雲居悠理

登録日:2020/03/22 (Sun) 11:44:05
更新日:2022/05/14 Sat 04:03:06
所要時間:約 6 分で読めます




雲居悠理です…!な、仲良くしてくださいね。

絶対可憐チルドレン』の登場人物。
CV:井上麻里奈

【概要】

中学生編から登場。
花井ちさとや東野将とは同じ塾に通っていたらしく、チルドレンやちさと達と同じ中学校に通っている。









以下、単行本未読の方はネタバレに注意。




ウソついてて……ごめんね薫ちゃん…
私はただ……愛されたかっただけなの。
普通のおんなのこみたいに…! 





その正体は「黒い幽霊」首領の側近にして実の娘ユーリ
黒い幽霊の娘(ファントム・ドーター)」のコードネームを持つ。
ユーリ(ミラージュ)ファントム・雲居悠理の3つの人格を持つ多重人格者で、一時期フェザーも彼女の中に憑依していた。
名前の由来は『源氏物語』の雲居の雁。


【それぞれの人格】

  • ユーリ(ミラージュ)
本来の人格で、他の人格と区別する都合上「ミラージュ」と名乗っている。
金髪の少女で主にゴスロリ衣装シスター服姿で登場する。
父親が指示するままにエスパー達を洗脳するなど、人間らしい感情を見せなかったが、悠理を通じてチルドレン達との交流を経たことで感情を持つようになり、ナイやハンゾウにも親愛の情を注ぐようになる。
  • ファントム
主に戦闘などを担当。
紫がかった髪色でバイザー状の仮面を装着している。曰く、「変な服」と呼ばれるぐらい服の趣味がアレ。
ユーリの心の内に秘められた感情や本心が独立、別人格となって現れたもので、父親に強い反抗心を持つ。
冷徹かつ好戦的。薫への好意からかなり暴走気味の行動*1も多い。
兵部との対決で一旦封印されるが、後に復活する。ただし、この際には好戦的な面はなりを潜め、パンドラに協力している。
憑依持のフェザーと似ているが髪のトーンなどが異なる。
  • 雲居悠理
ミラージュがチルドレンに近づくために創り出した模擬人格。
無意識下でミラージュの暗示や記憶操作を受け、操られている。
そのためこの人格の際は、他の人格での記憶をほとんど覚えておらず、精神感応(サイコメトリー)で正体が知られることを防いでいる。ナイも彼女の視点では黒猫になっている。
黒髪の大人しい美少女で、カップラーメン作りにいつも失敗したり萌えフィギュアを着せ替え人形と勘違いしてコレクションしたりと極度のドジっ娘左利き
上述の通り模擬人格として作られたが、フェザー曰く、悠理はユーリから過去の辛い記憶を取り去った状態であり、「本当のあなた(ユーリ本来の人格)」であるとのこと。最終的には他の人格はこちらに統合された。


【人物】

その能力ゆえ父親からは道具としての愛情しか与えられずに育った。表面上では従順でいたものの、無意識に抱いていた反発心からファントムの人格を形成した。
チルドレンのブーストのデータ解析のためチルドレンの中学に生徒として潜り込み、日常では悠理、戦闘ではファントム、組織とのやり取りはミラージュが担い過ごしていた。しかし、周囲との交流を経てやがて人間らしい感情を持つようになる。

後にフェザーの様子を通じて兵部に素性がばれると、文化祭の裏でパンドラに襲撃を受ける。催眠で兵部・真木・紅葉を圧倒したかに思われたが、戦闘開始以前に兵部が催眠を細工していたことで敗れる。しかし兵部が境遇を哀れんだことで命までは奪われず、悠理以外の人格を一時的に封印して日常生活に戻された。

しばらくは平穏に過ごしていたが、他の人格が統合されていったことで本来の記憶を取り戻し、組織への反逆を決意し、催眠能力により自分に関わる記憶や生活していた痕跡全てを消し去り、「ファントム・トレイター」を名乗り抗争を開始する。
しかし、ギリアムに挑むもその手に落ち操られ、自分の心象世界に閉じこもってしまうが、彼女の記憶を取り戻した薫達バベルや兵部奪還を狙うパンドラが「黒い幽霊」本拠を襲撃する。
チルドレンとフェザーの力を相乗した「インフィニティブースト」を受けてもなお罪悪感から薫達を拒絶していたが、フェザーの中の未来の自分自身に諭されたことで心を解放した。

事態の収束後はバベルやパンドラの勧めでナイと共に「財団」に身を寄せる。
高校生編にて日本に戻り薫たちと再会すると、「財団」からの依頼という扱いで「ザ・チルドレン」に加入し、高校にも復学している。性格も過去を振り切ったことで以前より明るくなっている。
薫が一時パンドラのリーダー代理についた際は、3人の異名にあやかって「幻惑の女教皇(ダズリング・ハイプリーステス)(仮)」を名乗っている。

アニメでは原作より時期を前倒して登場しており、兵部らパンドラメンバーの前に姿を現すなど表舞台でも積極的に活動している。
バレットやティムを撃破された報復として手始めに谷崎を襲撃し、その記憶をもとに皆本を襲撃し記憶を封じる。さらに洗脳を解くブーストを危険視してチルドレンの抹殺を敢行しようとするが、薫がエスパーの救世主となる未来のビジョンを見たことや、ブーストの光に強く魅了され、最終話で薫達と同じ中学校に悠理として入学した。


【人間関係】

父親からは便利な人形としてしか見られておらず、ギリアムからも嫉妬による憎悪を向けられていた。そのため本当の家族というものを知らずにいたが、ナイやハンゾウとは奇妙な共同生活を経ていくうちに絆が芽生えた。

チルドレンには当初スパイ目的で近づいたが、やがて深い友情を築いていった。特に薫に対しては親愛以上に近い感情を抱いており、初期は独占欲から過激な行動に走ることもあったほか、高校生編でも松風に無意識でだが対抗心を抱いている。本人曰く、「女の子がすきなんじゃなくて、薫ちゃんが好きなんです。

パンドラメンバーとは組織としての対立や薫を巡り当初排除を試みたが、境遇に同情した兵部により結果として「黒い幽霊」の支配から抜け出す機会を得た。その後は普通に友人として接しており、カガリやパティに(薫との)恋愛相談を頼んだこともある。


【能力】

レベル7の催眠能力者(ヒュプノ)
その力は魔法使い(ウィザード)級とも称されるほど強力で、幻の傷を本物の致命傷と認識させるほか生物を発狂させ死に追いやるほどの幻覚を見せることすら可能とする。

能力によって潜在的エスパーの能力をより強力に覚醒させるとともに、自我を封じ込めてバレットやティム、パティをはじめとする超能力者達をプログラム式に操り、黒い幽霊の刺客へと変えていた。
その洗脳は兵部や不二子すら解除できず、解除にはチルドレン3人による「トリプルブースト」以外は「死」しかないと言われるほど強力*2

さらに周囲のエスパーの能力*3を自らの能力として行使することも可能で、敵の能力がそのまま武器となる。ただし、能力を使えても本来の持ち主ほど技量を引き出せるわけではなく、負荷も大きいため持久戦は苦手としている。

「黒い幽霊」では彼女の母親のESP細胞をクローン・チルドレンに用い、無数のエスパー・ソルジャーを生産していた。ユウギリはこの計画の最初期のプロトタイプにあたる。


【未来】

フェザー達がいた時空では、誰も悠理の苦しみに気付くことができず、その中でナイを失ったことで完全に心を喪失してしまい、ギリアムの手に落ちファントム・システムに組み込まれた。これが破滅の未来への序章となってしまった。
しかしその意志はフェザーとして現代へ渡ることとなる。この際は凛とした雰囲気の大人の女性になっていた。


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最終更新:2022年05月14日 04:03

*1 予知された事故をわざと前倒して発生させる等。

*2 薫とパンドラのブーストでは解放が不完全だったため、自滅プログラムが作動した。

*3 催眠支配したエスパーなら完全に、支配下に置かずともある程度近くならある程度。