スコルポス(ビーストウォーズ)

登録日:2020/10/27 Tue 19:45:28
更新日:2020/11/15 Sun 18:34:57
所要時間:約 4 分で読めます




「スコルポスー!変身!」

「オラオラオラオラオラオラオルァ!!」


スコルポスはビーストウォーズシリーズに登場するトランスフォーマーの1体。

海外名:スコーポノック(Scorponok)
所属:デストロン(プレダコン)
肩書き:副指揮官/砂漠戦闘指揮官
スキャンした生物:サソリ
日本語版声優:遠藤雅


【概要だぜオラ!】


ゴールデンディスクを奪い、太古の地球へと向かったメガトロンが率いていた初期メンバーの一人。

『惑星エネルゴア』(正体は太古の地球)にて灰色のサソリをスキャン。
副官というだけあってか戦闘能力は高く、右腕の大バサミには2連ミサイルが内蔵しており、それで勇猛果敢に戦う。
左腕の大バサミには偵察機能やウイルス(引き剥がした相手にも感染・爆発する)を搭載した昆虫型メカ「サイバー・ビー」を装備。
このメカのウイルスにはコンボイ盛大なキャラ崩壊を引き起こしながら苦しみ、デストロンの本船へ突撃するなど無謀な攻撃へと走らせた。
サソリだけあって尻尾には毒針を装備しており、飛ばすことも可能。

デストロンの副官を務めており、立場を利用してテラザウラーやワスピーター達をよくこき使うが他の面々との上下関係は特に無い。
加えて、デストロンの中では頭があまり良くない愚鈍な性格。
原語版では口調もたどたどしいらしい。

しかし、メガトロンへの忠誠心は本物。というか、初期メンバーで最後まで反逆・離反しなかったのはコイツだけである
テラザウラーがニューリーダー病を発症した時は、メガトロンをリーダーから降ろす事に反対したり、ワスピーターと共にバラバラになったメガトロンを修復したり、化学知識を活かしてダイノボットのクローン作りに協力したりと、とにかくメガトロンに献身的に仕えている。
ちなみに、メガトロンがスコルポスを副官にした理由は、「絶対に裏切ることのないバカだから」である。


……正直スコルポスは泣いていい。


海外の前日談シリーズではセイバートロンモードが登場している。
アニメ『Theft of the Golden Disk』ではホバークラフト型で、『ギャラクシーフォース』の海外キャラであるショートラウンドとほぼ同形状。
そこから直接つながるコミック『Dawn of Future's Past』では別の姿に変わり、両腕がショベルアーム・背中がクレーンアームと後のビースト戦士に近い。


◆日本語版


「自分はデストロンの副指揮官、サソリのスコルポスなんだけどー!」

「っていうかー、ビーストウォーズのはじまりーみたいなー」
「オルァ!!」

不良キャラは概ねそのままだが、「てゆーか」「みたいなー」などコギャルのような語尾を伸ばす口調になっている。
特徴は口癖の「オラオラ」「おりゃ!」チータスからも「オラオラ野郎」と言われている。
ダイノボットからは「不良少年」と揶揄された。
あと、良い子のみんなから「サソリは気持ち悪い」と言われるのと、「ザリガニ」とよく間違われるのをちょっと気にしているらしい。
でも実際のサソリよりは顔が愛嬌のあるようにアレンジされており、太い眉毛(?)がチャームポイント。

そして何故か、全国のよい子のお母さんの人気を異常に気にしている。
第16話ではダイノボットに対して「てめぇ人気あるらしいじゃねぇかこの野郎、オレなんかサソリが気持ち悪いってお母さん達に嫌われてんだこの野郎」と嫉妬を露にしている他、
次回予告では、「お子さんがオラオラ真似するとか、サソリだから気持ち悪いとかスコルポスの事嫌ってなーい?」と尋ねている。

…もしかしたら、本心ではサイバトロンにも心のどこかで憧れていたのだろうか?*1
『ビーストウォーズ』の世代のデストロンは、サイバトロンとの混血がかなり進んでいるとの事なので、そう言った時代の流れを表していたのかもしれない。
過去の来歴は不明だが、傭兵くずれのような事をしていた所を、メガトロンに拾われた…とか、そう言った経緯だったものと思われる。

こうした担当声優の遠藤雅氏の熱演もあって、「愛すべきバカ」というキャラクターが定着し多くのファンや視聴者に親しまれている。

なお、日本語版ではメガトロンや他のデストロンに馬鹿にされるシーンはほとんどない。


【各作品での活躍だぜオラ!】

ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー

序盤では「敵側の強敵」として描かれる場面が多く、第3話ではタランスと共闘してチータスに深傷を負わせている。
だが、単なるやられ役で終わることもあるため戦績はマチマチといったところ。

そして、デストロン側の主役を務めた第10話では、先述のウイルスでコンボイを苦しめるも、逆に凶暴化してしまい、操る計画が失敗した途端にメガトロンに「この役立たずが!」とぶん殴られ、
第16話ではデストロンになったライノックスにスクラップにされスポルコスペッチャンコ!イェイ!、第21話ではスタースクリームブラックウィドーに裏切られ狙撃されるなど回を追うごとにどんどん扱いが悪化していった。

最終回のEDでは「全国のお母さんのアイドル、スコルポスで~す!」と挨拶して出番を終えた。


超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズメタルス

冒頭にてコンボイの死を喜ぶ場面で登場。

その後クォンタムサージを浴びメタルス化しかける。
これでますますカッコよくなりお母様方の人気も急上昇する………



かと思いきや衝撃で溶岩に落ちてテラザウラー共々死亡。
出番は僅か十数秒とあまりにも呆気ない形で退場した。

スコルポスの死後、副官にはインフェルノが就いたものの、メガトロンは一切悲しむ素振りを見せなかった。

まともな台詞は上記の場面の「やりましたねメガトロン様!」のみで、エンディングの映像もこの場面を使用しているため、少々微妙な流れになっている。

前々作「II」でデストロンの連中がやたらマグマに落ちてパワーアップしてるので、この二人も合体してパワーアップするのでは?と踏んだファンも多かったとか…



【相関図だぜオラ!】


  • メガトロン
上司。
当初は副官として可愛がられていたが、所詮は体良く操れる道具でしかなく、インフェルノの登場以降は扱いがぞんざいになってしまう。
それでも死の直前まで献身的に仕えていたが、上記の通り彼は一切悲しむ素振りを見せなかった。
可哀想なんてもんじゃ…!!

  • ワスピーター
実はスコルポスの方は、彼の事を友達だと思っているらしい。
ワスピーターは元々は雇われ者なので、もしかしたら似たような境遇の仲間だったのかもしれない。

  • テラザウラー
ニューリーダー病を発症する彼の事は徹底して嫌っている。
だが後に最期を共にするとは何の因果か…

  • タランス
序盤では意外と手を組む場面が多い。
が、独自の野心を抱いてる彼に警戒していたらしい。

  • ブラックウィドー
後半ではよくコンビを組んでいた。
…が、スコルポスがまだ精神的に未熟な故か、恋慕の情を抱くことはなかった。

  • インフェルノ
後に副指揮官の地位を奪われる。
スコルポス自身はインフェルノに対抗心を燃やしていた一方で、実力では敵わないとも心のどこかでヘタレて思っていたらしい。

  • クイックストライク
後の後釜。
本人同士は面識はなかったが、同じサソリで脳筋(?)同士、会っていたら案外気が合っていたかもしれない。

  • ダイノボット
かつての仲間。
サイバトロンに鞍替えした彼に嫉妬すると同時に、憧れも持っていたようである。

  • チータス
実はあらゆる意味で似たもの同士。
猪突猛進な性格とか、上官を敬愛している所とか。ちょっとヤンキー入ってる所とか。*2
もしも立場が逆だったら…
ある意味では、互いのifの姿であったとも言える。


【玩具だぜオラ!】

『D-2 スコルポス』として販売。
変形そのものは意外にシンプルで、初心者向け。
レバー操作のサソリの尾、サイバービー、ハサミの中のミサイルなど、遊びごたえ満載。
ただ、劇中とはミサイルの出るハサミが逆*3なので、劇中を再現するなら、改造は必須である。(肘のネジを抜いて分解し、ハサミを左右入れ替えてネジを直せば良い)
玩具オリジナルキャラのサイバトロン戦士『ホワイトクロー』とのセット販売『VS-2 北極の対決』も発売された。
初期版は黒いカラーリングだったが、後期版ではテレビのイメージに極力近付けたカラーリングで販売されていた。

経年劣化により、ギミック部分が砕ける事もあるため、持っている方は大切にされたい。

色違いの玩具オリジナルキャラに、真っ赤なサソリに変身する残忍な殺し屋である『暗殺者ダブルパンチ』、
薄い黄色っぽいカラーリングの穏健派デストロン『隠密指揮官サンドストーム』もいる。


…ちなみに、メタルススコルポスの玩具は海外のハッピーセットでのみ販売。


【余談だぜオラァ…】

日本版で中の人を演じていた遠藤雅氏は、本業は俳優さんでかなりのイケメン。
現在は地元北海道で主にリポーターとして活躍されている。

ちなみにスコルポスとテラザウラーの退場は、『新キャラを出すために両軍二名ずつ退場させる必要があった*4』のと、『本国では圧倒的に不人気だったから』という、いわゆる『大人の事情』からだったらしい…

…やっぱりスコルポスは泣いていい。






「追記・修正は俺が何とかするから、お前は新規項目を作成しろ。分かったか!」

「タランス!聞こえてんのかよ!?」


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最終更新:2020年11月15日 18:34