シレナビーチ

登録日:2020/10/04 Sun 03:26:13
更新日:2025/06/13 Fri 16:10:31
所要時間:約 20 分で読めます






しずかにうちよせる なみのおとをBGMに なないろに へんかする

ゆうぐれの ロマンチックなひとときを すごした あとは

ホテル・デルフィーノで ほしぞらを ながめながらのディナーで リッチに そしてゴージャスに。

―――ドルピック島 ガイドマップより



「シレナビーチ」とはGCゲームスーパーマリオサンシャイン』に登場する地名、およびステージの1つである。


【概要】

ドルピック島の西部、イルカの形の尻尾部分に位置する海岸エリア。
サンセットが美しい海岸にリゾートな庭園、そしてドルピック島でいちばんの高級ホテル、 ホテル・ディルフィーノ が建てられている。
ホテルのエントランスには吹き抜けを貫くお洒落なトーテムポールフルーツの売店なども開かれており、各階には豪華な個室プールとどちらを向いてもリッチなオリエンタル尽くし。さらにはカジノまで設えられている。

……しかし、いわく付きなのかホテル内にはテレサの影が付きまとう。


ステージの入場場所はドルピックタウン中央広場の正面建物の屋根にあるドカン。
最初はドカンが巨大パイナップルに塞がれているので、ステージ解禁にはヨッシーの協力が必須。よって、解禁はピンナパークのストーリーの後となる中盤ステージである(最短で行くにはシャインは14個必要)。
すり抜けバグを使えばヨッシーなしで入ることもできるが、非正規の上、ヨッシー必須のSTORYもあるため推奨しない。

このステージに出現するドロドロは青緑色で、接触すると感電する。
ホテル内でこのドロドロと出くわすことはなく、主にホテルの外が舞台となるSTORYでこれの掃除をすることになる。


……ところで、この項目を「素敵な海岸の項目」だと思って開いた方は少ないであろう。
多くのWiki籠り諸君には周知の通りかもしれないが、シレナビーチはその描写の美しさとは裏腹に、多くのプレイヤーを恐怖と苛立ちのどん底に叩き落としてきた高難易度STORYを幾つか含んでいる厄介なステージなのである。
ホテルの庭園での二度にわたる死闘や狭く入り組んだホテル内の探索など、全体的に難易度が高く、シャインゲットまでに手間と時間がかかる面倒なステージもある。
また、取得できるあおコインがSTORYごとに微妙に異なるので一気に回収することが出来ず、後述するカジノのスロットなど操作技術と運が要求される点も多いため、RTA泣かせのステージである。

とはいえ、GCの本気グラフィックで美しい夕日を背景にリゾート気分を味わえる点は高評価を受けることが多い。
また、探索が複雑ということは裏を返せばやりがい保証付きの楽しいステージということでもある。
即死ポイントなどもないため、じっくり時間をかけて楽しむプレイヤーにはおすすめ。


【STORY】

STORY1 ふしぎせいぶつ マンタ しゅうらい!

開幕STORYにして早速、本作屈指のトラウマメーカー。
初入場時には目玉となるホテルが丸ごとドロドロに沈められており、支配人に話を聞いていたところで、ドロドロをばら撒く元凶の謎生物が襲来してくる。

VS マンタ

マンタの説明は当該項目を参照のこと。当項目が作成される8年も前に専用項目が作られるほどに悪名高いマリオサンシャインの難関ボス
その名は既プレイ、未プレイ問わず「黒い任天堂」「みんなのトラウマ」と広く知れ渡ることになる。
公式もこれを意識しているのか、スーパーマリオ3DコレクションのPVなどでもマンタがピックアップされ、有識者たちの幼き頃の阿鼻叫喚を呼び覚ました。
そんなマンタを見事に撃墜すれば、ホテルが復活し、シャインが現れる。


「STORY1ならまずはマップを把握する簡単なSTORYだろう」という固定観念を粉砕してくるこのステージを、ついつい敬遠してしまうプレイヤーもいるかもしれない。
なかなか倒せない人は、オーナーに話しかける前に、 客や従業員の話を聞いて情報収集 することをおすすめする。
それでも倒せない人はヤシの木の下は安全かつ水場が目の前という完全無敵ポイント。隠れている間は赤マンタすらも離れていくので楽勝。
それでも無理な場合は攻略法を公開している攻略サイトや動画が参照にするとよいだろう。
それだけ多くの先人が情報収集せず突撃し苦戦しているという証拠でもあり、皆で知恵を出し合うほど歯ごたえのある良ボスだということでもある。

瞬殺できるバグが存在するが、その条件は『マリオのHP3以下でシャインを取る』こと。放水で掘り起こせるコインと配置されているコインで100集めれば達成できる。そこまでやったところでシャイン取得後にホテル出現とシャイン出現の音がするまで進行不可なうえ、肝心のマンタのシャインが取れないので意味がない。

STORY2 ホテルの ロビーの ヒミツ

前回STORYで無事に復活したホテルの中がテレサだらけになっており、支配人からそれらの退治を依頼されるところからはじまる。
(この時点でマリオは有罪判決を受けた掃除人のため、依頼自体は理にかなっているのだが、落書きと直接関係のない化け物退治まで任されるのか……)
ホテル内は支配人の説明通りテレサが跋扈している。テレサが発生しているのは最上階にあるトーテムポール上のテレサのオブジェであり、そこがヒミツコースの入り口になっている。

今作のテレサはテレサのくせに真正面から向き合っても恥ずかしがらない。
普通にふよふよと漂っているだけかと思えば、たまに透明になって徘徊しているテレサもいるので、油断していると真正面からぶつかってしまうこともある。
また、フロア内には回復用にもなるコインが配置されているが、回転が止まっているコインは全てテレサが化けた偽物なので要注意。慌てなければ見分けるのは簡単なので、体力が減ったからといって焦ってコインに向かわないように気を付けよう。
なお、このSTORYに限らなければ、普通のコインだけでなくあおコインに化けているテレサもいる。
今作のテレサは水に弱いらしく、水を浴びると透明化が解除されてしまう他、ピンクのテレサはブロックに変身してしまう。

ブロックになったテレサを足場にロビーから吹き抜けを登り、トーテムポールてっぺんのテレサ像の口の中に飛び込むことでヒミツコースに入れる。
(当ホテルには階段があるが、本STORYでは防火シャッターが閉まっているので通れない)

ヒミツコース

背景はリコタワーと同様ドットマリオのピクセル画風。様々な条件で破壊できる複数のブロックからなる足場を乗り継いで進んでいく。それぞれのブロックの特性と壊し方、壊れ方を覚えての攻略が必要。
敵をジャンプで踏んで足場を乗り継ぐという、このゲームではあまり見ない攻略を要求されるポイントがある。もちろん失敗すれば奈落へ真っ逆さま。
また、縦一直線ではなく縦横高さと3Dの操作を要求されるポイントもあるため、カメラワークと操作方向を意識しなければならない。そのポイントがよりによって モタモタしていると崩れる砂の足場 だったりするのだから質が悪い。
最後の地点にはマンマビーチのヒミツコースを思わせる、砂ブロックが山上に積まれた足場がある。しかし、今回はブロックは層になっていないので砂が消えればそのまま落とされる上、てっぺんには穴が開いているのでうっかり足を踏み外せば奈落行き
おまけに、最後の砂の山とシャインがある足場の間には足場のない空間が少しだけあるので、カメラアングルを誤ったまま進むと足場がない事に気づかず転落してしまう危険があるという初見殺しの罠まである。
序盤にある1UPキノコが取りやすい位置にあるので、アクションが苦手なら必ず取って進むべし。


STORY3 めいきゅうホテル・デルフィーノ

前回のSTORYでテレサをどうにかしたわけではないが、結局は解決したということでホテル内に平和が戻った。
今度は客人として支配人に招待されるが、支配人の台詞を見るにマリオは 既に露骨に嫌がっている ようである。

ともかくホテルに招かれ、中を見回すとヨッシーの卵が置かれている。が、要求しているパイナップルがなぜか売店で品切れ中。
諦めて3Fに行くとプールにシャインを発見できるが「水着でないとプールに入れない」という理由でシャインを取りに行くことが出来ない。
つまり、今回のSTORYは ホテルのどこかにあるパイナップルを探してヨッシーを仲間にし、正規入場とは別ルートでプールに入り込む のが目的になる。

各個室は全てオートロックの鍵がかかっているが、男子トイレから個室の1つに侵入可能*1。さらにそれぞれの部屋には隣や上下の個室へ通り抜けられる隠し通路があるため、そこを進んでホテル内を探索することになる。
隣の部屋へ進む隠し通路にはそれぞれ謎解きの仕掛けが用意されている。それらを攻略して進んでいくのだが、個室内にはたまにテレサがウロついていたり、テレサの偽コインが配置されているので、油断しているとダメージを食らう。 やっぱり退治できてないじゃねーか!! (ついでに各部屋のギミックはどれもテレサを彷彿とさせるものばかりで、いよいよ呪いのホテル感が漂う)
さらに肥ったデブテレサが通路を塞いでいるポイントがあり、個室を次々に渡り歩いた先でようやく見つかるパイナップルでヨッシーを味方にしないとその先には進めない。その先は天井裏まで通じており、天井からプールに忍び込んでようやくシャインにたどり着ける。プール前のスタッフがもうちょっと融通を利かせてくれればこんな苦労は……
ちなみに個室は全てオートロックのため、一度個室のドアから廊下に出ると戻ることが出来ない。部屋を進むギミックはドア以外に必ずどこかにあるはずなので、諦めて外に出ずに細かく探索すべし。

死亡ポイントは少ないが、謎解きに迷路にと初見ではとにかく時間がかかるステージ。
尤も、有志によりフルーツを使った壁抜けバグが発見されたため、RTAでは謎解きも迷路も全て省略されがち。青コイン含む全シャイン回収RTAの場合、迷路の途中や一番奥に青コインがあるのが悩みどころだが、もっと簡単に入手できるステージがあるのでここではパスするのも手。

余談だが、このSTORYで確認出来る限り、中にはポスターで隣の部屋に通じる壁の穴を隠しているだけの個室などもある。どういうセキュリティ・コンプライアンスのホテルなのか。ホテルの個室内の客には突然現れたマリオに困惑する人もいる、そりゃそうだ。


STORY4 カジノ・デルフィーノの ヒミツ

今度はカジノに招待されるマリオ。
カジノの中には水で回せるほぼポンプマリオ専用の2種類のスロットが用意されており、これの両方で777を出せば中央ステージのパネルめくりが解禁される。
このパネルめくりをまたも水を使って回転させ、パネルの絵柄を揃えるとヒミツコースへの土管が現れる。
……と、字面にすると簡単だが、このスロットとパネル合わせが基本的に運任せかつ微調整の繰り返しのため、なかなかに手間がかかる。あとスロットをミスするとテレサも出てくる。
給水はいくらでもできる上、今更テレサごときでそうそうミスということもないだろうが、道中が物凄く面倒なステージである点は否めない。運が絡む手前RTAの天敵とも言える。
といっても、実はここにも壁抜けバグが出来る場所があるので、スロットを回さなくても進むことはできる。RTAは遊びじゃないんだよ!!

…ちなみにスロットマシンにヒップドロップをするとコインが飛び出る。あーっ困ります!お客様困ります!

ヒミツコース

背景は美しい夕焼け空。巨大キューブをメインにしたスタンダードなヒミツコースになっている。
コースはやや短めで難易度はあまり高くないが、巨大なオブジェクトが多く、マリオとのサイズ差から距離感を見誤りやすい。
最後のポイントでは斜め回転する巨大キューブの上で耐える必要があるので、滑落には要注意。


STORY5 カジノの ちかの ボステレサ

前回に引き続きカジノに招待されるが、この日はカジノは休業中。支配人によると、地下から不気味な音がするので騙されて騙されたと思って見て来てほしいとのこと。 どうもこのホテルはトラブルを自分たちで解決する気がないらしい。
タイトルから既に何が出てくるかネタバレしているというツッコミは置いておいて、カジノに入るとさっそく中央のルーレットに露骨に怪しい箇所が。そこを調べると、カジノの地下に招かれる。
そこで待ち受けるのが当ステージの2体目のボス、 ボステレサ *2。地下の巨大ルーレットでの決戦となる。

VS ボステレサ

上述の通り、回転する巨大ルーレットの上でのボス戦。回転のせいで足場が悪い中での戦いになるが、色が違うマスをヒップドロップすれば一時的に足場の動きを止められるのでお好みで。
ボステレサはスロットマシーンと共に現れ、ボステレサに水を浴びせるとスロットを回転させてくる。揃った絵柄によって、ボステレサが攻撃を仕掛けてくる。
  • なにも揃わなかった場合、ダメージ判定のあるシャボンを吐き出す。
  • ???が揃うと様々な種類の敵を吐き出す。
  • クリンの???が揃うとクリンをたくさん吐き出す。
  • パイナップルが揃うとフルーツをたくさん吐き出す。(すごい勢いで飛んでくるが、ダメージ判定なし)
  • コインが揃うとコインをたくさん吐き出す。(律儀にもぜんぶ本物。ダメージ判定なし)
スロットは完全ランダムだが、攻略に必要なフルーツが揃う確率は高いので、何度も根気よく挑戦すべし。
フルーツが出たらそこら中に様々なフルーツが散らばるが、これをボステレサにぶつけただけでは彼奴が美味しくフルーツを頂くだけでダメージを与えられない。
そこで活躍するのがトウガラシである。ボステレサは辛い物が苦手で、これをぶつけると火を吐いて暴れまわるので、そこにすかさず別のフルーツを投げつければダメージを与えられるというわけである。逆に水をかけると回復してしまう。
このゲーム、トウガラシと他のフルーツのオブジェクトとしての差異はほぼ無いため『物をぶつけるのがダメならどれを投げても同じ結果になりそうだ』というゲーマーならではの固定観念があるほど攻略に悩むことになる
ボステレサの他の攻撃としては、たまにスロットに関係なくシャボンを吐き出したり、テレサを呼び出したりすることがある。
この戦いでは水辺がないが、シャボンから給水のペットボトルがドロップするので、水の残量についてはあまり心配しなくて良い。

このボス戦は根気がいるが、敵の殲滅に手こずらなければミスにはなりにくいので、攻略法さえ分かればボスの中では易しい部類に入る。そのため益々このエリアの真のボスはマンタだと言われがち。
ただし、終盤のボスなのにクリアタイムに運が関わるということで、RTAプレイヤーにはずいぶん嫌われている模様。
ちなみにコインが100枚になってシャインが出現した場合、ボステレサは逃げていく。


STORY6 シレナビーチで おおそうじ!

みんなのトラウマその2。
前回ボステレサを片付けて今度こそ平和が訪れたと思えば、またしてもビーチがドロドロで汚染されている。
ステージに入るなり、いきなり支配人に海岸の掃除を命じられ、否応もなく時間制限内にビーチを綺麗にしなければならない。

この制限時間が曲者。勝手に3分の時間制限を設けられ、時間切れになると 支配人によって粛清され1ミスとなる 。(実際に支配人に〆られているのかは定かではないが)
改めて説明すると、シレナビーチの庭園全体に巨大なテレサの形にドロドロが広がっている。かなり広範囲なのでポンプで適当に水をまき散らしているだけでは間に合わず、バック宙放水スプリンクラー(スピンジャンプしながら放水)などを駆使した広範囲放水で片っ端から綺麗にしていかなければならない。あちこちに置かれているタルを投げ飛ばせば水が飛び散るので、これを利用するのも良い。
ただし、このドロドロはマンタ戦同様にビリビリを発生させているので、これを無暗に喰らえば体力は減るわタイムロスするわでマリオを容赦なく苦しめる。地面にほんのちょっと残っているだけでも踏んで感電することがあるので、全くもって油断がならない。
全体を完全に消さなくてもほとんどを消してしまえばクリアとなるのだが、どこかに汚れの塊が少し残っていると掃除が足りない判定をされることもあり、どこに残っているのか探しているうちに時間切れでお陀仏ということもある。目を付けたポイントは基本的に隈なく綺麗にしておくのがコツ。
このSTORYを攻略するには、ショットガン放水(ジャンプ中に素早くR→Aと押す、マンタ戦でも活躍するアクション)が有効。でもこの技、実は説明書に乗ってない……。

ポンプの効率の良い操作を理解していないと難易度が高く、緊張感によるストレスもかかる難関ステージ。コツがつかめないと何度も時間切れによる心臓発作に倒れる羽目になる。
そこで、このSTORYは後回しにして、もっとアクションに慣れてから、なんならエンディング後のやり込みにでも……と思えばそうは問屋が卸さない。
なにしろ、ここを突破して次に進まないと、エンディングまでのメインストーリーを進めるフラグが立たない*3のである。

後期バージョンでは掃除の判定が緩くなっているようでクリアしやすくなっている。
また、3Dコレクションでは何故かドロドロの大半を残した状態でクリア扱いになったりドロドロを消していないのにクリア、
果ては開始直後にタイマーが止まってクリア扱いになるといった現象が複数報告されている。清掃ヨシ!
Nintendo Switchに落とし込んだことによる不具合と考えられているが、肝心の再現方法は一切不明。
(ちなみに、以前から非公式エミュレータでもこの現象は度々確認されていた)

なお、ここにも泥まみれになってしまった住民がいるので掃除し終わったら忘れずに救出しておこう。STORY1ですっかり忘れられて救出し損ねた場合の住民もいるため、その場合は一気に四つの青コインが手に入る。

STORY7 まぎらわしいぞ! ニセマリオ!

全ステージで共通のニセマリオ追跡STORY。ホテルの中を逃げ回るニセマリオを放水で倒せばクリア。
戦いはホテルの廊下全域。高低差を利用して逃げることもあるので、ジャンプアクションをしっかり習得してフロア移動が出来ないと取り逃してしまう。
時にはかなりの高さから飛び降りることもあるが、ニセマリオはダメージを受けている様子はない模様。偽者なのに身体能力は本物以上
また、このステージではニセマリオに化けたテレサがあちこちに配置されており、勘違いしてニセマリオを見失うこともあるため注意。ニセのニセマリオたるこのテレサは、本物のニセマリオよりも色が薄く、ブラシを持っていないことで見分けがつく。どちらにしろ水をかけてしまえば正体がはっきりするのは良心的。
ホテルの中ではニセマリオはドロドロを使って来ず、偽物を使って撹乱しながら逃げ回るだけである。(メタ的なことを言うと、ドロドロのシステムはステージ毎に固有で用意されているが、ホテル内には実装されていない模様)

実はこのSTORY、個室が開放されている唯一のSTORYのため、ニセマリオをほったらかしてあおコイン集めはここでしてしまうというのも手。100コイン集めのシャインもここで取ってしまうことができる。ただし、例の如くコインに化けたテレサには注意されたし。
マリオ「金はニセマリオよりも重い…!」


STORY8 ホテルの なかの あかコイン

ホテルのロビー入ってすぐにあるあかコインスイッチを起点に、制限時間内にホテル内に散らばる8枚のあかコインを集めるSTORY。
時間は5分とやや長い。もう既に嫌な予感がするかもしれないが、それが的中である。あかコインは広大で複雑な構造のホテルの様々な場所にバラバラに配置されている。見つけにくい死角などにはないが、探しているうちに時間切れにもなりかねない。
普通に隅々まで歩いて探そうとすると時間がシビアだが、個室迷路の一番奥や各階の廊下の真ん中など分かりやすい配置ではあるため、カンが良いプレイヤーならすぐに集めることもできる。もし初見で上手くいかなくとも、コインの配置と各部屋の繋がりを覚えて何度も挑戦しよう。
おそらくここでの一番の鬼門は個室迷路途中のプールの上にある天井の穴に入る必要がある部屋。もともとはピンクのテレサがふよふよしていた部屋だが、今回は出現しないためうまいこと横宙返りやスピンジャンプなどを駆使して穴に入らなければならない。時間は長めにとってあるのでカメラを調節して何度も挑戦しよう。

どうしても上手くいかない場合、あかコインスイッチを踏む前に、STORY3で攻略した個室の仕掛けをあらかじめ全て解除してスムーズに進めるようにしておくこともできる。
ちなみに、あかコインの1枚が女子トイレにあるので、クリアするには必ず女子トイレに入らなければならない。黒い任天堂


隠しシャイン

他のステージと同様、ヒミツコースの2周目の隠しシャインがある。
STORY2とSTORY4のヒミツコースをクリア後にもう一度ヒミツコースに入ることで、あかコインスイッチが出現し、時間制限付きのあかコイン集めにチャレンジできる。例のごとくポンプが解禁されているが、どちらもコインの配置がいやらしいので油断はならない。

STORY2の隠しシャイン

ヒミツコースの中盤あたりにあかコインスイッチがある。その先は砂ブロックの足場が増えるので、あかコインの位置を把握している暇があまりなく、走り抜けながらコインを探さなければならないのが厄介。そのうちの1枚が通常ルートでは通らなかった足場の下あたりに隠されており、「あと1枚どこ!?」を誘発しがちなのも厭らしい。

STAGE4の隠しシャイン

もともと分岐のないコースだが、そこに全てのあかコインがステージに沿って一直線に配置されているという珍しいあかコインステージ。
とはいえ、探す手間がなければ簡単かと言えば大間違い。むしろ一直線に並んで見えていることが最大の罠
ゆっくり動く巨大なキューブは焦って横着するものを容赦なく奈落へと誘ってくる。
慌ててホバーでショートカットしようとするとうっかり届かずに落ちてしまう地点などがある他、ホバリングの推進力だけでは往なし切れないほど巨大なキューブが多いため、あまりホバーを当てにし過ぎてはならない。
とはいえ、最後の1枚が見えているのに取りづらい場所に置かれているので、制限時間も意識しないと焦りミスや時間切れを誘発する。

【100枚コインシャイン】

青コインと同様、全てのドアが開放されているSTORY7で集めるのがおすすめ。
テレサが大量にいるため踏んづけてコインを集めるのも容易であり、天井裏のコインも逃さずに集めれば達成しやすい。
ただ、一度ホテルに入ると外に出られない為、海岸でコインを集めきる(計14枚)事が望ましい。また、客室のドア等に水を掛けて出現させるという、初見では分かりづらいギミックもあるので注意が必要。

【登場人物】

  • 支配人
ホテル・ディルフィーノの支配人であるモンテ。
自らのホテルを2度も失いかけるわ、テレサに侵略されるわと災難な人。
しかし、接客業者として分を弁えてはいるものの、マリオを露骨に利用したがるなど、どうも憎たらしい所があり、なんだか同情できない。
また、コロコロコミック連載のスーパーマリオくんではマリオに借金を負わせてやたらめったら請求してくるド畜生と化している。

  • 女子トイレのモンテ
よく女子トイレにおり、常識的にマリオを非難してくるモンテ。
入ったことが無くても言われるのは理不尽であるが、STORY終盤のほうでは最早慣れてきた感すら出している。

  • 宿泊に来た夫婦
関西弁で捲し立てては怒ってばかりいるお客のモンテ。


【余談】

  • シレナビーチの南にある離島はピンナパークの島で、シレナビーチの海岸から海のほうを見ると夕陽を浴びるピンナパークを眺めることが出来る。
    折が良ければピンナパークで巨大メカクッパが暴れまわる様子観覧車が超高速回転している様子などもここから傍観できたのかもしれない。
    逆に、ピンナパークの背景を見てみると、北部にシレナビーチを見つけることもできる。ステージインした際のムービーや、高所が舞台のSTORYなどが分かりやすい。

  • 本ステージのトラブルの元は主にテレサたち。ところが、その首魁と思われるボステレサを討伐しても、次のSTORYではホテルはドロドロに沈んでいるし、その後のSTORYにも平然とテレサが現れる。つまりボスを討伐したのに問題が何一つ解決していない
    ボスとなる敵を倒しても、完全に平和になりました、とならない珍しいステージである。そのせいで余計に、このエリアの真のボスはマンタだとry

  • ほとんどのステージにはサングラスを貸してくれるモンテがいるが、シレナビーチにはいない。夕暮れの浜辺とホテル内がメインになるので、眩しさを感じるポイントが少ないためと思われる。

  • 本ステージは「シレナビーチ」「ホテル・ディルフィーノ」「カジノ」さらに「中ボス/マンタ」と専用BGMが4種も用意されている豪華なステージ。

  • シレナビーチをホテル側からの角度で見下ろすと、GCのコントローラーの形に見える、という都市伝説がある。
    特にホテルから向かって右側の池の配置はGCのコントローラーのボタンの配置にそっくりだとか。

  • スーパーマリオサンシャインの説明書表紙をはじめ、公式画にはドロドロで汚れているマリオの画がいくつかあるが、その多くは青緑色のドロドロによって汚されている。青緑色のドロドロといえばシレナビーチでしか発生しない汚れである。
    実はあの公式画はマンタまたは支配人との激闘の後なのかもしれない。
    メタ的には茶色だとなんだか本当に汚らしいという理由かもしれないが。

  • シレナビーチのシレナ(sirena)とはイタリア語で人魚の意味。ディルフィーノ(Delfino)は同じくイタリア語でイルカの意味。

  • 全シャイン収集後のクリア時のエンドカードではこのホテルのカジノを背景とした集合写真を見ることが出来る。全回収のご褒美これだけかよ……と思った人、正直に手を挙げなさい。


これはこれは Wiki籠りさん
きょうは 追記・修正していってくださいよ

冥殿には
いっておきますから・・・
さ さ どーぞ!



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最終更新:2025年06月13日 16:10

*1 実はプールの更衣室にある床をヒップドロップしても入れる

*2 ちなみに王冠を被っているせいでたまに誤解されることもあるがキングテレサではない。ただ「カジノの ちかの ボステレサ」という題名は、本作の海外版だと「King Boo Down Below」と表記されており、本作におけるボステレサの海外名はキングテレサと同じく「King Boo」であることがうかがえる

*3 クッパに挑むには、各ステージのSTORY7を攻略し、ニセマリオを全て倒さなければならない