登録日:2021/01/17 (日) 00:23:27
更新日:2021/02/22 Mon 09:45:33
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乙骨憂太は週刊少年ジャンプ連載
「呪術廻戦」の登場人物。
およびその前日譚である
「呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校」(以下
「呪術高専」)の主人公。
●目次
【プロフィール】
誕生日:3月7日(うお座)
年齢:16歳(呪術高専)
→17歳(呪術廻戦)
等級:特級
所属:東京都内の高校→
都立呪術高等専門学校1年(呪術高専)
→都立呪術高等専門学校2年(呪術廻戦)
【概要】
都内の高校で起こしたある事件が切っ掛けで都立呪術高専に転入した少年。
呪術高専の物語の時点で呪術界に四人しかいない
特級術師の一人。
凶暴凶悪な
特級過呪怨霊“祈本里香”をその身に宿しており、その顕現を恐れた呪術界上層部によって秘匿死刑になりそうだった所を
五条悟が異を唱えた事で、彼が教鞭を執る呪術高専に里香の力の使い方を学ぶ為に転入する。
見た目はツンツン頭のやや内気そうな表情をした少年。
性格もそれに近かったが、それは呪いとなった里香が顕現した際に起こりうる被害を恐れての事であり、「里香の力を制御し、やがて里香を呪いから解放する」という目的を持ってからは、内気な性格は少しずつ消えて持ち前の芯の強さを発揮するようになる。
また『呪術廻戦』で五条の言っていたような「イカれた」資質もキッチリ備えており、敵対者、特に友達を傷つける相手には普段の穏やかさが嘘のような殺気を見せる。
因みに制服は他の生徒が黒に近い色合いであるのに対し、彼だけはなぜか白。死装束かもしれない。
なお年齢や役職が上の立場の者にもフランクであり敬語を余り使わない
虎杖に対して、ちゃんと敬語は使える子。
また友人の良い所や優れた部分を素直にリスペクトでき、その友人の為に戦える強さを持つ。
呪術廻戦では海外に行っており、14巻時点でまだ未登場。
伏黒からは
「唯一手放しで尊敬できる先輩」
五条からは
「僕に並ぶ術師になる」と高く評価されている。
【戦闘能力】
刀を武器として使用する。祈本里香の呪いの力を貰い受けて刀に込めることで戦う。
これは里香の呪いを解放するための、呪いの力を支配する手段でもある。
転入当時は剣術について素人であったが、同級生の禪院真希や
パンダに鍛えられたことや本人の資質も相まって、
数か月後には特級呪具で武装した
夏油傑と近接戦で渡り合えるだけの力を身に着けた。
我流のためか構えは独特で、時には
逆手でボクシングのファイティングポーズのような構えを取るなどかなり奇抜な格好になる事も。
また夏油戦で刀が破損した際にはパンチで夏油を吹き飛ばしており、虎杖のように呪力を用いた肉弾戦も可能と思われる。
特級過呪怨霊・祈本里香
6年前(呪術廻戦の7年前)に亡くなった憂太の幼馴染にして、憂太に宿った『呪い』。
顔上部を覆う指のような筋に牙の生えた広い口、痩せさばらえた巨漢の男性のような上半身に逞しい腕、真っ黒な蛇のような下半身という、元が少女とは到底思えない怪物的な姿をしている。
そんな外見だが、言動はヤンデレ幼女。
その力は変幻自在かつ底なしの呪力の持ち主で、夏油から「呪いの女王」「世界を変える力」と評されるほどに強大。
●反転術式
負傷した狗巻・パンダおよび重傷を負った真希を回復させた。
他人の治癒を出来る術師は希少であり、しかもそれを3人同時に行っており彼の底知れない才能が伺える。
●術式コピー(仮称)
里香に他者の術式をコピーした呪具を作成させて用いる。
狗巻の呪言をコピーしたメガホンを作成し、「死ね」の一言で夏油の放った呪霊の群れを全滅させた。
作中の呪術の術式は簡単なもの以外は生まれながら肉体に刻まれている先天的なものであり、それゆえに呪術師は才能がほぼ八割と称される。
そんな中で他者の術式を無条件で模倣するという、相当なぶっ壊れ能力。
当の乙骨曰く使用時は「呪力が拡散して狙いが定まらなかった」らしいが、言葉として強すぎる「死ね」は反動が強すぎて狗巻自身も避けていた言葉であり、乙骨はそれを難なく使っている。
●純愛砲(仮称)
乙骨自身を生贄に、里香の呪力の制限を解除。
底なしの呪力を大出力でビームのように放つ。
夏油の特級呪霊1体および4000体以上の呪霊を束ねた砲撃「うずまき」に撃ち勝ち、夏油の右腕を消し飛ばして追い返した。
「純愛だよ」の言葉と共に放たれたため、読者からは純愛、もしくは純愛砲と呼ばれる。
以上の技や術は莫大な呪力を持つ里香の存在があってこそ成り立っており、呪術廻戦本編ではどのような術式を用いるのかは不明。
【作中での活躍】
呪術高専
10歳の時に幼馴染の少女「祈本里香」が交通事故で死亡。
その際に呪いへと転じた里香が乙骨に取り憑いてしまう。
顕現した里香を制御できない乙骨は、迂闊に人を傷つけないようにあまり人と関わらず内向的に生きてきたものの、2016年11月に同級生の執拗な嫌がらせを受けたことで里香が顕現。
「首謀者含む同級生4人が折り畳まれて、掃除器具用ロッカーに文字通り収納される」どう考えても重傷ってレベルじゃすまねーだろという事件を起こし、呪術界上層部に捕縛される。
上層部は里香の暴走による被害を恐れて「完全秘匿による死刑執行」を決定し、乙骨自身もそれを望んでいたが、呪術高専の教師である五条悟が横紙破りにより乙骨の死刑を中止させて呪術高専へ転入させる。
転入直後は自身の境遇に戸惑っていたが、初めての呪術実習においてペアになった真希が呪霊によって負傷した際に「呪術高専に何をしに来た」「何がしたい!!何が欲しい!!何を叶えたい!!」と問われ、
と本音を吐露。真希の「じゃあ呪いを祓って祓いまくれ、そうすれば自信も他人も後から付いてくるんだよ」の激励を受けて、覚悟を決める。
里香を初めて自らの手で顕現させ、呪霊を打ち祓った事で彼の呪術師としての日々と戦いが始まった。
なおこの際に里香を完全顕現させてしまった事により、再び里香を完全顕現させた場合は中止されていた乙骨の死刑が決まってしまう事になった。
その後は里香の呪いを刀に込めて支配し、やがて里香の力を完全制御して里香の呪いを解くことを目標に修練と任務をこなしていく。
この年に行われた
京都校との交流戦では、東京校の人数不足により唯一の1年として参加して、里香の完全顕現こそ無かったものの京都校に圧勝した。
そんな日々を送っていた乙骨であったが、里香の呪いの力を狙って最悪の呪詛師である
夏油傑が動き出す。
夏油は仲間と共に呪術高専を訪れ、12月24日の日没後に新宿と京都に1000の呪いを解き放つ「百鬼夜行」を予告。呪術界に宣戦布告する。
呪術界の汚点である夏油を倒すべく、呪術高専は全力を持ってそれに備え、五条を始めとする主力は新宿へと向かうがそれは夏油の陽動作戦であった。
夏油の真の目的は高専にいる乙骨を殺害し、呪霊操術により里香をこの手に収める事だったのだ。
陽動作戦は成功し、五条は夏油一派により足止めを食らい夏油は高専へと侵入。補助監督や呪術師を排除し、立ち向かった真希やパンダ・狗巻も倒されてしまうが…
同級生を害された乙骨は激昂し、里香を完全顕現させて夏油に立ち向かう。
乙骨は傷ついた三人を反転術式で治療後、呪霊を展開する夏油に里香の力で対抗し、互角の戦いを繰り広げる。
虐げられる呪術師の為に非術師を殺し呪術師の世界を作るという持論を語る夏油に対して、「そんなことは分からない」「でも僕が皆の友達である為に、自分が生きていていいと思えるために、オマエを殺さなきゃいけないんだ」と乙骨は語り、分かり合えない事を悟った夏油は特級仮想呪霊“化身玉藻前”と呪霊操術“極の番・うずまき”を用いて乙骨を全力で殺そうとする。
里香 僕を好きになってくれてありがとう 最期にもう一度力を貸して
コイツを止めたいんだ その後は何もいらないから 僕の未来も心も体も全てをあげる
里香に全てを捧げる誓いと口づけにより、里香が覚醒。
自らを生贄とした呪力の制限解除により、里香が己の呪力を結集させて巨大な光弾を生成する。
そして二人は互いの最大の一撃をぶつけあい、乙骨が勝利する。
敗北した夏油が高専を去った後、里香と結んだ約束を叶えるために死のうとするが、その瞬間に里香の呪いが解除され、彼女は死ぬ直前の少女の姿に変貌する。
そう言って拍手をしながら現れる五条。
五条曰く、乙骨は日本三大怨霊の一人であり超大物呪術師である菅原道真の子孫であり、五条の遠縁であった。
里香が君に呪いをかけたんじゃない 君が里香に呪いをかけたんだ
交通事故の際に里香の死を見てしまった当時の乙骨は、その死を拒絶するべく無意識に里香に主従契約を結び、里香を呪いへと変貌させてしまった。
里香に全てを捧げると宣言した事でその主従契約が破棄され、里香は少女の姿に戻ったのである。
真相を知った乙骨は「…全部僕のせいじゃないか」と悔やむが……
憂太 ありがとう 時間もくれて ずっと側に置いてくれて
呪いとして乙骨と共に生きられた事に里香は感謝の言葉を述べ、「バイバイ 元気でね」の言葉と共に空へと消えていった。
呪術廻戦
本編では伏黒と被るためか、2:8分けの降ろした髪型に変えた。
里香の力は喪ったものの、未だに特級呪術師としての扱いを受けている。
「単なる少女を最上級の呪霊へと転じさせた」という真実が明かされた事によりポテンシャルが未知数であると判断されたためか、それとも里香に準じる力を所有しているのか現時点では不明。
五条からは高い評価を受けているものの、偽夏油からは『高専』時点での実力は最愛の人を抑留する縛りで成り立っていたに過ぎないと評価されており、存在を軽視されている。
現在は
ミゲルと共に、世界各地を旅している模様。
原作33話の扉絵では背景にバオバブの木がある事からマダガスカル島を歩いていた可能性が高い。
アニメの2クール目のOPでは南米らしき街並みの中を歩いている。
追記・修正お願いします。
- おお遂に乙骨の記事出来たか -- 名無しさん (2021-01-17 01:48:08)
- 道真の子孫が呪術師やってなかったどころか血筋を高専も把握してなかったあたり、滅茶苦茶情報統制されてたんだろうか -- 名無しさん (2021-01-17 04:03:19)
- ↑ 組織的に情報管理するようになったのが近代で、平安時代は大昔すぎるからわからなかったとかじゃ -- 名無しさん (2021-01-17 04:15:21)
- 「作中の活躍」の項で折本になってるよ。 -- 名無しさん (2021-01-17 09:41:21)
- ニセ夏油が乙骨なんて相手じゃねーよ(意訳)と余裕吹かしてるのが如何にもフラグにしか見えないが果たして… -- 名無しさん (2021-01-17 10:22:32)
- 0巻でやった芸当って乙骨自身の術式じゃなくて里香に依存していたものだから、まだまだ伸びしろがあると考えるとそりゃ特級だわともなる -- 名無しさん (2021-01-17 13:01:38)
- ↑そもそも里香自身が乙骨の生み出した怨霊だしね。「無意識であのレベルの怨霊を生み出せる」わけで -- 名無しさん (2021-01-17 13:32:43)
- 何で敵だったミゲルと行動を共にしてるんだろうか -- 名無しさん (2021-01-17 17:27:48)
- ↑ミゲルは多分自分及び仲間が祓われない事を条件に乙骨に付き合うと五条に脅されたんだろう -- 名無しさん (2021-01-17 19:11:29)
- たまに里香ちゃんが強いだけで乙骨なんて特級レベルじゃないっていう人いるけど幼少期にアレ生み出したのが乙骨だからね -- 名無しさん (2021-01-18 09:14:51)
- なんでもいいからはよ帰ってこい…同期も後輩も先輩方もみんな大変やぞ -- 名無しさん (2021-01-18 18:38:02)
- ↑ほんとそれ!憂太ー!!早く来てくれー!! -- 名無しさん (2021-01-20 12:31:10)
- 術式コピーとか並外れた呪力で身体能力強化とか里香ちゃん除いても結構規格外だと思うんやが、メロンパンさんの見識はどうなんだろね -- 名無しさん (2021-01-20 12:52:10)
- ↑いや、術式コピーは里香のおかげで使えた力です -- 名無しさん (2021-01-20 12:53:21)
- 里香ちゃんどっちの形態もかわいいけど今の呪術に先輩が登場しても成仏済みなのか残念 -- 名無しさん (2021-01-20 15:46:04)
- 乙骨の危機になれば里香ちゃんはたぶん天国から戻ってくるんじゃないかな? -- 名無しさん (2021-01-21 17:03:50)
- ↑安易な黄泉還りはいやだなぁ……高専のラストは死ぬまで会えないからこその良さだと思う -- 名無しさん (2021-01-21 17:06:22)
- アニメで声つくなら誰がいいだろ、自分は緒方恵美さんと石田彰さんの2パターンで脳内再生してた -- 名無しさん (2021-01-25 14:56:14)
- 再登場 -- 名無しさん (2021-02-01 11:13:15)
- ここで新旧のぶつかりあいさせるかぁーーー -- 名無しさん (2021-02-01 20:55:39)
- 引き続き刀がメインウェポン&「彼女」もいる? -- 名無しさん (2021-02-01 21:02:17)
- ↑理香ちゃん呼びがリカちゃんになってるのは式神かなんかをリカと呼んでるか呪術界の腐りっぷりを見て現実逃避気味なのか… -- 名無しさん (2021-02-04 20:38:55)
- ↑前作的に祈本里香ではないよね、多分 -- 名無しさん (2021-02-04 21:26:11)
- 帰ってきて乙骨→帰ってくれ乙骨ってなってるの笑う…いや笑えねえ… -- 名無しさん (2021-02-05 06:39:03)
- 狗巻くん、本当に虎杖のせいで腕なくしたんだろうか……? そこが気になるポイント -- 名無しさん (2021-02-05 07:00:34)
- ↑でも宿儺ミンチが遭ったし… -- 名無しさん (2021-02-05 11:34:04)
- ↑それがあったからこそ言い訳に丁度いいから他人がやってそのせいにした可能性もある。上層部の腐りっぷりは半端ないし。 -- 名無しさん (2021-02-05 12:23:35)
- ピンチに颯爽登場どころかこんな形で再登場とはね -- 名無しさん (2021-02-05 20:35:55)
- ↑×11 石田彰や緒方恵美も合いそうだけど、個人的には杉山紀章か鈴村健一も合いそうだなと思ってる -- 名無しさん (2021-02-07 13:33:23)
- 今こそかつて言った禪院家をぶっこわそーを実現してほしい -- 名無しさん (2021-02-15 18:02:33)
- あの、弱体化してないように見えるんですけど… -- 名無しさん (2021-02-22 09:42:45)
- 五条かと一瞬思ったけど、五条よりずっと禍々しい、とか夏油ですら受けてない評価で草 -- 名無しさん (2021-02-22 09:45:33)
最終更新:2021年02月22日 09:45