ライトパルサー・ドラゴン(遊戯王OCG)

登録日:2011/11/20(日) 23:05:15
更新日:2024/08/26 Mon 12:34:54
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ライトパルサー・ドラゴン
効果モンスター
星6/光属性/ドラゴン族/ATK 2500/DEF 1500
このカードは自分の墓地の光属性と闇属性のモンスターを1体ずつゲームから除外し、手札から特殊召喚できる。
また、手札の光属性と闇属性のモンスターを1体ずつ墓地へ送り、このカードを自分の墓地から特殊召喚できる。
このカードがフィールド上から墓地へ送られた時、自分の墓地のドラゴン族・闇属性・レベル5以上のモンスター1体を選択して特殊召喚できる。

ドラゴン族をテーマにした「ストラクチャーデッキ -ドラゴニック・レギオン-」で登場する看板モンスター。
カオスよりも《ダーク・シムルグ》に近い召喚・再生能力を持つ為、
専用の構築をすれば何度でも《ライトパルサー・ドラゴン》が姿を現すだろう。

除外したカードは《D・D・R》等で特殊召喚する等すれば無駄がない。
昨今は効果による破壊が蔓延しているため簡単に出せるこのカードの存在価値はあると言えよう。

しかし、除外する効果はドラゴン族の切り札《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》とは相性が良くない為、
デッキに入れるべきか十分検討しなくてはならない。

また、レベル6の為、《甲虫装機 エクサビートル》等のランク6Xモンスターに、
エフェクト・ヴェーラー》や《ゾンビキャリア》となら《ブラック・ローズ・ドラゴン》や《スターダスト・ドラゴン》になれる可能性がある。



実はこのカードと《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》、射出系カードがあれば
無限ループ1キルが成立するのではないかと騒がれたこともある。


その流れはフィールドに上記の3枚を用意する。

キャノン・ソルジャー》で《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》をリリース。相手に500ダメージ。
同じく《キャノン・ソルジャー》でこのカードをリリース。相手に500ダメージ。
このカードの効果を発動。《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》を特殊召喚。
《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》の効果で墓地のこのカードを特殊召喚。
《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》射出に戻る。

わずか3枚のカードを用意するだけでよく、それぞれが容易に(特殊)召喚できるため、
極悪なコンボとなることが予想される(もちろん、相手の《奈落の落とし穴》などの妨害を受ける可能性はあるが)。

手札に《キャノン・ソルジャー》とこのカードと《未来融合-フューチャー・フュージョン》の3枚が揃えば、
《未来融合-フューチャー・フュージョン》で《F・G・D》を指定して光&闇ドラゴン各1体と《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》を墓地へ送ればあら不思議!

これこそが相性がイマイチな《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》との併用を検討させる最大の要員。

当然、多くの遊戯王ユーザーは発売2~3ヶ月前からこのストラクチャーデッキを注文しており、発売前から品薄状態になっている。











というわけではなかった。

実は、このカードの3つ目の効果は「時~できる。」の任意効果なので、ダメージの処理が入る《キャノン・ソルジャー》ではタイミングを逃してしまいループは出来ない

しかし過去の事例では全く不可能というわけではなかったのがこのコンボが騒がれた理由である。


じつは条件が「~場合、」であるものは任意効果であってもタイミングを逃さない(通称コンマイ語)ため、可能の可能性があるのだ。

まぁ、「~場合、」はタイミングを逃さない、というのをOCG事務局は認めていないため向こう次第ではあるのだが、
タッグフォースなどのゲームでは「~場合」のうちタイミングを逃す例外どもは皆「~時」に変えられているうえ、
実際のOCGで再録された際も「~時」にエラッタされているので実際のところは向こうも統一したがっていると考えられる。

こんな事態が発生してしまったのは、そういうコナミ側の対応が理由だったわけである。


後に公式サイトの「ストラクチャーデッキ -ドラゴニック・レギオン-」紹介ページでは
このカードの画像も小さく載っているのだが、拡大するとそのテキストが「~墓地へ送られた時」に変えられている。
「時」になったのであれば、上記手順の途中でこのカードの闇属性ドラゴンの復活効果が発動できないため、無限ループは不可能である。
ちなみに、Vジャンプ情報ではカードが古かったのか「場合」になっていたが、結局「時」に決定した。


その後、2012年9月の改訂で《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》が一気に制限に、《F・G・D》を指定すればドラゴン族を大量に墓地肥やし出来る《未来融合-フューチャー・フュージョン》が禁止になるなど相性の良いカードが悉く規制を喰らった為、相対的に弱体化してしまったことになる。

今では、打点もそこそこの特殊召喚しやすいレベル6としてシンクロ&エクシーズの素材としても使われている。

ちなみにデュエルターミナルではアクションデュエルXのタッグデュエル用ボスとして登場。
やたらと気合いの入った格好良い登場・攻撃モーションが見られる。名前通りに光のパルスが迸る様は見事。

また、NEXT筐体ではスピードデュエルにおけるサポートカードとして手に入れる事が可能。
ギガンテック・ファイター》やバルバロスのように特殊な条件でのみルーレットに存在するので入手には苦労するが、入手できたら是非デッキに組み込もう。
上記の格好良いモーションを別アングルにてじっくりと堪能できるぞ!


……さて、上の方で散々がっかりがっかりと言って来たが、決してこのカードは弱いものではない。
詳しくは別項目に譲るが、スタンダード構築の強デッキであるカオスドラゴン(遊戯王OCG)においては中核カードとして採用される。
《ダーク・シムルグ》同様の召喚条件は簡単に展開出来、シンクロ・エクシーズの素材としても優秀。
墓地のカードを除外する効果は《エクリプス・ワイバーン》の回収効果にも繋ぐ事が出来る。
また《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》と共に並べた場合の相性は抜群で、どちらか片方を除去してももう片方の蘇生効果で再び並び直すと言う非常にめんどくさい布陣が完成する。
単体としての性能だけ見ればそれなりであるが、他のカードと組み合わせた時の相性で優秀となるカードだと言えよう。






アニヲタルサー・ドラゴン
効果モンスター
星6/Wiki属性/アニヲタ族/ATK 2500/DEF 1500
このカードは自分の墓地の光属性と闇属性の項目を1項目ずつアニヲタWikiから除外し、手札から追記・修正できる。また、手札の光属性と闇属性の項目を1項目ずつ墓地へ送り、このカードを自分の墓地から追記・修正できる。このカードがフィールド上から墓地へ送られた、自分の墓地のアニヲタ族・Wiki属性・レベル5以上の項目1つを選択して追記・修正できる。

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最終更新:2024年08月26日 12:34