漏瑚(呪術廻戦)

登録日:2020/07/10 Fri 21:47:00
更新日:2025/01/18 Sat 10:43:05
所要時間:約 4 分で読めます


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人間は嘘でできている 表に出る正の感情や行動には必ず裏がある

だが負の感情 憎悪や殺意などは偽りのない真実だ そこから生まれ落ちた我々呪いこそ

真に純粋な本物の(・・・)“人間"なのだ

偽物は 消えて然るべき



漏瑚(じょうご)とは『呪術廻戦』に登場するキャラクターである。

目次

プロフィール

等級:特級呪霊
発生源:大地
嗜好・興味:呪具集め
嫌いなもの:人間(特に五条)


概要

呪い*1の最上位階級「特級呪霊」の1体。
ビジュアルは両耳が栓で塞がれ、頭が火山のようになった小柄な単眼の老人。
虎杖曰く「頭富士山」
五条からの蔑称は「ハゲ」

大地への恐れから生まれた*2特級呪霊にして呪霊たちのまとめ役*3も兼ねており、夏油との打ち合わせや方針の決定等は彼が担っている。

また呪具のコレクターという一面も持つ。



人物

一人称は(わし)
性格はやや短気かつ好戦的な激情家。
プライドが高く嘘や虚偽の類を忌み嫌う潔癖な面があり、建前を持ち本音を隠して生きる人間を「紛い物」と呼び蔑んで見下し、嘘偽りない負の感情の結晶である「呪い」こそが真の人間であると主張する過激派。
それ故に人を殺すことに対して一切の呵責が存在しない。
また「自らが滅びようとも、百年後に呪霊が人間の代わりに世界に君臨していれば良い」と割り切った考えを持っており、「呪いの王」である両面宿儺の復活を目論んでいる。

頭に血が上りやすく如何にも短絡的と思わしき性格だが、実際は呪霊軍団の中でも思慮深い屈指の常識人。
自分達の悲願達成を第一に考えるため、方針は意外と保守的。
確実な手を打つことを好む生真面目で堅実な一面を持ち、五条に敗北した後はそれが加速傾向にある。それ故に呪いの本能の赴くままノリで動く事が多い真人には振り回されがち。
目的のために自身を含めた呪霊たちの犠牲も厭わないが*4、仲間の死を悼み即座に仇をとるなど身内への情は持ち合わせている。


戦闘能力



本物の強さ 真実は 死をもって広めるとしよう


タフさでは同じ特級呪霊である花御陀艮に劣るものの、攻撃力は2人を遥かに凌駕する。
動きも俊敏で、1級術師ですら察知できないほどの速さで一瞬で間合いを詰めるなど機動力と近接戦能力にも優れる。

羂索「甘く見積もって宿儺の指8~9本分」と強さのレベルを喩えており、単純な火力及び殺傷能力では劇中全体を見てもトップレベルに危険度が高く、それどころか呪術全盛期の平安時代基準でも上位レベルに位置する文句なしの実力者
……の筈なのだが、対戦相手が基本自分より遥か格上の五条先生だったり宿儺だったりと地味に不遇な状況になりがち*5
それでも後の渋谷事変では(陀艮との戦いで損耗していたとは言え)1級呪術師および特別1級呪術師を含む高専トップレベルの戦力を苦も無く瞬殺している。


術式

炎や熱を操る術式の持ち主。一般人であれば一瞬にして複数人を焼き尽くして死体も残らない消し炭にしまう程の危険な火力を容易く操ることができる。
劇中では
  • 掌から高出力の炎を放つ
  • 掌に爆発する炎を纏わせ打撃と一緒に叩き込む
  • 範囲内の人間を突然発火させ骨も残さず燃やし尽くす
  • 真っ赤に焼けた巨岩を飛ばしてぶつける
  • 手を翳した物体を発火させて焼く
など多彩な技を操る。

アニメ2期では
  • マシンガン並みの勢いで火炎弾を連射しビルのガラスを破壊
  • 戦った場所の気温が上がりすぎて空き缶やマンホールの蓋が弾け飛び、挙句気温計が一瞬で99度に到達しカンスト
  • 頭部の火口から超射程の熱線を撃ち出し高層ビルをぶち抜く
  • 地面を溶かしてマグマを生み出し、マグマの津波が町一帯を飲み込みビル街を融解させる
  • マグマを巨大な腕に変形させ、その腕でビルを捥ぎ取り敵を挟み潰す
といった描写が追加された。

他の特級呪霊達と異なり放つ攻撃のほぼ全てがエネルギー攻撃という関係上、単純な肉体の耐久力だけでは漏瑚の攻撃を防ぐことは困難である。対人戦における一撃必殺の攻撃力だけなら仲間の特級呪霊・真人も負けていないが、あちらは術式の性質上直接手で触れる必要があり遠距離攻撃ができない。一方で漏瑚は上記の通り遠距離から即死級攻撃を連発できるので危険度は頭一つ抜けている。
複雑怪奇な術式を操るのではなく、シンプル故に強いを体現した術式。
この様にオンリーワンの個性を有しているのも漏瑚の特徴と言える。


  • 火山(仮称)
任意の場所に小型の火山を具現化させてコンクリートの地面を一瞬で融解させるほどの高熱の火炎放射を放つ。
炎の射程は目算で十数メートルほど。
火山の具現化場所は任意であり、攻撃スピードも一瞬で具現化し発動するなど術としてかなり凶悪。
一度に複数個を具現化させ、死角から攻撃するオールレンジ攻撃じみた使い方も可能。

  • 火礫蟲(かれきちゅう)
頭の噴火口から人面と人間の手足を生やす蝉のような巨大な虫を無数に生み出し使役する術。
虫は高速で飛翔しながら敵に襲い掛かり、棘のような口吻で刺し貫くだけでなく接触すると甲高い絶叫を放った後爆発する。
端的に言えば生きたスタングレネード兼ホーミングミサイル
原作では地味だったのだが、アニメ1期では無限で受け止めた瞬間衝撃の余波でアスファルトの地面が抉れるほどの速度と衝撃があるように描写され、危険度が格段に増した。
アニメ2期ではこれに運ばれる格好で空を飛ぶという応用を見せた。

  • 領域展延(りょういきてんえん)
自分だけを包み込む領域により相手の術式を中和する。
シン・陰流の簡易領域と同様の術。
夏油から伝授されたものと思われる。

  • 極ノ番(ごくのばん)(いん)
漏瑚が操る奥義。
掌からビルほどの大きさを有する灼熱の巨大隕石*6を具現化し、腕の振りに合わせて思いっきり敵目掛けて叩き付ける質量攻撃。
一撃でビル数棟を粉砕する程の威力があるだけでなく、隕石の超高熱により着弾点の大地が融解する副次効果もある大技。命中さえすれば「宿儺といえど無傷では済むまい」と豪語する。
一方で他の技と比較すると発動から命中までのタイムラグがやや長いため、必中となる領域展開と組み合わせなければ狙った相手に当てるのは至難の業。
正面戦闘より大規模破壊や大量虐殺を目的としているのかもしれない。
呪力量によってサイズのコントロールも可能で、五条悟との初戦で使用した岩石も恐らくこの技。

アニメ版では先の戦いで発生させたマグマや瓦礫をかき集めて生成するシーンが描かれた。
またこの性質上、構築術式と同じく術式終了後も残り続けるらしく、発動からおよそ2ヶ月経過した後も(鎮火した状態ではあったが)残っていた。


蓋棺鉄囲山(がいかんてっちせん)


舐めるなよ小童が!!! そのニヤケ面ごと飲み込んでくれるわ!!!

領域展開!!

漏瑚の領域展開。
風景は焼けた岩や溶岩で四方八方を囲んだ、火山の火口を彷彿とさせる石室。
漏瑚曰く「並の術師なら入った瞬間焼き切れる」ほどの高熱がデバフ効果で常に発生している灼熱の空間だが、五条先生と連れてこられた虎杖はそんな環境下でも平然としていた。
実際どのレベルの術師ならば死なないのかは不明。

発動時の印相は大黒天印。


劇中での活躍

初登場〜五条との戦い


獄門疆(ごくもんきょう)を儂にくれ!!蒐集に加える

その代わり 五条悟は儂が殺す

五条の対策について夏油と話していたが、
話し合いの場所として使っていたファミレス内の人間を一瞬で皆殺しにするという呪いらしい残虐無比な所業でインパクトを残し、夏油に忠告されたにもかかわらず単身五条に戦いを挑む。
しかし終始舐められた態度を取られた挙げ句に「弱い」と煽られて激昂。
怒りのまま展開した領域展開すら容易く破られて頭以外の身体を失うという瀕死の重傷を負うも、間一髪のところで花御に助けられた。その後夏油・真人・花御によってサッカーボールにされたが*7
五条相手に苦も無く敗れ生首にされてしまい休息を余儀なくされたが、以後は五条を悲願の最大の障壁と認めその対応について神経を尖らせている。

渋谷事変



これで負けたら言い訳できないよ?

貴様こそ 初めての言い訳は考えてきたか?

そして渋谷事変でもついに行動を開始。
五条の圧倒的な強さに毒付き、花御が犠牲になりながらも五条封印をなんとか成し遂げると、もう一つの目的である宿儺復活のため暗躍。

逝ったか……陀艮

後は任せろ 人間などに依らずとも我々の魂は廻る

百年後の荒野で また会おう

………さて

深傷を負いながらも伏黒親子の加勢で陀艮を葬った七海建人禪院直毘人禪院真希の三人の前に現れると、敗れて消滅した陀艮に哀悼を捧げ、そのまま3人を瞬く間に屠った。

しかし菜々子と美々子が虎杖に宿儺の指を一本呑ませたことで事態は急転。
想定外の指の追加により完全に当初の計算が狂ってしまい、
気絶中の虎杖を発見すると、急遽彼に所持していた宿儺の指10本を呑ませることで宿儺を覚醒させる。
その後「1発でも当てられたら呪霊の下に着く」と言う条件の下で宿儺と交戦するが
力の格が違い過ぎた結果終始舐めプ状態で翻弄されボロボロにされた挙句、切り札の極ノ番すら通用しないなど進退窮まってしまう。

最後は宿儺の炎を操る術式との火力勝負の果てに敗北する。
しかし強さ自体は宿儺も認める本物であり、敗北直後の精神世界での邂逅にて「全てをかなぐり捨ててでも理想を掴み取ろうとする餓えが足りなかった」と評価。
そして宿儺が千年前に戦った人間、術師、呪霊の中でも上位に位置する強さだったと総論づけられる。

誇れ オマエは強い

…何だこれは

さぁな 俺はそれを知らん

宿儺に最高の賛辞を送られ、無自覚に流した涙に困惑しながらそのまま焼き尽くされ消滅した。



余談

呪いらしく人間を虐殺する事を何とも思わない冷酷非道な悪役であるが、どこか人間臭いコミカルな表情や、アクの強い仲間や強敵に振り回される苦労人的ポジションといった描写から読者からはマスコット的な人気を得ている。

ちなみに、切れると頭と両耳がヤカンみたいに噴火する。
おまけにSEが「ポッポー」と明らかに機関車だったおかげで、読者の腹筋が呪われた。

CVの千葉氏は原作者の希望によって実現したほか、虎杖の祖父役も担当している。



100年後のアニヲタWiki(仮)で追記・修正するのは儂である必要はない wiki籠りが編集していればそれでいい

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最終更新:2025年01月18日 10:43

*1 いわゆる悪霊

*2 ビジュアルから勘違いされがちだが火山の呪霊ではない。要するにグラードン

*3 一応、彼らのボスは真人である

*4 同志の特級呪霊達も同じ考えを持つ

*5 13巻のおまけページでは「儂の相手こんなんばっか」とボヤいていた。

*6 出自を加味すると火山弾かもしれない

*7 アニメ7話のじゅじゅさんぽより