでも、動き出したら顔立ちが歪んでいるのが目立つようになったとかはよくあるので意外と重宝する。

  • ダウンロード
公式サイトから他のプレイヤーのUPしたキャラカードを受け取れる。
落としたキャラは学園に配置することも可能。

  • アップロード
公式サイトに自分のメイキングしたキャラをUPできる。分かってるとは思うがMOD入れたキャラを載せたらダメだぞ!

【スタジオ】

正確にはコイカツのデータを使ってできる別のゲームであるが、これこそがコイカツをやる最大目標である。
舞台背景の中にメイキングしたキャラや小物を自由に配置して、好きなシーンを創造できる。一言でいえばジオラマを作れるわけである。
キャラのポージングや衣装も自由自在。公式サイトでも有志の制作した小物が配布されているためにその可能性はまさに無限大。
夢の競演やif表現、ほかのどんなことでもプレイヤーの想像力のある限り世界は広がっていける。

ただし、キャラや物を三次元的に配置しなければならない以上、難易度は非常に高いため、慣れるにはかなりの練習がいることは覚悟しておこう。

【最後に】

このような魅力的な要素をバランスよく持っているため、コイカツ!はIllusionのソフトの中でもかなりの人気を持っている。
拡張パックとして、「コイカツ!アフタースクール」「性格追加パック」が発売中。
「アフタースクール」ではデートイベントやキャラの性格、衣装の追加が盛り込まれていてかなり豪華。
「性格追加パック」は性格と衣装の追加のみだがお値段はやや手ごろ。
また、「エモーションクリエイター」にはコイカツの追加データも同梱されている。

総合的に、非常に高い完成度と自由度が魅力のゲームであり、素直にHに走るもよし、スタジオで造形にこだわるもよしと単純なアダルトゲームを超えたクオリティを持っている。
けれど、このゲームの真価を引き出すには根気とセンス、なにより努力が必要である。その分、報われた時の喜びも大きいので頑張ろう。


追記修正はクラス全員をメイキングしたキャラで揃えた人がお願いします。

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